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☆☆☆王家の紋章番外編2☆☆☆

1 :アメン・ラー:02/02/26 13:34
ここは細川先生の少女漫画・「王家の紋章」が好きな人のためのスレッドです。
今までの経緯やここでのお約束は>2以降のあたりにありますので、そちらもご覧下さい。
前スレはこちら http://salad.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1002235184/

2 :エジプシャン名無しさん:02/02/26 13:35
<今までの経緯>
キャラネタ板→難民板と流れてきました。理由は主にこの2つです。
・キャラネタ板はキャラになりきって交流するスレのため、スレ違いを指摘されたこと
・住人の中から、作品への感想をなりきりで書くのは辛い、という声が挙がってきたこと
移転先としていくつか候補があった中から、マターリできそうなところということで、
ここ難民板を選びました。難民板の皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。

3 :エジプシャン名無しさん:02/02/26 13:36
<お約束>
・sage推奨でお願いします(メール欄に半角文字で「sage」を入れる)。
・ここは社交場ですので特に形式は決めません。質問・雑談・作品発表ご自由に。
・作品がほのぼの系なので、あまり殺伐とした雰囲気はご勘弁を。
あとは常識的マナーの範囲で。



4 :エジプシャン名無しさん:02/02/26 13:37
<作品掲載について>
・非公式ファン交流広場なので、原作者及び出版元とは一切関係ありません。
・王家を愛する作家さんたちの創作も大歓迎です。ジャンルは問いませんが、
 極端なエロや中傷など確信犯的な作品はご遠慮くださいね。
・作家さんは名前欄に作品のタイトルをお願いします。
 連載の場合は巻頭に通しb書き、「>○○」という形で前作へのリンクを
 貼ってもらえると助かります。

5 :名無し草:02/02/26 19:02
引越しお疲れさまでした。
後は作者さんたちが戻ってきてくれるのを待つだけですね。
ま、マターリと神殿でも眺めてましょ。

6 :読んでばっかりの民:02/02/26 19:39
お引越し大変お疲れサマでした、ありがとうございます。

色々な経緯がありましたが「王家」が好きなみんなということでは一致するので、
また、皆様話し合いの通じる大人の方々だということを大変嬉しく思ってます。
ここを機会に少しは感想など私の思いを書きこめるようにしたいです。

7 :読んでばっかりの民:02/02/26 19:41
お、お、大文字でSAGEても下がらなかった・・
すみません、しょっぱなのおばか者でした・・

8 :嬉しい民:02/02/26 19:50
王家御用達引っ越し業者様、ありがとうございました。
お疲れさまです。

さてさて、早速、作家様、カモ〜ン。
お待ちしておりますわ。

(なにげになりきり癖が出てしまいそうで・・・・)

9 :民草:02/02/26 23:25
>>1−>>案内所に報告して下さった方
お疲れさま&ありがとうございました(^^)

>>8
>なにげになりきり癖が出てしまいそうで・・・・
ワラタヨ

10 :ヒッタイトの草:02/02/27 00:52
お引越し、おめでと〜♪ありがとう〜♪
>8・9
ほんと、ほんと。なりきりの残り香が自分の中にもある(レキシダァネェ〜)

11 :ヒッタイトの草:02/02/27 00:54
ごめん、sageを入れ忘れた。。。

12 :ヒッタイトの鳩:02/02/27 01:12
お引っ越しおめでとうございます。

>なにげになりきり癖
前スレでは作品はもちろんですが、みなさまのなりきりも
楽しみに読ませていただいてました。なりきり非推奨とかでなければ
ときにはまたなりきっていただけないでしょうか。


13 :ヒッタイトの獅子:02/02/27 03:58
こっちの方が落ち着くです〜。引越しマンセー。

14 :ヒッタイトの獅子:02/02/27 03:59
すみません、sagaってなんだよ。sageでした。

15 :ヒッタイトのいきなりキャロルちゃん:02/02/27 04:33
ああ、わたしは今新しいスレに来ているんだわ!
この目で王家番外編スレのお引っ越しを見られるなんて、なんて素晴らしいのかしら…!
現代へ戻ってブラウン教授に話したらきっとびっくりするわね、うふっ♪

16 :ヒッタイトの石:02/02/27 07:14
作家様はまだだろうーか・・・(わくわく

17 :エジプト王宮浴場係志願!:02/02/27 11:55
皆さんはどんなお話が読みたいのでしょうか?
リクエストってわけじゃないけれど、作家さま降臨までのつなぎに・・・

ちなみに私はキャロルがメンフィスと相思相愛になる前のお話が好き。
逃げようとしつつドキドキしちゃう自分に戸惑うキャロル&とっても
ランボーなメンフィス様。
腕なんか折っちゃったり水底に引きずり込んだり!萌え〜!

関係ないけど水底に引きずりこんで、なおかつお話するメンフィス様に
(キャロルに通じてるし)つい「お前はカッパか!?」と思ってしまった。
すみません。逝ってきます。

18 :引っ越し祝い@王子ファン:02/02/27 13:27


王子は深呼吸して寝室に続く扉に手を掛けた。
いつもの寝室。素っ気ないほどに実用的な自分の部屋。手入れされた武具に積み上げられた書物。そして広い寝台。馴染んだ自分の部屋。
だが。
今夜からは違う。扉の向こう、寝台の上には愛しい乙女が。自分を待っていてくれる。自分が教え導き、大人の身体を与えてやる愛しい金髪の姫が。

「姫・・・」
寝台の上、白い絹の紗に包まれたキャロルはびくっと体を震わせて王子を見上げた。豪華な花嫁衣装を脱いだキャロルは驚くほど華奢で幼くて・・・そしてそれゆえによけい艶めかしく見えた。
王子は寝台に腰掛け、そっと白い身体を抱き寄せた。甘い香りが王子の鼻腔をくすぐり、キャロルの不安げな吐息が王子の体を熱くした。
王子は逸る心を抑えて優しくキャロルに囁いた。
「姫・・・疲れてはおらぬか?今日は様々なことがあったゆえ大変であったろう。・・・少し、これを飲んでみよ。酒だ。そなたが飲めぬことは知っているがこのように緊張して冷たい身体でいられると心配でたまらぬ。さぁ・・・」
王子はそう言いながら当然のように口移しで甘い果実酒を薔薇の唇に注ぎ込んだ。
「・・・ありがとう」
キャロルは囁くように言った。今朝方までまっすぐに見つめ返せた男性のことを今はまともに見られない。
「よしよし・・・さぁ、そのように固くなってくれるな。」
王子は桜色に染まったキャロルの頬を優しく撫でた。
「そなたが愛しくてたまらない。やっとそなたを・・・妻にできるのだな。
姫、私の妻になってくれるか?ヒッタイトの世継ぎの王子の妃ではなくて、この私イズミルの妻になってくれるか?」
妃、ではなく妻になって欲しい。
キャロルの求めていたのはこの言葉だったかもしれない。キャロルは彼女の夫となる男性を見つめ返した。
「・・・はい・・・。私は・・・あなたの妻になりたい・・・。愛しています・・・」

・・・・・・・・いきなりぐるぐるっす〜。

19 :嬉しき民:02/02/27 15:10
おおっ〜〜!!
 早速の作家様の御来臨、ありがとうございます。
 続きを楽しみにしております。

>記憶の谷様、キャロル2年後様、お戻りになられるのを待ってます〜〜。

20 :コマを埋める有象無象:02/02/27 15:22
祝・作家様復帰! わーわーわー

>「ミラとキャロル」様のお戻りもお待ちしておりまする〜。

21 :頭巾の中身を知りたい女。:02/02/27 15:43
>17
うーん、王子とキャロルの相思相愛ものばっかりだから
違うのがいいな〜。チトアキタシ・・・。
私はラガッチュ&キャロルが密かに萌え萌え。


22 :ラガシュはいくちゅ?:02/02/27 17:19
ラガシュとキャロルがくっついて・・・目新しすぎるぞ!
ワタシはアルゴンとジャマリに幸せになってほしいです。

23 :引っ越し祝い@王子ファン:02/02/27 17:31
2
「目覚めたか・・・」
夜明け前。王子は優しくキャロルをのぞき込みながら訊いた。激しく愛され、昨夜遅く女になったばかりのキャロルは、羞恥に真っ赤になって王子から逃れようとした。
「ふふっ、今更何を隠す?」
王子はキャロルを抱き寄せた。
「こうしていようぞ。怯えるな。今は・・・そなたを痛がらせるようなことはせぬゆえ・・・」
王子は昨夜、心ゆくまで愛した新妻を改めて抱きしめた。
「まだ・・・痛むか?」
「・・・知りませんっ!変なこと訊かないで」
キャロルは子供っぽい潔癖さを剥き出しにして叫ぶように言った。昨夜、身も世もなく涙しながら王子の腕の中で女になったとは思えない乱暴な口調すら今の王子には愛しい。
「よしよし・・・」
王子は言った。いつも女を抱いた後に感じる、後悔にも似た白々とした虚ろな気持ちは微塵も感じず、ただキャロルが愛しかった。
(私はすっかり恋の虜になってしまった。私はこの小さな姫の奴隷だな)
王子は薄く笑ってキャロルへの想いに熱く燃える体を白い身体に密着させた。

24 :名無し草:02/02/27 19:42
なりきらないと感想書いちゃいけない、ってことないよね?
なりきりさんばかりだと、名無し草は肩身が狭い・・・

25 :心配無用:02/02/27 19:59
>24
「名前」のとこに何かいれないと書き込みできないようになってるのかしら?
うちのはそうだよ。エラーになる。
だからなんとなく、○○の民とかいれちゃうんだよね。
名無し草でもとってもOKだと思うんだけど。

26 :名無し草:02/02/27 20:38
>25
かちゅだと、最初の1回は名前を入れないとダメだけど、
その後は何もしないと前と同じ名前が自動的に入る。
んで、難民のデフォは「名無し草」。
 
それはともかく、ここのスレの人、もうちょっと周りを
見渡してほしいなあ。
こんなコテハンだらけのスレ、他にないよ。
難民に来てまで前板の流儀でやることないだろうに。
場所を移ったからには、そこのやり方に馴染もうよ。
 
難民で主流なのはネットヲッチで、ヲッチャーが
何よりも嫌うのがコテハンだらけの馴れ合いスレ。
「王家の紋章番外編2をヲッチするスレ」なんてのが
立たなきゃいいけど。

27 :名無し草:02/02/27 21:06
>26
いろいろ教えてくれてありがとう。
前の板ではかなり強制的になりきりせざるを得なかったため、
みんな苦労してました。多分その癖がなにげにでているのだと思います。

やっとなりきらなくていいんだから、
今度こそ安住の地に定着できるように、流儀を覚えていきたいです。

「名前」は「名無し草」で、決まり!ですね。

28 :少年キャロル:02/02/27 21:48
キャロルが少年のようで、すばしっこく凛々しかったら?と言う妄想で書いてしまいました。
「○河」に似ていたらスマソ。

 エジプト宮殿に囚われの身になったキャロル。
 その珍しい風貌にメンフィスはひどく興味を示したのであった。しかしまだ小さい少年にしか見えない為、殺すには惜しく上手く手なずけられないかとも思っていた。
 「何も食べていないではないか?強情を張らずにさっさと食べるがよい。」
 メンフィスに言われ様子を見に来たミヌーエであったが、金髪の少年は地下牢に入れられたことが気に入らすにハンストしていた。貧弱な体つきがますます痩せて見える。
 ちらりとミヌーエを見て、キャロルはふんとそっぽを向いた。意地でも食べるもんかと決めていた。
 「子供のくせに、なんと我の強い奴だ・・・。」
 「子供子供言うな!私は16歳だ!」
 ため息をついていたミヌーエはその息を飲み込んだ。16歳!ファラオと2歳しか違わないではないか。なんと幼く見えるものか。
 「それならなおさらだぞ。男子たるものしっかりと体力を保つべきではないのかな?」
 (?この人私のこと、男だと思ってる?)
 キャロルは顔をひそめたが、自分が女だと反論しなかった。教授の言葉を思い出したからだ。古代で女の身ではあの凶暴なメンフィスの慰み者になってしまうかも。それなら男だと偽った方が殺されても自分の身は守れるかも知れない。
 急に押し黙った彼女に後でファラオの元へ連れて行く旨を話して、地下牢から出ていった。
 少年と間違われているキャロル。それが良かったのか悪かったのか、彼女の運命は巡る。

29 :わ〜い、さっそく素敵なお話が〜!:02/02/27 23:36
「引っ越し祝い@王子ファン」様、うっとりです〜。
でもでも、もしかしてちょうど肝心のところが抜けたりして
いないでしょうか〜。もう少しして引っ越し先に落ち着かれてからで
いいので、1と2の間のお話もキボンヌです〜。

30 :名無し草:02/02/27 23:38
>>26
苦言を呈してくれてありがとう。

今度こそ「マターリ」出来るように私たちも周りを見つつ、
頑張って行きましょう>ALL


31 :うむ。:02/02/28 00:53
>30

ここの人たちは親切そうだね。いきなり削除依頼とかされなくて一応安心したよ。

32 :名無し草:02/02/28 00:59
>>29
>「引っ越し祝い@王子ファン」に1、5はあるのか
オレはむしろ2の続きの3に期待したい。
え?「イズミル×キャロル」もううんざり?そんな〜

33 :名無し草:02/02/28 15:06
>26
 アドバイスありがとうございます。郷に入っては何とやら、で皆さん、マターリ作家様の新作を待ちましょう。
「キャロル2年後」「記憶の谷」どうか王子を幸せにしてください。

34 :名無し草:02/02/28 16:03
>33
その2つ、読んでも区別がつかない。どっちも騙して妻にしてる話だし。

35 :名無し草:02/02/28 17:05
騙す(誤解する)→ヒッタイトへ連れて行く(さらう)→王子を好きになる→ダマシがバレル(誤解が解ける)→
問題を乗り越え結婚する→happyend
王子とキャロルのloveloveは、これが王道では?
もしくは本編のように妖しの術とか。

余談ながら、キャロル2年後は王子に騙されてるの?
自らすすんで王子のとこへ行った気がするが。
どちらにしても、ちと長すぎるのでこちらに来られるのなら、もう完結して希望ンヌ。
いち王子萌えの願いです。


36 :名無し草:02/02/28 17:43
>35
激しく同意。王子はなまじデリカシーがあるから自分に興味がない意中の女を得るまでの苦悩も深い。
その苦悩する姿が王族のハァトを掴んでいると思われ。

37 :?1/4?3?μ??:02/02/28 18:23
>36
なまじデリカシーがあるから〜〜苦悩も深い。
禿同!!うんうんと思いながらも、あまりにも的を得ているので、思わずワラタよ。

私的には最初に会うのがイズミルのパターンも難しいと思う。
ただの異国の奴隷女に、王子が興味を示すか愚問。
ヤパーシエジプトの神の娘でファラオに愛されて、っていうのが前提で、
賢く美しく、そして王子になびかないとこが、
ずーとキャロルを追いかけている要因と見た。

38 :少年キャロル:02/02/28 21:58

 最近ファラオの側にいる黄金色の髪を持つ少年の話題が宮殿を賑わしていた。
 小柄で華奢な体つきに女のように可愛らしい顔。すらりと伸びた手足の白く美しい姿形。くるくると短い黄金の髪は陽の光にまばゆいばかりに反射する。
 その姿をメンフィスは目を細めて見ていた。昨夜湯殿の世話を初めてさせたが、真っ赤になって俯いたままで何も語ろうとしないキャロルの様子に、思い出し笑いを零してしまう。
たまに女かと間違えてしまう仕草をするのも、なんとなく気になる。決して衆道の気があるわけではないが、なんとも気になって仕方がないのだ。
 「キャロル、馬をひけ。出かけるぞ。」
 はしっこく賢い彼女はいつの間にかファラオのお気に入りになっていた。
 「私は馬には乗れません・・・。」
 「うるさい。ついてこい。」
 (そんな、無茶苦茶な。)
 なるべくメンフィスに触られないように気を付けているのだが、彼の意に反することをすれば引っ張って連れて行かれるので半分は諦めていた。ファラオはそんな彼女の行動を面白がっていた。
いつもきちんと衣類を着込んでいるので、見た目には少年にしか見えない。
しかしいつ女の身であることがバレルか、彼女は神経が張りつめるほど気にかけていたのだ。
 今も馬から落ちそうになりながらも、必死にメンフィスに着いて行くしかない。もごもごと口の中で恨み言を言う。
 そして、やはり馬から振り落とされ、気を失ってしまった。

39 :少年キャロル:02/02/28 22:03

 目が覚めると、傍らにメンフィスが座っていた。
 ぎょっとして慌てて起きあがるが、身体のあちこちが痛い。
 「馬にも乗れぬとは、情けないぞ。女々しい奴め。ーーー今日はもうよい、許す。帰るぞ。」
 一方的に言われ、キャロルは腹立たしくなった。唇を噛みしめ、メンフィスを睨んだ。
 「なんだ?」
 「だから無理だと言ったのです。私はあなたについていけません。」
 メンフィスは意地悪な笑みを浮かべ、馬に飛び乗るとキャロルの首根っこを掴み、自分の前に乗せた。
 「このまま、おいて帰っても良いのだぞ。そのような口を二度と私に申すな。許さぬぞ。」
 馬をいななき立たせると、キャロルは悲鳴をあげ鬣にしがみついた。早馬のように激しく駆けだし彼女は声も出せない。
 キャロルの髪がメンフィスの頬をかすめると、仄かに花の香りがくすぐる。王たるもの、小姓ごときを馬に乗せているのは滑稽であるが、キャロルには小姓以上の魅力を感じる。
現に自分の前に乗せていて、華奢な体つきを目の当たりにして、ふっと妖しい気分になる。しかし直ぐにそれを打ち消すのであった。
 (男にこのような気をさせるとは、なんと妖しい奴。断じて私はその気はないぞ。)
 キャロルは馬の早さに恐ろしくそれどころではない。メンフィスの視線を感じ、慌てて前を向く。
 薔薇色の頬に潤んだ蒼い瞳、紅い唇はなんとも悩ましげに見える。彼に触れる肌はとても少年とは思えない、なだらかなすべすべとしたまるで女のようでもあった。
何とも言えない気持ちでメンフィスは宮殿に帰っていった。


40 :奈々子:02/03/01 02:43
>34
「キャロル2年後」「記憶の谷」の違いのひとつはキャロルのコドモ度だ。
「記憶の谷」ではよくある「ひたすら純情無垢な少女」路線、
「2年後」ではもう少しものを考えてるぞ。日焼けもしてる、関係ないか(笑

41 :メーワクだったらスマソ:02/03/01 04:48
今さらだけど王家の二次創作オーソドックスだよね。
あれだけ男キャラいるのに男同士がないのはかえって新鮮な感じもするが
王家の読者は女×男じゃないと受けつけない人が多い?
(「少年キャロル」一瞬キャロルが男って設定かと思っちまったぜ・・・)

42 :記憶の谷:02/03/01 08:58
13
キャロルが倒れたとの報せを受けた王子は急いで彼女を見舞った。
寝台の中でキャロルは蒼白な顔をして、目を瞑り、震えていた。周りの者がどれほど勧めても何も口にせず、一言も口をきかず、ただ引きつけるように震えながら身体を小さく丸めているキャロル。
ただならぬ様子に驚いた王子は人払いを命じるとそっと寝台のキャロルに触れた。
「どうしたのだ?一体何があったのだ?どこか痛むのか?苦しいのか?」
声も出ぬ苦痛に冷や汗を流して耐えているようにも見えるキャロルに王子も狼狽した。そっとその身体を抱き起こし、懐に抱きしめようとしたその時。
「やっ!」
キャロルは信じられぬほどの力で王子の手を払いのけ、触れられるのを拒否するように身体を丸めた。

(何故・・・何故・・・私はここにいるの?何故、私は王子の妃なの?私はメンフィスの妃になるはずだったのに・・・メンフィスと、私を信じてくれるエジプトの人々のために古代に生きるはずだったのに・・・。王子は何故、嘘をついたの?私を騙したの?
何故・・・私はヒッタイトにいるの?王子の側にいるの?何故、記憶を失ったの?
何故・・・思い出したの。私は・・・私は・・・王子を・・・!)

キャロルの拒絶に王子は悟った。永遠に来ぬようにと日毎夜毎、望んでいたその忌まわしく恐ろしい瞬間が今、来たのだ、と。
愛する娘を欺くことでしか自分の愛を証せられなかった愚かな自分が断罪される時が来たのだ、と。

王子は乾いた舌をようやく動かしてしわがれた声で言った。
「姫・・・姫・・・もしやそなた・・・思い出した・・・のか・・・」

43 :記憶の谷:02/03/01 08:59
14
王子の声がキャロルの中の堰を打ち壊した。
今まで堪えていた悲痛な絶叫がその口から迸る。哀しみ、自己憐憫、怨み、怒り、疑問・・・言葉はいつ果てるとも知れない悲歌となって王子を、そして声の主キャロルを打ちのめした。
「王子、王子、何故、私を騙したの?何故、私はあなたの妃なの?私はメンフィスの妃なのに」
「どうしてどうして私は死なずにこんなところにいるの?私は私を愛してくれたメンフィスを、私を信じてくれたエジプト人を裏切ったのよ。こんな辱めを受けるくらいなら死にたかった」
「ひどい人・・・ひどい人・・・どうしてこんなことをしたの?私の心を欺いたの?私は・・・死んでしまいたい」
王子は黙って罵りに耐えた。つい今朝方まで自分を世界一愛してくれていた少女は・・・キャロル・イシュタルはもうどこにもいない。
「ゆ、許せよ・・・」
しわがれた声で王子はやっと言った。覚悟はしていた日、自分が断罪される日、罪人に成り下がる日はあまりにも早く来た。
「愛して・・・いる・・・から・・・」
王子はキャロルを抱きしめた。これまでそうしてきたように。突き放され、新たな罵詈雑言を浴びせられるに違いないとおののきつつ、でも王子は抱きしめずにはおれなかった。
「愛しているから・・・そなたを得たかった。記憶を失ったそなたをきっと幸せにしてやろうと思った。そなたが私に微笑んでくれるのが嬉しかった。辛かった。私の罪深さ・・・そなたを欺いた・・・」
だが。キャロルは王子を突き放さなかった。王子の胸に縋り、泣いた。離れまいとでもいうように・・・。
分かっていたのだ。王子の心も。自分の心も。
キャロルには分かっていた。自分の運命。自分の人生。メンフィスと王子、二人に捧げられた自分の心。
・・・全ては自分で刈り取り、贖わなければならない・・・。

44 :名無し草:02/03/01 13:25
>42,43
これは前スレから続いてる二次創作なんですか?
すみませんがいつまで続くんですか?
前スレからの住人しか理解できなくていいと思っているんですか?

45 :名無し草:02/03/01 14:08
ごもっとも・・・。スマヌ。
前スレ参照してください、だけじゃ愛想なしなので。あらすじ。

キャロルはエジプト王メンフィスと相思相愛だったんだけど事故で傷を負い、ついでに記憶喪失。
前々からキャロルに横恋慕していたヒッタイトのイズミル王子に助けられ、自分はヒッタイト王子の妃になるのだ、と騙されてそのまま結婚。
王子は性格良かったんで、キャロルもそれなりに幸せだったんだけど、キャロルを諦めきれないメンフィスがヒッタイトまで来ちゃって記憶も戻る・・・。
んで、記憶を取り戻したキャロルがこれからどうなるのかってところ。

・・・分かっていただけました?

46 :44:02/03/01 17:50
>45
ご丁寧にありがとうございました。
ちょっと馴れ合い(?)と思ってしまったので。
感じの悪い書き方でしたね、すみませんでした。

47 :名無し草:02/03/01 17:57
>44
ここは2ちゃんねる。書くのも読むのも自由のはず。
それを解っていての発言なのか、ちと腹が立つ。言い方ってあるだろう?
作家が来るのをみな待っているのでは?作家を限定するのか?
わたしはいろんな作品が読めるのが嬉しいけど。
ここはあなたのサイトじゃないよ。

それに「記憶の谷」は前スレで、板住人の叩きにもめげず、
ずっと作品を送ってくれた。その功労は大きいと思う。(「キャロル2年後」含む
作品はこのスレでも何度か話題になっているはず。
意見を言う前に、前スレを読んでからにしたら?

48 :47:02/03/01 18:02
>47とリロードしたら、>46できちんと書かれてあった。
きつい言葉で書いてしまい、すみません。

49 :名無し草:02/03/02 00:04
まあまあ、マターリといきましょう。

>41
男同士っていうのも面白いかも知れないけれど、
細川さんの絵で小説の内容を想像すると、私には想像できない。
もっと絵が現代っぽかったら、違和感ないかもしれないけど。
「少年キャロル」って、「リボンの騎士」風なのかなあ。
まあ今までに無いパターンだね。

50 :マタ〜リ草:02/03/02 03:29
>41
そうだね、細川先生の絵で男同士、というのはなんだか濃ゆそうでわらしもヤダ。
唯一許せそうなのは王子×ルカか?この組み合わせならまあさらっとしてる。
誰か書いてくれないかな。嫌な気分になった人ごめんよ。コソコソ…(逃げてく音)

51 :50:02/03/02 03:32
失礼。
>41じゃなくて>49のつもりでした。

52 :名前入れてちょ…といわれても:02/03/02 04:13
>>44
いらっしゃ〜い。「記憶の谷」13話から読んだの?気の毒に・・・(涙
新スレのしょっぱなが重いシーンの13話にならないよう、作家さんも一応遠慮して
ゆっくり登場してくれたみたいなんだけど、やっぱり驚いた?
よかったら前スレも見に行ってみて。キャロルがルカに乗馬習ったりしててカワイイよ。

53 :早起き草:02/03/02 05:46
わーい「記憶の谷」先生の新作だ〜。早朝から来た甲斐があったわ〜。
でもっ、つ…つらい、王子の苦しむ姿を見るのは〜。
ああっ王子、あなたにはなんて不幸が似合うのかしら……

54 :名無し草:02/03/02 06:53
>>44
まさか前スレの場所知らんわけじゃなかろうな。
1のアメン・ラーさんの3行目見てみ。

55 :名無し草:02/03/02 07:18
「引っ越し祝い@王子ファン」様の王子、好みですわ〜。
駄々こねキャロルを「よしよし」となだめる「よしよし王子」ですわね〜。

56 :名無し草:02/03/02 13:32
もういいじゃん。
別板に来て前スレみろ!じゃダメだからってんで
45さんがあらすじ書いてくれて44さん納得してるんだからさ。
しつこいよ!>54

57 :名無し草:02/03/02 16:39
ま、他のスレなら、「前スレ読んでから出直してこい、この厨房!」で
終わりだな。このスレの人は親切だと思ふ。

58 :名無し草:02/03/02 21:56
>54
御立腹もわかるが、ここできちんとしておかないと、
これから「記憶の谷」殿も続け辛いとと思う。
さらに「キャロル2年後」殿もまだ来られてないし。
この騒ぎ?で来づらくなってるのは嫌だな。
王子萌えのわたしは両方続きが読みたいよ。
(わたしは長くなってもいいぞ!)

>44=46
ちょっと馴れ合い?って、何の馴れ合い?
余計なお世話ならスマソ。


59 :58:02/03/02 21:59
>54ではなく>56でした。ゴメンナサイ。

60 :名無し草:02/03/02 22:10
あんまり騒がない方がいいよ〜。(´Д`;)
やっと安住の地を得たと思ったのにさ〜。
46さんだって謝ってるし、なんで前スレの流儀を持ち込むの〜?

61 :名無し草:02/03/02 22:14
土曜あげ。

62 :名無し草:02/03/02 23:21
>60
なんだかだいっても新しい住人が増えてくれて、みんなうれしいんじゃないの?
46さん、どうぞよろしく〜。

63 :名無し草:02/03/03 00:23
>>61
あげないで〜。sage推奨だよ〜。

64 :名無し草:02/03/03 04:08
ああ、戦争をとめなければ!
みんな、合い言葉はマターリなのよっっっ!

65 :ななし草:02/03/03 10:22
あんまり祭りモードだと荒らしクン参上になってしまうよ。

いまさらだけど、書き込みだと表情が出ないから読み手の感情次第で
きつく感じてしまいやすいんで、その辺少し割り引いてマターリしようね。
それでもここは皆さんやさしい  (^_^)

66 :名無し草:02/03/03 14:10
>35
>ちと長すぎるのでこちらに来られるのなら、もう完結して希望ンヌ。
これはキツすぎるよ〜。完結希望を出されれば、誰だって傷つくと思う・・・
それに「こちらに来られるのなら」って言われると、まるで完結しなきゃ
来ちゃいけないみたいだし・・・(35に悪気が無いのは分かってるよ〜)

>キャロル2年後作家さま
35さんに対して余計なことを言ってしまったのなら、ごめんなさい。
あなたの作品が大好きです〜。私はいつまでもついて行きたい〜。

67 :キャロル2年後*27*:02/03/03 14:37
 真夜中、月明かりの下キャロルは冷たい空気を見ていた。城塞の下に街の灯りはない。ひっそり
と静けさだけが闇を覆う。
 「眠れないのか?・・・無理もないが。」
 扉の音さえ気が付かなかった。キャロルは窓枠に腰掛け、声をかけた人を見る。イズミルは彼女
の側へ行き、鎧戸を閉めた。身動きせず彼の動作をただ見守るだけのキャロルに、彼は微笑んだ。
 「そなた、我が妃と最後まで言ったそうだな。しかし、死ぬことは逃げることぞ。私に無断で去
 ることは許さぬ。それにいつか現実から逃げぬと申したな。」
 キャロルの頬がかっと赤くなった。イズミルに視線を合わせられなくて、ルカに対して恨み言を
呟いた。
 「そなたらしくもない。そのように動揺いたすな、事実であろう。それともまた何か企んでおる
 のか?」
 「いいえ。その事実を言ったまでよ。私はエジプトへ帰れない。何故ならナイルの姫はもういな
 いからよ。」
 イズミルは彼女を抱き寄せ、膝の上においた。長い指は彼女の髪を弄ぶ。そして改めてキャロル
を見る。
 初めてあった頃はまだ十代であったろう可憐な少女であった。メンフィス王の愛を受け、自分の
愛を受け、瑞々しい少女はしっとりとした濡れたような瞳をした、神々しいまでの女性へ変貌して
いった。今此処にいるのは世にも得難い美しさと気品さを持つ、吹けば飛ぶような体つきをしてい
るがしかし意志の固い妃であった。

68 :キャロル2年後*28*:02/03/03 14:42
 「わたくし、剣を習いたいわ。もっと力強くなりたい。自分の身ぐらい自分で守れるくらいにな
 りたい。このままじゃ、今までと変わらない気がする。」
 突飛な言葉にイズミルは少し唖然とした。キャロルは平然と腕をたくし上げ、力瘤をつくる。
しかし細い腕に筋肉はなかった。その様子を見て、彼は声を出して笑ってしまった。
 「とんだじゃじゃ馬の妃に見えるぞ。何を言い出すかと思えば・・・。本当にそなたは思いがけ
 ないことを言う。だが、そなたは我が手におればよい。いつもここにいれば私が守ってやるものを。」
 「ここにって、ずっとこの宮殿に閉じこめられるのは嫌よ。私は籠の中の鳥じゃないわ。私は私
 自身の自由を持っているはずよ。」
 「ならぬ。今回の騒動といい、まだまだ表へ出ることはまかりならん。」
 イズミルの反対にかなりむっとなりながら、胸内で思い切り舌を出した。
 「そのように怒るな・・・。そのうち私が市街地へでも連れて行ってやろう。」
 しかし、キャロルは顔を背けたままだった。
 「そのうちって、あなたはいつも忙しいじゃない。前はいろんなところへ旅に出ていたのでしょう?
 これから旅立つことがあっても、わたくしはお預けね、きっと。」
 「そのように駄々をこねて、私を困らせるな・・・。さあ、もう休まぬと夜が明けてしまうぞ。」
 イズミルは彼女を抱き上げて寝所へ連れて行こうとしたが、するりとイズミルの手から抜け出し
て垂れ幕の陰に隠れた。
 「今日は一人になって寝ます。どうぞ、おやすみなさいませ。」
 そう言うとさっと寝所に引っ込んで扉を閉めた。イズミルは何も言わなかったが、一息ため息を
もらしたのであった。

69 :名無し草@キャロル2年後:02/03/03 14:46
久しぶりに来てみたら、新スレ立っていてビックリしました。(おめでとうございます。またお疲れ様でした。)
早速「記憶の谷」様に便乗して、書かせて頂きました。
取り敢えず28話で1部完となります。ご指摘いただきました通り、キャロル2年後は長い話です。
全部で4部あり、部分部分割愛してやっとこちらに、という感じになりそうです。
もう良いわ、と思われる方は、一部が終わって王子とキャロルは幸せに暮らしました。(チャンチャン)と思っていただければ幸いです。私もこれで逝かせていただきます。
もうちょっと、と言って下さる方がいらっしゃれば、ちょこちょこっと書き込みしていきたいと思っています。ちなみにネタバレ?をすれば、2〜4部は1部よりは短いと思います。
また、2部は多分18禁を指摘されると思いますので、また「エロパロにどうぞ」と言われるかも知れません。取り越し苦労かもしれませんが、そこのところちょっと不安です。

またお目にかかれることがあるかもしれません。それでは逝ってきます・・。
(生意気な内容だと思われた方、ごめんなさい。すみません。)


70 :名無し草:02/03/03 19:31
>キャロル2年後作家さま。
いろいろ書き込みとかありましたが、
私はあなたをずっとお持ちしておりました。
4部まで是非読ませて頂きとうございます。
>またお目にかかれることがあるかもしれません
などとおっしゃられず、たくさんご降臨下さいませ。
お待ちしております。


71 :名無し草:02/03/03 20:52
>キャロル二年後作家様
70さんに禿げ同です。
あなた様の作品を心の支えに残業&休日出勤の日々を乗り切っている者としては、
割愛などされずに全編フルスケールでお願い致したいところです。
あなた様の作品、本当に大好きです。

「記憶の谷」作家様、「少年キャロル」作家様はもちろん、
ひそかに「ミラとキャロル」作家様のご降臨もお待ち申し上げております〜。

72 :名無し草:02/03/03 22:23
71さんあなたは私?
日曜にも仕事。さっき帰宅の私はむさぼるように読んでおります。ウルウル

これというのも、本編が遅・・・・オットトいかんいかん・・マターリマターリマターリマターリ

73 :名無し草:02/03/03 23:22
>キャロル二年後作家様
うーん、そんな書き方されて「もう良いわ」なんて言ったら
またひどいっ!って言われちゃうよ〜。
意見聞くフリして反対意見封じ込めちゃってるじゃん。

でも本当に正直な意見(自分にとって都合の悪い意見にも)耳を
傾ける気があるなら、私は『もう良いわ』です。チャンチャン

74 :73名無し草:02/03/03 23:25
あげちゃった。
サイテーだ・・・。
すみません。

75 :名無し草:02/03/03 23:49
>>69
第一部お疲れさまでした。私もあなたのファンのひとりですが、

>また、2部は多分18禁を指摘されると思いますので、また
>「エロパロにどうぞ」と言われるかも知れません。取り越し苦
>労かもしれませんが、そこのところちょっと不安です。

は、ごもっともです。元々2ちゃんねるは18禁NGですものね。
そこの所を何とかして頂いて続けて欲しい気持ちもあります。
でも、あまりに長いと敬遠されるのも事実です。

76 :名無し草:02/03/03 23:56
>「キャロル2年後」様

ようやく復活して下さってうれしいです。
連載開始からずっと楽しみに読んでました。
私はぜひ最後まで読みたいです。
好みの作品は人それぞれだと思いますので、どんな作品にも
「読みたくない」人はいるでしょう。これまでのようなペースなら、
好みでない作品は無視するようにすればすむのではないでしょうか。

77 :名無し草:02/03/04 00:00
>69

ここは個人HPじゃないんだし、全ての人が「すっごく楽しみ(ハアト」
ってわけじゃないので、私も第一部だけで・・・。
どうもお疲れ様でした。

78 :名無し草:02/03/04 00:25
>>69
2年後のキャロルちゃん、また会えましたね。
問題の18禁だけど、たぶん王家にはある程度のエロスは欠かせない。
(本編だって保守的なフリしながら結構エロくないかい?)
第2部待ってます。

79 :名無し草:02/03/04 00:38
>69
お疲れ様でした。

>76
あまりに長いと読みたくなくても無視しづらいです。
やはり77さんの言うように個人のページではないのですし。
28まであって、更に2部、3部、4部と続かれると・・・(爆


80 :名無し草:02/03/04 00:38
76さんに禿同です。
自分の好みじゃない作品は読まなければいいだけじゃないですか。
長いのもよし。短いのもよし。自由な王家小説がここの良さだもの。
小説が連載されている最中に「王子×キャロルは飽きた」とか、
「長いから完結希望」書かれたら、作家さんは相当にツライと思う。
アンチな意見も受け入れるべきというのは・・・、
彼女たちは商業作家では無いんだし、そこまで求めるのは酷ですよ。

81 :名無し草:02/03/04 00:50
>79
無視しずらいって・・・(汗)
好まない小説を見過ごすことくらい、書く労力に比べれば微々たるもの
だと思うよ。それこそ個人のページじゃないんだし、
自分の好みの小説だけ掲載されるのを望んでいるわけでは無いでしょう?

82 :名無し草:02/03/04 01:04
私が思うのは、
作品が自分の好みに合わないと思ったり、長いの短いのと思ったりするのは
自由だけど、流れを自分1人の好みに出来るかというとそれは無理な話・・・。

自分に好みがあるように、人にもそれぞれ好みがあるんだし。
色んな物語があってよいではありませんか〜

83 :名無し草:02/03/04 01:45
私は続きも読みたいな〜>キャロル2年後さま
せっかく構想があるのなら、ぜひ書いていただきたいです!

84 :名無し草:02/03/04 01:46
ごめんなさい、あげちゃった(汗)

85 :名無し草:02/03/04 01:46
キャロル2年後の作者さんに批判的な意見言ってる人は、
この作者さんにだけ言ってるつもりかもしれない。
けど、他の作品を書いてる人、これから書こうとしている人にも、
その否定的メッセージは届いちゃうんだよ。
 
そして、この次こういうこと言われるのは私かもしれない→
書くのやめようかな or しばらくは書くのやめよう→小説ガタ減り、となる。
そういうこと、分かってるのかな?
もうちょっと考えてから書き込んで欲しいよ。(泣

86 :名無し草:02/03/04 01:49
貴重な時間を割いて発表してくださる方々にはいつも感謝しております。
いつもクレクレ厨で申し訳ないです……。

87 :名無し草:02/03/04 01:58
昔からの難民板住人です。
18禁話についてですが、ここではそういうの書いても大丈夫ですよ。
スレの小説が18禁ばかりということだとさすがに・・・ですが、
一部にそういうものがあるぐらいで、難民板住人は動じません。
 
「難民板総合案内所」スレにも、
>難民板は流浪の民が集う板です。どのスレッドも前の板で
>荒らされたり、板違いだと言われたりした経緯を持っています。
>難民板で「出て行け」は禁句。荒らし・煽りについては完全無視。
>一緒にマターリしましょう。
と明記されているぐらいですから、スレの一部に18禁話を書いた位で
「他へ行け」と言い出すのは、荒らし以外の何者でもありません。
書かれた時は、スルーしてしまうのが一番です。
 
ただ、18禁話の場合、そういうのが苦手な人もいるでしょうから、
最初の方に「18禁」などという表示をした方がいいでしょうね。
そうしてもらえば、苦手な人は読み飛ばせますし。

88 :名無し草:02/03/04 02:12
>親切な板住民様
87さま、感謝感激です〜
なんと、ありがたい〜

89 :名無し草@キャロル2年後:02/03/04 02:23
皆様、たくさんのご意見ありがとうございました。
長すぎる小説をここで、と言うのがやっぱりネックですね。(私もそう思います)
今まで覗いてくださった方、長々とすみませんでした。
とりあえず1部で完とさせていただきます。
話はもう出来上がってますので、どこかに載せることができればアップしたいと思います。

あとは長くても3話ぐらいで終わる話を、ちょこちょこっと書くお許しを頂ければなあ思います。
内容は2年どころか5年も8年もたったキャロルのお話か、全く別物かもしれません。
アイシスのこともあんまり書けませんでしたし・・。
そこまでして書きたいのか?と問われると、書きたいですねぇ。すみません。

今までありがとうございました。それでは、逝ってきます。W
(ここの住人の方は本当に優しい方が多いと思います・・。涙)



90 :名無し草:02/03/04 02:24
このスレはある意味偉大だね。
否定的な意見も堂々と書けるし、それに対してちゃんと真面目にレスもついてる。
オレは「イヤな作品がある」ことの方が「スキな作品がない」よりまだマシと思うぞ。
全部の作品を読んでいる訳ではないが、過去にとても読む気になれなかったものが
絶賛されていたり、「おっなかなかいいじゃん」と思ったものが「あるだけでゲロゲロ」
などと批判されてたりした。オレが変なだけかも知らんが、メジャーなものしか
生き残れないようだとオレの好きなものはなくなるだろうなあ。長くなってスマソ。

91 :名無し草:02/03/04 03:51
>そこまでして書きたいのか?と問われると、書きたいですねぇ。すみません。

素敵だ・・。89様、あなたのこの一言にホレました。
この状況でなかなか言えるセリフではありません。ぜひぜひ読ませてね!!
実は前スレで、星☆ほんわか系というのを書きました(はぢかし〜)
その小説、書いているうちに長くなっちゃって、とうとう前・後編に
なってしまったんです。でも前編のほんわかぶりが不評だったので
後編は送りませんでした。ほんわか系以外のものを書く力も無いし(涙)
そんな挫折の末に読者専門になった経緯があるものですから、
尚さら、↑の言葉に感動した!それに、お世辞抜きであなたの作品好きだよ。

>読者の皆様に元作家(本当にはぢかし〜)から一言
皆さんのレスの力って、皆さんが考えている以上に大きいんですよ〜。
誉められれば書く力が溢れます。励まされます。
逆にケナされれば・・、正直かな〜り傷つきます。
作品は、素人が勇気を出して不安とともに送り出すって感じかな。

92 :名無し草:02/03/04 04:33
きゃー、「星☆ほんわか系」様、お待ちしておりました。
ああ、今日は別のサイトでも約1ヶ月ぶりにお気にな作家様の新作も読めたし
(あ、よその話、禁止じゃないよね。もし禁止だったらスマソ。)
生きててよかった。ぜひぜひ後編も読ませて下さい。

93 :名無し草:02/03/04 05:06
>92
その話はやっぱり止めたほうがいいと思う>他サイト

94 :91:02/03/04 05:26
>92様
もったいないお言葉。でも、もう小説を送る事はしないんです。
これからもお互い、作家様のお話に萌え〜させて頂きましょうね!

95 :名無し草:02/03/04 05:57
おせっかいを承知で書かせていただきます。
私は有閑倶楽部スレに書かれたお話をまとめるサイトをやっている者で、こちらの
スレの作品も以前から楽しく拝見していました。
 
読者さんの中でどなたか、こちらのスレの作品をまとめるサイトを作られては
いかがでしょう?
長く続く話が好きな方、あまり好きではない方、いろいろな方がいると思います。
まとめサイトを作ることで、長く続く話があまり好きではない方の一部にいる、
一気に読むのが好きな方のニーズに応えることができると思うのです(根本的な
解決にはなりませんが、違いを乗り越えて共存していくための一方法ということで)。
それに、大作が多いのに書いたっきりになっていて、もったいなく思うものですから。
 
じゃあオマエがやれ、と言われそうですが、私は有閑スレで精一杯です(涙
ただ、こちらのスレのサイトを作る気になった方がいて、分からないことなどが
出てきた時に、少しばかりのアドバイスならできるかと思います。
 
場違いな提案でしたら、お手数ですが脳内あぼ〜んしてくださいまし。
長文&おせっかい、失礼いたしました。

96 :名無し草:02/03/04 09:35
>95
貴重なご意見、ありがとうございました。
私も以前から話をまとめることを考えておりました。もしよろしければ、
あなた様のサイトの、何処へ行ったら案内があるか教えていただけないでしょうか?
ぜひ拝見させて下さい。

>89
もう去られてしまうのですね?
私はそう決められたとしても、本当に作品好きだったので、なかなかあきらめがつきません。
個人の作家様を集中的に話題にすると、他の作家様の迷惑になるのは解っていますが、
意見するのを許して下さい。
 
善し悪しにも拘わらず、ここまで反響のある作品を埋めてしまうのはもったいないです。
95様のサイトの件やまた長編だけのスレをたてるとかで、
なんとか復帰していただきたく思います。
作品は完結されているだけに、本当に残念です。
許されるのなら私のメールに送って欲しいくらいです。w
再び復帰されることを祈ります。

97 :名無し草:02/03/04 11:09
>96
>95を書いた者です。
とてもお手本になるようなサイトではありませんが、
反面教師ということで見てくださるのなら・・・(大汗
 
ここ難民板に「有閑倶楽部を妄想で語ろう・3」という
スレがあり、そこの2番にURLが載っております。
サイトの方にはメールアドレスもありますので、
良かったらご利用くださいませ。

98 :名無し草:02/03/04 13:41
>89
ひゃーーー、逝ってしまわないでぇええええ!
せめて2部だけでもお願いします。

ぐるぐるしたいだけか?<自分
でも、でも、やっぱし見たいっす。

99 :記憶の谷:02/03/04 14:18
15
ひきつるように泣いていたキャロルの声もいつしか止み、静かな呼吸が王子の耳に
も届いた。眠っているのか、それとも・・・?
「許せ・・・」
王子は幾度となく囁いた言葉をまた口にした。
「許されるはずもない私の罪だが・・・でも許しを請わずにはおれぬのだ。
そなたが愛しかった。メンフィスが羨ましかった。そなたが欲しくてたまらなか
った。そなたになら私の心を打ち明けられると思った。側にいて欲しかった。
ライオンが傷つけたそなたをすくいあげて・・・そなたをすぐメンフィスの側に
返さねばとすら思ったのもまた真ぞ。メンフィスの側で幸せに輝いていたそなた。
でもそなたは記憶を失っていた。だから私は・・・そなたを・・・欺いた。
卑怯な真似をしてまでもそなたを得たかった。
いつもいつもそなたが真実に目覚める瞬間を怖れていた。そなたが私の腕の中で
微笑む度、身を裂かれる思いがした。私の咎・・・。メンフィスはいかばかり気
落ちしているかと思い・・・。それでも・・・。
愛している・・・愛している・・・許せよ・・・許せよ・・・」
うわごとのように繰り返される王子の混乱した言葉。許しを請いつつ、緩めること
のできない罪深い腕。
(この人は誰よりも私を愛してくれている。罪を重ね、嘘を重ね,それでも私のた
めに心砕いてくれた。そして私もまた・・・この人が好き)
キャロルは王子の胸に抱かれたまま考えた。罪を犯したのはまたキャロルも同じな
のだ。
「王子・・・」
ずいぶん長い時間がたち、朝の光が室内を淡く染める頃、ようやくキャロルは王子
を見上げた。そこには見たこともない憔悴しきった若者の顔があり、彼女を驚かせ
た。
「私を一人にしてください。一人になりたいの。・・・そんな顔しないで私の言う
ことをきいてください。早まったことはしないわ。ただ一人になりたいの」
嘘だ!という絶叫を王子はようやく呑み込んだ。一人にすれば・・・彼女を一人に
すれば・・・もう二度と戻ってこないと確信できた。自分は永遠にひとりぼっちに
なってしまう、と。だが、どうしてキャロルの望みを断れよう?
・・・何が起ころうとも、それは全て自分で負って行かねばならない罪ゆえなのだ
・・・。


100 :名無し草:02/03/04 14:22
>90
ROMベテランの方?そうこそお越し下さいました。
男性ですよね?
女性向けの小説が殆どと思いますが、
こちらで堪能していただければ幸いですわ。

101 :名無し草@記憶の谷:02/03/04 14:25
小説掲載をめぐる意見、拝見しました。
長い話はちょっと・・・というご意見、もっともだと思います。調子に乗りすぎたかもしれません。
不愉快になられた方、すみません。
と同時に、続きを読みたいとおっしゃっていただくと嬉しかったです。
「記憶〜」は次回最終回ということで・・・。

えーとただ超個人的な意見なのですが、「キャロル2年後」さまのお話は最後まで読みたいです。
長編、短編に関してはいろいろご意見があると思いますが、こればかりは様子を見ながら進めていったほうがよいのでは?
マターリ進行してるうちに何がここにベストなのか見えて来るんじゃないかなと思うわけです。


102 :う〜。:02/03/04 14:50
私は、「記憶の谷」さま「キャロル2年後」さまの作品が大好きなのです。


103 :名無し草:02/03/04 19:51
ひとつ提案なんですが、
ここで関連スレとして新スレたてて、長編を書かれてみませんか?
念の為、確認をとったところ、OKのようでした。
「記憶の谷」さまも次に最終回とのことでしたが、
無理に終わらせるのであれば、長編スレで続きを書いて頂きたく思います。
いかがですか?

104 :名無し草:02/03/04 21:43
とにかく反対意見はぜんぶウザイッ!って作家(?)さん自身が
言わないってすごいですね〜。
私は原作もずっと以前に読んだだけなのですが、正直言って読める作品と
???な作品のギャップが激しいなというのが感想です。

>>91
>誉められれば書く力が溢れます。励まされます。
>逆にケナされれば・・、正直かな〜り傷つきます。
>作品は、素人が勇気を出して不安とともに送り出すって感じかな。

プロではないけれど個人HPではない場所に出すのですから色々な意見が
あってこそ!だと思いますよ。どんな出来でも誉められるより、会心の出来を
誉めたり、続きを望まれたりした方が嬉しさもあるってもんですよ。
・・・ちなみに前スレの作品、私は楽しく読めました。



105 :名無し草:02/03/04 22:03
>キャロル2年後作家様、記憶の谷作家様
いやーっ、お二人とも逝かないでー!!
残業&休出レディとしましては、
103さんの提案どおり、長編スレで続きをお願いいたしまするー(かなり切実)。


106 :名無し草:02/03/04 23:06
>103
どこにスレ立てするの?
難民板に王家創作スレが2つになるの?
それって通常2ちゃん的にはダメだと思うけど難民板ではOKなの?

107 :名無し草:02/03/05 00:15
>94(星☆ほんわか系作家様)
「もう小説を送る事はしないんです。」とおっしゃっておられるからには、執筆はなさっておられるのですね。
いつの日か心境の変化が訪れ、またご降臨いただけるのを、心待ちにしております。

108 :名無し草:02/03/05 00:38
分岐する前に一言述べさせていただきまする。

長編あり、短編あり、もちろん中編もあり、
シリアス系、コメディ系、ほのぼの系、ぐるぐる系、
笑いあり、涙あり、度肝を抜かれるような怒涛の展開もあり、
王道カップリングから今まで誰も踏み込んだことのないカップリングもあり
(もちろん愛のないカップリングは…ですが)
…の、ちゃんこ鍋のようなスレじゃだめなんでしょうか?
自分の好みにあわないな、って思ったらその作品を読まなければいいだけ。
こりゃ長すぎるよ、って思ったらそこで読むのをやめればいい。
作品あってのこのスレなんだから、
作家さんたちの創作意欲をそぐような発言はなんだか切ないです。

個人的には、どうして長編がダメなのかがどうしてもわからないのですが…。
いや、ホント、どうしてダメなの??

109 :名無し草:02/03/05 00:49
わたしもこのままなんでもありでいいと思う。
王家小説スレ二つに分岐、というのは正直あまり賛成でない。
ここだっていつも大賑わいしてるわけじゃないし、何日も
作品が増えない時だってあるのに、長編専用のスレなんかたてても
そんなに伸びないうちにしずんじゃうのでは、と不安。

個人的には108さんに禿同!!
好きなものの、ちょっと好みでないものの
なんでもありが楽しいよ!

110 :名無し草:02/03/05 00:53
>108
あなたの一字一句に激禿同〜〜〜!!!

読みたくない小説を無くす方向をいちいち取ってたら
最後には掲示される小説なんてなくなっちゃう。
ここは作家さんだけが努力するスレなの?
読者だって読みたくない小説を黙認する努力くらいはしようよ。
それも出来ないと言う人が本当に居るの?

111 :名無し草:02/03/05 01:29
>>87の難民住人です。
>103
案内所で聞いていたのは、こちらのことだったんですね。
もしかして・・・と思っていましたが。実はあれに答えたのは私です。
案内所にも書いたように、複数のスレを使っているところもあります
ので、2個目のスレ立てで住民から非難されることはないでしょう。
 
ただ、このスレにとって、分かれることがいいのかどうか・・・
分かれたことで2つとも衰退してしまったスレも多いですし、個人的には
あまりお勧めしません。
 
>106
難民は板に余裕があるので、そういうことで文句を言う住人はほとんど
いないんです。最後に投稿されたのが1月半ばというスレですら、
未だに残っているぐらいですし。
例えば私が常駐している南平スレの場合、本スレの他に参考文献スレ
とお友達スレの2つを使ってますし、他にも廃墟になったスレをリサイクル
してネタスレにしています。

112 :名無し草:02/03/05 03:05
ここまで来て、長編反対の方々、見えませんね。
これだけの意見が出ている中、何かあれば書き込みして下さい。
あなた方が何も言わないと、収拾つきません。
お願いいたします。

意思表示がない場合、反論なしと見なしてもよいですか?
勢いにおされてとか、反論すると叩かれるとか、
たかがそんなことで臆するのなら、あなた方の意見はちっぽけなものだったのですね。
それでも何も意見が出ない場合、
ここは何でもあり、>108様の言われるようなスレに、
賛成の方も反対の方も一緒に育てていきましょう。
皆さん小説を読んで、楽しく語り合うのが目的なのですから、
一緒にそれをやっていきましょう。

ですので、申し訳ありませんが近いうちにでも、
作家様お二人に来ていただき、今後どのようにされるのか再度お聞きしたいのですが。
宜しくお願いいたします。

113 :名無し草:02/03/05 04:16
>112
そんなに喧嘩腰で煽られては、まとまる話も壊れちゃうよ。
それに、作家さんを呼び出して何を聞こうというの?
なんか重要参考人を尋問するために呼び出すみたいで、
正直びっくりしてます(私が作家なら、失礼だと怒ると思う)。
 
私は長編大好き人間かつ分割反対派だけど、例え私の望む
結果になったとしても、あなたのようなやり方で進められた
スレには居たくなくなると思う。マターリできそうにないもん。
こういう話し合いは結果だけじゃなく過程も大切なんだよ。
そのことを、もうちょっと分かってほしいなぁ・・・

114 :名無し草:02/03/05 04:32
キャラネタ板にいた頃みたいにマターリしましょうよ(´ー`)旦~~

115 :名無し草:02/03/05 04:50
>113
きつ〜い言葉ですみませんでした。(私自身きつい性格なのでしょう。)
ごめんなさい。謝ります。
ではどなたかなんとかして〜、というのは私の本音です。
私だってマターリマターリしたいよ〜。
でも肝心のマターリの元はお預けになっちゃうし、スレは意見ばかりでまとまらないし、
どうしたらいいの?どうにかなるの?
誰か教えてください。クスン。(涙



116 :名無し草:02/03/05 05:18
>115
これまでの経緯で、今まで連載されて来た長編を今後も希望している人が
少なからずいることは、読者様も作家様もある程度わかって下さったのでは
ないかと思いますし、ここの人たちは、時間はかかっても話し合いで解決する
だけの技量を持っていると思います。
どうかあせらずに、ともに作家様をお待ちしませんか。

117 :名無し草:02/03/05 05:33
>115
>113です。
こういう時大事なのは、じっくり時を待つこと(全体として>116に同意)。
 
それに、「スレは意見ばかりでまとまらない」と書いてるけど、これは
2つの点で心得違い。
 
1つめ。意見が出る方がいいんだよ。そうしないと、後に禍根を残す
ことになり、今回はうやむやで済んでも近いうちにまた再燃する。
だから、意見ばかりなのは、今だけを捉えるとマターリできなくて
イヤかもしれないけど、長い目で見ると意味のあること。
 
2つめ。こういう場所では、誰から強引にまとめなくても、意見は自然に
収束してゆくもの(事実、分割しない&読みたくなければ読み飛ばそう、
という方向で収束しつつあった)。
焦る気持ちも分かるけど、あなたのやり方では却って話をややこしく
するだけ。ま、お茶でも飲んでマターリ待ってみなよ。(=^ ▽^)_旦~~

118 :名無し草:02/03/05 09:32
>>112
反対意見を求めているのは叩きたいから?
素人の作文としかいえないものがダラダラ続いたらウザイってーのは
あったり前でしょ?それとも書いてくださる作家さまさまに感謝感激して
黙ってなくちゃいけないの?
反対意見は一切聞かないっていうなら勝手に個人HP作ってね。

とりあえず、112のカキコに相応しい書き方でお返事させていただきました。
自分と同じ意見じゃなくても耳を傾けてくださってる、みなさんに対して
言ってるわけではありませんので、よろしく。

119 :名無し草:02/03/05 10:35
多分112=115だと思うんだけど、謝っているのだから、許してあげたら?
112さんは感情に走って書かれたのだと思うんだけど、
112のレス読んでみて、叩きたいと思っているんじゃないんだと思うけどなあ。
お願いしますって書いてあるし・・・。
(確かに喧嘩腰だけど)   甘ちゃんならスマソ。

120 :名無し草:02/03/05 10:49
とりあえず・・・。
書く、書かないは作家さん本人におまかせしてみてはどうでしょうか?
「長編かかないで!」って意見が出ても「長編書いて!」って意見が出ても
対立するだけのようですし。
どっちの意見も相手を煽ることになしそうなので自重しませんか?(^^;

121 :ミラとキャロル:02/03/05 13:24
こちらに引っ越してから久しぶりにアップさせていただこうとしましたら色々なご意見が・・・。
120さまのお言葉に甘えて続き、書かせてください。
でも長編はうざいので私も次回最終回です。


ミラは修羅の形相で睦まじい恋人同士を見おろし、高々と短剣をかざした。狙うのはキャロルの命・・・。
だが。にわか仕込みの暗殺者の凄まじい殺気はまず王子に気付かれた。
「何奴っ!」
キャロルを守るようにしながら裂帛の気合いと共にミラの短剣を奪い取り、鳩尾に一撃を加える王子。
あっと言う間もなくミラは倒れ臥した。キャロルを気遣いつつ、素早く周囲を警戒する王子。
(単身の暗殺者か。何と大胆な・・・そして手応えのない奴。ここは奥宮殿。まさか・・・女か?)
王子はそっと常夜灯の明かりを大きくした。果たしてそこにはミラの姿が・・・。
「う・・・王子・・・?それは・・・誰?あっ!」
ようやく気付いたキャロルは寝台の下に倒れ臥すミラを見て驚きの声をあげた。
「ミラだ。我らを暗殺しに来たらしいな。ほら」
王子は無造作に短剣を拾い上げた。
「ふん、まさかこの女を弁護してやるような酔狂な真似はいたすまいな。睦言を囁きに来たかわいげのある女に見えるか?・・・ミラは我らを・・・害しに来たのだ」
王子は淡々とそう言うとうって変わった優しさでキャロルにショールを着せかけた。
「恐ろしかったであろう?そなたが無事で良かった・・・。さぁ、もう大丈夫だ。後のことは私に任せよ。


122 :ミラとキャロル:02/03/05 13:29
だーいぶ前のお話なので私もあらすじをば・・・。

えーと、この妄想ではキャロルはエジプトのファラオ メンフィスに嫁いだヒッタイト王女ミタムンと交換のようなかたちでミタムンの兄王子イズミルに嫁いできます。
モチロン、王子とはらぶらぶ。
でも王子にはすでに側室ミラがいました。彼女はヒッタイト王妃のお気に入りだったんですがキャロルが来てから羽振りが悪い。
で、嫉妬に狂ったミラは王子とキャロルの寝室に忍び込みます。目的はキャロル暗殺。
睦み合う(きゃっ)二人を見たミラは暗殺を決行しようとしますがバレて・・・

というところから今回の3が始まっています。

123 :名無し草:02/03/05 13:40
わーい、新作だ。あらすじまでありがとうございます。
本誌王家も恒例の休載に入りました(涙)。
作家のみなさま、「私の考えた最終回はこんなの!」ということで書いていただけないでしょうか?
もちろん、メンフィス×キャロルの組み合わせだけじゃなくて、王子×キャロルの組み合わせでもいいです。
古代に来て、古代人と愛し合ったキャロル(とその配偶者)の人生はどのように収束するのかっ!ということで・・・。
おねがいいたしまする〜。


124 :名無し草:02/03/05 15:14
短編と長編と好みが分かれるのは仕方ないですよね。
長編うざいというのも分からないでもないけれど、どっちかというと
長さよりも展開の面白さが重要でしょうね。(作家様には厳しい意見かな?)
全ての人の好みを満足させるには、それこそ何本もの作品が
同時進行していろいろと読めないと無理じゃないでしょうか。
そうすると今度は、一度にいろいろ掲載されていると混乱するとか
これとあれが似ているとか、批判はどこにでも存在するわけで・・・。
好き、嫌いを批評するのも自由なら長編を掲載するのも短編を掲載するのも
自由でいいという雰囲気が欲しいですね。
ハードが整っているのにソフトが足りないと衰退するでしょうし
数あるうちから好みを選べるってのが理想なんじゃないでしょうか。
と言うわけでいろいろな作品掲載希望です。



125 :名無し草:02/03/05 16:19
私は長編大好きなのですが、取り合えず中途半端は嫌かも。
前スレから読み続けてるし。
2ちゃんル−ルもあまり知らないけど、マタ−リで
行きたいです。
あと、反対意見が有ってのスレだと思います。


126 :名無し草:02/03/05 17:18
でも反対意見があると結果的にマターリできない・・・

127 :名無し草:02/03/05 19:44
>125
はっきり言って今はもう「長編大好きっ!」て意見が長編のお話そのものよりウザイ!
それが煽りになって荒れてるのがまだ分かんない?


128 : :02/03/05 19:54
読む人は読む。放置する人は放置。それでいいじゃないか。
どんなに反論したって擁護したって書くのは作家さんだ。
意見を交わしあうのは大事だけど名無し同士じゃ収集つかない
んだからさぁ。書く人が腹決めりゃあそれ以上は意味ないと
思うんだよね。もうこの話は長引かせたってしょうがないでしょ?

129 :名無し草:02/03/05 19:58
>120,128
禿同〜!

130 :名無し草:02/03/05 21:45
>127
ごめん、私も長編が大好き(ちなみに私は、>>113=117)。
長編がイヤな人も好きな人も、単に自分の好みを書いてるだけでしょ。
それが煽りになると捉えるのはおかしいよ。
「いろんな人がいるんだね。共存していくことは無理かな?
どういう方法なら共存できるかな?」と考えていけばいいだけ。

131 :名無し草:02/03/05 21:47
>127
言い方キッツイから禿しくないけど同意するよ。

>ミラとキャロル作家さん
面白い展開になってきましたね〜。

132 :名無し草:02/03/05 22:25
反対派の方もいらっしゃるかもしれませんが、スレ分岐希望いたします。
一時的でもいいです。それこそ避難所かな?
私だったら、ここでお話はとても書けません。
長編だからとかが理由ではなく、素人と解ってて読んでるはずなのに、
ウザイといわれるのは正直つらいです。

この状況で書かれた「ミラとキャロル」様に賞賛を送りたい。
また、あなた様の作品を読めて、とても嬉しいです。前スレよりずっとお待ちしておりました。
ですが、作家さんのあなた様がウザイので次回は最終回、はとても悲しかったです。


133 :名無し草:02/03/05 22:50
わたしが今一番教えて欲しいのは作家さんの気持です。作家さんの気持が
聞ければ、おのずと読者の方も「読者道」が見つけられるような気がして。
作家さんの心情を聞かせていただけないものでしょうか(願)

134 :名無し草:02/03/05 22:50
わたしま〜つ〜わ いつまでもま〜つ〜わ

135 :名無し草:02/03/05 22:52
リレー小説がなく、1人の人がずっと書き続けるお話ばかり
だったのも、原因のひとつかもね。
読者と作者がキッチリ線引きされてしまったし、作者の負担も
増してしまった・・・
 
>133
こんな中で何を言えと? あなたも尋問派?

136 :名無し草:02/03/05 22:59
>132
「ミラとキャロル」の作家さんは作品がウザイと言われたのではない気がしますが。

でも私も分岐希望に同意。
期間限定でなんでもあり、作品の批評以外しないところを試験的にも立ててみては?


137 :名無し草:02/03/05 23:02
>135さん
尋問だなんてとんでもないです。
なんだか読者だけでいくら話してもしかたない気がして。
一度でもここに小説を書いて送った方の意見が聞きたかったんです。

138 :名無し草:02/03/05 23:12
「記憶の谷」さま〜、つづきが読みたくて眠れませんーっ。


139 :名無し草:02/03/05 23:18
<お約束>
・sage推奨でお願いします(メール欄に半角文字で「sage」を入れる)。
・ここは社交場ですので特に形式は決めません。質問・雑談・作品発表ご自由に。
・作品がほのぼの系なので、あまり殺伐とした雰囲気はご勘弁を。
あとは常識的マナーの範囲で。

140 :名無し草:02/03/05 23:20
108です。
どうして長編をそこまで排除しようとするのかが、やっぱりわからないのです…。
内容や長さ等々…色んなお話があっていいじゃありませんか。
128さんの仰るように、
>読む人は読む。放置する人は放置。それでいいじゃないか。
これでいいと思うんですけど…。
ナイルの流れのごとく、どーんとかまえて、
作家さん達の紡ぐ悠久のお話にその身をゆだねる…っていうわけにはいかないんでしょうか?

>118さん
少し気になったのでお節介婆から一言。
>素人の作文としかいえないものがダラダラ続いたらウザイってーのは
>あったり前でしょ?
初期メンフィス様を彷彿とさせる、見事にあっさり、ばっさりな斬り方ですが、
それを言っちゃあおしめえよ、ってなものです。
もっと大らかに、何でもこい!!くらいの気持ちで見守っていきませんか?

141 :名無し草:02/03/05 23:24
>125
あんたの言い方が荒らしてるかもね

142 :名無し草:02/03/05 23:24
どうして仲良く出来ないのかな……
どうして管理しようとするのかな……
ここは2ちゃんねるだよ……
自由にやろうよ……

143 :名無し草:02/03/05 23:35
>136です。
ここが社交場であれば、別スレは純粋に作品とその感想のみとして、
スレを立てることを許して頂けませんか?
スレをたてて、流行らなければ自然に消滅するでしょう。ここに迷惑はかからないと思います。
作家さんもどちらでも選べるし、ふたつで掛けもししてもいいでしょうし。
また読者も社交場と批評場を行き来できます。
前のレスにでもありましたが、別スレは中・長編もOKにすると、
長いのは嫌と言う方も対応できると思うのですが。
そして、時期が来て、やっぱり一緒が良いと意見が出れば、
合併すればいかがでしょうか?


144 :名無し草:02/03/05 23:38
142様のおっしゃるとおりですえ。
煽りに煽りで対抗するのは賢明なやり方とはいえませぬえ。
21世紀の英知を持った王族乙女の誇りにかけて
ここを楽しい場所にいたしましょうえ。

145 :名無し草:02/03/05 23:41
素人が書いている以上、全ての作品が素人の作文

146 :名無し草:02/03/05 23:46
>145
そうですね。明解です。ただしもはや単なる「素人の作文」では
ないでしょう。これだけ熱烈なファンの方が複数いらっしゃるようですから。

147 :名無し草:02/03/05 23:56
こんな時に亀レスでスマソ。
よくいってる2ちゃんのスレで、作品を掲載しているところですが、
一つの作品があまりに人気が出たため、独立して新スレをたてました。
その作品だけの掲載ですので住人も熱烈ファンだけ。とてもマターリしてます。
作家さんも独立されたらいかがでしょう?
(押しつけではなく、提案です。でもこれでは基本的解決にはならないかもしれませんね。)


148 :名無し草:02/03/06 00:03
あんたらよく素人とか言っておきながら、ここにいるな?
不思議でたまらんよ。
素人のものが嫌ならいなちゃいいと思うが。
ちょっと立ち寄っただけたけど、作文は嫌だと言いながらでも読みたいというのが、
矛盾に聞こえるがね。
余計なレスでスマソ。

149 :名無し草:02/03/06 00:08
>143
別スレ立て自体は必要かもな〜と思ってますが、
>ここが社交場であれば、別スレは純粋に作品とその感想のみとして、
↑これがよく分かりません。
長編ウザイっていうのも(言い方はあんまりだと思いますが)、
感想の一つなのでは。
それとも、こういう批判する人ごと別スレで引きとってくれる
という意味?


150 :146:02/03/06 00:10
>148
すみません。「あんたら」って複数形になってたので、気になったのですが(笑
わたしはその「素人の作品」をほとんど生き甲斐として楽しませていただいている
ものです。誤解を招く書き方ですみませんでした。

151 :名無し草:02/03/06 00:14
女の争いって醜いね

152 :名無し草:02/03/06 00:16
>151
sageましょう。争いが醜いのは女だけに限りませんぜ。

153 :名無し草:02/03/06 00:16
ちょっと待って
ウザイとかなんとか書いてるのって1人だよ
書きグセが同じだもの
変えようと努力はしてるみだいだけど
1人がネンチャックに絡んでるだけ
脳内あぼーんしちゃっていいと思うけど

154 :名無し草:02/03/06 00:19
この板に来たとたん、スレが荒れたな

155 :名無し草:02/03/06 00:20
>153
ごめ〜ん。ひっかかったうちの1人です。自分のバカバカバカ…
嵐チャンが来たってことは、このスレもようやく一人前になったのね。

156 :名無し草:02/03/06 00:30
へええ、あれが嵐だったんだー。
はぢめてリアルタイムで見たよ。なんか感動。
(超初心者なもんで。本筋にカンケーなくてスマソ)

157 :名無し草:02/03/06 00:39
>156
そうみたいね。ここに限ったことじゃないけど、王家のファンでもなんでもない人が
面白半分に無責任なことを書き込んだりするのはよくあるの。
極端な煽り文句は、ここの住人じゃないだろうから無視するのが一番なのよ。
(といいつつひっかかった自分であった…)

158 :名無し草:02/03/06 00:47
おや、懐かしいスレが……創作板にいたころに、少々書き手をしていました。
創作板での二次創作論争の時にキャラなりきりに移ったのでしたよね?
わたしはその時見失ったきりでした。

ようこそ難民板へ。
ここは別の板で収容しきれなかったいわゆる「アウトロー」収容板です。
二次創作小説はやはり揉めますね……FF・DQ板でも一時期とても荒れておりました。
一つ一つが長い書き込みであること(この板では、意味もない長文コピペ以外は気にしないで結構です)
続けて投稿の際に割り込みで双方気まずくなること、
小説と感想が繰り返され他の話の余地がなくなる(逆も然り、何かの話題で小説が書き込みづらい等)
これを厳密に分けようとすると、得てしてスレが寂れることが多いようです。
なんでもありの大らかな気持ちで行ってはいかがでしょうか。

煽りはドラ目で生暖かく見守ろり(・▽・)b

159 :名無し草:02/03/06 00:59
えっ?嵐?136ですが、わたしもウザイの言葉を使ったんですが・・・・。
わたしのことでしょうか?(オロオロ)

切実に別スレ希望をしてます。これって嵐になるの?

160 :名無し草:02/03/06 01:03
私はこれまでの作品が続けて読めるのならば、こちらでも新しい中・長編スレでも
どちらでもかまいませんが、別スレに長編作家様が移動してしまうと
短編作家様が登場するまでの間、158様のおっしゃるように、しばらくこちらのスレが
さみしくなったりしないでしょうか。


161 :名無し草:02/03/06 01:05
↑あなたをアラシだとは誰も思ってないと思うよ(^^)

162 :名無し草:02/03/06 01:06
>159
嵐氏は、136さんよりもっとあとの151あたりと思われ。ageてるし。

163 :名無し草:02/03/06 01:07
雨降って地固まる

もう終わりにしれ

164 :名無し草:02/03/06 01:11
分けるとしても、短編と中・長編(で分けるのかな?)はどのように区別するのですか?
あるいは長編とその続き的短編などが出てきた場合はどうするのですか?
それらは流動的なものですし、はっきり線引き出来るものではないと思いますが。

165 :名無し草:02/03/06 01:14
とりあえず、続きがよみた〜い

166 :名無し草:02/03/06 01:18
>159
嵐は長編ウザイと粘着質にからんでる輩のこと
そういう輩は無視して、今まで通りこのスレでやれば?
別スレ立てたって、嵐を喜ばせるだけだよ


167 :名無し草:02/03/06 01:18
スレを分ける必要ってあるのかな?皆落ち着いてきたみたいだし。

今スレを分けると、今度又問題が起こったときにすぐ、分けようっ
ていう事にもなりかねない。例えばめんひす専用スレと王子専用
スレ・・・・だとか。そうなると際限が無くなる。>>158の言うように、
>なんでもありの大らかな気持ちで行ってはいかがでしょうか。
と私も思う。

168 :名無し草:02/03/06 01:18
>164
とりあえず大長編と予想される「キャロル2年後」様専用スレを独立させ、
他はその都度作家様の判断で、というのでいいかなとも思ったのですが。
ただしどうしても「分ける」必要性は私も感じていません。

169 :名無し草:02/03/06 01:22
苛々してる人は、まずこっちでちゃぶ台投げてくれば?
 難民板住人の怒りの吐け口・「タロ無し草@難民木反」
  http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/981125452/
 
そして、すっきりしたところで、このスレに書きこみを。

170 :名無し草:02/03/06 01:22
ぐぐっと大胆にこんな分け方もアリかと。
「肯定的意見も否定的意見も、どちらもドンと来い!」という作家様のスレ
「凹みやすい方なので否定的な意見はご容赦を〜」という作家様のスレ
前者は辛口スレ。後者は甘口スレ。
辛口スレでは書き辛いとか、初心者なのでドキドキという作家様は甘口スレに!

171 :名無し草:02/03/06 01:24
>170
着想はいいけど、それを2ちゃんでやると甘口スレが
嵐の格好の標的になると思う。


172 :名無し草:02/03/06 01:32
>136です。
>161、162さんありがとうございます。(ホッ)

>143さん、長編うざい(もうウザイってかきたくないよー)と言われる方は、
別スレには来られないと思います。来られたとしても、中・長編可と案内に書いておけば大丈夫だと思います。
>160さん、今の状態では長編作家さんは来られないと思いますので、
結果として短編作家さんだけになるのではないでしょうか?


173 :名無し草:02/03/06 01:42
>136です。
164まで読んで書き込みしましたので、今初めて165からを拝見しました。
長編うざいと書かれた方は(ずっと前の一番最初の方も?)嵐だったのですね。
今頃気づくとは完全なオトボケでした。(汗)
この方がこの住人の方でないのなら、別スレは必要ありませんね。
「キャロル2年後」さんの件では、わたしは168さんの意見に賛成です。

174 :名無し草:02/03/06 01:45
>171
いや、辛口・甘口と書かずに「ムーラ風味」「ナフテラ風味」と
王家ファンだけに分かる暗号で書けばそれは防げるかもしれませぬぞ・・・
冗談レスしてる空気じゃないですね。しかも面白くないし・・・ゴメンヨ。。

175 :名無し草:02/03/06 02:01
>174
うんにゃ。久々にワラタヨ。
また何か書いて下さい・・・。

176 :名無し草:02/03/06 02:04
>「ムーラ風味」「ナフテラ風味」
思わずなごんじゃいました。
こういうのが「社交場」の楽しさですね。

177 :名無し草:02/03/06 02:17
結局ここ一本でいこうという結論になったのでしょうか。(まだかな?)
嵐のせいで作家様が執筆意欲を失っていないといいけれど…。
嗚呼、新作が待ち切れませんわ〜

178 :名無し草@気弱な作家志望者:02/03/06 02:21
ナフテラ風味のスレでなら、あの聖母のような温かさで
私のつたない処女作を迎えていただけるのでしょうか・・・

179 :名無し草:02/03/06 02:36
>178
作家様?あなたは作家様なのですね。
私はナフテラ女官長と申します(←大ウソ)。
最近はみな協議続きでいささか疲れておりましょうから
ぜひともお越しいただけませんでしょうか。

180 :名無し草:02/03/06 03:37
なに、新進作家とな?
わらわとメンフィスのはっぴーらいふとやらが描かれておるとよいのう。
(何?ここはなりきり禁止じゃと?ぬかったわ。逝くぞ、アリ!)

181 :名無し草:02/03/06 03:39
あれ、ちょとみないうちに大変だったみたいね。
ざっと読んだけど良くわからなかったワァ〜〜

私自身は、懐の深さには自信があるから短長えろぱろシリアスオッケーー
なんでもあるけど無いのは節操というやつなので意見は言えない。。。

結構こんな読者が多いと思われ・・・・・


182 :名無し草:02/03/06 04:02
>180
アイシス様、ご心配には及びませぬ。特になりきり禁止などという決まりはございませぬ。

183 :1:02/03/06 13:18
王家に関するマターリ雑談と作家様の作品で楽しく盛り上がるスレ・・・のつもりで立てたんですが何だか、スレはどうあるべきかっ!という話題の方で盛り上がり。
スレの分岐という話も出ていますが、分けると両方衰退の可能性が高いと思います。
王家をめぐる雑談なら少女漫画板でもできますし、創作小説なら個人サイトでできます。
ここでは何でもあり(もちろん常識の範囲内でね)マターリスレということでこのまま進めていきませんか?
この板の特徴の「創作」も、必ずタイトルと連番をつけるっていう今のルールで進めていきたいんですけど・・・。

とりあえず、長編・短編どちらがあってもいいと思います。
作家様、楽しみにしている声を聞いてください、プリーズ!

184 :名無し草:02/03/06 13:39
>>183
禿同意!両方衰退は哀しい・・・。
ってゆーか作家さまモノがここの密かなウリだと思う。
私はこのままがいいです。

185 :名無し草:02/03/06 14:38
マターリマターリ。合言葉は「ナフテラ風味」ということで。
否定的な意見を封じ込めるのかー!と思う方もいるとは思うけど
厳しい言葉が作家さんのためになる小説修行スレならぱともかく、
ここは小説を楽しむスレ。作家さんの創作意欲を減退(消滅?)させては
なんの徳にもならな〜い。心にも無いお世辞をいう必要は皆無だけど、
「私にはちょっと・・・だけど。この小説を楽しみに読んでいる人もいるんだ」
と一つ大人な気持ちで黙認することも大切。
作家さんが来やすい雰囲気を作る努力は自分への先行投資というか、
自分の好みの作品に出会える近道だと思うよ。(わかりづらい文章だ。ごめん)

>作家さま
生意気なことを言いましたが、私にとっては「ちょっと・・・な作品」なんて
今まで一つも有りませんでした。楽ませてもらうばかりで感謝しております。
どうかこれからも皆様の作品を読ませてくださいませ。お願いいたします。

186 :名無し草:02/03/06 15:14
しつこいようだけど、前作の続きは読みたいです。
もちろん新しい作家様も来られて欲〜しい。
どちらの作家様も来られないかな?  ワクワク。


187 :名無し草:02/03/06 17:50
お話そのものも「ムーラ風味」(王子とキャロル)と
「ナフテラ風味」(メンフィスとキャロル)があるよね〜。

ん?その他は何風味になるんだろう?うーん、気になるなぁ。(..;

188 :名無し草:02/03/06 18:44
>187
バビロニア辺りは風味なんていうもんじゃないと思うけど・・・誰だ?

風味が艶っぽいと思われるのはアマゾネスかしらん。ムフ

189 :名無し草:02/03/06 20:32
>186
うん。1行目の前半にだけ同意だね!
よーく分かってていいね〜。


190 :名無し草:02/03/06 20:51
>189
相変わらず、いぢわるだね。

191 :名無し草:02/03/06 20:59
いやー、落ち着いたみたいで嬉しいよー。
そして熱く語ってしまった自分が恥ずかしい…。

作家のみなさーん、お待ちしてますー!

192 :名無し草:02/03/06 21:19
とりあえず、早く読みた−い!
続きも気になるし、新作も読みた−い!!

作家様よろしくお願いします。

193 :一件落着?:02/03/06 22:47
うを〜!!!
俺はどんな作品でも構わんぞ〜
ハード・ソフト何でもかかって来い!!

194 :名無し草:02/03/07 00:33
↓超シリアス路線。内容はルカのお話。
     嫌な方は読めば必ず後悔します。

195 :アネモネ:02/03/07 00:34
1
 ふわりとした陽炎の中を歩いた気がした。目眩に似た感覚でルカは自分の影を見ると、手元の手
紙を見つめ直した。
 『王女はエジプトに居らず。王子はエジプトの娘を連れて帰国する。しかし、そなたはそこを離
 れるべからず。』
 エジプトでミタムン王女は何処へ行かれたのだ?王子は迎えに行かれたのではなかったのか?
 疑問ばかりが頭を素通りする。エーゲ海の海岸でルカは、穏やかな海を見直した。
 エジプトに出発する王女を思い出す。城外まで見送りに伴をしたあの日のことを。

 ーーールカまで来てくれたのね。わたくしどきどきしているわ。初めて国を離れるのですもの。
   ルカにも従者として来て欲しかったけれど、お兄さまのお務めがあるのですって?残念だわ。
 ーーーミタムン様、お気をつけてお行き遊ばし下さい。何かありましたら、直ぐにでも私にご連
   絡して下さい。このルカ、直ぐにはせ参じます。
 ーーーほほほ。大丈夫よ。私は国賓として参るのですからね。

 街路の果てにあるアネモネの花が群集している。
 ーーーあの紅い花を。
 ミタムンの手に花束を差し渡すと、嬉しそうに頬に寄せた。美しい微笑みであった。

 微笑みがアネモネと重なる。紅い花が頬に映り、軽やかな笑い声が零れ落ちる。
 不穏な胸騒ぎがルカを苛む。しかし、ここヒクソスに間諜としている以上、務めは果たさなけれ
ばならぬ。

196 :アネモネ:02/03/07 00:35
2
 「本国からの伝達だ。ルカ、エジプトと戦になるぞ。だが、王子のご命令だ。お前はここに残れ
 だと。俺はこのまま戦へ行く。何か伝えることはあるか?」
 仲間はそう言い残して、去っていった。暗闇の中、ルカは反芻していた。
 (ミタムン王女が亡くなった?)
 信じられない?小さい可愛らしい姫だった頃からの姿を思い出す。歳月が巡ると共に美しく賢く
我が儘になっていく姫。小さな頃から自分を呼ぶ声にはいつも我が儘を通され、だが愛さずにはい
られなかった。
 恐れ多くも慣れ親しんだ王女に対するはーーーー慕情。うち捨てられたこの身を拾って下さった
のは王子。その自分に情けを掛けて下さったのは王女。導かれる途の果てにあったのは、王家に仕
える忠実なるこの自分であった。何の迷いもなく、命を懸けて守る大切なもの。そのひとつであっ
た王女の存在が、消えてなくなった?
 (何故お呼び下さらぬ?王子よ!)
 ルカは物を打ちつけた。ただ歯をくいしばって、沸き上がる感情を震える手で押さえつけるしか
なかった。
 (何故私を?・・・)
 直ぐにでも飛び出し自分も仲間の後を追い、戦に参戦したい。一人でも多くのエジプト人をこの
手で殺してやりたい。自分が王女の仇をとらずして、誰がとるのだ。
 だが、絶対主である王子の命令は否。

 アネモネの花に微笑むミタムン王女。
 闇の中でルカは声も立てず、唇をかみ、涙を流した。

197 :アネモネ:02/03/07 00:36
3
 ヒッタイト帝国ーーー敗北。
 神の娘の導きにより、エジプト軍が勝利した。エジプト王の熱愛する娘は、死に瀕しているという。
 ルカの耳に入った戦禍は虚しい響きとなって、ただ通り過ぎるだけであった。本国へ帰国し遺体
なきミタムン王女の葬儀が行われるのを、影から見守った。それから幾日の日々を過ごしたことか。
王子の元へ止めどなく伝達が届く。王子の呼び出しに脚が重くなる。
 「そなた、何を迷っておる。私が戦に呼ばなかったのが、気に入らぬか?」
 平伏したまま顔を上げられず、沈黙するしかなかった。
 「うぬぼれるにも程があるぞ、ルカ。エジプト軍と交えようならば、そなた、死ぬ気もあったであ
 ろう。ミタムンの仇討ちをすべく、命を投げ出してまで戦い抜いたことであろう。それでそなたは
 満足か?
  しかし、私の許可なくして死ぬことは断じて許さぬ。ルカよ、生きよ。私がそなたを必要として
 いるのだ。ミタムンの仇はそなたに言われるまでもなく、私が必ず伐つ。」
 王子の言葉がルカに重くのしかかった。胸内に刺すような痛みが走る。こうべをあげたその瞳に映っ
たのは、王子の目の笑っていない笑みであった。王女が殺され、何よりも悲しみにあるのは王子であっ
たことに、今気が付いた。その愚かさに苦笑する。
 「恐れ入ります・・・。」

 「ルカ?」
 振り返った先にあったのは、自分が守るべき姫であった。アネモネの群集を再び見て、郷愁にから
れた。過去のあの愛すべき王女の微笑みを思い出し、夕焼け広がる空の下、彼は立ちすくんだのだ。
彼はにっこりと微笑んだ後、アネモネを数本手折った。
 「とても綺麗ね。ありがとう。」
 「さあ、日も暮れます。ナイルの姫、天幕へ参りましょう。」
 花の香りを楽しみながら、彼女も微笑み返した。
 「そうね、またウナスがかんかんに怒ってるわ。ようやくバビロニアへ着くのね。アイシスの結婚
 の儀式が楽しみよ。」
 そっと彼女の肩に手を添え、後ろを振り向いた。
 日の沈む紅い空気に花々も感化され、一面に緋色に染まっていた。それはただただ美しく、彼に語
りかけることもなく、其処にあった。ルカは真っ直ぐに向き直り、進むべき途を見たのであった。

                   完

198 :名無し草:02/03/07 01:15
王子と哀しい過去を共有するルカ萌え〜!(←説明っぽい?)

199 :名無し草:02/03/07 01:18
>アネモネ作家様
感動!なんと素晴らしい作品でございましょう!
本編でいうバビロニアへ向かう途中の物語なのですね。
アネモネと夕日の赤い光景がまじで目に浮かんだわ。

200 :名無し草:02/03/07 01:34
>198
ううん。王族っぽい!(w

201 :名無し草:02/03/07 17:13
>200
いいね、王族っぽいって。(ポッ

202 :名無し草:02/03/07 22:01
>194
以外と前ふりがあるといいかも。
何で今まで気が付かなかったのかなあ。

203 :名無し草:02/03/08 00:13
「アネモネ」作家様、これからもルカちんの作品、書いて下さいね。

204 :名無し草:02/03/08 10:11
ルカって王子に拾われたのね。やはし。
なんとなく高貴な生まれではないと思っていたわ。忍者系よね。
それに昔のイズミル王子に萌え〜。
んでもって、イズミル王子×ルカのラブシーンなんて、やっぱないよね〜。
でも主従プレイとか・・・・。イヤイヤ、モウソウアポーンダ。キャッ

205 :記憶の谷:02/03/08 15:33
16
夕暮れの庭園にたった一人キャロルは姿を現した。憔悴の影も疲労も絶望も何も伺えない、すらりとした美しいその姿。凪いだ水面のような穏やかさが包むその姿。全てを悟り、受け入れる覚悟をした人間の姿・・・?
だが幼さの残るその容貌に、悟りきった雰囲気はいかにもそぐわない。
キャロルは夕空を見上げた。金色と茜色、薄青の混ざり合った空に白い月と一番星が見える。
(何て静かなの・・・)
がさり。
草を踏みしだく音。背の高いメンフィスの影がキャロルに落ちる。
「来て・・・くれたのか」
メンフィスは自分を見上げるキャロルの穏やかな美しさに我を忘れ、しっかりとその身体を抱きしめた。
「ずっと探していた。そなたと共にでなければもはや国には戻らぬと誓ったのだ。神は我を加護したもう!ああ、キャロル!もう離さぬ。帰ろう・・・帰ろう・・・私たちのエジプトに。そなたを・・・愛している・・・!」
メンフィスの熱っぽい言葉、熱い抱擁。その下でキャロルはぶるっと震えた。
やがてメンフィスも抱擁も返さず、冷たい身体を固くしているキャロルの異変に気付く。そう・・・キャロルの内に秘められた会えぬ日々の出来事・・・。
「キャロル・・・?そなた・・・」
キャロルはメンフィスから身を離した。そして万感の思いを込めてかつて愛し、そして今も愛している男性を見つめた。もっともその愛はイズミルに捧げられたものとは全く異質のものであったけれど。
「メンフィス・・・。そんなふうに私を捜しに来てくれて・・・ありがとう。
でもメンフィス・・・私・・・あなたとは帰れません。私は帰りません」
キャロルが「帰れない」とは言わずに「帰らない」と意志的に言った言葉がメンフィスを打ちのめした。キャロルはここヒッタイトに居た。ヒッタイトには・・・。
「メンフィス・・・私は・・・イズミル王子に心・・・捧げた身です・・・。私は・・・ヒッタイトの・・・王子妃です・・・。許して・・・ください。あなたとは・・・行けません」


206 :記憶の谷:02/03/08 15:35
17
「キャロル・・・」
敢えて考えようともしなかった事実が、しかし当たり前すぎるかもしれない事実が
メンフィスを打ちのめした。王子はキャロルの身も・・・そして許し難いことに心
まで・・・得たのだ。
いや、抱かれているかもしれない、とは昨日にもう覚悟はしていたのだ。か弱い女
が男に奪われるのはよくあること。だが!心だけはエジプトの生きる神たる自分の
ものと信じていたのに・・・。
「何故だーっ!」
メンフィスはキャロルの肩を掴むと乱暴に揺さぶった。
「そなたは私の妃ではないかっ!神の前にて誓ったではないかっ!民はそなたを
慕っている!私は・・・そなたを愛している。何故・・・何故・・・」
キャロルは抵抗しなかった。取り乱しもせず、ただ静かに涙をこぼして言った。
「私は許しを請うしかできません・・・。許して貰えるとは思っていないけれど
許しを請わせてください。私は・・・もうエジプトに帰れぬ身です。私はヒッタイ
トの王子を受け入れました。私は・・・あなたを・・・忘れ・・・エジプトを忘れ
・・・ヒッタイトを受け入れたのです。
許してください。私は帰りません・・・」
静かな黄昏時の庭園。光に透けるようなキャロルの姿。だがメンフィスは目の前が
深紅に染まるように思えた。
「分からぬ!そなたのいうことは訳がわからぬーっ!そなたは私を裏切ったのかっ!
私を忘れただとぉっ!おのれ・・・おのれ・・・!
私は・・・赦さぬっ!」
キャロルは静かに目を伏せた。
「どうか・・・ご存分に・・・」
キャロルは守り刀をメンフィスに差し出した。鞘から抜き放ち、柄をメンフィスに
向けて。
「よくぞ申した、この売女!」
メンフィスは怒りに我を忘れ、短剣を振りかざし、一気に振り下ろした。切っ先は
キャロルの白い首筋をかすった。血が溢れる。だがキャロルは身じろぎもしない。
その様子がまたメンフィスを苛立たせた。
「この・・・この卑しい汚らわしい売女めが!覚悟いたせぇーっ!」
メンフィスがとどめの一撃を白い小さな身体に加えんとしたまさにその時。

207 :記憶の谷:02/03/08 15:36
18
「やめよーっ!」
メンフィスの短剣はイズミル王子の逞しい肩に刺さった。
「王子っ?!」
「イズミル王子!貴様!」
驚くメンフィスとキャロル。
「貴様、どういうつもりだ!庇うのか?」
王子は肩から短剣も抜かずに立ち上がりメンフィスを見つめた。その気迫と威厳に
メンフィスも錯乱した怒りの発作から覚めた。
「メンフィス王。どうか我が妃を傷つけることはやめて欲しい。姫には何の咎もな
い。全ては我が咎。ライオンに傷つけられ、記憶を失った姫を欺いて正妃に迎えた
私の罪だ。
姫を・・・我が妃を傷つけ、侮辱することは許さぬ!」
王子はキャロルを抱き寄せた。
「許せ。もっと早くに来ておれば。そなたには何の咎もない。そなたが汚れ無き身
ということは私が一番知っている。
何が起ころうとも全ては我が罪への罰と覚悟していた。だが・・・私の咎故にそな
たが傷つき命失うことは許さぬ。私には耐えられぬ・・・。頼む、このようなこと
はしないでくれ・・・」
「王・・・子・・・」
キャロルは苦しい息の下から微笑みかけた。
「私・・・死んで・・・あなたにも・・・メンフィスにもお詫びするしかないの。
メンフィスを裏切った私の罪。あなたを愛した私の罪。
・・・メンフィス、お願い。私はどうなってもかまわない。でもこれ以上のことは
しないでください。これ以上、誰かが傷つくのはイヤです・・・。お願い」
血を流しつつ、お互いを抱き寄せる二人。人の心を欺き、裏切った厭わしい罪人達
のあまりに美しい抱擁。
メンフィスはぎりぎりと歯がみし、目をきつく瞑った。過去・・・キャロルと愛し
合った美しい過去が脳裏を駆け抜ける。全ては幸せだったのだ。あの日、ライオン
がキャロルを・・・メンフィスだけのものだったキャロルを奪うまでは。あの日の
キャロルはもう・・・いない。
メンフィスが愛したキャロルはあの日、死んだのだ。
「くっそうっ!」
メンフィスは吼えた。
殺せるわけがないのだ。キャロルを。かつて愛し、今も愛している女性を。
殺せるわけがないのだ。イズミル王子を。キャロルが愛している男を。男の命を奪
えば、今度こそ本当にキャロルは死んでしまう。

208 :記憶の谷:02/03/08 15:39
19:最終回

「私は・・・人違いをしていたようだ。私の妻によく似ていたゆえ。
許され・・・よ。イズミル王子。王子妃殿。早く手当を。
・・・もう・・・会うこともなかろう」
メンフィスは目の奥に焼き付けるようにキャロルを凝視し、そして立ち去った。
イズミル王子は静かに黒い長身の男性の影を見送った。あの男は全てを知り、その
上で身を引いたのだとはっきり分かった。苦く屈辱的な勝利、であった。
(私は一生、メンフィスの軽蔑を感じつつ生きるのか。何と耐え難き罰であろう。
この私が・・・メンフィスに負けた!)
だがそんな想いも流れ出るキャロルの血の暖かさの前に霧散した。
「早く、手当を!」
(どのような罰を受け、どのように軽蔑されても良い!ただ・・・私の姫が居てく
れるなら!)
キャロルは王子の腕の中で静かに涙した。メンフィスの心がありがたく、申し訳な
かった。
(死んで詫びる・・・なんて逃げることと同じ。私、メンフィスにも王子にも申し
訳ないことをしたわ。卑怯にも逃げだそうとした。
私は・・・生きたい。生きて・・・生きて償いをしたい。王子に・・・メンフィス
のいるエジプトに・・・)

その後・・・。
王子とキャロルの傷は回復した。二人はヒッタイトの中興の祖と称えられる良い王、
王妃となったという。メンフィス亡き後のエジプトがさしたる混乱もなく、アイシス
王妃の王子に王位を継がせられたのは、ヒッタイトの助力が大きいという。
イズミルとキャロルの傷は一生、消えなかった。首筋と肩。
イズミルはキャロルを慈しみながら言ったという。
これは我らの罪と愛の証。これさえあれば我らは決してお互いを見失わぬ、と。
そしてキャロルは生涯、メンフィスとエジプトへの祈りを欠かさなかったという。
時に苦い記憶の痛みに耐えがたいほどに苛まれながらも・・・彼女は生涯、毅然と
美しい妃としてイズミルの傍らにいた。暗い記憶の谷から、彼女を明るい幸福の平原に
連れだしてくれたのはイズミルなのだから。

おわり

209 :記憶の谷の名無し草:02/03/08 15:41
というわけで最終回でございます。長いことおつきあいくださってありがとうございました。
長すぎるかなと反省したり、楽しみですと言ってくださる言葉に嬉しくなったり。
最後、キャロルは死んでメンフィスと王子は和解するというのが最初のアイデアだったのですが、
王子ファンの私にはやっぱり王子は幸せになってほしいということでこうなりました。
本当にありがとうございました。

210 :名無し草:02/03/08 15:52
>記憶の谷作家様
どう決着をつけるのだろうと、はらはらしていたのですが、
切なくも美しい最終回、堪能させて頂きました。ありがとう!

これからも、お気が向かれたら何か書いて下さいね。お待ちしてます。

211 :名無し草:02/03/08 16:49
「アネモネ」作家さま
読んでてルカの表情が時々暗いわけが分かったような気がしました。
なんだか原作でも十分ありうる展開で、リアル〜!
周りの景色が浮かんでくる描写が上手いですね、最高です!
続編、新作どっちでもまた書いてください。m(_ _)m


212 :名無し草:02/03/08 21:46
>アネモネ作家様
お話、じっくり拝読いたしました。はあーうっとり♪
思わずルカに惚れそうになったよ。
しっかし王子&ルカの主従は切なさや悲しさがとても似合いますね。

>記憶の谷作家様
くおーっ、王子もキャロルもメンフィスも…素敵すぎるー!
3人の苦悩を思い、私は悶絶しそうです…。
作家様、本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。

213 :名無し草:02/03/09 15:36
>「記憶の谷」作家様

「これは我らの罪と愛の証。これさえあれば我らは決してお互いを見失わぬ」
王子、ええこと言う・・・。メンフィスもかっこいい。
第一回目から最終回まで本当にありがとう。毎回楽しみに読んでいました。

214 :名無し草:02/03/09 17:22
ううっ
メンピー潔良すぎ!!


215 :名無し草:02/03/09 18:18
>「記憶の谷」作家様

…滝涙で文字がユラユラ…でした。
ありがとうございました!続編・番外編・新作、何でも結構ですので
また書いてください。楽しみに待っています!


216 :名無し草:02/03/09 23:37
>アネモネ作家さま〜
リアルなお話と物語の背景の美しさにウットリ〜。
また是非書いてください!お願いしま〜す!

217 :名無し草:02/03/10 00:19
↓ムーラの独り言なので、大変読みにくい文章です。
 途中、嫌になられるかもしれませんので、その時はもう飛ばして下さい。

218 :ムーラ、かく語りき:02/03/10 00:20
 わたくしの朝は早うございます。たいてい日が昇ると同時に起床し、身支度を整えさっぱりとし
たところで、侍女達を朝の号令に導きまする。王子と妃の住まわる奥宮殿はわたくしが総て取り仕
切っておりますゆえ、手を抜くことはできませぬ。
 早朝宮殿内の清掃、朝食の用意、本日王子と王妃が身に着けられます衣類装飾品を見立て、全て
の準備が整ったところで王子夫妻をお迎えいたしまする。
 その後は王子をお見送りいたしまして、夕刻まで細々と雑用、また催事がありますればその準備
に逐われます。わたくし自身が手ずから何かをするというわけではございませんが、数多く配置い
たします侍女達を指導すると共に夫妻がお過ごししやすいに常に気を配り、抜かりなきよう侍女を
動かすのでございます。まことに俊敏でなくば、神経の研ぎ澄まされた者にしか出来ぬ事でありま
すわ。ほほほ。

 そして夕食後夜も更け、夫妻が寝室に参られた後にわたくしにしか出来ぬ仕事が待っておりまする。
 侍女を下がらせた後、わたくしはある小部屋に参ります。そこは公にはなっておりませぬが、妃
様の寝室の壁の隣にございます。そしてわたくしは洋皮紙と筆を持ちまして、毎夜記録して参りま
す。直接申し上げるのも憚れますが、その、何回されたのかが国家を揺るがす大事なのでございます。
 わたくしはそっと耳を澄ませ、まあ、本日は三回でございますね。日々カゥントし、暗号を書い
て参ります。そして終わられたようでしたら、わたくしも自室へ下がらせていただきます。妃様は
夜にお弱いので、ほんに助かりますわ。明け方までずっと、でしたらわたくしの身が持ちませぬゆえ。

 これは王家に仕える者の名誉ある仕事ですわ。この記録は定期的に王妃様へご報告いたします。
そこでいつ和子様がご誕生なされるか、また和子様が御出来になられた場合、いつの頃のものなの
かが明確になられまする。
 睦み合うご夫妻の監視役なんて、野暮なことはおっしゃられないで下さいまし。まことに王子の
お幸せ御為ならば、ちっともいとわぬ事でございますわ。えっ?わたくし自身のカゥントでござい
まするか?それは、ご想像にお任せいたしまするけれど、御下品な想像だけは止めて下さいませね。

 (ムーラ、高笑いをしながら、退場。)

219 :名無し草:02/03/10 00:33
ム、ムーラ様、これからもよろしくお願いしますわ。
それであの、王妃さまには回数だけでなく具体的にどのような内容だったとか
ご報告なさいますの?

220 :少年キャロル:02/03/10 01:24
4
 今日も朝からファラオがキャロルの呼ぶ声がする。
 今まで女官がしていた身の回りの世話を、一手にするようになって彼女は疲労困憊していた。 先日アイシスから王と結婚できれば現代へ返してくれると約束されたため、それも思案して疲れるのである。
 「そなた、たまには上着を脱いだらどうだ?そのようにきっちり着込んでいるのは、イムホテップとお前位だ。見ている方も暑いぞ。」
 メンフィスのマントをたたみながら、キャロルは露骨に眉をひそめた。
 「私の国では肌を見せることは恥ずべき事。裸はファラオだけで十分です。」
 キャロルの一言多いもの言いに慣れたのか、メンフィスは目くじらたてることが無くなった。最近ではその一言を楽しんでいる風にも見える。キャロルもキャロルでメンフィスの激情に、めったなことで表情を変えることはあまりなくなっていた。
 「男のくせに変な奴だ。今度その取り澄ました顔の下に何があるのか見てやるぞ。」
 「そんなことより、姉君との結婚の日取りは考えていただけましたか?婚約を発表されて、もうだいぶんたちますが・・。」
 「そんなことか。ふん、結婚なんぞ、いつでも出来るではないか。」
 「何を言うのです、メンフィス。」
 戸口から声がかかったのは、アイシスが入ってきたからだ。
 「婚儀をあげ、嫡子を残すことは王の務め。よもやお忘れでない?そなたにはわたくしがいるでないの。何を迷うことがあるのです。」
 「そうです。明日にでもさっとあげちゃって下さい。オリエント一の美女にこんなにも思われて、幸せじゃありませんか。」
 「五月蝿い、キャロル。外に出ておれ。」
 今度の一言はメンフィスには不快であったらしい。彼女はそそくさと出ていった。

221 :少年キャロル:02/03/10 01:25
5
 蓮の池に足を突っ込み、キャロルは久しぶりの何もしなくて良い時間をもてあましていた。
 後ろにそのまま倒し、空を見上げる。昨日メンフィスの結婚の日が決まり、国は喜びに大慌て。ミタムン王女は傷心して国元へたった。しかし彼女もまた近いうちにメンフィスの元へ嫁ぐため、来国する予定だ。
 (何人も妃をもつなんて、さすがは古代の世界だわ。わたしだったら絶対イヤだけど。だけど、)
 「やっと帰れる・・。」
 「何処へ帰るのだ?」
 気が付けば頭上にメンフィスの顔があった。またもやぎょっとして、慌てて身を起こす。
 「王、政務は終わられたのですか?」
 言い終わらないうちに、バランスを崩し池に落ちてしまった。水を吐きながら必死に縁に掴むと、すっと王が手を差し伸べた。笑われるかと顔を赤くしたが、そのまま引き上げられ王の足元で激しく咳き込む。
 しかし、片手を掴まれたままだ。メンフィスも笑いかけたが、その声はすっと引いてしまっていた。
 ぐっとキャロルを引き寄せて、顎を取り顔を覗き込んだ。
 「こうして見ると、女にしか見えぬ・・・。色がありすぎる。」
 「ファラオ!お戯れはお止め下さい!」
 全身濡れた様子が妙に艶めかしく、しかも衣類がピッタリと肌に張り付く様子は、いくら少年と言えどなだらかな体つきが目に残る。
 「と、とにかく着替えて参ります。お離し下さい!」
 彼女は激しくもがいて、王の手を払いのけようとしたが無駄であった。
 「その程度の力か?ますます妖しいぞ。」
 意地悪な笑みを浮かべ、メンフィスは興味津々に彼女を見据えた。

222 :名無し草:02/03/10 02:08
ああ・・・とっても素敵なシーン・・・なのになのに、くくく・・・
いいところで「続く」になってる〜!!

223 :名無し草:02/03/10 02:18
>少年キャロル作家様
きゃ〜〜〜〜〜!!お待ちしておりました!!
もう読めないかと心配してたんです。よかった・・・

224 :王妃よりムーラ(かく語りき作家様)へ:02/03/10 05:13
いつもながらのそなたの有能ぶり、わたくしも十分満足しておりますよ。
和子の誕生如何が王国の一大事とはそなたも承知のとおり。
このまま王子夫妻の一存にまかせておいてよいものか、回数だけでは計り得ませぬ。
さらに詳しく記録を取るよう、頼みますよ。

225 :18さまの続き(オニ系):02/03/11 14:49
「引っ越し祝い@王子ファン」さまの書かれたぐるぐる系の続きデス。
>>18,>>23の間に入るお話かと・・・。

「私はそなたを妻にしたい・・・。愛しいそなたが私の妻たることを承知してくれた。これほどの喜びはない・・・」
王子の目は少し潤んでいたのかも知れない。冷静沈着、孤高の鷹のような優れた若者は、小さな美しい花に囚われ、孤独な空の高みから舞い降りることができた。
王子はキャロルに口づけ、そのまま寝台に横たえた。
「愛しい・・・ずっとそなたが欲しかった。そなたの全てを知り、私だけのものにしたかった・・・」
大きな暖かい手は紗の前をはだけ、まろびでたふくらみに触れた。
「やっ・・・!恥ずかしい・・・きゃっ!」
王子は隠そうとしたキャロルの手を押さえ、舌でふくらみと、その頂を飾るサクランボを弄び、味わった。甘い香りと柔らかな舌触り、そしてキャロルのおののきが王子を喜ばせた。
キャロルは早くも高ぶり、惑乱し涙ぐんでいた。羞恥と・・・身体の奥からわき上がる甘く妖しい感触。王子の熱い舌が触れると痛むほどに固くしこる乳嘴が意識された。
「や・・・やっ・・・恥ずかしい。やめて・・・変になりそう」
王子は指先で胸の頂の宝玉をこねまわしながら嗜虐的な笑みを浮かべた。
「こればかりは・・・そなたの望みとはいえ聞き届けられぬ。大丈夫だ、もっと乱れてみよ。何を恥じらうぞ?」


226 :18さまの続き 2:02/03/11 14:51
王子の片手がするりとキャロルの茂みの中に滑り込んだ。息を吸い込むようなキャロルの悲鳴を接吻で塞ぎながら、王子の指は馴れ馴れしく脚の間の亀裂を探った。
そこはすでに暖かく濡れ、こりこりした固まりの熱気が王子の指におののいた。王子は体を起こし、いきなりキャロルの脚を開かせた。
「いやっ!恥ずかしいの、やめて。見ないで、見ないで」
「なんとまぁ,愛らしい花だ。繊細で清らかで・・・蜜を滴らせて私を誘っているぞ」
王子はわざと灯火を引き寄せ、キャロルを詳細に改めた。半透明の蝋細工のような薔薇の花びらは蜜の中で馥郁と咲きにおい、花びらの守る真珠は恥ずかしそうに莢の中から顔を覗かせていた。
王子は薔薇に接吻し、舌で入念に味わった。キャロルは声にもならない悩ましい声を出し、王子をはねのけようとしたが所詮は無駄な抗い。
寝室には蜜を啜る淫靡な音と、か細いキャロルの声が響く・・・。
やがてキャロルは初めての絶頂に駆け登った。ひときわ甘い蜜が溢れ、王子は乙女の賜物を堪能した。今宵だけしか味わえぬ蜜液なのだから。


227 :18さまの続き 3:02/03/11 14:51
息荒く王子に縋るキャロル。体中が甘く熱く痺れている。王子は初めて女の悦びを知った乙女に、しかし無慈悲に宣告した。
「姫・・・まだ終わってはおらぬ。さぁ・・・私にそなたを与えてくれ。私がそなたに喜びを与えたように・・・私にも喜びを与えてくれ」
王子はキャロルに覆い被さり、片手で喜びを与えてくれる乙女の器官を探った。
「参る・・・」
滾りたつ王子がキャロルの中に入り込もうとした。反射的に身を捩り、王子から逃れようとするキャロル。だが王子は許さなかった。この期に及んでのキャロルのあらがいが王子の中の獣を煽った。
「・・・っ・・・!」
「あーっ・・・・」
王子は一気にキャロルを貫いた。初めての痛みに惑乱する愛しい娘の涙顔は王子に嗜虐的な倒錯じみた喜びを感じた。だが同時に愛しい少女を痛めつける自分に対する嫌悪も感じる。
「どれほど・・・どれほどこの時を待ったか・・・。許せよ、姫。このようにしてしか・・・そなたへの愛を表せぬ男の私を。・・・苦しいか?痛むか?」
「・・・王子・・・王子・・・大好き・・・大好き・・・」
うわごとのようにキャロルは言い、王子の背にまわす腕に力を込めた。
王子は激しくキャロルを衝いた。王子に穿たれるたびにキャロルは揺れ、血と蜜の混じった液体がシーツを汚した。
そして王子は全てをキャロルの胎内に注ぎ込んだのだった。

228 :名無し草:02/03/11 18:38
>18さまの続き作家さま。

オニ系だなんて・・・ポッ
やん♪(/.\*)(*/.ヽ)やん♪

229 :名無し草:02/03/11 23:19
>18さまの続き(オニ系)様
王子×キャロルの初夜ものは結構あるけど
やっぱりステキですわね〜。うっとり。それに
「灯火を引き寄せ」なんてのは初めて見ましたわ。

230 :名無し草:02/03/12 00:29
>18さまの続き作家様
まぁ大変なことになってしまいましたね!
メンフィスの「お仕置き」がコワイ...でもとっても見た〜い!!
ぜひ書いてくださいっ。


231 :名無し草:02/03/12 15:38
うーん、王子って本当に好きな相手の前では、すっげー不器用というイメージがあるんすが。
不器用王子のお話ぷりーず!

232 :名無し草:02/03/13 00:19
中田氏なんて・・・王子様ったらそんなに早く子供が欲しいの?

233 :名無し草:02/03/13 01:41
>232
そこはやはり、王国には後継者も必要ですし。

234 :名無し草:02/03/13 09:29
232>原田氏の方が・・・(妄想中)

235 :おみやげ 1:02/03/13 13:50
「まぁまぁ、姫君。お落ち着きあそばせ」
ムーラはそわそわと落ち着かぬ様子のキャロルを優しく窘めた。
「そうね。準備はもうできているんですものね。あとは・・・王子を待つばかりなのよね・・・。
でもちょっとだけ・・・」
キャロルは頬を染め、照れ隠しのようにクッションを意味もなくぽんぽんとたたいて整えてみる。
婚儀を挙げ、間もなく調査の旅に出かけた王子が今日、帰還するのだ。
夫君のために美しく着飾り、その帰りを待ちわびるキャロルの居室は明るい華やぎに包まれていた。
「姫君・・・」
扉が開けられ、大きな櫃を持った兵士が恭しく頭を下げた。
「何です?これは?」
ムーラが対応する。
「は・・・。王子より姫君への贈り物でございます。どうかお納めください。王子はただいま帰城され、大広間に入られました」
「まぁ、それは!ご苦労です。では間もなく王子はこちらに参られますね」「「国王様へのご報告が長くかかるようでございます。後宮の女人方は今しばらくご遠慮くださいますよう」
そう言って兵士は下がっていった。いかにも残念そうなキャロルや落胆を隠しきれない若い侍女達の気を引き立てるようにムーラは言った。
「さぁさぁ、姫君!王子よりのお土産でございますね。お開けあそばせよ。何でございましょう?」
重い櫃の蓋が開けられる。
「まぁ、何て見事なんでしょう!」
「きゃぁ、綺麗!すごいわ!姫君、ご覧になって!ほらほら・・・」
櫃の中から現れたのは極彩色の絹、煌めく装身具、珍しい異国の品々・・・。
先ほどまでの沈みようはどこへやら、侍女達のほうが夢中になって櫃の中身に驚喜している。

236 :おみやげ 2:02/03/13 13:51
「本当に・・・」
キャロルものぞき込んでみる。どれも高価な美しい品々。甘い香料の匂いがする。
「王子のお心遣いでございますねぇ」
ムーラは真珠と青い宝玉で細工された繊細な飾り櫛をキャロルの髪にさしてみながら言った。
(全く王子もこのような世間並みの殿方のようなことをなさるのですねぇ。このように見事な品々を新婚の姫君へのお土産になさるのだから。
これまで王子がお情けをかけられた女人方にはここまでのことはなさらなかったわ)
キャロルはにっこり笑いながら侍女達に言った。
「よければ試してごらんなさいな」
「まぁ、姫君!王子からの贈り物でございますよ!」
「よいじゃない、ムーラ。私ももちろん身につけるけれど、こんなにたくさんよ。とても全部は試しきれないわ。皆が身につけて試してくれれば私もどういうふうに見えるかよく分かるし、それに皆のいい気晴らしになってよ。ね」

「王子は遅いのね・・・」
手の中で宝石を連ねた首飾りを弄びながらキャロルは呟いた。
「・・・王が帰国祝いの宴を急遽お開きになったのだから仕方のないこと。殿方は賑やかに騒いでいらっしゃるけれど、奥の宮殿の私たちは退屈ですよ。お呼びがないのですからね」
王妃は年若い嫁に言った。自慢の息子が予想外の収穫を持って帰還したのが嬉しさに国王は宴を開いた。宴席には臣下百官、綺麗所をたくさん侍らせて・・・。男だけの無礼講になっていったらしく、大広間のにぎわいがここまで聞こえてくる。
「さぁ、姫。退屈しのぎにチェスでもしましょう。相手をしておくれ」
「はい。王妃様・・・」
心ここにあらずといった風情のキャロルは、じき負けてしまった。若い頃から王の浮気心に悩まされてきた王妃は、ただひたすらに王子を慕うこの若い王子妃のひたむきさが好ましかった。
(私は国王様のお心が信じられなくて、いつも悩んでいたけれど、この姫は全く王子を疑わぬのですから・・・。同じ女として羨ましいこと。まぁ、王子はまじめ一方、姫以外の女には本気にはならぬようだし)


237 :おみやげ 3:02/03/13 13:51
そしてすっかり夜も更けて。
「姫、今戻った!ああ、宴が長引いてな。すっかり疲れてしまった」
だが待ちくたびれたキャロルは素直に王子に抱きつけない。
「お帰りなさい、王子。疲れたでしょ?」
「どうした?不機嫌そうだな。そうだ、櫃の中身は見たか?気に入ったか?」
「ええ・・・。綺麗なものばかり。ありがとう」
「? どうしたのだ、姫?気に入らなかったのか?」
ムーラが水を王子に勧めながら取りなした。
「ほほ・・・。姫君はずっと王子をお待ちでしたのよ。少し待ちくたびれておしまいになったのです」
「やだっ、ムーラったら!」
真っ赤になったキャロルを抱き寄せて王子は言った。
「そうなのか?私がすぐに来なかったから拗ねているのか、この姫は?土産が気に入らなかったというわけではなくて?」
キャロルのために選んだ品々が、キャロルの気に入らなかったらどうしようと心のどこかで不安だったのだ。
キャロルは王子の肩に顔を埋めた。懐かしい王子の匂い。安心できる場所。
いつの間にかムーラ達は下がっていった。
「私の何よりのお土産は、あなたなの。あなたが無事に帰ってきてくれたら他は何もいらないのよ」
囁くキャロルの吐息が王子の体を熱くした。
「そうか・・・。可愛いことを言ってくれる。私もずっとそなたが恋しかった
。帰って来て、そなたのような姫が出迎えてくれるのはいいものだな」
にっこり笑って王子を見上げるキャロルの愛らしさ。王子は軽々とキャロルを抱き上げた。
「さぁ・・・心ゆくまで我らの再会を喜びあおうではないか」
二人は垂れ幕の後ろの寝台に姿を消した。

238 :名無し草:02/03/13 16:28
ヒッタイトの王様と王妃様の関係が気になる〜。
どっかで読んだ番外編小説でわ、王は浮気者でも王妃に頭が上がらないってことだったけど。
ヒッタイトの王様も王子様も、本命はいるし大事にするけどつまみ食いもしてそう(妄想)

239 :名無し草:02/03/13 23:30
「おみやげ」のキャロルちゃん、かわいー。ほのぼのしちゃうわ〜。

240 :名無し草:02/03/14 03:15
ところで「ミラとキャロル」ってまだ終わってないよね?

241 :名無し草:02/03/14 05:29
>240
うん。続きが読みたい〜!

>「ミラとキャロル」作家様
心待ちにしておりまする。

242 :名無し草:02/03/14 15:39
メンフィスさま〜!のお話も(もぢもぢ・・・)キボンヌ

243 :名無し草:02/03/14 16:01
お〜、ひっそりと続いているのですね。(感涙)
実は私は以前「ヒッタイトで@ぐるぐる」を書かせていただいたものです。
あの当時は何故か「書かないではいられない!」といった激情に動かされ
皆さんにお見苦しい稚拙な文章をお目にかけてしまいました。
ひさし振りにこのようなスレに来るとまたなにやら胸の奥がムズムズ・・。(藁

しかし素敵な作家さんがいらっしゃるので激しい感動をおさえきれません。

244 :ヒッタイト国王夫妻の秘密:02/03/14 16:37
ヒッタイトの皇后はほうっとひとつため息をついた。
聡明な我が息子はエイジプトの神の娘を娶り、仲むつまじく過ごしている。
聡明な賢王子に優しく麗しく英知を持つ可憐な皇太子妃。
それを見るにつけ「あとは世継ぎの和子が・・。」と願い、息子夫妻の幸福は確かに親である自分も幸福なのである。
しかし、同じ女としては皇太子妃のキャロルに半ば嫉妬というかうらやんだような気持ちが
とうの昔に忘れたはずの想いが胸の奥にくすぶっているのも判っていた・・・。

自分はヒッタイトの王宮に仕える貴族の娘であったことから
若い頃からのヒッタイト王を見知り知っていた。
見目麗しいよりは野性味の勝る男性的な顔、
時に荒々しく、時には野を渡る風のように言い寄ってくる女をあしらい
戦があれば先頭にたち、戦士として、また国土を守る凛々しい姿。
女としてみれば、王という立場におらずとも、その逞しい腕に抱かれたいとあこがれていたももも多かった。
ある日、木陰で言い争う男女の声を若かりし皇后は聞いたのである。
若い娘は自分以外の女を抱くなと涙ながらに訴え、男はそれに対しそっけなかった。
泣き泣き裾を翻し去っていく女の後に顔を見合わせたのは未だ正妃もおらぬ若きヒッタイト王であった。
顔見知りである皇后だったので知らん顔をするわけもいかず、王も少々口を濁しながら他愛ない話をした。
聡明であった皇后は何も言わず王の話し相手となった。
そのうち王はポツリと言ったのである。
自分は女を征服するのが好きなだけで、長い関係などは望まぬ、と。
言ってみれば新しく領土を広げるのは好きなのだが、自分の物となれば興味は失せる。
なのに女達は一度抱けば、次々と欲を出し、王妃になりたいとさえ望む。
自分が欲しいのはヒッタイトを守ることの出来ることの出来る聡明な女で
自分の色好みの事も納得し、煩く詮索せぬ者なのだ。
皇后はそれを聞いた時は内心呆れもし、また理解もしたがあえて表情には出さなかった。
ただ、今のような王のやり方ではこれから先もいらぬ揉め事が起こるであろう事のみ
淡々とした口調で述べただけだったが、それを聞いた王はひどく面白がり
それからは度々皇后は王の話し相手に呼ばれる事も多くなったのだ。


245 :ヒッタイト国王夫妻の秘密:02/03/14 17:16
ある夜の事。
王宮の一室で眠っていた若き皇后は物音で目覚めた。
そっと忍んで外の様子を窺うと、最近の王の寵を受けている踊り子が
闇にまぎれ庭の片隅で見慣れぬ若い男と会話しているのを見つけた。
夜風にのりささやかな会話が皇后の耳に届く。
自分は王には懐妊したと告げ、正妃にはならずとも王宮でそれなりの位置につく。
王に判らぬ様、必ずや隙を作りゆえ、乗り込んでくるのだ。
なに、あの王は女にはだらしがないゆえ、隙など作るのは赤子の手をひねるも同然・・。
まだ内密の逢瀬が続苦とふんだ皇后はこっそり王の寝室に行き、王を起こした。
王は戦事にかけては天才的で、それ故物音立てずに動く事の出来る部下を何名も自分の周りに配置していた。
大騒ぎにならぬよう、その踊り子と男は捕らえられたが、その場に居合わせた皇后に
その踊り子は短剣を振りかざしてきたが、王がばっさりと斬り捨てた。
王はさぞかし皇后は恐怖で動けないであろうと振り返ったが
彼女は恐れもせず普段どおりに淡々と「ですから忠告いたしましたのに・・。」と言っただけだった。
本当は自分が殺されそうな恐怖で体が強ばってしまったのだが、
王の手前泣き叫びそうになるのも堪えて口を開いたら、思いがけずも肝のすわった発言と受け取られてしまったのである。
若き王はこの娘が自分を、しいては国を救った事、聡明で端正な顔立ちも全てが
自分の妃に相応しいことに気が付いた。
そして華燭の宴を挙げ、丁重に待遇した。

熱病のような恋ではなかったが、王は王なりに皇后を大切に扱い、慈しんでいるようだった。
何より共同統治者としての皇后を必要としていたのだ。
「自分だけを愛して欲しい」と思う事もあったが、王の気質をよく知っていた皇后は
あえてそう望むのをやめたのである。
イズミル王子が生まれた時の王の喜び方は、それまで皇后が望んでいた愛され方なども吹き飛ばしてしまった。
それを思い出すと皇后の口元にかすかな笑みが広がった。
その時城の中がにわかに騒がしくなり、ヒッタイト王が入ってきた。
「お帰りなさいませ」と皇后は立ち上がり、ヒッタイト王を出迎えた。
「おお、今、帰ったぞ。プントの国よりの貢物ぞ、そなたに似合うと思うてな・・。」





246 :お仕置きΨ(`▼´)Ψ:02/03/14 18:57 ID:???
1
「キャロル?何をしている?早くこちらに来ぬか」
メンフィスは寝台の上から窓辺のキャロルに不機嫌そうに声をかけた。ようやくキャロルをミノアからここテーベに連れ帰れた日。
政務だ、宴だと雑務の終わるのも、もどかしくキャロルの待つ寝室にやって来たのに肝心のキャロルは寝台にはいなかった。
「全く、またどこかに行ったのではないかと思うではないか」
メンフィスはさっさとキャロルを抱き上げると乱暴に寝台に投げ降ろした。
「きゃっ、メンフィスったら乱暴ね?私、懐かしいナイルを眺めていたんだわ」
口を尖らせて抗議するキャロルを見て、少し酔ったメンフィスは唐突にあることを思い出した。
「懐かしいナイル、か。そなた、またライアンのことを思っていたのではあるまいな?私がそなたを欲しているのにそなたは他のことを考えていられる冷たい女なのだっ!」
「メ、メンフィスったら!変なこと言わないで。私はただ・・・いやっ・・・!」
「そなたは私だけのものなのに・・・私はそなたのことしか目に入らぬのに、そなたはいつも他のことを考えている。
私の側に居ればいいのにすぐよそに行く。私というものがありながら兄のことを想っている・・・。そのようなこと許さぬ」
メンフィスはキャロルにのしかかり、乱暴に衣装の縫い目を破った。白い肩と胸の隆起が半ば露わになる。キャロルはいつにないメンフィスの荒々しさに驚き、本気で押しのけようとしたが所詮、無駄な抗い。
「仕置きを・・・せねば。そなたが私以外のことを考えられぬように・・・仕置きを・・・」
メンフィスは裂いた絹でキャロルの手首を後ろ手に縛り上げた。そして妻の悲鳴を熱い接吻で塞ぐ。キャロルは恐ろしさを感じながらも・・・メンフィスの情熱に酔っていく自分の倒錯した心をも感じていた。

247 :お仕置きΨ(`▼´)Ψ:02/03/14 19:02 ID:???

メンフィスは口いっぱいに乳房を含み、乳嘴を乱暴に舐めあげた。乳嘴は固く大きくふくらみ、キャロルのおののきを物語っていた。
「メンフィス・・・メンフィス・・・あ・・・ああ・・・」
メンフィスはキャロルの片脚を自分の肩に担ぎ上げ、大きく脚を開かせた。いつもより明るい燈火のもとで、そこは濡れ濡れと卑猥な光を帯びていた。
「いやっ・・・メンフィス!恥ずかしい、やめて・・・」
「ならぬ」
メンフィスの片手は無遠慮にキャロルの秘所を捏ねまわす。水辺を弄ぶ湿った音がキャロルの羞恥を煽った。
「仕置きをいたすと・・・申したであろう?そなたは未だ私の妃の自覚が足りぬ。私のことを・・・私の妃たることを二度と忘れられぬよう仕置きをいたす。ああ・・・そのように涙するでない。私が好きで・・・このようなことをしていると・・・思うか・・・?」
メンフィスの指がキャロルの中に差し込まれる。
「手触りは変わっておらぬ・・・か。誰もそなたに入ってはおらぬな」
キャロルの腰が大きく跳ねた。メンフィスの指が内部を詳細に改める。
メンフィスはもう片方の脚も担ぎ上げ、蜜に濡れる秘花に口づけた。莢の中から勃ちあがった真珠を舌で弄び、甘くやわやわと噛む。
「ひいっ・・・!」

248 :お仕置きΨ(`▼´)Ψ:02/03/14 19:04 ID:???
3
キャロルは狂ったように首を振った。起き上がろうにも後ろ手で縛られているのでメンフィスに自分を押しつけることにしかならない。
メンフィスは胸の突起を摘み、敏感な背筋に指を這わせた。舌を蜜の泉に差し込めば、締め付けられる感触。
「ふふ・・・。私の知らぬクセは何もついておらぬな。味も・・・舌触りも何も変わっておらぬ。私以外の者は誰も・・・触れてはおらぬ」
メンフィスは強く真珠を吸い上げた。キャロルは声にならない悲鳴をあげ、身体を硬直させ、その後、甘い蜜を噴水のように湧き出させながら脱力した。
「メンフィス・・・。知っているでしょう?私には・・・あなたしかいないのに。信じてくれないの?ひどいわ」
「まだ、申すか?」

メンフィスはなおもキャロルを貪った。一度、達した白い身体は過度の刺激に激しく撓った。あまりの快感は苦痛を呼ぶのか・・・?
間もなくキャロルは二度目の絶頂を迎えた。白い肌は赤く染まり、青い瞳は涙に濡れ、メンフィスを見つめている。
「まだ・・・何か申したいか。キャロル?」
キャロルは目を伏せて、恭順の意を表した。羞恥と屈辱、それでも感じてしまった悦び。でも何かが足りない。もっともっとメンフィスを感じたい・・・。
メンフィスはキャロルの手首の絹をほどいてやった。自身が痛いほど猛り立って滾っているのが分かる。

249 :お仕置きΨ(`▼´)Ψ:02/03/14 19:05 ID:???
4
「そなたは私だけのものなのだ・・・」
「ええ・・・メンフィス・・・」
「キャロル。ずっとそなたが欲しかった。初めてそなたを妃としたこのテーベの都で・・・そなたを抱きたかった・・・」
メンフィスは一気にキャロルを貫いた。初々しいそこは強くメンフィスを掴んでいる。
「ふふっ・・・。何とそなたは貪欲なのだ。私を吸い込んでいる・・・ぞ」
激しくキャロルを穿ちながらメンフィスは卑猥な言葉でキャロルを煽った。
「いやっ・・・メンフィス。いやっ・・・」
「許さぬ・・・そなたに・・・仕置きをせねばならぬ・・・」
やがてメンフィスはキャロルの最奥に自身を押しつけ、激しく脈動しながら情熱をぶちまけた。受け止めるキャロルの悲鳴はメンフィスの唇に貪られ、外に漏れることはない・・・。
・・・・・・・・やがてメンフィスは名残惜しげにキャロルから離れた。キャロルの白い身体は激しく好色に弄ばれた跡が歴然としていた。
「許せよ・・・」
メンフィスは優しくキャロルを抱きなおしながら囁いた。
「許せよ・・・ただ・・・そなたが愛しいのだ。そなたが欲しくて仕方ないのだ。許せよ、無体をして怖がらせるつもりなどないのだ。どこか痛むか?苦しいか?」
「メンフィス・・・大好きよ。私にはあなたしかいないの。分かっているでしょ?」
「分かっている。でもすぐ不安になる。そして確かめたくなるのだ」
メンフィスはもう力を取り戻した自身をキャロルに見せた。真っ赤になるキャロル。その金色の頭をゆっくりと自身に導くメンフィス。テーベの夜はまだ長い・・・。

250 :名無し草:02/03/14 23:02 ID:???
中田氏?原田氏?
今夜のご注文はどっち?

251 :名無し草:02/03/15 00:05 ID:???
おおお、めんひすよ、わらわにも仕置きをしておくれ。
ところで原田氏とはいったい何なのじゃ?

252 :名無し草:02/03/15 00:27 ID:???
どちらにしても、イタシタ時点で出来るものは出来るから一緒だよ。
などと言ってみる。
スマソ・・・逝ってきます。

253 :名無し草:02/03/15 00:32 ID:???
>252
「出来る」とは和子のことであろうな?ますます謎じゃ・・・

254 :名無し草:02/03/15 00:40 ID:???
「お仕置きΨ(`▼´)Ψ 」様
楽しませていただきましたー。読み終えて、
王子ならもっと違ったお仕置きをするんだろぉな…(何ていうか
快感8:苦痛2ぐらいのことしそうなイメージです)なんて想像してしまいました。

255 :名無し草:02/03/15 00:48 ID:???
ヒッタイト王には庶子はいないのでしょうか。
ミタムン王女も王妃の子供ですよね?

256 :名無し草:02/03/15 04:11 ID:???
>244,245
ヒッタイトの王妃さま、お若い頃からしっかり者でいらしたのね。
どことなく不釣り合いな美女と野獣カップルのお二人になんだかとっても納得です〜。

257 :名無し草:02/03/15 05:05
>お仕置きオニ作家さま
メンフィス様ったら、そんな大胆な夜をお過ごしでしたのね。
もっと大胆でもいいんだけど・・・。(*/∇\*)ポッ

258 :名無し草:02/03/15 07:08
よかった〜。

259 :名無し草:02/03/15 07:25
何がよかったのじゃ?

260 :ムーラの昔話:02/03/15 13:45
イズミル王子の身の回りの支度を手際よく指示を出すムーラ。
若い娘達は今は主であるイズミル王子がいないので
おしゃべりしながら用事をしている。
「イズミル王子様はもうナイルの姫様に夢中なのね。」
「そりゃああんなに可憐な姫様ですもの、私達にだっておやさしいし・・。」
「早く婚儀を済まされるといいのに」
「そうねえ」
若い娘達のおしゃべりは止まらず、時折はくすくす笑う声などもして聞いていいるだけでも華やかである。
「国王様はいつでも若い踊り子や娘がそばにいらしゃるのにねえ。」
「王子様は違うわ、王子様は一途なお方だわ」
「私も王子様のお目にとまればよかったのに」と冗談めいた一言でまた笑いがこぼれる。
「賑やかなことね、あなた達。いまはお留守でいらっしゃるからいいものの・・。」
常日頃は厳しいムーラも今は仕方のない、といった諦めたような表情である。
「ムーラ様、国王様はいつも女人を侍らせていらっしゃいますけど、王妃様には皆かなわないのですね。
 王妃様はいつでも気品があって・・。」
「そうですわ、女人があんなに傍に侍っていても、王妃様だけは特別に大事になさってらっしゃる。
 他の国では寵姫が政にもクチをだすこともあるとか・・。」
手を動かしていたムーラもその言葉に手を休めた。
「国王様はいつでも王妃様を丁重に扱ってらっしゃいましたよ。王妃様はなんと言っても国母でいらっしゃるし。
 国王様があのような振る舞いをなさるのも、王妃様が黙認されているからのこと。」
ムーラの言葉にまだ王宮にあがって間もなく、昔の事などを知らない娘達は目を見張った。

261 :名無し草:02/03/15 15:33
新作ラッシュが嬉しいです。
このスレでは、ムーラ=影の実力者、メンフィス=お仕置き係、王子=調教係り
でよろしいですか?
で、キャロルはマゾかなぁと(笑)。

262 :名無し草:02/03/16 00:10
>261
見事な分析力じゃ。王宮付きの学者に任ぜようほどに。
だがここにはもうひとりマゾではないキャロルもおるのじゃ。
「キャロル2年後」作家殿、もう復帰しておくれでないか。

263 :名無し草:02/03/16 01:45
>261
王子のキャロル調教モノ?! キャ〜ッ読みたい!
自分でマゾではないと今日まで思ってたけど、王子にだったら調教されたいかも。

264 :名無し草:02/03/16 02:58
>262
以前「キャロル2年後」を書いた者です。「キャロル2年後」はもう逝ってしまいましたので、
今では私も気楽な名無し草。
これは以前にも書きましたが、もうここでお見せすることはありません。
異例の長さなので、本当に皆様にご迷惑をおかけしてしまうからです。でも、お言葉を下さりありがとうございました。
気が向きましたら、ある日ひょこっとこの板にスレ立てしてるかも知れません。(お知らせはしませんよ。)

確かに大人になったキャロルはマゾではないですねー。反対にイズミル王子を翻弄する部分もありかと・・。
けっこう濡れ場が好きなので、リアルでムフフかも。
御仕置き編を読ませていただいて、私もムズムズです〜。皆様素敵です〜。
妄想ではリアル調教なので、鞭使いは禿しくありがいいですね〜。
しかも鞭はよくなめして、痕が残らないように打つとか、王子の技術が問われますね。(どこで覚えるんだ?)
んじゃ、メンフィスは何使うのかな?小道具はいらないのかしらん。
長いネックレスのような宝石の紐?で、キャロルをぐるぐる巻きにして欲しい・・。(ポッ)
えっ?リアルすぎる?失礼しました。逝ってきます。

265 :名無し草:02/03/16 03:22
なに!「キャロル2年後」が逝ったと!?
そんなはずはない。逝けルカ、ナイルの底までさらうのだ!

266 :名無し草:02/03/16 03:31
>264様
あっ、作家様ー逝かないでぇ!
御仕置き・調教編、鞭をはじめ小道具つきのお話もたくさん読みたいです。

>長いネックレスのような宝石の紐?で、キャロルをぐるぐる巻きにして欲しい・・
うーん禿同です!耳飾りなんかも使えそうですね…(え?どこに?!)

本編ではもう王子の鞭使いは見れそうにないのでせめてここで読めたら幸せ(照)

267 :名無し草:02/03/16 04:18
耳飾りはもちろん、クリにピアッシングでしょう。
う〜む、ここまで書くとエロゲーか?

268 :名無し草:02/03/16 13:02
中田氏原田氏顔田氏秩田氏

269 :名無し草:02/03/16 16:00
ummmmmm~
なんだか、すごい話ですね・・・。
わたしも王子の鞭使いはみた〜い。でもあんましハードなのは壊れてしまうかも。
きれいなやつ、お願いします。

270 :名無し草:02/03/16 20:31
王子の鞭!同じくみた〜いっ!
でも流血モノはコワイからこんどは拷問じゃなく「御仕置き」でね。
わくわく(w

271 :名無し草:02/03/17 06:56
久しぶりに来たら・・・
ここエロゲーになっちゃうの?
(作家さまのお話のことではありません)

272 :名無し草:02/03/17 21:14
エロゲーにはならないと思うよ…まぁたまにはそういうのも見てみたいってこと
だと解釈してるけど。
私もみてみたいよ(藁

273 :名無し草:02/03/17 22:09
それぞれの趣味と思われ。
「アネモネ」作家様のご光臨を願います。

274 :名無し草:02/03/17 23:02
「アネモネ」作家さんのお話は情景が美しかったですよね。

275 :名無し草:02/03/17 23:35
わたしとキャロルのテーベの夜はまだ終わってはおらぬはず。
もう長くは待てぬ!「お仕置き」作家殿、続きを頼んだぞ。

276 :名無し草:02/03/18 14:30
調教モノも見たい・・・
ってゆーかメンフィス!このスレでは私と姫が夫婦なんだからなっ!
気安く作家殿にものを頼むでない!
全く姫は恥ずかしがりやだからなー。私は生殺しの蛇ぞ・・・
(いずみるの独り言)

277 :名無し草:02/03/18 14:44
えええっ!煤i ̄◇ ̄;!!!
このスレではキャロルちんはある時はエジプト王妃!
またある時はヒッタイト王子妃!
そしてもしかしたら他の誰かの妻にもなっちゃったりなんかしちゃったり
するのでわっ!?

278 :名無し草:02/03/18 14:46

とゆーことは王子も姫を調教したいのね?!
ぜひお願いっ!

279 :!援軍要請!:02/03/18 14:59
みなさま〜私たちの「キャロル2年後」作家様が大変です!
(馬引けーいっ!)

http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1016380697

280 :名無し草:02/03/18 15:52
何ごとじゃ?

281 :名無し草:02/03/18 15:54
しまった!sage忘れ〜〜

282 :名無し草:02/03/18 16:30
「少年キャロル」様
続きが気になるーー!!お待ちしておりますぅぅ。

283 :名無し草:02/03/18 17:11
私たちのって・・・?
ここリンク貼られてるね。
なんか嫌な予感。

284 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/18 18:11
1
「姫!入るぞ。月が美しい。少し外の空気を吸うのも・・・おや!どうした?泣いているのか?」
声をかけざま、王子は無遠慮に天幕の中に入ってキャロルをのぞき込んだ。
「やだっ!」
キャロルは反射的に王子を突き飛ばした。
女王アイシスの計らいで晴れて婚約者同士としてヒッタイトに向かう王子とキャロルの旅程も終盤ごろ。
潔癖すぎるキャロルは王子を愉しませもしたが、同時に苛立たせもする。今がそうだった。
「どうしたというのだ、一体?何故、そのようにする?私はそなたを心配しているのだぞ。それを・・・」
キャロルは赤くなり、それでも王子を押しのけようと足掻きながらようやく言った。
「何でもないわ・・・何でもないわ。ただ・・・寂しかったの。もう・・・エジプトには、私の母や兄のいるエジプトには帰れないって思ったら・・・」
「姫・・・!そなた、私といるのが嫌なのか?エジプトが・・・まさかメンフィスが恋しいのか?」
「変なこと、言わないでっ!」
キャロルは濡れる瞳できっ、と王子を睨んだ。
「私はただもう会えない家族を思いだして・・・二度と帰ることのない故郷を思い出して・・・寂しくて帰りたくて・・・。あなたは故郷のヒッタイトに帰れるのが嬉しそう。でも私は・・・旅立つ前にせめて家族に会いたかった」
王子は困ったようにむせび泣くキャロルを抱き、無理矢理口づけた。
「私がいるではないか。それでも・・・未練が、失った故郷への未練がそなたを泣かせるのか?私がいるのに。こんなにもそなたを求めている私がいるのに」
「ごめん・・・なさい。でも・・・でも・・・」
涙が王子の胸を濡らし、いたたまれなくなるほど苛立たせる。愛しい娘の願いはどんなことでも叶えてやりたいのに、大切に迎えたくてすぐにでも押し倒したいのを我慢しているのに、これでは・・・。
「そのような未練は私が忘れさせてやる!そなたが二度と故郷を思い出さぬよう・・・私の側以外の場所では生きられぬようにしてやる!」
最前、飲んだ酒がにわかに回ってきたようだ。王子はキャロルを抱く手に力をこめた。

285 :名無し草:02/03/18 20:21
わーい!それからそれから?

286 :名無し草:02/03/18 22:33
拝啓 801ども

俺たちはてめえらが嫌いだ。が、少しはまともなやつもいるんじゃないかと
期待していなくもない。
よってhttp://comic.2ch.net/test/read.cgi/ymag/1016360927/l50
に招待するので、801の中で最も優秀な奴を決めてほしい。
勝ち残った奴のスレはもう2度と荒らさないと誓おう。
                            敬具

287 :名無し草:02/03/18 22:56
やっぱり荒れた・・・・

288 :名無し草:02/03/18 23:44
うん。そうだね。あげられてるね。
ここで長文書いて気に入らないレスつけられたからってあんまりだ。
結局、自分さえよければいいんだね<2年後作家さんってサイテー

289 :名無し草:02/03/18 23:50
これこれ。
>286は難民のあっちこっちに貼られてるコピペじゃよ。

290 :名無し草:02/03/19 00:23
ここのスレがリンクされてた・・・荒らしたいの?

291 :名無し草:02/03/19 00:26
>279さん、煽ったの?

2年後作家さんのお話も楽しく読ませてもらったからあまりヒドイこと
書かないで欲しい気もするんだけど。。。

292 :名無し草:02/03/19 00:32
違うよ多分。別室1が助けを求めに来てその後戻って自作自演?!
又はそれに近い。

293 :名無し草:02/03/19 01:52
さすがに最近は嵐ごときでうろたえるものはおらぬな。
みな打たれ強くなったものじゃ、のうアリ。
なりきり板で試練に耐えてきたことも無駄ではなかったということじゃ。

294 :名無し草:02/03/19 01:58
「Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ」作家様の続きが気になりすぎて
嵐なんぞ気づかなかったわい。

295 :名無し草:02/03/19 02:09
「Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ」の王子はどうやって
わたしに家族への未練を忘れさせてくれるというのかしら・・・(ドキドキ

296 :名無し草:02/03/19 02:23
何をやってもやさしくイジメてもらえるキャロルに嫉妬しちゃう…
私が王子に代わってお仕置きしてやりたいわ!

297 :名無し草:02/03/19 02:32
スマソ。漏れはどれが嵐かわからなかったよ・・・
鈍いのか?漏れは・・・。

ともかく続きを期待しておりまする。<作家さん達

298 :名無し草:02/03/19 02:33
ぎゃ!
あげてしまった・・・
これじゃあ私が嵐だ。
鬱だ

299 :名無し草:02/03/19 02:35
>296 では私めが。
買rシビシ!(to キャロル)

300 :名無し草:02/03/19 02:36
作家さまぁー、早く続きを読ませてくだされー。

301 :名無し草:02/03/19 02:43
指組み王子より >299へ

そなたが私の大切な姫をいたぶったのか?
覚悟いたせぃ!ビシバシ#

−期待どおりの展開かしら?

302 :名無し草:02/03/19 03:48
>297
286じゃないか?「二度と荒らさない」とか何とかいってるし。
なんなのかよくわからんが、本人は一応嵐のつもりらしい。

303 :名無し草:02/03/19 14:22
>301
王子に御仕置されたくてキャロルにいぢわる…いいね!
だけどヤパーリキャロルが王子の愛に満ちた御仕置き受ける話に萌え〜

304 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/19 14:24
2
王子は荒々しくキャロルの唇を貪った。いつもいつも自分の欲望を押し込めてひたすらキャロルを気遣って接していたが我慢ももう限界のようだ。
勝ち気かと思えば、うぶで内気で、男に触れられるのさえも厭う神殿の巫女のような娘。処女の傲慢さか、王子を翻弄する度し難い娘。王子の妃となる自覚が全くない。
「私は・・・そなたに都合のよい男ではないぞ。そなたは私のものになるためにエジプトを出たのだ。私が親切にもそなたを家族のもとに返してやるようなおめでたい男とでも思ったか・・・?」
「あ・・・」
キャロルの身体が撓った。恐ろしい、と思った。厭わしい、と思った。
だが。心のどこかで。
「未練を捨てさせて欲しい」と思う自分がいた。迷う心を王子が取り去ってくれるなら・・・。
そう思うと。
息苦しいほどの接吻はいつしか甘い陶酔を苦い屈辱の中に忍び込ませる。
王子もまた気付いた。キャロルの吐息に得体の知れぬ甘さが僅かに混ざったことに。
王子は強い酒気を帯びた吐息でキャロルを酔わせた。
「そなたをもう余所では・・・私の腕の中以外では生きられぬようにしてやる・・・!」
王子はキャロルの悲鳴を接吻で塞ぎながら一気に紗を引き裂いた。

305 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/19 14:25

白い身体が燈火の中に浮かび上がった。
「いやっ・・・!」
キャロルは思わず起き上がり、逃れようとした。
「逃がさぬ・・・」
王子はキャロルがクッションの脇に置いておいた絹のリボンを取り上げると鞭のように振るった。鴇色のリボンはあっという間にキャロルの上半身を縛り、そのまま手許に引き寄せ、押し倒した。
リボンは華奢な身体に食い込み、小振りな胸の双丘を歪ませた。
「このようなことは・・・嫌か・・・」
自嘲めいた嗤いを浮かべながら王子が問うた。指先で摘んだ胸の突起はもう小石のようになっている。
キャロルは呟いた。
「こんなのは嫌。恥ずかしい。王子は私の嫌なことはしないって言ったのに・・・。」
「そなたの迷いを消してやる。そなたとて・・・それを望んでいるのだ」
「本当に・・・忘れられるの?迷わなくなるの?あなただけ・・・を想って・・・。本当に?」
「本当だ・・・。私の刻印をそなたに・・・」
王子の指がきゅっと胸の宝玉を摘み上げた。キャロルは力無く首を振った。
「分からない、私。あなたが何故、こんなことをするのか・・・」
「そなたを愛しく思うが故に・・・そなたを私だけのものに・・・」
王子の手は馴れ馴れしく乙女の身体を探り、その幼い欲望をかき立てた。

306 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/19 14:26

上半身の自由がきかないキャロルの身体を王子は大胆に押し開いた。
肌の白さを欺く薄紅色の秘花が外気に晒され、震えた。
(ほう・・・これは・・・)
すでに蜜に潤ったキャロルを見て王子はひとりごちた。強い力に翻弄されるのを喜ぶ女、というのを王子は知っていたが,まさかこの娘も・・・?
(あるいは・・・幼い経験のない身体ゆえ、心に逆らって身体が反応するのか?)
王子は指先で莢から勃ちあがった真珠を弾くように弄ってみた。そして剥き出しの乙女の封印を注意深く指で押してみた。
「ひいっ!」
キャロルのかすれた悲鳴。でもトロリとした蜜が甘く匂いながらあふれ出す。
「王子、王子。嫌。怖い。お願い、恥ずかしい。あ・・・あっ・・・」
王子の慣れた指が紅色に染まった真珠を弄び、溢れる蜜に濡れる花びらを引っ張って巫山戯る。
「羞じることはない・・・もっと声をあげよ。もっと望むままに振る舞え。そなたは生まれ変わらねばならぬ。そなたは私の妃になる身なのだ。
何も考えるな、ただ感じよ・・・!」
王子の舌が濡れて咲き誇る薔薇を舐めあげた。蜜を啜り、真珠を甘く噛み、強く吸う。そうかと思えば巧みな舌で切なく耐え難い感触をキャロルの脊髄に伝える。
「姫・・・愛している。愛している」
不意に王子の行為が止まった。
「そなたは私が嫌いか・・・?」

307 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/19 14:27

初めての情欲の炎に身もだえるキャロルは潤んだ瞳で王子を、非情な笑みを浮かべる恋人を見つめた。幼い頃からのクリスチャンの禁欲的な教育、見知らぬことに対する闇雲な恐れ。自分の身体を弄ばれたことに対する怒り、哀しみ・・・。そんな感情が去来する。
だが。キャロルの本能は叫んでいる。
「・・・嫌いじゃないの、王子。でも・・・怖い。少し・・・」
「怖くはない・・・。そなたを苦しめたり、痛がらせたりするような惨いことはせぬ。いまはまだ、そなたに教えることしかせぬ・・・」
王子は柔らかく微笑んで、もっと優しく巧みに先ほどの行為を続けた。
キャロルの秘所は王子の舌で初めて咲き綻び、蜜を滴らせ震えた。初めて外気に、他人の視線に晒された薄紅の真珠は固く大きく勃ち、王子の舌に指になぶられる。しなやかな指は乳嘴を、そして少年じみた固さの小さな双丘の奥の菊花をも弄る。
「ああっ・・・王子・・・王子・・・怖い。私・・・変なの・・・」
「大丈夫だ、大丈夫だ。姫、すべてを私に委ねよ!」
王子の声も切羽詰まったものになっている。
キャロルは白い閃光に呑み込まれ、蜜を吹き零しながら意識を手放した。
王子もまた・・・一瞬遅れて堪えきれなかった欲望を絹のリボンに縛められた白い身体に吹きかけたのであった・・・。

308 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/19 14:28

「あ・・・?」
「姫・・・動くでないぞ」
いつの間にかキャロルの白い身体は清められ、王子もきちんと衣装を着ている。だがキャロルは相変わらず縛められたまま。そう長く意識を失っていたわけではなさそうだ。
恥じ入る言葉をキャロルが口にする前に王子はその唇を接吻で塞いだ。
「私はそなたに心を奪われている。私はそなたの僕だ。だが・・・同時にそなたの主でもある。そなたに・・・主の印を付けて良いか?」
キャロルは甘く痺れた身体を閉じることも気怠く、ただ頷くだけだった。自分でも知らなかった新しい自分がつい先ほど目覚めたばかりなのだ。
「そなたは私の最愛の妻、そして私の僕だ」
「ええ・・・。私はあなたの囚われ人だわ・・・離れられない。もっといろんなことを教えて」
「ずっと私の側にいるように・・・印をつけねば」
そう言って王子は金色の鎖をキャロルに見せた。変わった形をした鎖は信じられないほど細く繊細だった。
一方の端は三つ又に分かれ、もう一方は二又に分かれ、それぞれの先端に小さな小さな留め金がついている。
「何・・・?」
「そなたがどこにも行けぬようにするものだ」
王子は好色な笑みを浮かべると、手慣れた様子で留め金をキャロルにつけた。
三つ又のほうは、キャロルの真珠と泉を覆う花びらに。二又のほうは、胸の頂を飾る二つの宝玉に・・・。
「あ・・・」
キャロルは真っ赤になった。抗議しようとしたがそれは王子に封じられた。
「逆らうことは許さぬ。そなたを私の側以外で生きられぬ身体にしてやる。
こうすれば・・・そなたはどこにも行けぬ。そなたは私の僕だ。これは僕の縛め・・・ぞ」
王子はキャロルの顰めた眉の中に、困惑の吐息の中に甘い陶酔を素早く感じ取っていた。
「さぁ・・・これでよい。・・・衣装を着るのを・・・手伝ってやろう」
王子は軽く鎖を引っ張りながらキャロルの耳朶に囁きかけるのだった・・・。

309 :名無し草:02/03/19 14:41
うをををっ!鼻血がぁぁぁっ!
これまでの乙女達のお願いをいっぺんに詰め込んだ意欲作!(謎爆)

310 : :02/03/19 17:15
( ̄ii ̄)ぶーっ

311 :名無し草:02/03/19 17:42
新作だ・・・。
ツボな新作だ・・・。
こーゆーノワール王家(なんじゃそりゃ)もスキ・・・かも。
王子ぃぃぃっ、すかした仮面の下はムッツリさんだったのね。
でもいい。あなたなら・・・許す(笑&照れ&喜)

312 :名無し草:02/03/19 20:06
作家様ぁ、ありがとうございます!スバラシ過ぎます。(感涙)
王子はいったいどこでそんな素敵な鎖を手に入れたのかしら!
初めての夜にそんな技使うとこみるとまだまだ隠し玉はあるね。
「いまはまだ、…」って、あっ鼻ヂが…

さすが王子っ!夢に出てきちゃいそうだ。
こりゃキャロル、逃げ出したりしたら大変なコトになっちゃうよ〜

313 :名無し草:02/03/19 20:24
>301
ワラタ!! 王立保育園 指組: イズミル.S.王子(?)

314 :名無し草:02/03/19 22:39
>312
いや、ここで逃げてやらねば王子もつまらぬ。
王子はキャロルが逃げてみたりすることくらいもう読めていて
余裕の笑みをたたえて「指組」中。

315 :名無し草:02/03/20 00:25
「Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ」作家殿
今読み終えました・・・寝る前に読めてよかったァ。
つづきを想像しながら寝たら私もキャロルになれるかな?
はぁ。。。すっかりツボに入りました。
作家様ありがとーございます。つづきも期待しています。(惚)

316 :名無し草:02/03/20 01:09
ああ〜、「キャロル2年後」作家様の続きはどうなってしまうの〜
逝かないでえ、作家様〜!

317 :名無し草:02/03/20 01:50
近頃作家様たちの作品のつづきが気になって毎日寝不足...

318 :名無し草:02/03/20 02:34
それならキャロル2年後作家様をこっちに呼び戻しませんか?

319 :名無し草:02/03/20 02:59
>318
いいね!
嬉しいけど…戻ってきてくれるかな?

320 :名無し草:02/03/20 03:33
>319
すでに過去にも作品発表するのやめてロムになられた作家様もいたし、難しいかも。
2年後作家様がここを見てくれるかどうかもわからないしね。
でも戻って来てもらいたい気持ちは私も同じ。せめて声を限りに叫ぼう。
「作家様、戻って来てくれ〜!!!!!」

321 :魚の目:02/03/20 11:32
「姫よ、ディムルンからの貢物ぞ、そなたに似合うと思うてな。」と
ある日イズミル王子がキャロルに手渡したのは古代では「魚の目」と呼ばれている
真珠のネックレスである。
「まあ、真珠!きれいだわ、ありがとう、王子!」
キャロルは喜んで手にとって眺めた。
薄くピンクがかったような光沢のある、多少不揃いではあるものの美しい品。
「そなたが喜ぶのを見るのは珍しい。確かにこれはなかなか手に入らぬ物ゆえ・・。」
王子は喜んでいる自分の妻をクスリと笑いながら見ていた。
側に仕える女たちも口々に「なんて美しいのでしょう」と賞賛する。
「・・以前、16の誕生日のお祝いにライアン兄さんがくれたわ・・。
 とても気にっていて、パーティの時には必ず身に付けてたの・・。」
キャロルの青い瞳はいつの間にやら思い出の中をみているように、視線は確かにネックレスにあるのだが
物思いにふけってしまった。
あの時ライアン兄さんから贈られた物は、現代の技術によって美しく加工され、ベルベットの箱にあったが
今手の中にあるこの品も独特の気高い輝きを同じように放っている。
あまり見ることのない真珠を見たせいなのか、少々感傷に浸ってしまったようだ。
「許せぬな、この私よりもその魚の目のほうがいいというのは。」
王子の中に愛しい少女に歓喜の涙を流せたいという欲望がこみ上げてきて
突然の事に呆気に取られているキャロルを強引に抱き上げると
「しばらく休む!」と側仕えのものに言い放つと寝室へと入ってしまった。

322 :魚の目:02/03/20 12:05
「お、王子、王子?何をするの!」
驚いたキャロルは声をあげたが王子は構う事もないように
薄い紗の天幕を捲り挙げ、キャロルを寝台の上に少し荒っぽく降ろした。
「我が妃が私より魚の目に興味があるのは許さぬぞ。」と穏やかだが幾分意地悪い響きをもった王子の言葉。
「仕置きせねば、な・・。」
王子の欲求をさとり頬を染めるキャロルに王子は優しく被さっていった。
「待って!待ってったら、王子・・。」
キャロルの拒む様子がまた艶かしく思え、王子はクスリと微笑んだ。
「こばむ事はならぬ、そなたの身体も私を待っているゆえな、ふふ・・。」
青空を映したような美しい瞳が潤み始めたのを見ると、王子はゆっくりと口付けていった。
キャロルの衣装を剥ぎ取り、剥き出しになった首元からはっきりと浮いて出た鎖骨や
かわいらしくまろびでた柔らかい胸を丹念になぞっていく。
キャロルの唇から王子の望んできた戦慄きがか細く零れ落ちてきた。
甘い香りのする肌を唇でなぞり、指はやがて甘い蜜を滴らせている秘密の花へもぐりこんだ。
「や・・やめ・・。」
甘く切ない愛の技巧にキャロルの白い腰は自分の意志とは関係なく跳ね、
王子の指に蜜を滴らせ、ますます王子をそそる。
「ではそなたの気に入った物をここに入れてやろう、それなら不満などあるまい」
キャロルの手に握られていた真珠のネックレスを取り上げると
ぼうっとしているキャロルの花弁にそれを入れたのだ。

323 :名無し草:02/03/20 12:32
また新作だー!すばらしいほどの新作ラッシュ!
ああ、この板に移ってきて良かった。

ところで真珠って酸に弱いんだよね?
そんなところに入れたら溶けちゃう気がするんだけど・・・。
いいのか?高価な品なのに。

324 :名無し草:02/03/20 12:41
「魚の目」作家さま!勝手に続きをお許しくだされ〜。

「ひいっ・・・」
かすれた悲鳴がキャロルのおののきを物語っていた。それでも稚(わか)い身体は王子が望むまま、潤み、熱くなる。
艶やかになめらかな真珠の連なりは、ごつごつと驚くほど荒々しい感触でキャロルに入り込んできた。
「そら・・・」
王子は首飾りを出したり入れたりしてキャロルを弄んだ。くちゅくちゅ・・・卑猥な音が響く。
王子の指はキャロルの珊瑚珠を弄び、魚の目の首飾りはキャロルの内奥を刺激する。
「あーっ!」
キャロルが達したのと、ムーラが謁見への臨席を促しにきたのはほぼ同時だった。
「父上のお召しか。我らもすぐ参る!」
王子は答えるとまだ痙攣する胎内に首飾りを半ば以上、入れ直した。薔薇色の亀裂から白く輝く真珠の連なりが覗く・・・。
「支度をせねば・・・」
王子はあの金の鎖を取り出し、手際よくキャロルにつけてやった。真珠と金の鎖で飾られた身体は薔薇色に染まり、何とも艶めいた光景だった。
王子に助け起こされたキャロルの僅かな動作のたびに、揺れる真珠と鎖が切なく恥ずかしい刺激をその身体に伝える。
王子はキャロルに衣装をつけさせてやる。王子妃の衣装を纏ったキャロルは清純無垢な乙女に見えた。
「誰も・・・その衣装の下に隠されたそなたを知らぬ。ふふ・・・さぁ、謁見に参ろうか。粗相をするでないぞ・・・」
王子は奴隷を従える主人と、優しい恋人の混ざった微笑を浮かべ、キャロルの手を取った。

325 :魚の目:02/03/20 12:45
キャロルの口から甘い叫びが零れ落ちた。
男女の睦み合いなど王子に教えられるまで何も知らず
王子が自分の花を愛撫するのさえ恥ずかしく感じてしまうキャロル。
なのに今王子がひんやりする真珠を意地悪く納めようとしている。
「気に入ったのであろう?うん?」
薄紅色の花弁の中から半透明に輝く珠が零れ落ちている様をみて、なおも問い掛ける王子。
「やめて・・。」とと喘ぎながら弱弱しく王子を押しのけようとする細い両手首を難なく左手で
キャロルの頭の上に押さえつけながら、軽く真珠を引っ張る。
繊細な襞に一粒一粒に絡みつき、王子が真珠に触れる度、キャロルは今まで得たことのない
切なさを感じ、身体を戦慄かせた。
「王子・・お願い・・。」
現実に何がどうなっているのかわからないくらい深い波にさらわれそうになりながらもキャロルは懇願した。
「何を?私だけを大事にいたすか?のぅ、姫よ・・。このままにするか、それとも・・?」
「王子・・!」
キャロルの唇を己のそれで塞ぐと強引にネックレスを引っ張り出し
白い首をのけぞらせた身体に深く己の分身を埋めた。
細かく痙攣する華奢な身体を抱きしめて王子も快楽の頂点へと極めたのだった。

汗ばんだ身体を横たえながら王子はキャロルの腰へと手を伸ばして引き寄せた。
「あ・・あんなのって・・・ひどいわよ、王子。」
王子に翻弄されたキャロルは頬を染めながらも抗議した。
「もう使えないわ・・。」
恥ずかしそうに王子の広い胸に顔を埋めるキャロルに満ち足りて口元に笑みが浮かぶ王子。
「使ってやる、私がそなたに、な」と王子は微笑み、キャロルの頬はよりいっそう紅くなった。
寝台の上にはひとつの真珠のネックレスが美しい光沢を放っていた・・・。

326 :名無し草:02/03/20 12:58
「魚の目」作家です。
つたない文章ですみません。
なんだか勢いのままキーボードを打ってしまいました。(汗
324様のように色んなバージョンもあるといいですね。
書いて見たかったのですが、表現力不足なのでちと諦めておりましたので嬉しかったです。
ありがとうございました。

327 :名無し草:02/03/20 13:55
わぁーい新作新作!なんて幸せなんだ。
「魚の目」作家様、324作家様続きをぜひにーっ。
やっぱり王子はこうでなくちゃ。すばらしい作家様たちのおかげで
王子への想いは募るばかり…

328 :324:02/03/20 14:01
「魚の目」作家様、横入りして申し訳ありません。
王子ったら・・・王子ったら・・・王十タラ・・・。
またお書きになってください。

329 :名無し草:02/03/20 14:04
「魚の目」作家殿 なんといってもイジワルな王子は魅力的ですねぇ。
今日は「Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ」作家殿の続きも読めるかしら(ドキドキ)

330 :名無し草:02/03/20 14:24
こういう本編では絶対見れそうにない王家、好きだー。すてきだー。

331 :名無し草:02/03/20 14:45
ヽ( --)/~~~~~~~☆ビシッ -ヾ(。><)//イヤン。

332 :名無し草:02/03/20 17:21
↑もしかしなくても王子とキャロル?(w

333 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/20 17:43
7
旅の最後の日。王子の縛めを楚々とした衣装の下に隠したキャロルは、王子に抱かれて駱駝の鞍の上にあった。王子がキャロルをいつもの輿から連れ出したのだ。
「今日はもうハットウシャに入る。首都の民にそなたを見せたいのだ。そなたとて輿の中ばかりでは退屈であろう」
ベールで慎ましく顔を隠したキャロルは王子の力強い腕に抱かれている。昼間の王子はとても優しい。世の人々が優れた若者よと褒め称えるのも無理はない。
だが夜は。王子はキャロルのうぶな身体に様々なことを教え込んだ。キャロルは王子に酔わされ、とろかされ、求められるままに白い細い指で自らを開いて見せることすら、あった。王子はキャロルを好色に弄ぶ。身体は未だ乙女のままにして。
楚々として美しく、それでいて淫靡な乙女。そう、王子がキャロルをそのようにした。金色の奴隷の鎖で身も心も縛めて・・・。
だが今は明るい太陽が照っている。王子は冷静沈着な英君の貌(かお)をして威風堂々、キャロルを守る。
途中、王宮から出された王子の一行を守る兵が合流した。道には人が多く見られるようになり、皆、王子とキャロルに歓呼の声を浴びせた。
王子は鷹揚にそれに応える。だがキャロルは・・・。

334 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/20 17:45

「姫、どうした?そなたも手を振って応えてやらぬか」
「あ・・・いえ・・・私・・・」
キャロルは顔を伏せた。白い華奢な身体は震えている。
金色の鎖が。キャロルの主たるイズミル王子が与えた僕の縛めがキャロルを責めて
いる・・・。
鎖の先端につけられた留め金はキャロルの珊瑚珠と花びら、そして胸の双丘の頂き
に結ばれていた。キャロルが僅かに動くだけで、身体の繊細敏感な箇所は疼いた。
長い鎖は揺れ、刺激を何倍も恥ずかしく切なくした。
それなのに。
今は駱駝の鞍の上。揺れはもっと大きく規則的だ。それに・・・鞍は下の縛めを
キャロルに余計、食い込ませた。真珠が、花びらが固く大きく勃ちあがり、留め金
の締め付けをひどく窮屈なものにした。三つ又の鎖に繋がるそこは熱く脈打ち、
濡れた。
それだけではない。乳嘴もまた下のそこの疼きに呼応するように固く凝っていくの
だ。
「王子・・・あの・・・」
王子を見上げたキャロルは、恋人の目の中にあの夜の意地悪で好色な色が浮かんで
いるのを見た。
「ふふ・・・切ないのか?辛いのか・・・?そうだな、そなたを苦しませるのは本
意ではないが・・・ここでは取ってやるわけにはいかぬ。我慢いたせ・・・。
我慢したら・・・夜、全ての行事が済んだら・・・取ってやろう。良い子で行儀良
くしておれたら・・・褒美を与えようほどに」
キャロルは残酷な腕の中で白い閃光に呑み込まれたいった・・・。

335 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/20 17:46

大歓迎と好奇の視線の中、王子の花嫁キャロルはハットウシャ王宮への入城を果た
した。国王夫妻への謁見、臣下へのお披露目、神殿への参詣、歓迎の宴・・・。
行事はいつ果てるとも知れない。ヒッタイト風のゆったりとした衣装の下で目立た
ないが、キャロルの胸のふくらみは熱くしこり、その頂の紅玉は布を持ち上げんば
かりだった。
キャロルの女性の器官も苦しいほどに燃え、溢れる蜜は時々、耐えきれないとでも
いうようにとろりと脚を伝って零れていく。
キャロルの頬は薔薇色に染まり、瞳は熱っぽく潤んだ。しかし何も知らない人々は
それすら幼い少女のような花嫁の初々しさよと微笑ましく見守るのだった。
ただ一人、事情を知る王子はキャロルの耳朶に囁く。
「もう少し・・・もう少し・・・我慢いたせ。倒れたり・・・粗相をすることが
あってはなるまいぞ。そのようなことになれば、お節介な侍女や医師らがそなたの
身体を改めよう。僕の印をつけたそなたを、な」
キャロルはじっと残酷な、でも愛しい恋人を、主を見上げた。キャロルは苦しみな
がらもどこかで目眩く甘い陶酔を感じてもいるのだ。
・・・それは厭わしくも愛おしい目覚めたばかりの感覚・・・。

336 :Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ:02/03/20 17:48
10
キャロルと王子がそれぞれの部屋に退出することを許されたのは夜半過ぎか。
王子はキャロルの部屋にいた侍女達を下がらせた。恋人同士の共寝を邪魔する野暮
な者もおらず。秘密を共有する主従は寝室で二人きりにされた。
「よく・・・我慢いたしたな」
白い身体を露わにしながら王子が囁く。身体全体は薔薇色に染まり、留め金で締め
付けられた場所は赤く腫れ、脈打っている。
「どうもなっておらぬか調べてやろうほどに」
王子はキャロルの身体を大きく開かせ詳細に改めた。キャロルは耐えきれず涙をこ
ぼした。
王子はキャロルの痛む場所を優しく舐めてやり、ひんやりとする薄荷の匂いのする
油薬を擦り込んでやった。これほどのことをしながら王子はまだキャロルを貫くこ
とはしないのだ。
「旅は長かったな。後は婚儀だ。10日後・・・。あと10日か。我が花嫁となる
そなたにもっと色々と教えるのにはちと短いかも知れぬ」
キャロルは王子に縋った。痛みと苦しみ、悦びと歓喜。この物狂おしい日々があと
10日。そしてその後は・・・?
「愛しいそなた。私が、このようなことをする男は嫌ではないか?」
キャロルは首を小さく振り、愛しくも恐ろしい男に縋っていった。

とりあえず終わりです。大えっちぃなお話・・・。お許しください。

337 :名無し草:02/03/20 17:59
今日も再び鼻血が・・・
でも作家様、「帰路」終わっただけでまだまだ続きを書いて
下さるんですよね?!(激期待)
(/。\)キャ!ハズカチィ

338 :名無し草:02/03/21 00:10
「帰路にて」の作家さまドキドキの大興奮でよませていただきました。
婚儀までの10日間じゃ教えきれないほどたくさんのことを王子は
キャロルに試そうとしてるのですね・・・☆もっと知りたいですっ♪

339 :名無し草:02/03/21 02:41
今週も新作ラッシュだ!

340 : :02/03/21 13:13
婚儀まで10日・・・。
つ、つまり、あと9日分のお話があるのでしょうか?
o(^o^o)(o^o^)oワクワク!

341 :名無し草:02/03/21 14:26
メンフィスさまぁぁぁぁっ!
あなた様はここでは完全に脇キャラなのですね・・・。分かってはいても哀しい私はメンフィスファン

342 :ほのぼの・・・:02/03/21 15:17

「ふうっ、疲れた。今回の調査旅行は思ったより手間がかかった・・・」
湯上がりの上気した体にさらりとマントだけ巻き付けて、イズミル王子はキャロルの膝に頭を預けた。
「本当に。半月の予定が3ヶ月。もし、あなたに何かあったらどうしようかと恐ろしくて・・・」
キャロルは優しく王子の前髪を掻き上げながら囁いた。二人が久しぶりの再会を果たした秋の夜更け。
「帰ってきてくれて嬉しいわ・・・」
「どれほど、そなたが恋しかったか・・・」
王子は半身を起こし、妻に口づけようとした。
その時。
廊下に騒がしい足音が響き、乱暴に王子の寝室のドアが開けられ、狼藉者が飛び込んできた。
「父上!お帰りなさいませ!」
「ちちーえ、お帰りなしゃいましぇ!」
イズミル王子とキャロルの間に生まれた二人の王子、アレクとオスマンであった。二人は無遠慮に寝台に上がり、大好きな父親に乱暴に抱きついた。
「アレク様、オスマン様!おやめ遊ばせ。さぁさぁ、父君はお疲れでございます。明日、改めてご挨拶あそばしませ・・・」
あたふたと追いかけてきたムーラが、元気の良すぎるやんちゃ坊主達に言うが無駄なこと。

343 :ほのぼの・・・:02/03/21 15:18

「今日は父上、母上と一緒に寝るから、ムーラは下がっていよ。ねぇ、いいでしょ、父上。ね、母上」
「ボクはここで寝るかーねっ!」
じき4才になる兄王子アレクが言えば、2才のオスマンも回らぬ舌で主張する。イズミル王子によく似た整った顔立ちの幼児たちである。
キャロルはにこにこと子供達を見ている。
「まぁまぁ、あなた達、よく分かったわね。ずっと父上のお帰りを待っていたんですものね。でもムーラを困らせてはいけませんよ」
「母上、ここで寝てもいいでしょう?母上ばっかり父上と一緒に寝てずるい!」
「・・・そう・・・ねぇ。でもそういうことは父上にお聞きしないと・・・」
王子は最初、驚いたがじき面白くてたまらぬというふうに笑い出した。
「よしよし。アレク、オスマン、今宵は特別にそなたらの我が儘を許す。ムーラ、子供達はここで休むゆえ、明日、また迎えに参れ!」
子煩悩な父親の顔になった育て子イズミルの顔を、優しく見上げてムーラは下がっていった。
「やったぁ!父上、ありがとう!オスマン、早くおいで」
「ちちーえ、ありがとう」
オスマン王子は、はや眠たげな声であった。そして短い喧噪の後、二人の男の子ははしばみ色の癖毛に縁取られた頭を寄せ合って眠り込んでしまった。
イズミル王子とキャロルは二人の間で無心に眠る幼子の顔を幸せそうに見守った。
「ふふ・・・姫、今宵は我らも休むといたそうか。そなたを抱きたいが・・・これではそうもいくまい。ふふふ・・・」
「馬鹿ね・・・」
キャロルは自分に戯れかける王子の手を優しく払いながら、笑った。

344 :ほのぼの・・・:02/03/21 15:19

次の日の朝。一人、庭を散歩するイズミル王子の耳に子供の忍び笑いが聞こえてきた。
「アレク、オスマン。もう食事は終わったのかな?」
王子が声を掛けると茂みの中からアレクとオスマンが走り出してきた。
「おや・・・?母上はどうした?」
「ははーえは、ごきぶんが悪いの」
オスマン王子が得意そうに言った。
「何?」
「でも、ごびょーきじゃないよ。あかちゃんのせいなの。ぼく、おにいさんに・・・」
そこまで言ったオスマンの頭をいきなりアレクが叩いた。
「ばかオスマン!何てお喋りなんだ!それは僕らと母上の秘密じゃないか!」
「叩かなくてもいいじゃないかぁ!あにーえのばか!うわーん!」
「こらっ!喧嘩はやめぬか!」
王子の一喝で二人はその場に凍り付いた。
王子はつとめて冷静に息子達から話を聞きだした。彼の最愛の妻はいままた懐妊しているらしい・・・!
王子は息子達を乳母のところに抱いて連れていった。早くキャロルの話を聞きたい・・・!

345 :ほのぼの・・・:02/03/21 15:19

「姫?」
王子が居間に入ると少し青ざめたキャロルが微笑んで彼を迎えた。
「どうした?顔色が悪い。気分が悪いのか?」
空とぼけて尋ねる王子を見て、侍女達が嬉しそうに目を見交わす。キャロルの頬もさっと赤くなり、瞳は押さえきれない喜びに輝いた。
「ええ・・・あの・・・少しの間、あなた達、私と王子だけにしてくださいな」
侍女達を下がらせたキャロルを王子が腕の中に抱き上げた。
「どうした?何かな?」
キャロルは恥ずかしそうに、でも嬉しそうに告げた。
「あのね、私たちのところにまた・・・赤ちゃんが来てくれたの。春頃には生まれるって・・・」
「おお!よくやった!」
王子は初耳であるかのように少し大げさに喜んで見せた。幾度聞いても嬉しい報せ。
「そうか・・・そうか。姫、良い子を産んでくれ。身体を大切にして・・・」
キャロルは幸せそうに愛する人の胸に顔を埋めた。

そんな二人をそっと覗いているのは二人の王子。両親が恋人同士に戻って抱き合う様子は美しくも面はゆい。二つの小さな足音はすぐに遠ざかっていった。

そして。
春に生まれたのは金茶色の髪をした色白の王女。キャロルに似た小さな愛らしい王女をイズミル王子は溺愛した。二人の兄王子もこの愛らしい赤ん坊に夢中になった。
赤子を抱くキャロル、そのキャロルにまとわりつく二人の王子。イズミル王子はこの風景を守るためにこそ生まれてきたのかも知れない、とふと思った。

終わり

346 : :02/03/21 15:40
>ほのぼの作家さま
メンフィス様らぶの私でも、なんだかいいな〜ってほのぼのしちゃいました。
なんだか春の陽だまりみたいな感じですよね。

347 :名無し草:02/03/21 17:37
>「ほのぼの…」作家様
これぞ王子の夢見る未来のカタチですね〜、あったかい。。。


>「Ψ(`▼´)Ψ帰路にてΨ(`▼´)Ψ」作家様
別の漫画に出てくるヒッタイトの王子に浮気してたけど完全に目が覚めました!
イズミル王子の魅力にはかないません。参りました。
私も残りの9日間が知りたいー。

348 :名無し草:02/03/21 18:02
>イズミル王子はこの風景を守るためにこそ生まれてきたのかも知れない、とふと思った。

ううっ、王子〜、幸せになってください〜。
作家様、幸薄そうな本編の王子を思ってこういう展開に感動しました。ありがとうございました。

349 :名無し草:02/03/21 19:44
王子、欲しいものは全て手に入れてるね。ここでは(苦)
本編でのウサを存分に晴らしてくださ〜い。
作家様ありがとう!これからも楽しみにしています。

350 :名無し草:02/03/21 23:50
ちぃと覗かせてもらったけどこのスレ、姫に載ってる本編よりイイネ!-(゚∀゚)

351 :名無し草:02/03/22 04:16
キャロル2年後の作家さんも戻って来られたらいいのに。

352 :名無し草:02/03/22 04:24
>351
禿同。でもきっとわたしたちの気持ちは届いていると思うよ。
2年後作家様、見てる〜? お願いだから帰ってきてね〜。

353 :名無し草:02/03/22 04:47
ああ、わたしは数年後には2男1女に恵まれてほのぼのと暮らすんだわ。
子煩悩な王子に加えてミニ王子が2ヶもいれば、あえて諸国を漫遊して
不幸の種をまき散らさなくても、十分楽しい人生が送れそうね。
作家様ありがとう!!

354 :名無し草:02/03/22 10:33
>351,352
それを望んでいない人だっているんだから、あんまり何度も呼ばないで〜。
個人スレ立ち上げて、ここを貼ったりされてから私もあんまり、いい印象はないです。

次回は個人HPになるようですし、プレッシャーかけずに気長に待ってあげたら?

355 :名無し草:02/03/22 11:59
>354
な〜んかキツイ文章..でも内容には激しく同意。
今いらっしゃる作家様たちが思いっきり楽しませてくれてるしね。

356 :名無し草:02/03/22 12:48
作家サマ〜おなかが空きましたぁ グゥー

357 :Ψ(`▼´)Ψ宝玉の・・・:02/03/22 15:28
「帰路にて」作家さま〜、勝手に続きを書かせていただきました。



王子の許に属国の大使が貢ぎ物を持って来た。彼の地で産する宝石、半貴石を連ねた長い長い宝玉の飾り紐。王子の身の丈よりなおも長いそれを捧げながら大使は言ったものだ。

王子、これは大変、縁起の良い品でございます。この紐のごとくに長寿であれ、連なる宝玉のごとく輝かしく栄えよ、宝玉の精霊たちに守られてあれ、と。
我が国の民は王子の幾久しいみ栄えを祈っております・・・。

空虚な世辞を聞きながら、王子はふとほくそ笑んだ。それを好意の印と受け取ったのか大使は上機嫌で退出していった。

日も落ちて。王子はキャロルの待つ居間に急いで戻った。キャロルは入浴中だった。彼女はいつも侍女の手を借りることなく一人で最低限の着替えを済ませ、入浴する。王子が彼女を縛める金の鎖を外すことを許さなかったからだ。
「そなたの鎖を外してよいのは、そなたの主たる私だけだ」
「まぁ王子。そんなこと。侍女に見られたらどうすればいいの?それに・・・それに・・・外せないと綺麗に身体を・・・洗えない」
「身体は私が綺麗にしてやる。私はそなたの僕でもあるのだから。侍女達にはそなたが一人で入浴などできるよう言い聞かせよう」
交わした会話を思い出している内にキャロルが戻ってきた。透けない衣装に縛めの金の鎖を隠して愛しい主を見る。
「おお、姫。今日は珍しいものが手に入った。珍しい飾りものだ。どうだ、美しいであろう?」
王子の手の中の長い長い宝玉の連なり。王子の目の光の中に、その淫靡な意図を読みとり赤面するキャロル。

358 :Ψ(`▼´)Ψ宝玉の・・・:02/03/22 15:30

王子は二人きりの寝室でキャロルを引き剥いた。もうキャロルは最初の頃のように
抗わない。抗えばもっと恥ずかしい目に合わせるのだ。この主は。
彼女はただ羞じらって目を伏せ、涙ぐむだけだ。その涙もじき随喜の涙に変わるの
だけれど・・・。
「王子・・・どうするの?」
「ふふ・・・」
王子は長い宝玉の紐でキャロルを縛っていった。首に巻き付け、双の乳房が強調さ
れるように八の字に引き回し、そのまま腕に添わせて手首に巻き付ける。手首は足
首に繋がれ、充分に余裕を持たせてもう一方の足首へ。そこにまた手首をくくりつ
け、最後は細い腰に幾重にも巻き付けて。
キャロルの身体はすっかり開かれてしまった。暴かれた場所を隠そうとすると荒削
りの小粒の宝玉が白い肌に食い込む。あの金の鎖が揺れる。
「痛むか?よしよし、金の鎖は外してやろう」
王子は留め金を外し、香料を入れた水に浸した海綿で腫れあがった場所を丁寧に拭
き清めてやった。
解放された乳嘴と秘所の真珠、花弁は赤く艶めいていた。
「すっかり、あからさまだな・・・」
王子はキャロルの腰の下にクッションを入れ、突き出させるような姿勢をとらせる
と自分は向かい側のクッションに悠然と腰掛けた。

359 :Ψ(`▼´)Ψ宝玉の・・・:02/03/22 15:32

「王子・・・いや・・・恥ずかしい。見ないで」
キャロルは涙ぐんで嘆願する。その様子が王子を喜ばせた。
「ふーむ。白い身体に薄紅が散って何と美しいことぞ。あの・・・留め金のせいか
な?子供子供した箇所がずいぶんと艶めいてきて・・・」
王子は乳嘴、花弁、そして珊瑚色の真珠を順番に舐めるようにして見た。ただそれ
だけなのにキャロルはどうしようもなく高ぶってくる。
王子は酒をちびちび飲みながら、キャロルの身体を卑猥な言葉で語っていった。
「真珠はずいぶんと育ったな。花弁も・・・少し厚みを増したような?ふふふ、乳
首もそのように誇らしげに勃ちあがって。
やはり留め金のおかげかな?最初は小さくて留め金を締めるのに苦労したが最近は
素直に身体のほうから留め金に添うてくるような・・・・」
キャロルは首を振るが、そうすると紐がきりきりと締め付けてくる。キャロルは
真っ赤になって涙をこぼした。いつの間にか乳嘴は痛いほどに凝り、秘所の真珠は
すっかり莢から勃ちあがって外気に喘いでいた。慎ましく閉じ合わさって花弁は分厚
く充血し、綻んできていた。そしてそこからキャロルの涙に呼応するように溢れ来
る蜜・・・。
「王子・・・もう・・・我慢できない・・・助けて・・・嫌・・・」
譫言のように王子を呼ぶキャロル。王子は残りの酒を一気に飲み干すと、彼の視線
と言葉だけで乱れる少女を抱き寄せ、接吻した。
「あーっ!」
王子の舌が軽く口の中に触れただけなのにキャロルは達してしまった。溢れる蜜に
自分の指を濡らしながら、王子はなおもキャロルを苛むのだった。
「姫・・・まだだ。まだ終わってはおらぬぞ。そなたにはもっと・・・色々と教え
込まねばならぬゆえ・・・」

おわり

360 :名無し草:02/03/22 16:39
うう、王子。
視線と言葉だけでオンナを泣かせるとわ・・・。
そなた、国王さまよりもやり手だったのですね。
ムーラもそなたを頼もしく育ててくれたモノです。
父上を越える男になるのですよ(感涙)

BYヒッタイト王妃

361 :名無し草:02/03/23 00:45
人気作家氏をねたんでるのは1名だけだね。
両方に自作自演があるぞ。

362 :名無し草:02/03/23 00:57
マターリ、マターリ・・・ナフテラ風味で行こー!
やっとスレが落ち着いたんだもの。
もう空気が重くなるのは、やだ・・

363 :名無し草:02/03/23 01:09
>361
うん、だろうな…
みんな気付いてりゃそれでいいかと静観中。

364 :名無し草:02/03/23 01:12
そうね。ナフテラ風味で楽しい週末を!

365 :名無し草:02/03/23 17:35
仕事中に作家様の作品をコッソリ読むのが楽しみになってしまった…ヤバイ。

366 :名無し草:02/03/23 20:43
自作自演って361,363のこと?

367 :名無し草:02/03/24 01:44
>366
う〜ん、363, 366かな?
どっちでもいいけど。

368 :名無し草:02/03/24 02:17
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+        (\(\_/) ハイ、すこし
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′<換気しましょうね〜.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ
                     (___) .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+          ∪∪
                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  

369 :名無し草:02/03/24 02:19
あ、ズレた(鬱
でも気持ちは伝わりますように。

370 :名無し草:02/03/24 02:19
368さん、かわいー。
その調子でナフテラ風味の素をまき散らすのよ〜〜〜

371 :368:02/03/24 02:29
>370
うう、うれしいお言葉ありがとう。(滝涙)

372 :366:02/03/24 10:41
>367
えっ私363と同じ人じゃないよ。
同一人物だって書いてあるけど?361が。

373 :366:02/03/24 11:57
ごめん。m(_ _)m
そうだね、やっぱ大事なのはナフテラ風味だね。

374 :363:02/03/24 13:58
>366
私が363だからご安心を…だからナフテラ風味でね。(はぁと)
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+        (\(\_/) ハイ、もうすこし
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′<換気しましょうね〜.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ
                     (___) .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+           ∪∪
                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  

375 :勝手ながらずれ直しとかしてみた。:02/03/24 19:59

                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< ハイ、すこし換気しましょうね〜
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
                      (____)        .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+            ∪∪
                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  

376 :368:02/03/24 20:56
>375
ありがと〜!

377 :名無し草:02/03/25 00:30
>2年後作家様の呼び戻し
もちろん帰って来て下さるのならどちらでもいいのですが
私としては分岐スレへのご帰還を希望します。

378 :名無し草:02/03/25 02:17
>377
わたしも377様と同じで、必ず続きが読めますようにと願っています。
どこに掲載するか、いつ掲載するか、すべてはキャロル2年後作家様が
ご自分の気持ちと相談して決められる事なのでしょう・・。共に待とうね。

一つだけ私の気持ちを・・。2年後作家へのエールは分室に送りませんか?
しばらく2年後作家様の話題をこのスレでしない方がいいかと。
その話題のせいで、ここの空気がよどむのを見るのは、2年後作家様や
このスレを愛するすべての人にとって悲しいことでしょうし・・
ナフテラ風味で素晴らしい作品の数々を堪能させていただきましょう。

379 :名無し草:02/03/25 03:42
>378
「エールを送る」…素敵な言葉ですね。
実はわたしには2年後作家様の他にもうひとり、呼び戻したい
「逝ってしまった作家様」がいるのですが、たとえここでお会い
できなくても、心ひそかにエールを送り続けようと思います。

380 :名無し草:02/03/25 13:16
王族乙女の代表質問です(ポ)
王子っていっつもキャロルちゃんを剥き剥きしてお仕置きだの調教だのしていますが「健康な成年男子」の欲求はそれだけで満たされるんでしょうかっ?
見るだけ、触るだけ、ですよ。
思わず出しちゃったり(何を?)しないんでしょうか?
うう、気になって〜。

381 :名無し草:02/03/26 00:30
>380
大丈夫、あと10日ほどの我慢です。(爆

382 :名無し草:02/03/26 02:39
「ほのぼの」作家様、アレクとオスマン誕生に至るまでの
ほのぼのストーリーなどはございませんでしょうか。

383 :名無し草:02/03/26 03:41
難民板に立つ個人スレはたいてい、××な個人のスレでありまして……ゴニョゴニョ
独立スレは感心しませぬ……

個人的には、2年後作家さんは(もしまた書いていただけるのなら)
名無しもしくは別名でコソーリ紛れていてくださればな、と……
ここで名指しすることによって、ご本人の重荷になったり余計な人を刺激するよりは、
またーり作品を読みながら、各自の胸の中で「もしかしたらこれを書いたのは……」と
夢を膨らませたり、別の作家さんの作品にひたる方が良いのでは?
そんなわけで、この話はもうさらりと流してしまいませんか。

384 :名無し草:02/03/26 13:06
ナイルの河の流れのようにさらーり、またーり・・・。
ところで原作マンガの王宮は広い広いナイルを跨るように立っているように見えません?
巻数が後の方ほど広そう&ゴージャス・・・。
間取りは一体どうなって居るんだろう?
それと素朴な疑問もうひとつ。メンフィスはしょっちゅう刺客に狙われているくせに寝室は河に面したオープンスペース。
良いんですか?それでっ?

385 :名無し草:02/03/26 16:54
>384
確かに(笑)。部屋のドアは鍵がかかったり、衛兵が固めたりしてるのに窓が河に向かって大きく開いていたりツメが甘いよね。
でもそのツメの甘さからカーフラ夜這いなどのドラマが生まれるのよ〜ん。

386 :名無し草:02/03/27 00:08
>383
あなた様がそうおっしゃいますのなら…。

387 :ナフテラ風味:02/03/27 12:09
>386さまにどきどきしながら・・・カキコ。


「全く母御のおられぬ御子の何と粗暴なことよっ!やはり血の繋がらぬ付き人では躾が行き届かぬこと!」
ヒステリックな女性の泣き声と子供の泣き声が王宮の静けさを破った。
ナフテラ女官長は大急ぎで庭に飛び出した。庭では世継ぎの王子メンフィスが選ばれたお相手達と遊んでいるはずだが。
「何事です?」
ナフテラの目に飛び込んできたのは額に僅かに血のにじむ大きなたんこぶを作って泣き喚く少年と、おもちゃの木刀を握って途方にくれたように立ち尽くす世継ぎの王子メンフィスだった。
泣いている少年の乳母はナフテラをきっと睨み付けて喚き立てた。
「ご覧なされ!メンフィス様がシヌヘ様を木刀で強く打ったのです!全く力加減というものをご存知無い!好き勝手に遊ばすのも・・・ご身分とお育てする者達の力量を考えればしょうがないのかもしれぬが・・・」
ここで乳母は息を継いだ。メンフィスがすかさず言う。
「シヌヘは姉上を侮辱したのだ。身分卑しい女の所生だと。我らはネフェルマァト王の子だ。それ以外の何者でもないのにっ!」
シヌヘー彼はメンフィスより少し年上の子で血筋故に選ばれて遊び相手に召されたひ弱な子であるーも、もぐもぐと言った。
「謝ったのに打つことはないじゃないか・・・。それにメンフィス王子は皇后腹だ。メンフィス王子のことを侮辱したわけではない」
「まだ申すかっ!」
猛り立つメンフィスに乳母が噛みつかんばかりに言った。
「お黙りなさいっ!全く乱暴で手に負えぬ。そなたはただ乱暴がしたいだけにそのようなことを申されるのでしょう!屁理屈を言う間があれば、謝りなされっ!」

388 :ナフテラ風味:02/03/27 12:09

「口を慎みなさいませっ!ここは奥の宮殿、あなたが話している相手はメンフィス様ですよ!」
ナフテラはそう言って、今にもこの太った乳母に打ち据えられそうだったメンフィスをひしと抱きしめた。
ナフテラの気迫と気品に、さすがの乳母も怖じ気づいたらしい。
自分の育て子可愛さに、メンフィスを叩きのめそうとでもいうように激昂していた猛女も、身分高い女官長の登場にへどもどと怯えたような様子を見せた。
(卑しいこと・・・!)
ナフテラは口惜しさに歯がみした。この乳母は身分高い自分の主ー結婚のおかげで王家の遠縁の地位を入手した男であるーを嵩に着て、弱い者に辛く当たることで有名な女性であった。
弱い者、には自分の育て子以外の子供も含まれる。王の子供であっても、容赦はなかった。特にメンフィスは公然と彼女に敵意を剥き出しにし、なおかつ彼女の愛しいシヌヘより大柄で賢かったので、人目がなければ容赦なく当たられた。
ナフテラは顔を醜く歪めて、メンフィスに怒鳴り散らす女を冷たく見つめた。
「聞けば、非は両者にあるような・・・」
ここでナフテラはメンフィスとシヌヘを交互に見た。
「シヌヘ“殿”はアイシス“王女様”を侮辱なされた。メンフィス様はそれに腹を立てて乱暴を働かれた・・・。よろしいですか?」
少年達は頷いた。
「ナフテラ殿!シヌヘ様は・・・」
「なるほどメンフィス様は口で道理を説かれる前に手出しなさった。これはメンフィス様がよろしくありませぬ。
シヌヘ“殿”の為されたことは、しかし、王の御子に対する侮辱です。家族への侮辱には毅然と立つのが武門の習い。それに・・・あなた、このようなことに関して法がどのようにするかご存知でしょう?」

389 :ナフテラ風味:02/03/27 12:10

シヌヘの乳母は真っ赤になった。愛情深く気のよい女性ではあったが、自分より力のある者の前では卑屈になり、弱い者には居丈高になる卑しい根性が抜けきれない。
「申し訳・・・。いえ!でも、メンフィス様は・・・」
「シヌヘが無礼であったからだ!」
「メンフィス様!ファラオの御子は軽々しく力を振るうものではありませぬ。
言葉を尽くし、相手の非を説き、心服させてこそ、王の御子というものでございます。暴力で相手をねじ伏せるとは匹夫のいたすこと」
ナフテラは涙を必死に堪えながらメンフィスに説いた。この少年は未来のファラオ。人の心を束ねられずしてどうして君主たりえよう?
理不尽な相手を打ちのめし、消し去ることは権力さえあれば誰にでもできること。しかしその相手を徳でもって従えることこそ君主に求められる資質ではないだろうか?
メンフィスは怖れられ、同時に尊敬される君主にならねばならない・・・。
ナフテラはそう信じてこの母のない王子を育ててきた。
「シヌヘ!二度と姉上への侮辱は許さぬ!姉上への侮辱は私と、姉上の母上を召された父上への侮辱でもある。乳母もよく弁えよ!」
メンフィスはそう言うと走り去ってしまった。
乳母はまだ何か言いたそうだったが、ナフテラに睨まれては引き下がるしかなかった。
「そなた、主君思いなのは非常にに結構です。ですが主君を思い、敬愛することと、盲愛して理を曲げるのとは違います。よくお心得なされませ。
母王妃さまがおられぬことで、そなたがあの方を理不尽に傷つけてよい道理はありませぬ」
乳母はさすがに真っ赤になって涙ぐみさえして退出していった。しかし意地っ張りなのが災いして謝罪の言葉を述べるチャンスは永遠に逸してしまった。

390 :ナフテラ風味:02/03/27 12:11

「メンフィスさま・・・?」
ナフテラはテラスで一人で居るメンフィスにそっと声をかけた。
「下がれっ!」
幼い声の主は泣いていたようだ。ナフテラはかまわずメンフィスを抱きしめた。
「先ほどは・・・かの者達の手前もありメンフィス様を厳しくお叱りいたしました。アイシス様をこの上なく敬愛なさるメンフィス様、どれほど口惜しくお思いになったのでしょう。どうかお許し遊ばして・・・」
メンフィスは逃れようと藻掻いた。
「メンフィス様・・・おかわいそうに。あのようなことをいう輩・・・私も口惜しゅうございます。でも・・・でも・・・私たちはあの乳母のようになりふり構わず、あなた様を庇い守ることはできませぬ。あなた様は主君、私たちは召使い・・・」
ナフテラの嗚咽にいつしかメンフィスも静かになった。
「母上・・・がいてくだされば・・・。母・・・上・・・」
メンフィスは泣いていた。粗暴な乱暴者よと言われながらも、それが繊細な自分を守る鎧なのだということを知っているの者はあまりに少なかった。
(おかわいそうに・・・。王妃様さえ、生きておわせば・・・)

「ナフテラ?どうしたの?」
「まぁ、キャロル様。失礼いたしました。つい昔のことなど思い出しまして。・・・ほほ、お生まれになる和子さまのご準備をお手伝いしていたせいでございましょうか?」
午後の光目映い王妃の居間。産み月まで間もないキャロルは侍女達と産着の準備などをしていた。
(メンフィス様も父上様になられる。そしてキャロル様は母上様に・・・)
ナフテラはキャロルに優しく言った。
「キャロル様。どうか良い和子をお産み遊ばしますように。そして・・・そして・・・健康な母上様として和子様をお慈しみくださいませ・・・」
ナフテラの追憶を知らないキャロルは、幸せな母の笑みを浮かべ無邪気に頷くのだった。

終わり

391 :名無し草:02/03/27 12:36
新作だ!昼休みのヨロコビでごじゃりまするー。

メンフィスとナフテラの切なさに涙。メンフィスをぶっとばしかねない強気な乳母に感動。

392 :名無し草:02/03/28 00:39
う〜ん、ナフテラ偉大なり。
あの慈愛に満ちあふれた優しさは、賢さと強さに裏打ちされたものなんだね。

393 :名無し草:02/03/28 01:24
「ただ乱暴がしたいだけ(←乳母のセリフ)」
めんひす様ならそういうこともあろーかとふと思ってしまいました(笑
(もちろんこのエピソードではただの乱暴者と違いますが、乱暴なめん様もステキ)

394 :名無し草:02/03/28 02:27
アイシスの悪口を聞かれたのがメンフィスでまだよかったね>シヌヘ
アイシス本人に知られたら、のちのちどんな恐ろしい目にあわされるか…。

395 :名無し草:02/03/28 13:35
アイシスって最初はそんなに怖い人ではなかったよね?
父王の再婚者(ヌビアの王女)とめんひすができてるって知った時も
泣いてるだけだったし・・・。

396 :名無し草:02/03/28 17:05
気位が高くて嫉妬深いアイシス、気に入らねばたちまち斬り殺す血気にはやるメンフィス・・・。
二人の間のコドモの性格って・・・。

397 :ライアン×キャロル:02/03/28 18:33
キャロルがタイムトリップしなかったら・・・という設定です。
デビューさせてください(ぺこり)


「キャロルとジミーを婚約させてやろうと思うの」
リード夫人は娘のためのドレスを縫いながら夢見るように言った。
「何ですって、お母さん!け、結婚?一体どうして?キャロルはまだ・・・」
顔のデッサンが狂うくらい驚いたライアンに夫人はにこやかに言った。
「ジミーはキャロルと結婚したいと言っているの。キャロルもジミーが好きなのよ。知っているでしょう?それならば、娘の幸せを願う母として二人を結婚させてやろうと思うのよ」
「お母さんっ!キャロルはまだ子供だし、ジミーも頼りない子だ。好きあっているって、そんなの子供のままごとですよ。母親ならばもっとそのへんを慎重に考えて・・・」
リード夫人の瞳は見る見る潤んできた。すてきな計画を貶された我が儘な子供のような表情だ。
母親の涙に弱いライアンは、しかし狼狽えながらも言った。
「お母さん、とにかく勝手なことはしないでください。僕は反対です。あの子の兄として・・・リード家の家長として許せません!」
ほろほろと泣きだした母親を居間に残して、ライアンは苦虫をかみつぶしたような顔で退散した。

398 :ライアン×キャロル :02/03/28 18:34

キャロルとライアン、ロディは血の繋がった兄妹ではない。キャロルは二人の従姉妹にあたる。リード夫人の妹がキャロルの母。キャロルの母親は両親にあまり祝福されない結婚をして、ある事故で夫ともども死亡した。幼いキャロルを遺して。
リードの本家は亡くなった娘への贖罪として幼いキャロルを引き取り、大切に慈しんだ。特にリード夫人がキャロルを大事にすることはこの上ない。
時として甘やかしすぎだとライアン達が眉を顰めるくらい。今回だって、キャロルが何気なく口にしたジミーへの好意を真に受けて、「結婚」などという幻想に飛びついたのだろう。
おそらくは「亡き妹に代わってキャロルに幸せな結婚をさせてやる母」という役柄に陶酔しながら。
(お母さんにも困ったものだ)
ライアンは母親に対してはつい辛辣になってしまうところがある。愛してはいたけれど、父親亡き後、リード夫人の少々突飛な空想癖はひどくなったような気がする。
いつもならそれすらいつまでも少女のような母の愛すべき欠点なのだけれど、今回ばかりは・・・。
(キャロルをなんだと思っているんだ?結婚させてやる?とんでもない!しかも相手はあのジミー坊やか)

399 :ライアン×キャロル :02/03/28 18:35

「キャロルさん、そんなにクローゼットをひっくり返してどうするんですか」
「ばあや、いいでしょ?後で片づけるから。だって今夜はライアン兄さんと音楽会に行くんですもの!」
キャロルは母親の「陰謀」も知らずにうきうきとドレスを選んでいた。
いつもいつも忙しいライアンが、珍しく音楽会に誘ってくれたのだ。しかも二人で。キャロルにしてみれば大好きなライアンとの「デート」だ。
「まるで恋人とデートに行くみたいですねぇ」
ばあやは気のいい笑顔を可愛い末娘に向けながら言った。キャロルは淡い青のドレスを着て、ライアンから去年の誕生日に贈られた真珠のネックレスを合わせてみていた。
「ま!ばあやったら!そうね・・・でも・・・確かにデートかも!兄さんったらいつも忙しくて滅多に遊んでくれないんですもの」
「遊ぶ・・・ってキャロルさん。ライアンさんはお仕事でお忙しいんですよ。我が儘を言ってはいけません。音楽会だってずいぶんスケジュールを無理なさったろうに」
身体が弱くて夜は早く休むリード夫人に代わっていつもライアンが帰宅するまで起きているばあやの言葉は重い。キャロルも神妙に頷いた。
でもすぐ、今夜の楽しみに心奪われて顔は笑ってしまうのだった。

夕方。リード夫人はばあやをお供に大使館の集まりに出かけ、ロディも会社。
わくわくとライアンの帰宅を待ちわびるキャロルに電話がかかった。
「すまない、キャロル。急な用事が入ってしまって・・・音楽会は行けなくなったよ」
「えっ・・・」
「ごめんよ、キャロル。楽しみにしていたんだが・・・。よければマリアか誰か誘って・・・」
電話の向こうから社長、と呼ぶ声がした。せわしないオフィスの雰囲気。
「ええ・・・いいの。お仕事だもの。仕方ないわ。ええ・・・私は大丈夫」
電話を切ったキャロルは涙も出ないくらい落胆して座り込んだ。

400 :名無し草:02/03/28 23:31
「ライアン×キャロル」作家様、ようこそ!
最近ここではなんとなく忘れられてたけど、
ライアン兄さんも欠かせない相手キャラですよね。
いったいどんな展開になるのか楽しみ〜

401 :名無し草:02/03/29 01:16
>ライアン×キャロル

大使館の集まりがあるってことは、舞台はエジプトなのね。
キャロルママのお嬢ちゃんぶりがなんともかわいい。

402 :名無し草:02/03/29 04:29
新作ラッシュでうれぴー(滝涙
メンフィスの強引さと王子のオトナ度とを兼ね備えた(ごめん、勝手な解釈で)
ライアン兄ちゃんは、あれでなかなか理想的な恋人まちがいなしだよね。
がんばれ、ライアン兄ちゃん!

403 :名無し草:02/03/29 13:03
ライアン出現が激嬉しい〜!
嫉妬深そうなライアンはジミーをどうさばくのでしょう?
天然お嬢様のリードママの活躍も期待!

404 :小ネタ:02/03/29 17:27
王子とキャロルの婚儀まであとわずか。王宮内の行事は目白押しで、キャロルは毎日へとへとだった。
幸い今夜は宴から先に退出することを許された。侍女達も下がらせてキャロルは一人、夜衣に着替える。裸になった身体に妖しくまとわりつく奴隷の金鎖。
(あ・・・もう耐えられない。外して・・・しまおう・・・)
キャロルは震える指先で彼女の主であるイズミル王子が秘所につけた縛めの留め金を外していった。秘所は熱く疼いて耐え難い。
(私以外の者がこれに触れることはないようにせよ。そなたもこれには触れてはならぬ)
熱い吐息を吐きながらキャロルの耳朶に王子は命じたのだけれど・・・。
キャロルは小箱に鎖を納めると夜衣を着てすぐに寝入ってしまった。

「姫・・・?私より先に休むとは・・・。今日の授業はまだ終わっておらぬぞ?授業が済んだら鎖も外してやろうほどに」
酒気を帯びた王子は寝台の小柄な身体を馴れ馴れしく探った。そして彼の奴隷が命令に背いて勝手に金鎖を外してしまったことに気付く。
「おやおや・・・。私の命令が聞けぬとは。このような者にはもう一度じっくり教え込まねばならぬかな」
王子はキャロルに口づけながら引き剥き、いきなり亀裂の奥に眠る真珠を捻りあげた。
狼狽え、起き上がるキャロルに王子は優しく、そして断固として囁いた。
「眠らせぬぞ。そなたに・・・主に従うとはどういうことか教え直さねば」
・・・・快楽と痛み、屈辱と喜悦の涙に彩られた夜が始まる・・・。

405 :名無し草:02/03/29 23:31
>ライアン×キャロル
薄幸の生い立ちっぽいキャロル、はかなげでよいですね。(細川先生も好みかも?)
キャロル自身はこのことを知っているのでしょうか?

406 :名無し草:02/03/30 01:24
ををっ、ライアン大人気!
でも考えてみれば本編でももっとライアンとのエピソード欲しい気がする。
作家様、はやく続きを。。。

407 :名無し草:02/03/30 20:21
小ネタ作家様〜それは超特大ネタです!
つっ…つづきをお願いしましゅ。

408 :名無し草:02/03/31 14:29
雷庵ショートヘアーの方が似合うぞ

409 :名無し草:02/03/31 23:57
小ネタ!
小ネタ!
小ネタ!
小ネタ!(アンコールのつもり)

410 :名無し草:02/04/01 02:15
『ライアン×キャロル』
キャロルの心情がいじらしい。
続きが待ち遠しいです、作家様。

411 :名無し草:02/04/01 14:06
あああー

412 :ライアン×キャロル:02/04/01 16:21
4
「つまらない・・・」
キャロルはライアンの部屋のソファに座り込みながら呟いた。
向かい側のソファには今日のためにキャロルが選んだスーツが掛けられてあった。グレイのスーツにクリーム色のピンストライプのシャツ・・・。
「兄さんのバカ・・・」
キャロルはひょいと高価な上着を取り上げると着込んでみた。ずしりと重く、手は袖の中に隠れてしまった。そのまま次はネクタイを首にひっかけ、鏡を覗いてみた。
「バカみたい」
キャロルは鼻をすするとキャビネットの中からウイスキーの瓶とグラスをとりだして、注ぎ、後先考えずに苦い琥珀色の液体を一気に飲み干した。
ぐるりと世界が回り、喉が焼け付くように痛む一瞬をやり過ごすとキャロルはライアンがいつもやるようにソファにもたれ掛かった。
震える手で煙草に火をつけ、くわえ・・・あまりのまずさにすぐ灰皿に押しつけ、経済誌を手に取った。でも字は踊り、部屋は回り、鼓動の音は耳鳴りがするほど大きくて・・・。
「ライアンの大バカ」
キャロルはそう呟くと眠り込んでしまった。

キャロルは夢を見ていた。駱駝の背中に誰かと乗っている。気持ちのいい揺れ、自分を支えてくれる優しい大きな手。キャロルが甘えて身を寄せると、その手の主は面白がるような暖かな微笑で応えてくれる。
「ふふ・・・。風邪を引くぞ。困った子だな」

キャロルは目を上げてその人を見た。はしばみ色の暖かな瞳・・・はすぐに黒い瞳になった。
「ライアン兄さんっ?!いつ帰って・・・あらら・・・ら・・・?」

413 :ライアン×キャロル:02/04/01 16:22

立ち上がったとたん目眩に襲われたキャロルをライアンは優しく抱き留めて膝に抱え上げた。
「慌てると危ないぞ」
キャロルはライアンの背広を着込み、ネクタイを引っかけた自分の姿に気付いた。テーブルの上には酒瓶、グラス、中身入りの灰皿!
(きゃあっ!わ、私ったら!一生の不覚!)
「お、お帰りなさい・・・兄さん。あの、あの・・・」
ライアンはにこにことやんちゃな妹の顔を眺めながら言った。
「かわいいじゃないか。よく似合ってる。お前が選んでくれたのかい?」
「ええ。あの兄さん、ごめんなさい。」
「謝らなくていい。謝らなきゃいけないのは僕のほうだ。楽しみにしていてくれたのに悪かったね。この埋め合わせはきっとするから」
キャロルは真っ赤になって言った。
「ううん。いいの、本当に気にしないで。兄さんは忙しいんですもの」
仕事の鬼、氷のライアンと畏敬と揶揄の念を込めて呼ばれるこの男性が自分にこんなに優しくしてくれるというだけで大満足だった。
小さい頃のように膝の中で丸まっていられるのは本当に気持ちいいのだ。
(大好きな兄さん。私だけの兄さん。大好きよ)
「でもさっきの電話では泣きそうな声を出していたぞ。心配して戻ってくればこの子はやけ酒をあおってふて寝しているし」
ロマンチックなキャロルの気分をぶちこわすようなことを言いながらライアンはキャロルの頬に優しくキスをする。
(全くの子供だな。本当にこんな子供に僕が振り回されるとはね・・・)

414 :ライアン×キャロル:02/04/01 16:23

リード夫人はライアンにきつく言われたのが堪えたのか、それからキャロルの結婚話を口にすることはなかった。
しかし、ジミーのほうは若い身空でありながらキャロルとの結婚を強く意識していた。同じ考古学好きで明るく優しいキャロルはまさにジミーの理想の相手だった。
キャロルのほうもジミーを憎からず思っているらしい。少なくとも学園のダンスパーティなどに誘って断られることはなかったわけだし。

ジミーはキャロルがアメリカの大学に進学するかも知れないという話を聞いてリード邸にリード夫人を訪ねてきたところだった。
(キャロルが行ってしまったら・・・どれくらい離ればなれを我慢しなくてはいけないだろう?僕の大好きなキャロル!僕はキャロルとずっと一緒にいたい。僕は・・・僕は・・・!)

応接間に通された慣れない正装のジミーは、ぎこちない沈黙の後、いきなりキャロルとの結婚を許して欲しいと持ちかけた。
「・・・キャロルにはまだ正式には申し込んでいませんが、キャロルの気持ちは僕なりに確かめたつもりです。キャロルのお母さんの許しを貰ってから正式にキャロルにプロポーズしたいんです」
「まぁ、ジミー!」
リード夫人の喜ぶまいことか!リード夫人は熱烈にジミーを支持した。
「ジミー、私は大賛成。あなたとキャロルの味方よ。どうかキャロルを幸せにしてやってちょうだいね。ああ、本当に嬉しいこと!婚約発表は早い方がいいわ。あなたとキャロルが連れ立って私の所にやって来てくれるのが待ち遠しいわ!」

ジミーは大成功を納めてリード邸を後にした。不安もなにもなくただ薔薇色の未来だけが眼前にあった。キャロルとの甘い新婚生活。リード家の潤沢な資金援助を受けての遺跡発掘。華やかな成功。キャロルの笑顔・・・。
いつもここぞと言うときにキャロルが「ライアン兄さんに聞いてみないと」だとか「ライアン兄さんが休暇で珍しく家にいてくれるの。だから一緒に出かけられないわ」などと我が儘なブラコンぶりを発揮していることも全て忘れて、ただただジミー・ブラウンは幸せだった。

415 :名無し草:02/04/02 00:55
じ〜ん・・・なんてステキなライアン兄さん。
でも駱駝に乗ったはしばみ色の瞳の人って・・・?
ああっ、続きが気になるう〜っ

416 :名無し草:02/04/02 09:16
(;`O´)o<コラーッ!嫁ん家の資金を当てにすなーっ!

417 :ライアン×キャロル:02/04/02 15:15

リード家の社交生活はなかなか華やかなものだった。リード氏の喪も明け、ライアン、ロディの兄弟もそろそろ適齢期となると、様々なつきあいは一種、異様な熱気を帯びていた。

「もうじきライアンも戻ってくると思いますわ」
リード夫人は優雅にお茶を客人に勧めながら言った。
「ありがとう、マデライン。あなたが元気になったようで安心したわ。弟が亡くなった時は本当にどうなるかと思ったの」
故リード氏の姉で、リード夫人の義姉にあたる婦人は朗らかに言い、側にいる娘にも微笑みかけた。
「こちらのミランダもライアンに会うのをそりゃ楽しみにしていますよ。小さい頃から憧れていたんですから」
真っ赤になるミランダは親戚筋の娘。リード夫人もよく知っている娘だった。
「ミランダは確か24なのね。ライアンは26よ。・・・まぁ、いい釣り合いね」
リード夫人は義姉に微笑みかけた。二人の婦人は縁談をとりまとめ、ロマンティックな夢想にふけるのが大好きだ。
クセのある髪を綺麗にまとめたミランダはおとなしくて優しくて、少女趣味の恋物語の主人公にはぴったりだ。彼女はライアンの花嫁になることを夢見ている。そう、歓談する二人の婦人の期待通りに。

418 :ライアン×キャロル:02/04/02 15:17

車寄せに車の音がして、ライアンとキャロルの帰宅を告げた。
「とっても楽しかったわ。兄さん、ありがとう!」
兄の腕にぶら下がるように歩きながらキャロルは幸せそうに言った。ライアンは先
日の約束の通り、キャロルを展覧会に連れていってやっていた。
「それはよかったよ。でも会社のつきあいがらみで貰ったチケットだったからね。
そんなに喜ばれると困るね。本当はもっとちゃんとしたデートに誘ってあげるつも
りだったんだけれどね」
ライアンは誰にも見せたことがないような柔らかな表情でキャロルを見おろした。
「本当?期待してもいいのかしら?・・・嘘よ、兄さん。私はとっても嬉しかった
の。お茶までごちそうして貰って。本当にありがとう」
「欲のないお嬢さんだ」
幸せそうに巫山戯ながら家に入ってきた二人をリード夫人が呼び止めた。
「ライアン、キャロル。おばさまがお見えですよ。ご挨拶を。ミランダさんも来て
いるのよ。覚えているでしょ、ライアン?」
応接間に入った兄妹を、客人達は賑やかに迎え入れた。
「まぁまぁ、ライアンはすっかり立派になって!キャロルも綺麗になったわね。見
違えましたよ。本当に時が経つのは早いこと」
「こんにちは。ライアン・・・。ミランダです。覚えていらして?」

客人達はリード邸に泊まることになっていたので、キャロルが自室に引き取ること
を許されたのは日付も変わろうかという時間だった。伯母は好きだったけれど、
ライアンを独り占めできる貴重な時間をつぶされたようで面白くないキャロル。
ライアンも女性は苦手。ミランダのお相手を任せられて疲れていた。

419 :ライアン×キャロル:02/04/02 15:18

ライアンはミランダのお相手役としてにわかに忙しくなった。食事、コンサート、買い物のお供。実は女性に対して結構、人見知りのところのあるライアンは間の悪さをどうにかしようとキャロルも連れて歩くことにしていた。
幸い、キャロルはミランダに対して礼儀正しかったし、大好きな兄と一緒というので無邪気に喜んでいるようだった。ミランダはこの状況をあまり面白くは思っていないようだったが、妹思いの憧れの君の機嫌を損ねるほどバカではなかったので、表面上は平和なものだった。

しかし縁組みという仕事に夢中になった二人の婦人ーリード夫人と、その義姉にあたる婦人ーにとっては何ともまどっろこしいことだった。
「ねぇ、マデライン。ライアンはいつもキャロルを連れて出かけるのね。妹思いはいいけれど、あれじゃミラが可哀想」
「ええ。あのね、キャロルは実はプロポーズされているんです。ジミーっていう同級生の。でもライアンは反対で私も叱られてしまったわ」
リード夫人は今までのいきさつを話した。
「まぁ、それならその縁談もお勧めなさいよ。ライアンはキャロルが心配なんでしょう。婚約だけでもさせて身の振り方を決めてやれば、ライアンも妹のお守りから解放されますよ。キャロルは良い子よ。きっと幸せな花嫁になるわ。
ね、ライアンとキャロルの縁談が一緒にまとまればどんなに素敵でしょう?」
二人の婦人は今や格好の同盟相手を見つけたというわけだった。

420 :名無し草:02/04/02 15:54
ライアン、キャロル!をばさんたちの陰謀に負けず頑張れ!
作者サマ、ライアンはやっぱり王子の生まれ変わりですか?(滝涙王子ファン)

421 :勝手に小ネタ続き:02/04/02 18:55
王子は引き出しの中から絹糸を編んだ一本鞭を取りだした。
小瓶の中の甘い匂いのするどろりとした液体ー淫薬ーを染み込ませる。
寝台に大の字に手足を縛められたキャロルに王子は罰の始まりを告げた。キャロルは戦きつつも王子の与える甘く切ない罰を、羞じらいの中から白い閃光に彩られた世界に連れ去ってくれる罰を待ち望んでいる。
しなやかに王子の手が動いて鞭が白い身体に当たる。王子の鞭使いは巧みで白い肌には赤い筋がつくだけだ。音のわりには痛くない。
だが。
肌に鞭が触れるたび、染み込んだ淫薬も肌に染み込む。赤い筋に彩られた白い身体は切ない火照りに撓った。王子は巧みにキャロルの敏感な場所を狙う。
キャロルの身体はいつしか濡れ、甘い蜜が腿を伝った。
「ふふ・・・これはどうだ?もう・・・耐えられまい?」
王子は手首を捻り、淡い茂みに彩られた秘所を打った。
「あーっ・・・・!」
キャロルは腰を跳ね上げ、噴水のように蜜を吹き零しながら意識を失った。

422 :名無し草:02/04/03 00:23
>420
そうそう!!絶対そうでなくっちゃ!
王子萌え〜!ライアン兄さん萌え〜!!

423 :名無し草:02/04/03 01:25
展覧会デートで機嫌が治ったら今度はミラちゃんという具体的な障害物の登場で、
キャロルはまたいじいじめそめそしくしくになるの?(ああっ、かわいいっ)

424 :名無し草:02/04/03 14:15
私はキャロルママとそのお義姉さんのファンです(ぽ)
天然無軌道ぶりがイイ!です。

ところでキャロルママの「マデライン」ってコリンヌママの「マドレーヌ」の英語読み?
関係ないマンガあげてスマソ

425 :名無し草:02/04/03 16:18
キャロルは好きな人の前ではひたすら不器用でけなげな娘でいてほしいワタシ・・・。
細川マンガの古典的なヒロインが好きなのよ。

426 :名無し草:02/04/03 16:27
でもキャロルって、好きなメンフィスの前でもそんなに
不器用な娘じゃなかったような・・。
かえって敵側のイズミルに好かれてる状態のほうがとまどってるように思える。

427 :名無し草:02/04/03 17:44
戸惑うキャロル、強引なライアン・・・萌える展開。
んで地味ーとミラがくっつくっていうのはどう?16か17のジミーが24のミラおねーさまと幸せに・・・。

428 :こういうのってどうですか?:02/04/03 18:22
ひたすら優しく、そして余裕の微笑を絶やさない老成した青年ってゆーイメージで・・・。

燈火のもと、王子は書見している。
ここは寝台の上。王子の膝にもたれ掛かるように眠っているのは新婚二日目の王子妃キャロルだった。眠り足りないところにもってきて数々の儀式、謁見が続き、ようやく寝室に引き取ることを許されたキャロルは王子を待てるはずもなく眠ってしまったのだ。
屈託なく眠るキャロルの寝顔を時折眺めながら、くすりと暖かい微笑を漏らす王子。
(こんなに安心しきって私の側で眠るそなた。私がどれほど幸せかは分かるまいな。知らなかった、誰かを愛しく思うことがこんなにも幸せなことだとは)
やがて王子は書見を終え、キャロルを抱き寄せて眠りについた。
「う・・・ん・・・?王子・・・?」
眠りの中から呟くキャロルの背を優しく撫でて、再び眠りの谷間に導いてやり、王子もまた幸せな眠りにつくのだった。

429 :名無し草:02/04/03 19:39
>ひたすら優しく、そして余裕の微笑を絶やさない老成した青年

いいっす。でも、そーゆー顔を見せるのはキャロルちんだけ(ぽ)。
冷静沈着、勇猛果敢な王子もキャロルの前ではただの恋する少年っつーことで。

430 :名無し草:02/04/04 00:30
>426
アナタの観察眼は確かです。
キャロルの本当の恋の相手は王子だということですね。
(メンフィスへの純愛は読者を欺く仮の姿なのさ〜)

431 :名無し草:02/04/04 14:01
>428
うんうん、お仕置き王子もいいけど、じっと見守る我慢の子(謎)な王子もいいよねー。

432 :名無し草:02/04/04 23:52
「少年キャロル」の続きが読みたい・・・

433 :ライアン×キャロル:02/04/05 12:41
10
「お義姉さま、ではこれからどうしたらいいでしょう?ミランダさんはじき帰ってしまうでしょう?」
「そうねぇ。クリスマスにはあなた達もアメリカに帰ってくるでしょう?キャロルは向こうの大学に進学するって聞いているし。
そのクリスマスパーティの席上で二つの婚約を発表するというのはどう?すてきなパーティになるわ!」
二人は突飛ではた迷惑な計画を練り上げ、喜び合った。

一方、ライアンとミランダ―ミラ―は。
レストランでキャロルも交えて食事をし、今、キャロルは席を外しているのでミラはこのチャンスに飛びついた。
「ねえ、ライアン。今日はとっても楽しかったわ。キャロルも楽しそうだったわね?
でもライアン。私の我が儘も聞いてくださると嬉しいわ。あの・・・たまには二人で過ごしたいの。キャロルもずっと私たちにつき合ってくれていては疲れるんではないかしら?キャロルはまだ子供ですものね。
ライアン、私、あなたのことが・・・。私、あなたを独り占めしたいのよ?」
ライアンは片方の眉を上げた。機嫌を損じた印だ。でもミラは気付かない。
「僕はキャロルと君が仲良くやっているようだと思っていましたが」
「ええ、私、キャロルは好きよ。でも・・・いっつもデートにくっついて来るんですもの。彼女はかわいい妹よ。仲のいいお友達になれたらと思うわ。でも・・・たまには私のことを一番に考えてくださらない?
私、キャロルに嫉妬してしまうわ」
「ミラ・・・。僕が妹のことを一番に考えるのはもう長年馴染んだ習慣でね。しかし僕は客人の君のことも精一杯もてなしてきたつもりだ。至らずに君が不快に思ったのならお詫びしよう。」
「あの・・・私が言いたいのは」
「僕が言いたいのは君はキャロルに嫉妬などする必要はないということだ」
ライアンの言葉はミラの思い上がりをうち砕くのには充分だった。
でもミラは諦めなかった。ライアンの妹思いは聞かされている。でも自分にはリード夫人とその義姉という大きな味方がいるのだ。

434 :ライアン×キャロル:02/04/05 12:41
11
「ねえ、キャロル。私、ライアンのことが好きなの。お願いよ、未来の私の妹として協力してくれないかしら?」
ミラがいきなりキャロルに切り出したのはその日の夜。
キャロルは狼狽え、我知らず赤面したけれど、切なげに目を潤ませて嘆願するミラにほだされて協力を約束した。
「ありがとう、キャロル。お願いしてよかったわ。でも難しく考えないで。とりあえず私とライアンが二人きりになれるようにしてくださればいいの。
あなたも同じ年頃のお友達と一緒に過ごす時間がもっと欲しいでしょ?
あなたのお母様から聞いててよ。ボーイフレンドもいるそうじゃないの?」
「ええ・・・まぁ・・・」
キャロルは曖昧に頷いた。
(私ったら兄さんと、お姉さんみたいに優しいミラさんと一緒に出かけられるのが嬉しくて気がつかなかったけれど・・・そうか、私ってお荷物だったのね。もっと早く気がつかなきゃだったのよ。)
「ええ、ミラさん。分かったわ。私、どのみち友達に誘われていたの。どうか兄さんと楽しんできてね」

435 :ライアン×キャロル:02/04/05 12:42
12
「え,キャロルは来ないのか」
ライアンはそれを告げたミラを目の前にして露骨にがっかりした顔をしたらしい。ミラは少し不満げに「私だけではいやかしら?」と拗ねて見せた。それはそれでコケッティシュな魅力溢れる表情だったけれど・・・。
結局、ライアンとミラは二人で出かけることになった。
午後。歩き疲れた二人はホテルの喫茶室に入った。静かで涼しい場所でくつろぐライアンとミラはとても目立つカップルだった。
と、そこへ。
「困るわ、ジミー。巫山戯ないで。私たち、まだ学生よ?」
押さえた、でも切羽詰まったキャロルの声。
「キャロル。今すぐとは言わないよ。でも、キャロル。僕は真剣なんだ。どうか僕のプロポーズを受け入れて欲しいんだ。僕の花嫁になって欲しい」
(ジミーだっ!)
ライアンは反射的に立ち上がると観葉植物の向こう、キャロルとジミーのテーブルに回り込んで、キャロルの手を取って立ち上がらせた。
「ジミー君、どういうつもりだ?」

436 :名無し草:02/04/05 17:48
ジミーくん、どういうつもりだ?

いい展開だーっ!後は細川先生お得意の血の繋がらない兄妹の熱愛路線か?
(細川先生の他のマンガって結構、近親○姦っぽいネタ多いと思いません?)
作家さま、楽しみにしています。

437 :名無し草:02/04/05 20:54
お仕置王子スゴすぎ…と思いながら読んでいながら
鮮明な映像が浮かんでしまった私の頭ん中もスゴイ?!
いやいや、作家様たちの表現力のお陰ですな。
実はキャロルの望みどおりの展開だと、あやつられていると王子は
気づいてるのだろうか???

438 :名無し草:02/04/06 00:30
ジミーの将来ってやっぱり考古学者? だとすると
その不安定さとか薄給を考慮すべきだよね、やっぱり。
いや、だからこそ夢見る乙女のマデラインはジミーに肩入れするのかな。

439 :名無し草:02/04/06 01:26
ところで王子×キャロルでは金の鎖設定が一般設定になったんですか?(゚д゚)ヒサビサニ キテ ビックリコイター

440 :名無し草:02/04/06 01:41
もちろんライアン兄さんに幸せになってほしいけど
天然のキャロルママが無邪気に二人を妨害してる様子も
また楽しい。ライアンがんばれ〜!ママもがんばれ〜!

441 :名無し草:02/04/06 01:52
>439
そうでもないです。

442 :名無し草:02/04/06 02:24
おっ、このミラちゃんはなかなか積極的で策略家ですな。
「どういうつもりだ?」と言われてジミーくんはどう反応するのか?(わくわく

443 :名無し草:02/04/06 02:54
>442
策略家といってもたいしたことないんじゃ。。。>ミラちゃん
ライアンに「デートはキャロルぬきで」なんて言っちゃったらおしまいだよ〜

444 :名無し草:02/04/06 05:49
それにしてもやっぱり影の薄いロディ兄さん(笑
傷心のミラちゃん(勝手にふられると決めた)をロディが
慰めて2組ともハッピーエンドなんてのはどうだす?
(はっ、まだジミーが残ってたか)

445 :名無し草:02/04/06 14:54
地味ーってホント報われないよねぇ
セチの生まれ変わりか?
20世紀にキャロルの愛情を少しでも頂戴出来ただけでもありがたく思わにゃ

446 :名無し草:02/04/06 20:33
ジミーは最初に良い思いをしたために、王家の呪いを受けてしまったのでしょう(w

447 :名無し草:02/04/07 02:21
唐突だけど、アフマドの存在意義って何だろう?
ジミーの地味さをカバーするため?

448 :名無し草:02/04/07 08:21
地味だからジミー

・・・懐かしいネタだ。

449 :名無し草:02/04/07 17:30
地味ーのフルネームって何でしたっけ?

450 :名無し草:02/04/07 18:15
ジミー・ブラウンでは?>449
じいちゃんがブラウン教授だから・・・。

451 :名無し草:02/04/08 02:13
「キャロル2年後」はもう読めないのでしょうか?

452 :名無し草:02/04/08 03:46
>451
あわてない、あわてない(笑)
あまり思い詰めずに楽観的に待ってようよ。

453 :今宵からは・・・:02/04/08 13:06
メンフィスといい、王子といい、好きなオンナへの必殺口説き文句のひとつは「今宵からは私のことしか考えられぬようにしてやる」。
すっごいアブないセリフに妄想もくもく!

「ふふ」
王子は長い貪るような接吻からようやくキャロルを解放した。キャロルは初めての経験にぼうっとして王子の強引な振る舞いに怒ることも忘れている。
「どうした?接吻は初めてか?そのような顔をいたすな。男女がわりない仲となれば、もっと色々なことをするぞ」
王子はさも面白そうに笑いながら、もう一度、薔薇の唇を奪った。大きな手はキャロルを引き寄せ、ためらいと図々しさの混じったやり方で触れていく。
背筋の窪み、胸のふくらみの麓、腰、首筋・・・。
王子に触れられた場所は火照り、不思議な飢餓感がもっともっとと王子を求めている。
何を求めているのか?それは・・・・
「やっ!」
キャロルが王子を突き放したのと、ムーラが王子を呼びに来たのはほぼ同時だった。
王子は先ほどまでの切羽詰まったような恋に悶える青年の顔を捨て、冷静な為政者の顔になり、ムーラに応対した。
「ふふ・・・。嫌がっていてもそなたは私を求めるようになる。
よいか、今宵からはもう・・・私のこと以外、考えられぬようにしてやる」
王子はそう言って部屋から出ていった。ムーラにそっと言いつけて。
「よいか、ムーラ。私は今宵、かの姫を夜伽に召し出す。我が妃となる姫ぞ。心して支度してやってくれい」

454 :名無し草:02/04/08 14:55
>452
おっしゃる通りです。でもここで連載を続けていただく
上での問題は、もう何もなくなったのですから、
(もちろん作家様のお気持ちしだいですが)
作家様の復帰を心からお待ち致しております。

455 :名無し草:02/04/08 16:37
>454
激しく同意!
ここって新作ラッシュのときとそうでないときの落差が大きくて(爆涙)。
本誌休載の今こそ、作家さま、カモーン!

456 :名無し草:02/04/08 18:31
>451
マターリを壊さないで欲しいから、その発言もうやめて。

457 :名無し草:02/04/08 19:19
>456
短編エロゲーしか書けねー奴は引っ込んでろ!

458 :名無し草:02/04/08 19:28
>457
お願いだからそういう言い方で場の雰囲気を悪くしないでくれ。


                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< 股−リしましょうね
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
                      (____)        .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+            ∪∪
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            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  

459 :名無し草:02/04/08 20:52
ナフテラさまー!
定期的に飛んできてくださいね〜!

460 :名無し草:02/04/08 23:30
>>456
禿同。
マターリしだすと荒らすのが居る。誰か書いたけど、向こうででも
呼べば?

461 :名無し草:02/04/08 23:55
>457さん
まあまあ、マターリいきましょうよ。
他の人たちも承知の上で沈黙を保っているんです。
457さんが2年後作家様のファンだとおっしゃるなら
犯人を糾弾することよりも、作家様が帰って来やすい
雰囲気を作ることの方が大事なのではないでしょうか。
作家様をビビらせたいんなら別ですが。

462 :名無し草:02/04/09 01:20
>460
「禿同」の文字がむなしいね。
一人しかいないんだから、書けば書くほど
自作自演がばれるだけだよ。

463 :460:02/04/09 01:31
>>462
言っとくが456ではない。そっちこそ、例の煽り返し厨?(爆)

464 :名無し草:02/04/09 03:03


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      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< ハイ、換気ですよぉほほ…
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
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465 :ナフテラ:02/04/09 03:03
再び・・・
                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
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                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< マターリされませ
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
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466 :465:02/04/09 03:04
ケ,ケコーン...

467 :ライアン×キャロル:02/04/09 12:49
13
結局、その日の幕切れは最悪だった。
ライアンはジミーに当てつけるように、キャロルの肩を抱きかかえて外に出た。
「ジミー君、君がこんな真似をするとは思わなかったよ。君はまだ学生で・・・僕に言わせれば子供だ。もっと他にすべきこともあるだろう!」
呆然と立ち尽くすジミーに一瞥をくれ、ミラも如才なくキャロルを気遣いながらライアンに続いて外に出た。
キャロルの母と伯母を味方にしているライアンの花嫁候補ミラは、ジミーの恋を―それは若いジミーの一人相撲のようなものなのかもしれないけれど―を叶えてやろうと思いながら。

「兄さん、ごめんなさい。今は一人になりたいの。何も話すことはないわ」
キャロルは自室のドアの前でライアンに言った。混乱して憔悴した妹を慰めてやろうと思っていたライアンの好意はあっさり空振りしてしまった。
「キャロル、僕はお前に話がある。どうすればお前のために一番いいかを考えてやれるのは僕だ」
目をあわせようともせず首を振るキャロルに苛立つライアン。
ミラは締められたドアの前に立ち尽くすライアンに殊勝に声をかけた。
「ライアン、キャロルはすっかり混乱しているわ。無理もない、あんなことがあって・・・。
ここは私に任せてくださらない?女同士のほうがキャロルも話しやすいわ。あなたのやり方は強引すぎるのよ。ね、私がキャロルと話して、あなたに全てを報告するわ」

468 :ライアン×キャロル:02/04/09 12:50
14
「私・・・ジミーがあんなことを言うなんて驚いたの。しかもそれを兄さんに聞かれたわ。ジミーはどうして・・・?」
しゃくり上げるキャロルの背を撫でながらミラは話を聞きだしていた。時刻は真夜中近く。ここまで聞き出すのに3時間近くかかったことになる。
(兄さんに・・・ライアンに聞かれたことが問題な訳ね。キャロルはライアンが好きなんじゃないかしら?ライアンだって。兄妹の関係にしてはちょっと仲が良すぎると思えるし・・・。
今はまだはっきりと自分の気持ちが分かっていないような二人。今ならまだ・・・)
ミラはいかにも気遣わしげに口を開いた。
「可哀想に・・・あなたはまだ学生ですもの。急で強引なプロポーズに驚いたのね。無理もないわ。ねぇ?いくら好意を持っている相手でも、あのやり方はねえ。
・・・でもキャロル。考えてみて欲しいの。あなたはジミーが嫌いなの?」
「き、嫌いじゃないわ。仲のいいお友達よ」
「そうね・・・彼はあなたの特別の友人、一番の理解者、つまりは・・・恋人なんじゃないかしら?私、気付いていたのよ。あなたとジミーの間には特別の絆があるって。あなたはジミーが好きでしょう?ジミーほどあなたを気遣い大切にしてくれる男性がいて?」
「・・・」
キャロルは自分の母親や伯母、それにミラが「キャロル・ブラウン夫人」誕生のために画策していることを知らない。
「キャロル、驚いたり、ジミーの強引なやりかたに腹を立てるのはもっともよ。でも本当に何があなたの幸せかを考えたほうがいいと思うの。あなたはジミーが嫌いなの?」
キャロルは黙って首を振った。

469 :ライアン×キャロル:02/04/09 12:51
15
「キャロルはジミーが好きなのだって私に教えてくれたわ」
微笑んで告げるミラに、ライアンは驚きの表情を隠しきれなかった。ただの驚きではない。そこには紛れもない嫉妬の表情が浮かんでいた。
(やっぱり・・・)
ミラは焦りと嫉妬、それに血の繋がらない兄妹のあまりの繋がりの強さに一抹の厭わしさすら覚えたが、顔には出さずに続けた。
「キャロルはジミーの強引で急なやり方に戸惑ったのよ。それにライアンがあんなふうにキャロルを連れ出したから余計に・・・。可哀想なくらい初なのね。ええ、キャロルは私に言ったわ。ジミーが好きだって。
誰にだって分かるわ、ジミーとキャロルの間には特別の絆があるって。本当に羨ましいくらいの・・・恋人同士の絆」
ミラはキャロルが「ジミーを嫌いでない」と言ったところを「ジミーが好きだ」と言い換えた。意味は全く違ってくる。
ライアンは厳しい顔でミラを見つめた。だがミラもライアン欲しさでは人後に落ちない。ある意味、彼女ほどなりふりかまわぬ純愛に走るタイプも珍しい。
ミラは平然とライアンを見つめ返した。キャロルの恋への同情をめいっぱい湛えた潤んだ瞳で。
「私、キャロルを応援したいわ。彼女が意地を張って幸せを逃さないように祈るだけよ。私・・・キャロルの気持ちが痛いほど分かるの。キャロルを妹みたいに思っているの。本当よ」
「キャロルは・・・まだ子供だよ。ミラ」
「もう16才。恋をして愛を知っている一人前のレディよ」

470 :名無し草:02/04/09 14:43
まあ〜、こんな展開になるとわ!
ライアン獲得のためなら、やり手ババにも変身するミラちゃんの
ひたむきさがすばらしい。思わずライアンをあげたくなっちゃうわ。

471 :名無し草:02/04/09 14:52
意外と甲斐性のあるミラちゃん!
結局、報われない恋になるんだろーけど、最後まで頑張れっ!
前回、ライアンの前でキャロルを邪魔者扱いするなんてダメダメって思ったけど作戦替え?
キャロルの幸せのため、ってゆーのはライアンにとっては殺し文句だもんね!
さぁ、どーする、ライアン!

472 :名無し草:02/04/09 17:05
スレが荒れるのは確かによくないと思うけれども、ここは長編だろうとエロだろうと
書きたい人は書き、読みたい人は読む、好みの作家様にラブコールを送りたい人は送る、
ということがいつでもできるのが望ましいんじゃありませんか?それがたった一人の
作家様のせいでできなくなっている状態は改善する必要があると思います。

473 :名無し草:02/04/09 17:37
うん、ここは王家と、作家サマの番外編などなどについて語るスレだと思います。
マターリ、マターリ・・・。
いつかの「魚の目」作家さまのときみたいに「思わず私が続きを書いてしまいました」
っていうのもその旨、明記して作品のテイストを極端に変えることがなければ、場合によってはゆるされるかなー・・・と。

とりあえずライアンとキャロルの恋の行く末が気になるです。
きっと予定調和でハッピーエンドなんだろうけど、そこに至るまでの登場人物の右往左往がね。
マデラインママ!好きです!

474 :名無し草:02/04/09 18:00
>472
そう思います。このスレに集う皆が自由に書いたり、感想を述べあったり、お喋りできるのがいいです。
勿論、自由と無責任な好き勝手は違います。
節度を持って、楽しみましょうね!
私、ここ好きなんです。

475 :名無し草:02/04/09 18:25
>464,465
ケコーンおめでと☆
エジプト旅行プレゼント!

476 :名無し草:02/04/09 21:23
王子のお話のつづきも読みたい〜!作家さまーこれからも期待してます!

477 :名無し草:02/04/09 21:41
あげてやる

478 :名無し草:02/04/10 01:15
>475
えっ、ナフテラ天使様、ご結婚なさったんですか?
じゃ私からはトルコ旅行プレゼント。
これからもナフテラの素を広めて下さいね〜

479 :名無し草:02/04/10 03:54
>473
473様、いっそのこと「キャロル2年後」の「勝手に続き」なんて執筆されてみませんか?
(作家様じゃないからダメ?そんなこといわないでデビューするんだ!)

480 :名無し草:02/04/10 05:25
ライアン×キャロル、ますます目が離せません(ワクワク
たぶんミラは振られるんだろうけど、幸せになってほしい。。。

481 :名無し草:02/04/10 10:31
以前キャラネタ板にあったころはリレー小説みたいになっていて楽しみでした。
いろんなバージョンもあっていいなら、そんなのもあるといいなあ。
ライアングルグルを思い出しました・・。

482 :名無し草:02/04/10 10:37
えええっ?ナフテラ様がケコーン?
まさかお相手はイムホテップ様かしらん?

483 :名無し草:02/04/10 14:14
ライアン×キャロルのお話、最初は興味なかったんですけど(作家様、スミマセヌ)読んでみると面白い。
ミラの意地悪っぽさやキャロルママとキャロル伯母さんのとんちんかんな悪巧みって何だか細川先生の昔のマンガ(シンデレラの森とかあこがれとか)みたい。
わくわくしながら続き待ってます。
ああっ、こんな良いスレがあったなんて・・・(ぽ)

484 :名無し草:02/04/10 22:01
>478
分かっててボケてるのかもしれないけど・・・
>475が言ってるのは>464と>465のレスがかぶってるからだよ
こういう場合、2ちゃん的にはケコーンと言う
 
以下2典より
>結婚【けっこん】[名・自スル]
>実際の「夫婦になる」という意味とは別に、同じ時刻(分)に、
>複数の住人が偶然同じ事を書きこんだ時、思考回路が同等と
>いうことからそれを目撃したさらに別の住人に「お前ら結婚しろ」と
>いわれる。または、その同じことを書いた片方が、もう片方に
>「>>○○、結婚しよう」、と書くことも有る。
>発祥は「がいしゅつ」スレの2と3。

485 :名無し草:02/04/10 22:14
作家サマ、そろそろまた王子に会いたくなりました…婚儀までの10日間の続きを
読ませてくだされぇ。

486 :知恵なし名無し:02/04/11 00:03
前スレ497さんの続きΨ(`▼´)Ψ
古い話の続きで恐縮ですがあの話衝撃的だったもので。
男達に弄ばれた事を悟った瞬間、少女の意識は絶望に染まった。
「いや!!!いや!!!いやぁああああ〜〜」
聞くものの心を締め上げるような悲鳴をあげ寝台に倒れ付した。男達の言葉が心を切り裂く。「こうなっては姉上を正妃にするしかないがもう逃げられぬぞ。此処は最上階だ。出入り口はひとつしかないようにしてある。」
「ミタムンのことをそなたに訊くつもりだったが思わぬ楽しみだった。」
「私の心なんて誰も省みない。メンフィスにはいいように体を玩具にされ、信じた人も私の身体を弄んだだけだった。そしてメンフィスが私を玩具にするのを見ていた。」
召使がメンフィスの着替えを持って部屋を出ようとしたときキャロルは全裸のままで飛び出し、迷わず手すりから身を躍らせた。最後に言葉の爆弾を投げつけて。
「いいことを教えてあげるわ。王女を殺したのはアイシスなのよ。それはむごい光景だったわ!」
その姿に驚いていた兵士達は止めることもしなかった。高さは8mほどだったろうか?白い身体は放物線を書きながら落ちていった。

続きかけるかわかりません。だれか悲劇でも大団円でも書いてくれますか?

487 :名無し草:02/04/11 00:16
>486
長編作家追い出して3日天下取れば絶好調、
自分が追い出されそうになるとコレかい。わかりやすい奴だな。

488 :名無し草:02/04/11 01:10
うまくかけるかわからないのですが挑戦してみたいと思います。

あまりにも突然の事だったので男達は窓から放物線を描くように
白い体が落下していくのを見るだけだった。
だが幸いな事に窓の下には池があったこともあり、大きな水音がしたのだった。
高い場所からの落下でキャロルは水面叩きつけられ、池がある事なども思いもよらなかった事で
溺れてもがき苦しんだ。
「誰ぞ、姫を助けるのだ!」というイズミル王子の声とともに衛兵や侍女なども大慌てで駆けつけてくる最中、
半死半生といったキャロルは救い出され、イズミル王子に抱きかかえられた。
混濁する意識の中「・・・死にたい・・・殺して・・」と呟きキャロルは意識を失った。
さすがにイズミル王子表情も硬く、何も言わなかった。
メンフィス王はアイシスがミタムン王女を殺した事のほうが衝撃が強く、またこれは忌忌しきことだが
難しい問題なので迂闊に言葉も出なかった。
ひとまずメンフィス王はその場は去る事にした。

キャロルは昏昏と眠り続けた。
眠る事しか逃げ道はないように・・。
侍女やムーラがつきっきりで甲斐甲斐しく世話をする中
眠りながら涙を流し、家族の名を呼び続ける。
キャロルに自分を愛するように仕向けた自分が仕掛けた罠・・。
メンフィス王の手前動じないフリをしたがやはり華奢な少女がほかの男に抱かれるのは不快だった。
自分が仕掛けた戯れなのにいつの間にやらキャロルに惹かれている自分を
イズミル王子は思い知った。
ミタムンのことは許せない、だが憎むべきは殺したアイシスである。
気が付けば時間の許す限り眠るキャロルの傍らにイズミル王子は付き添っていた。

489 :478:02/04/11 02:19
>484
ご親切にありがとうございました。2ちゃんて奥が深いですね。
(もっと勉強しないと・・・)

490 :名無し草:02/04/11 03:33
これはもしや作家様方の華の競演? 素晴らしい!
やはり作家様たるもの「作品で」競ってこそ、ですよね。
(いや、別に競わなくてもいいんですけど。)

491 :名無し草:02/04/11 04:48
>484
465のナフテラさんが「再び」って言ってたし、
最初ケコーンと気づかなかったよ。あらためて見てみると
スゴイ光景。教えてくれてありがと〜。

492 :暗闇の中で・・。1:02/04/11 08:27
488の続きです。
何かタイトルがないとわかりづらいので適当に付けてみました。

キャロルが眠り続けるなか、同じエジプトの宮殿内では
エジプトのファラオであるメンフィスとヒッタイトの王子が深刻な顔で向き合っていた。
ミタムン王女を殺したアイシスなど妃に娶る等は言語道断である。
エジプト側としては大変な失態か、新たな戦の幕開けをしたいのかのどちらかとなろう。
戦をすれば双方一歩も引かぬ構えとなる。
イズミル王子はメンフィス王に「あの娘のことはどうなさるおつもりか?」と問うた。
メンフィスにはまだキャロルには未練があったが、イズミル王子の言葉を待った。
聞けば得がたい英知を持つ娘といい、民の心も惹きつける貴重な存在となりつつある。
何よりメンフィス王が寵を与えた身。
あの娘をエジプト王家の身内として自分の妃とし協定を結んでは?
戦う事に恐れはしないメンフィスだが、今回の事ではエジプ側が不利であり
相手も百戦錬磨のヒッタイト王となれば苦戦するであろう事もよめる故
不承不承申し出を受け、表面上は穏やかに収まったのであった。

493 :暗闇の中で・・。2:02/04/11 09:06
キャロルは気が付いた、目を開けたはずだった。
だが自分の目の前に広がっているのは闇だった。
「お気付きになられました?ようございました。」
誰かが話し掛ける気配、だが何も見えない。
そして自分に何が起こったのかを思い出したこと、眼前が真っ暗になってしまったことなど
一気に押し寄せてきて恐怖のあまり悲鳴が迸った。
「誰か!早く、医師を!」
「落ち着きなされませ!お怪我もありません!ご無事でいらっしゃいます!」
周りが騒がしくなり、誰かがなだめようとキャロルの体に手を伸ばしたが
その触れる感触にますます恐れ戦くキャロル。
「いやぁぁぁぁぁぁ!触らないでぇ!」
医師が呼ばれ侍女たちに暴れる体を押さえつけられ、何か口に流し込まれる。
医師の受け答えにどう答えたものか、いつのまにか唯一の逃げ場である眠りについていたのであった。
騒ぎを聞き医師に「何事だ?」と尋ねたイズミル王子に、医師の口も重かった。
お体にお怪我といえるものなどありません、ただ目が見えていらっしゃらないのです・・。
何か辛いことがあった場合などこのように急に目が見えなくなる事もあるらしいのですが
薬では治す事は無理なうえ、いつ治るかもわからないのです、と。
自分でも多少医術の心得なども持ち合わせている王子には、言葉も無かった。
この姫は今は心が傷つきすぎてわが身を守るために目が見えなくなったのです、
どうか心身ともにお守りするくらいしか術は無いのです、と医師は言い残し去っていった。
苦しそうな表情のまま、頬には涙が流れた後がついたままキャロルは眠っている。

494 :暗闇の中で・・。3:02/04/11 10:33
薬によって眠らされたままイズミル王子に抱きかかえられ
キャロルはヒッタイトへと向かった。
うつらうつらとしたまま、キャロルは体に感じる揺れや、少し馴染んだイズミル王子の胸の中で
遥か時のかなたにいる家族の名を呼び、身を守るというようにでも身を丸めていた。
イズミル王子はハットウシャにある王宮にもひっそりと入り、自分の宮殿の中にキャロルのために
静かで強固な守りの一角を設えた。
キャロルは目覚めた、だが相変わらずの暗闇の中、確かに場所が変わった事には気が付いた。
目が見えなくなった為か、肌に感じる空気のそよぎやにおいや音に敏感になったようだ。
静かな物音と気配を感じ、キャロルはそちらへと振り向くと、その人は黙ったまま
傍に寄って来た為恐怖でびくりと体を振るわせた。
「・・・気が付いたか、気分はどうだ?」
愛してると思った、でもそれは自分を弄び、どうしようもなく憎んでいるイズミル王子の声。
「・・嫌・・寄らないで・・」
寝台の上で無意識に後ずさりをするキャロルに自分がどれほど傷つけたかをまざまざと見、
自分の胸が抉り取られるような思いをしながら、平静を装った声をイズミル王子は出した。
「ここはヒッタイトの私の王宮だ、ゆっくり養生するがいい。」
「ヒッタイト?!・・エジプトではない・・?」
突然の事にキャロルは驚きを隠せない。
「そなたをエジプト王家の身内ということとし、そなたの身柄を私の妃にすることで娶る事にした。
 もうエジプトにそなたの居場所はない、私がいるところがそなたの居場所だ。
 どのみち今のそなたの様子では婚儀は無理なゆえ、しばらく延期だ。
 おとなしく養生しているがいい。」
「・・目は?私の目は・・どうして・・?」
「いずれ治る、一時的なものと医師は言っている。」
「どうして私を死なせてくれなかったの?そうすれば何かもが・・・。」
体中を震わせて振り絞るように言ったキャロルのその様子に、イズミル王子はキャロルを思い切り抱きしめたかったが
白く形のよい手をぐっと握り締めるだけにとどまった。

495 :名無し草:02/04/11 14:27
新作だ!ああ、でもキャロルが可哀想すぎる。ここまでハードだと・・・。
私は前スレ497さんの続きはこんなの!と思っていました。

王子は冷たい汗をかいて夜中に目覚める。そう、あの厭わしい爛熟の宴は王子の淫夢。
キャロルは王子に好色に触れられたあと、そのまま眠り込んでいる。闇にも鮮やかな白い身体。
王子はキャロルを抱きしめる。ぴくりと動いたその身体を優しく寝かしつけてやり、そっと裸身を覆ってやる。
今まで女に惹かれたこともなかった傲慢な王子は、その報いを受け、キャロルにがんじがらめにされている。
とはいえ、王子はその想いを素直に出せない。乙女のキャロルを独占し、愛おしむことしかできないのだ。
しかし、紆余曲折を経て王子とキャロルの心は結ばれる。
王子は無垢な乙女を一時とはいえ心なく弄んだ自分の罪を悔い、生涯キャロルをだいじにするのだった。

・・・ってご都合主義ですね。夢落ちなんて。

496 :暗闇の中で・・。4:02/04/11 16:31
今は体に触れられることに過敏になり、イズミル王子の握る小さな手は
反射的に振り払おうとしている。
「いやぁぁぁぁ!放してぇ!」
半ば半狂乱となり、イズミル王子の手を振り払うとキャロルは自分で自分の体を抱きしめ
寝台の上でがたがたと震えている。
「・・しばらく食事もまともにとっておらぬのだ、何か運ばせよう・・。」
とイズミル王子は言った。
あまりにも自分を恐れ、以前戯れとはいえ愛の手ほどきをした少女の変貌振りは
イズミル王子にとって大きな衝撃を与えた。
王子に仕える乳母のムーラや侍女などが甲斐甲斐しく世話を焼き、キャロルに食事をとらせようとするが
目の見えない状態での食事などしたことの無いキャロルにとっては辛い作業となった。
飲み物の注がれた杯を受け取ろうとしたが距離感もつかみ難く、杯をひっくり返した。
食事にもあまり手をつけられない、不安で胸がつまるようで食べ物ものどを通らないキャロル。
「・・私が介添えいたそう、気力も出る故、これを飲むといい。」
キャロルは恐れている王子の気配が自分の傍らにあることに気が付いてびくりと体を振るわせた。
だがキャロルの手に触れた手はいたわり深く優しく杯を持たせ、自分の口元へと誘導した。
それは甘い口当たりだったがのどもとを過ぎる時には熱さを感じ、酒であることがわかった。
「・・お酒だわ・・。私、飲めない。」
ずっと黙ったままだったキャロルの声を聞き、少し安堵したイズミル王子。
イズミル王子の気配があまりにもいたわり深いものだったことでキャロルもう落ち着いたが、
やはり目の前に広がる暗闇はこれから先どうなるのだろうかといった不安を表しているだけだった。

497 :名無し草:02/04/11 17:02
王子のやさしさが心にしみますわ〜
「暗闇の中で・・」作家様、キャロルを助けてくれて
ありがとうございました。

498 :暗闇の中で・・。5:02/04/11 17:02
イズミル王子の王宮で静かな日々が過ぎていった。
まるで操り人形のように、ムーラや侍女たちに世話されているが
キャロルは目の見えなくなった自分を認めるだけで精一杯で、
口数も少なく食事もあまり取ろうとしない。
イズミル王子は根気強く時間のある限りキャロルに付き添い、言葉をかけた。
だが忙しい政務もあることゆえに、腹心の部下のルカをキャロルにつけた。
自分の部屋からあまり出ることも無く、キャロルは日々を過ごしていった。
暗闇ではあるが、気配や空気の流れ、さまざまなにおい、物音で季節が移ろうとしていく様を
キャロルは感じるようになっていった。
エジプトとは違う空気、気温の変化、風の音。
一番嫌なのは夜だった。
寝台にいて休んでいても、夜の静けさの中に、自分の暗闇のでの孤独感は増すばかり、
声を殺し絶望感に苛まれて涙がこぼれて落ちていく。
だがその絶望の中、そっと近づいて思いやり深く傍らに寄り添い、暖かな手でイズミル王子はキャロルの涙をぬぐった。
「泣くでない、私が傍にいるゆえ、安心して眠るがよい。」
幾度もそんな夜を過ごしていくうちに、キャロルにも落ち着きも出てくるようになり、
憎み恐れているはずのイズミル王子のことについてもまた別の意味で思い悩むようになっていった。

499 :ライアン×キャロル:02/04/11 17:33
16
ライアンはオフィスのデスクで頭を抱えていた。朝から仕事に没頭してきたが、時間が空くとすぐミラの言葉が蘇り、ライアンのささくれだった神経を苛んだ。
(キャロルは私に言ったわ。ジミーが好きだって。
誰にだって分かるわ、ジミーとキャロルの間には特別の絆があるって。本当に羨ましいくらいの・・・恋人同士の絆)
ライアンの母親はキャロルとジミーを結婚させたがっていた。ライアンは馬鹿げた考えだと一笑にふしていたのだけれど・・・。
ライアンは機械的に葉巻に火をつけた。
(本当にキャロルはジミーが好きなのか?将来的には・・・結婚をしたいと思っているほど?あの日は、本当に嫌がっているように思えたんだが)
ライアンの手にあの日、ジミーのもとから連れ出したキャロルの手の感触が生々しく残っていた。
いつもいつも手を引いてやっていた小さな妹が・・・誰か他の男に恋をしている?一人前のレディだと?
「馬鹿な・・・」
ライアンは呟いた。28才になるライアンは独身主義を標榜していた。何故と問う野次馬にはこう答えてきた。僕には目の離せない妹がいます。あの娘(こ)の面倒をみるだけで手一杯です。もうこれ以上、女はけっこうですよ、と。
その時、秘書をつとめる弟ロディが部屋に入ってきてライアンの思考は途切れた。
(目の離せない妹に・・・惚れたか)
あと少し、ロディが入ってくるのが遅れたなら、氷のライアンはきっとこう思い至っていたのだ・・・。

500 :ライアン×キャロル:02/04/11 17:33
17
「ミラ?どうしたの?・・・ライアンが何か失礼をしたかしら?」
リード夫人マデラインは物思わしげにソファに凭れるミラに声をかけた。
「おばさま・・・!」
ミラは待ちかまえていた人物の登場に心密かに快哉を叫びながら、でもそんなことはおくびにも出さずに、夫人に弱々しく手を差し伸べた。
「おばさま、私・・・私・・・おばさまに相談したいことがあるんです。こんなこと、本当は話しちゃいけないのかもしれません。でも・・・」
ミラは先日の出来事―ジミーがキャロルに求婚し、驚いたキャロルをライアンが強引に連れ出したこと―をかいつまんでリード夫人に話して聞かせた。
「そのあと、私、キャロルと話をしたんです。キャロルはジミーが好きなんです。今はまだ恥ずかしいのが先立つのか素直ではないけれど。
でもライアンは・・・キャロルとジミーの恋に賛成でないみたい。ライアンがいつまでも彼女を子供扱いするのは良くないと思うんです。大事な妹のことだから仕方ないのかもしれないけれど・・・このままではキャロルが苦しむわ。可哀想なあの子!」
「まぁまぁ・・・ミラ、よく話してくれたわ!」
リード夫人は涙ぐまんばかりだった。キャロルはジミーのことが好きだなんて!じゃぁ、夫人は母親として娘を愛する男と結婚させてやれるではないか!
「ミラ、大丈夫よ。私に任せて。きっとみんなうまくいきますとも。私がそうさせてみせるわ。ああ・・・キャロルを幸せな花嫁にしてやりますとも!」
一通り歓喜の一人語りが終わると夫人は暖かく微笑みながらミラの手を握った。
「そして・・・あなたの恋も応援するわ。あなたがライアンの花嫁になってくれたならどんなに嬉しいか」
ミラは零れんばかりに微笑んだ。邪魔者キャロルへの同情を前面に出せば、無邪気なリード夫人はきっとライアンに自分との縁談を勧めてくれると確信していたのだ。

501 :ライアン×キャロル:02/04/11 17:36
18
「キャロル。この間はごめんよ」
放課後の図書室でジミーはキャロルに詫びた。
「いいのよ、ジミー」
仕方なくキャロルは答えた。
(ジミーは自分の言いたいことを言って、私も同じことをした。結果は良くなかっ
たけれど。謝ったりするようなことじゃないわ。知らん顔していてくれればいいの
に)
「僕は強引だったかもしれないね。でも覚えておいて。僕は君のことを愛している。
僕が花嫁に欲しいのは・・・君だけだ」
「ジミー、よして。私、私・・・あなたのこと好きよ。いいお友達ですもの。でも
今はそんなことは考えられないの。もうこの話はしないことにしましょうよ。ね?」
キャロルは立ち上がった。
「・・・ライアンさんに何か言われたの?僕は子供だって!僕は君にふさわしくな
いって!」
ジミーはキャロルと並んで歩きながら言った。
「兄さんは関係ないわ。何故、兄さんのことなんか言うのかしら?」
ジミーはいつにないキャロルの応対にさすがにむっとしたのだろう。
「だって君はいつもライアンさんのことが一番じゃないか。自分のことを決めるの
もライアンさんにお伺いをたてるんじゃないかと思っただけさ!僕は君が好きだ。
君も・・・ライアンさんのことなんか考えたりしないで素直に僕に答えて欲しい!
・・・ブラコンもいい加減に・・・」
ばっちーんと派手な音が人気のない夕暮れの学園に響いた。キャロルがジミーの頬
をぶったのだ。
ジミーは無言で駆けて行くキャロルの背中を見送った。
キャロルは家まで下を向いたまま走った。
(私・・・私・・・兄さんとジミーを比べている・・・!ジミーは兄さんの足元に
も及ばないっておもってる。いつもいつも兄さんが私をどう思っているか考えてる!)

502 :ライアン×キャロル:02/04/11 17:38
19
ちょっとだらだらしてきたので、ダイジェスト版ということで・・・。

ライアンとキャロルはお互いのことを強く意識しあうようになる。ライアンはもともと血の繋がらない12才年下の妹に淡い男女の想いをかけてきたことでもあるし(爆)。
キャロルもまた理想の男性としてライアンに憧れて大きくなった自分を意識する。
ミラは素早くその雰囲気を察知、ライアンには「キャロルはジミーが好きなのよ」攻勢をかけ、如才なく傷心のライアンを労る。「キャロルは大人になったのよ。あの子は何て幸せそうなんでしょ?ああ、ライアン。あなたの側にいるのは私じゃいけないの?」

同時にミラはキャロルにも揺さぶりを。
「私、ライアンを愛しているの。でもライアンはあなたのことばかり心配して私を見てくれないの。ライアンはあなたを目の離せない子供だと思っているのね。あなたはもう大人なのに。お願い、キャロル。私の恋を助けて」
「ライアンは、あなたのことが心配で恋人は作れないって言ったわ。ふふ、あなたにはジミーがいるのにねぇ」
キャロルはすっかり狼狽えてしまう。が、ミラへの協力を約束する。

リードママと義姉は情緒不安定なキャロルを見て「ジミーとの縁談」のすすめ時と思う。二人はミラとライアンの婚約も画策しているので(笑)、同時進行というわけ。
「ねぇ。キャロル。あなたの幸せをママ、誰よりも祈っているわ。亡くなった妹にしてやれなかったことを、あなたにしてあげたいの。好きな人がいるのでしょう?ジミーは素晴らしい青年よ。ママ、応援しているわ」
「伯母としても言いますよ。あなたはもうレディですもの。好きな人がいて当たり前。隠すことはないのよ。あなたが一人前だと分かれば、ライアンもきっとあなたへの過保護と過干渉はやめるでしょうよ」
「ねえ、キャロル。私たちはあなたを幸せにしてあげたいの」
そしてクリスマス休暇が始まり、一家はニューヨークの本宅へ・・・。

503 :名無し草:02/04/11 17:45
>495
夢落ちだ!ああ、でもキャロルが可哀想すぎる。ここまでご都合主義だと・・・。

504 :知恵なし名無し:02/04/11 19:48
>487
あのね、わたし書き込み初めてだったんですけど。

505 :名無し草:02/04/11 20:06
>「暗闇」作家様
キャロルはもう王子に惹かれ始めているのですね。
さりげにルカちんも登場してて、なんだか希望を感じさせます。

506 :名無し草:02/04/11 20:54
>>495
夢オチでも、私はこちらの方が好き。
書いて下さってありがとう(^^)

507 :暗闇の中で・・。6:02/04/11 21:41
自分の部屋のなかはどうにか人に頼らず歩けるようになった頃には
キャロルはエジプトにはない寒い季節の到来を知った。
傍に寄る人の気配で誰がくるのかもわかるようになり、キャロルの周りには静かな時間が流れていった。
だがイズミル王子がエジプトから妃となる姫君を連れ帰り、強固な守りで姫を大切に扱っているという噂が
ヒッタイトの王宮内を駆け巡っていたなど当の本には知る由もなかった。
ヒッタイト王にも王妃にも会わせず、時間があけば自分の王宮戻ってしまうイズミル王子に
ヒッタイト王妃の後押しもあって、王子への密かな思いを募らせているミラには面白くなかった。
自室でぼんやりとクッションに身を任せていたキャロルは、今まで感じたことの無い気配を感じ、
起き上がり見えない目で探すようにゆっくりとそちらへ向けた。
「誰?・・ルカはどこ?」
肌がちりちりと痛むような、決して自分に好意を持っている者でない気配。
キャロルは知る由も無かったが、白い肌を際立たせるヒッタイトの紅色の衣装を身につけ、
肩から背中に流れ落ちる黄金の髪や夏の空を思わせる澄んだ青い瞳を持つ美しくも清浄な姿に
ミラは激しい嫉妬を感じていたのだ。
「・・そなたがイズミル王子を・・・。」
普段は押し隠していたイズミル王子への恋心が、我が身を燃やしつきそうな激しい嫉妬心から
ミラはいつも身につけている小さな短剣をキャロルに振りかざした。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
寸でのところで身をかわし、キャロルは逃げたが、その悲鳴に慌ててルカも駆けつけ事なきを得、
ミラも姿を消してしまった。
ルカや侍女達の介抱でショック状態から抜け出たキャロルだったが、一番自分でショックが大きかったのは
「助けて!王子!」といつしか王子を頼りにしている自分だったのだ。

508 :名無し草:02/04/11 22:14
前スレ497オニ作家です。(^◇^;

本人も忘れた頃に続編だなんて嬉しいです。
(ってゆーか、先まで考えてなかったの)
今、ワクワクしながら2作品読ませていただいてます。
どっちの話も今後の展開が楽しみですねー。o(^o^o)(o^o^)o

509 :名無し草:02/04/12 00:15
>507
キャロルの描写が何とも美しい。。。
ミラでなくとも嫉妬するだろうなあ。

510 :知恵なし名無し:02/04/12 00:46
暗闇の中で作家様
ありがとうございます。メンフィス編を自分でやってみようかと思うのですがいいですか?

511 :名無し草:02/04/12 01:42
>510
おおおっ!連載が3本目!?o(^o^o)(o^o^)oワクワク

512 :名無し草:02/04/12 02:01
ロディってライアンの秘書だったのか。兄や妹の結婚問題について
彼はどういう考えなんだろう?(まあ彼が何を言おうと、ママは
聞きゃしないだろうけど)

513 :名無し草:02/04/12 04:00
何やらタナボタ式(?)に新境地が開けたようで、めでたきことですわね。それも新しいジャンルが
「自殺もの」じゃなくて「未遂もの」になって一安心ですわ。もちろん芸術上欠かせない「悲劇」も
ございましょうが、特に今現在は新年度にあたりみなが希望に胸脹らませているときでありましょうから
希望の持てる作品を拝見しとうございますわ。

514 :暗闇の中で・・。7:02/04/12 10:50
ルカはキャロルが襲われたこともあって、ますます隙を見せないようキャロルの身辺に記を配るようになった。
そうは言ってもキャロルは手の掛かるような行動などはしないので
キャロルの部屋で守る者と守られる者とが同じ時間を共有しているに過ぎなかった。
周りに仕える者達によって美しく着飾られ、何ひとつ不自由ではない生活だが
キャロルの顔にはいつも憂いがかった表情しか見えず、それは密かにルカを悲しませた。
花のように笑い、楽しげな笑い声を聞きたい、王子にお聞かせしたい。
目が不自由であろうと咲き始めの花のように瑞々しく美しいキャロルが微笑むだけで
どれほど場が華やぐだろうかと、ルカは思っていた。
「・・・ルカ、いるのですか?」
唐突にキャロルは口を開いた。
「はい、姫君、お傍に控えております。」
このところキャロルは普段よりもずっと口数も減り、何事か物思いにふけっているようだった。
だが、どことなく緊張の糸が張り詰めたような、どことなく決意を秘めたような雰囲気がこの場を支配していた。
「お願いがあるのです、剣を貸して。」ときっぱりとキャロルは言い、白い手が剣を探すように空を漂う。
「なりません!何をなさるのです!姫君!」
驚愕したが胸のどこかにいつかこのようになるのではないかという予感があったルカ。
「ならば殺して。でもあなたには出来ないはずよ、だから剣を私に・・。」
驚くほど平静に言い募るキャロルの言葉が決心が硬いことを表している。
自分を弄び、目も見えなくなった自分を何故かいたわりを持って優しく扱う。
憎むべき男のはずなのに、抱こうともせず優しい仕草でキャロルの手を握り、髪を撫でる。
目が見えないからこそ王子から感じる自分に対する深い思いやり。
憎い筈なのにいつしか王子を頼りにしている自分をどうすればよいのか。
メンフィスに抱かれた厭わしいこの体も呪いたいほど。
それは目が見えなくなった時よりももっと深く絶望の暗闇の中にキャロルを追いやった。
哀しげに涙を流すキャロルをなだめる術を知らず複雑な思いを抱えて見守るしかないルカだった。

515 :名無し:02/04/12 10:56
>510
是非是非お願いいたします。
私に構わず書きたい方には頑張っていただきたいと思っています。
楽しみにしています。

稚拙な文章を書き込んでしまってすみません。
仕事すればいいのに、なんだか止まらない・・。(藁

516 :503さんの続き:02/04/12 12:22
作家1は作家2を一時とはいえ心なく弄んだ自分の罪を悔い、生涯作家2をだいじにするのだった。

517 :暗闇の中で・・。8:02/04/12 12:31
夜半、暖かな部屋でキャロルはイズミル王子が口を開くのを待った。
ルカから今日のことを聞いたに違いないことを、王子の周りに漂っている気配から
キャロルは感じ取り、ひとつ息を吸うと静かに問うた。
「私をまた弄ぶの?」と。
イズミル王子がキャロルの傍に寄り、そっと壊れ物でも扱うように抱き寄せようとするのを感じ、
キャロルの体は一瞬震えが走ったが、優しく抱かれると王子の胸の中で自分でも驚くほどの安堵感を感じていた。
「そなたを愛しているのだ、信じてもらえぬのは分かっている。私のことを憎んでいてもよい、死ぬなどとは言うてはならぬ。
 私とともに生きていてくれ。」
王子の体からその言葉が本心であることが伝わってくる。
「そなたしかいらぬ。私の妃はそなただけなのだ。」
「目も見えず穢れている私を?」
「何を申すか!そなたが穢れているなどとは一度も疑ったことなど無い。
 その目はそなたの心身が清浄だからこその証。そして私の罪の証だ。
 戯れに罠を仕掛けたが罠にはまったのはこの私だった。」
王子の広い胸の中でキャロルの心は喜びとそれを打ち消すかのごとく猜疑心で引き裂かれそうだった、
王子の言葉と体からはそれが真実だと自分の体は感じているのに、以前の仕打ちがそれを無条件に信じさせたくないのだ。
肩を震わせてキャロルには泣くしか出来ず、イズミル王子は腕の中の華奢な体を優しく抱きしめるしかないのだった・・。

518 :ライアン×キャロル:02/04/12 12:58
20
ニューヨークに戻ってから家族はさらに多忙になった。社交生活はますます華やかになり、キャロルはライアンと二人きりになることもない。ミラは用心深くライアンとキャロルを遠ざけるようにした。

「ねぇ、ライアン。あなた明日のブラウン教授のパーティには出席するのかしら?」
リード夫人マデラインは息子につとめてさりげなく尋ねた。
「え?いいえ、僕は明日ちょっと目を通したい書類を見ておきたいので。パーティは失礼させてもらいます」
「そう・・・。忙しい人ね。・・・ねぇ、ライアン。時間が空いたらミラさんをどこかにお誘いなさいね。キャロルのことは大丈夫だから」
「え?キャロル?どうしてキャロルが出てくるんです?」
「あ・・・あら、何でもないわ。とにかく明日のパーティにはキャロルと私が行きますね」

リード夫人はいそいそと明日キャロルに着せるドレスの仕上げにかかった。
(明日!明日はジミーとキャロルの婚約発表の日!何ておめでたいの。キャロルはきっと大喜びするわ。あの娘を幸せにしてやれるわ)

519 :ライアン×キャロル:02/04/12 12:59
21
「ママ、ジミーのところのパーティに行くだけなのにどうしてこんなにおめかしするの?」
不審そうに口を尖らせる娘の髪に真珠のピンを差してやりながらリード夫人は笑った。
「ジミーのところだからこそ、おめかしをするのよ」
金色の髪を清楚にまとめ、瞳と同じ色の絹のドレスを着たキャロルは可憐で美しかった。見守るミラの瞳は嫉妬に妖しく光るのだった。
(でも今夜はジミーとの婚約披露。これでもうキャロルは私の邪魔をできないわ)
ミラはライアンと二人きりになるチャンスはあったものの、盛り上がらないこと甚だしかったのを口惜しく思い出した。次兄のロディは冗談混じりにミラに言ったものだ。
「だめだよ。ミラ。兄さんはキャロル以外の女性は目に入らないんだよ。兄さんは本気でキャロルが好きなんじゃないのかな」
それくらいミラにだって分かっていた。あの兄妹は――少なくとも大人の男性の兄のほうは――惹かれ合い、兄妹の柵を越えようとしている、と。今は子供のキャロルもじき兄を真似ようとするだろう、と。

520 :ライアン×キャロル:02/04/12 13:00
22

「あ、兄さん!忙しいの?大丈夫?・・・ね、どう?似合うかしら?」
ライアンはしばらく義妹の楚々とした姿をほれぼれと見つめた。キャロルが不審げに眉を寄せるまでに。
「ああ・・・とても綺麗だよ。うん、本当に。ああ・・・これをつけておいで。少し早いがクリスマスプレゼントだ」
ライアンはアンティークの指輪をキャロルに差し出した。くすんだ金色の薔薇にダイヤモンドの露が宿る。ライアンが密かに買い求めた高価な品。キャロルは感激してそれを右の薬指にはめた。
「兄さん、ありがとう!嬉しいわ。とっても嬉しいの。大好き!」
「パーティ、楽しんでおいで。帰るときは連絡しなさい。迎えに行ってやるよ」
ライアンはキャロルがキスした頬に燃えるような感触を覚えながら言った。
「きっと迎えにいってやるよ。それまでに雑用は片づけておくから」

ジミーの家は華やかに飾り付けられ、沢山の招待客がひしめき合っていた。キャロルはライアンの指輪のおかげでたいそう幸せな気分で、ジミーが少しはにかんで差し出した手に、にこやかに自分の手を滑り込ませた。
「さぁ、キャロル。正面のテーブルの所に行こう」
「え?」
「今夜は僕と君の・・・婚約発表の夜だからね」
キャロルは咄嗟にリード夫人を振り返った。夫人は慈母の微笑みを満面に浮かべ鷹揚に頷いて見せた。周りの人間も期待に満ちて若い二人を見つめる・・・。
真っ青になったキャロルはそのまま夜の街へと駆け出していった・・・。

521 :名無し草:02/04/12 14:59
「暗闇の中で」作家さま、「ライアン×キャロル」作家さま!
いつもいつも楽しみにしています。イズミルの優しさ、ライアンの不器用さがいいです。
キャロルを幸せにして、ついでに私たち読者も幸せにしてやってください!!!

522 :名無し草:02/04/12 16:29
イズミル王子!優しく優しくキャロルを癒して二人で幸せになってください。
ライアン兄さん!早くキャロルをモノにしてください。

ああ〜、作家様、毎日が楽しみですぅ

523 :暗闇の中で・・。9:02/04/13 00:45
イズミル王子とキャロルの間には互いに相手を想いながらも
触れたくても触れられないといった儚い均衡を保った新しい時間が流れはじめた。
以前イズミル王子はキャロルに愛の手ほどきをし、自分を求めるように導いていった時のことが嘘のように
触れようとする度に恐れ戦くキャロルの体には慎重に応対した。
傍らに寄るだけで身構えて硬くなるキャロルに忍耐強く寄り添い、肩を抱いた。
有らぬところを見つめる青い瞳を見る度、自分の犯したことを思い出し、哀しげな愛情深い眼差しをキャロルに注いだ。
王子の体温も息遣いも感じるほどの距離なのに、キャロルには王子の顔を見ることが出来ない。
不意にキャロルの白くたおやかな手がイズミル王子の肩をたどり顔に触れた。
今度は王子の体が硬くなる番だった、嬉しい驚きで。
「あ、ごめんなさい、なんだか王子が苦しんでいるような、そんな気がして・・。」
引っ込めようとするキャロルの手をやんわりと掴み意識しないままに口付ける。
「嫌ではないのだ、そなたが初めてこうして触れてきたゆえな・・。」
嬉しい、とは言えないまま頬に触れるやわらかい感触を楽しむイズミル王子。
まるで美しい絵のような二人を偶然垣間見たのはミラである。
自分には向けたことのない、いとおしげなイズミル王子の表情を見、ますますキャロルに激しい嫉妬を抱くミラに二人は気付かない。
キャロルは自分を取り囲む暗闇が王子に触れている手から薄れていくような感覚を味わっていた。

524 :名無し草:02/04/13 02:05
>「暗闇の中で・・。9 」
お互い近づきたいのに近づけない・・・でも少〜しずつ・・・
この距離感がたまらん。

525 :名無し草:02/04/13 02:33
>作家の皆様
すまぬがわしはもう年なもので、りれー小説とやらはめまぐるしくての。
それゆえ今度の作家様のように「○○さんの続き」の他に「新しいタイトル」を
つけて下さると実に助かるのじゃ。手間をおかけすることになるがお聞き届け下され。

526 :名無し草:02/04/13 03:20
ロディ兄さんは「ライアン×キャロル」をごく自然に
認めてくれているんだね。目立たないけどキャラの中では
一番の常識人ぽい気がする(ママを説得しておくれよ)。

527 :名無し草:02/04/13 09:16
5巻あたりでキャロルは命を掛けてルカを助けたにもかかわらず。
流砂に落ちて命からがらキャロルの前に現れたルカに「あなた生きていたの」と
何の感情も込めずに言い放ったキャロルって本当に優しいのだろうか
子供心にも不信を抱いたもんだ
キャロルも富豪の娘なら『ノブレスオブリジュ』くらいは教育されてるだろうによ
ひゃーひゃーはしゃいでどう見たってバカ女と今現在私の年齢では思うが私も
20代後半位になるとキャロルが可愛く見えてくるのだろうか?
読む年齢によって受け止め方って変りますもんね

528 :名無し草:02/04/13 13:30
前スレあたりから作家1は命を掛けて作品を生み出したにもかかわらず。
読者と作家に気を使いながら作家1の前に現れた作家2に「もう書かないで」と
妬みと嫉妬を込めて言い放った作家1って本当に優しいのだろうか
大人心にも不信を抱いたもんだ
作家1も王族乙女なら『マターリ』くらいは教育されてるだろうによ
執拗に追い掛け回してどう見たってストーカーと今現在私の年齢では思うが私も
20代後半位になると作家1が可愛く見えてくるのだろうか?
読む年齢によって受け止め方って変りますもんね

529 :名無し草:02/04/13 18:58
>528
もうパロディ作家さまったら!あまりに切れ味が
鋭いとみんなビビってしまうじゃありませんか。
それにしてもお二人仲良く「命を掛けて」とは
まるで命が帽子か何かみたいで愉快ですわね。

530 :名無し草:02/04/13 21:35
>527
本編スレでどうぞ。
ここはキャラでないもうひとりの(ふたりさんにんよにん・・・)キャラが生きるところ・・・。

531 :名無し草:02/04/14 01:21
夜の街へ飛び出していったキャロルはどうなったのでしょうか?
作家様、心配でたまりません。。。

532 :知恵なし名無し:02/04/14 02:44
遅くなりましたが510です。続けていいですか?題は生への帰還
身を躍らせようとする少女を見た王は真っ青になって飛び出した。自分は少女をどうしたかったのか?
あんなふうに絶望の淵に落としたかったのではない。ただ、側に居て欲しい、笑っていて欲しかったのだ。怨嗟に満ちた言葉を吐き出して落ちてゆく白い身体を止めようとした手は届かなかった。後先考えずに飛び降りようとしたが兵士に止められる。
「この下は庭木が茂っているから生きておるやも知れぬ、ミタムンの死に関する重要な証人だ。すぐ保護しろ!」
あくまでも冷静な声が後ろから近づいてくる。
「メンフィス王、証言もでた以上ミタムンのことはっきりさせていただく。アイシス女王への処分もな。」
見張りの兵士達にかろうじて国主としての命を下し脱兎のごとく飛びだす。
「今のことは他言無用だ。早急に調査する。」
キャロルは生きていた。もがかず落ちたのが幸いし庭木が衝撃を和らげたのだ。だが両大腿骨と左腕を骨折し、顔も身体も枝で裂傷だらけだ。診察した医師は傷が残るだろうと言った。だが生きている。王宮の離れの建物に彼女は運び込まれた。

533 :名無し草:02/04/14 22:17
>532
申し訳ないのですが、名前欄にタイトルを入れていただくか、
でなければタイトルは改行してくださるとありがたいです。
それと、どのレスからの続きかもお手間を取らせて申し訳ないのですが、入れていただけないでしょうか。

534 :名無し草:02/04/15 00:31
>ライアン×キャロル
ずっと気になって仕方がないのですが、本当の兄妹でないことを
「ライアンは知っているがキャロルは知らない」んですよね。
それとも「キャロルが知ってるかどうかわからない」ということに
なっているのが正しいんでしょうか?

535 :名無し草:02/04/15 12:07
>534
私は知ってると思ってましたー。
知っているからこそ、もどかしく埋まらない二人の距離ってゆーか。
ライアンが強引にキャロルにせまればいいのになー。

536 :ライアン×キャロル:02/04/15 12:56
23
(さ、寒い・・・)
ドレスの上に軽いコートを羽織っただけのキャロルは冬の寒さに震え上がった。涙がとめどなく溢れ、口惜しさ、悲しさ、怒りといった諸々の感情が小さな胸の中で滾っていた。
(ママ、ジミー・・・皆ひどいわ。私の心なんか全く無視して勝手に決めて。
ジミーの花嫁なんて・・・どうして?ジミーはただの友達じゃない。ママ、ひどいわ。どうして一言、私に聞いてくれなかったの?私はママのお人形じゃないのよ・・・)
すれ違う人々は怪訝そうにキャロルを見た。賑やかなイルミネーションもキャロルの目には入らない。
「キャロル、お待ちなさい。ママはあなたに幸せになって欲しいの。ママはあなたを愛しているのよ」
リード夫人――キャロルの養母ではあるけれど、実母を覚えていないキャロルにとっては彼女だけが母親だ――の声が頭の中に反響した。いつもいつも包み込むように彼女を愛し、慈しんできてくれた女性。キャロルの理想の女性。
それなのに、今は愛情の鎖でキャロルを縛り、リード夫人が用意した鋳型の中に追い込もうとしている。
(私はママのお人形じゃないわ!私は・・・こんなのは嫌!自分の好きな人と恋をして・・・)
キャロルの思考はここで途切れた。
「お嬢さん、どうしたの?」
たちのよくなさそうな男がキャロルを見おろしていた。

537 :ライアン×キャロル:02/04/15 12:56
24
「あ、あの・・・」
恐怖に立ち尽くすキャロルに、男はニヤニヤいやらしい笑みを向け、手を握った。
「さぁ、暖かい良い場所に連れていってやるよ」
「いやっ、や、やめて」
キャロルはかすれた声しか出ない。道行く人々も知らん顔だ。
だが。
「君!彼女は僕の連れだ!何をしているっ!警察に行きたいのかっ!」
怒号の声と共に男は投げ飛ばされてしまった。
「に、兄さん・・・ライアン・・・兄さん」
「キャロルっ、大丈夫か?早くおいで!」
ライアンはキャロルを抱きかかえるように車に乗せると、アクセルをふかした。
「兄さん、兄さん・・・私・・・私・・・」
がちがちと歯をふるわせ、涙を流しながらキャロルは必死に兄にすがった。
「もう大丈夫だ、キャロル。もう大丈夫。何も心配しなくていい。兄さんがお前を守ってやるよ。可哀想に・・・可哀想に・・・」
「兄さんは・・・」
「・・・お母さんから連絡が入ってね。お前がひどい目にあったことは知っている。でも、もう大丈夫だ。兄さんがいるから・・・?!キャロル?キャロルっ!」
すっかり冷え切ったキャロルはぐったりとライアンの腕にもたれかかり意識を失っていた。

538 :ライアン×キャロル:02/04/15 12:58
25
ライアンは冷え切って浅い呼吸を繰り返すキャロルの顔を見守った。
ここは知る人ぞ知るホテルの一室。セレブ御用達、上質のサービスが自慢のここは、何も聞かずに上得意のライアンを部屋に案内した。
(可哀想に・・・可哀想に。どれほど傷ついただろう。ああ、僕が一緒にパーティに行ってやっていれば。お母さんのたくらみに気付いていれば!)

「ライアン、キャロルがっ、キャロルがっ!」
すっかり取り乱したリード夫人から連絡があったのは9時半頃だったか。ライアンは泣くばかりの母親から苦労して今回の事件の全貌を聞き出すと、すぐさま夜の街に飛び出した。
ハンドルを握っている間中、勝手な真似をした母親に対する怒りでどうかなりそうだった。
(キャロルを、僕の許しもなく他の男と結婚させるなど!よくもそんな真似が!あんな不甲斐ない坊やと僕のキャロルを!)
かろうじて冷静でいられたのはキャロルを想う心ゆえか。
(僕が迎えに行ってやる。きっと僕がお前を見つけて守ってやる。だから、だからどうか無事であってくれ!)
そして。日付もじき変わろうかという時間、ダウンタウンにほど近い一角でやっとキャロルを見つけることができた・・・。

長い長い時間、ライアンはキャロルを抱きしめ、見守っていた。ライアンは血の繋がらない妹に対する想いを・・・自分でもうち消そうとしてきた想いをようやく受け入れ、二度と否定するまいと抱きしめていた。
(キャロル。もうどこにも行くな。僕が見つけたお前。僕が助けたお前。僕は・・・僕はもうお前を離さない!)

539 :暗闇の中で・・。10:02/04/15 13:02
夜、寝台でうとうとしかかっていたキャロルは静かに部屋に入ってくる
イズミル王子の気配に気がついた。
侍女やルカも下がり、自分が寝入ってからイズミル王子が来る等とは初めてのことで
キャロルも訝しげに起き上がった。
「王子なの?」
常夜灯の薄明かりの中、イズミル王子は暗い中に浮かび上がるキャロルの姿の横に腰を下ろした。
「起こしたか、様子を見に参っただけだ。」
先程までヒッタイト王妃に呼ばれていたイズミル王子は意識しないままにため息を一つついた。
嫉妬に駆られたミラが「未来の王妃となる者が謁見一つしないのはおかしい」とたきつけたのである。
表立ってにはしなかったが王妃もキャロルの存在のことは気になっていたこともあって
「自分の下へ一度連れてくるように」と王子に申し渡したのである。
丁度バビロニアから帰国したばかりのヒッタイト王も興味を示し同意した。
致し方なく「まだ養生の必要な身ゆえ、お人払いを」という条件だけはつけて引き下がったのである。
「何かあったの?」と常とは違う王子の様子を感じキャロルは尋ねた。
「・・いや、父上がバビロニアからお帰りになったので、そなたを連れて会いにくるよう申されただけだ。」
王子は淡々と話したに過ぎなかったが、キャロルはその言葉で自分の身がいかに不安定なものか認識した。
王子が「妃にする」と言ってはいるが自分は未だ婚儀なども挙げてさえおらず、
目も見えず王子に寄りかかり守られているだけ。
そして自分も王子には惹かれているのかもしれないが、心の底から無条件に愛しているわけではない、脆い絆・・。
「心配はいらぬ、すぐ済むのだから。・・頼みがあるのだが、少しの間でよい、私を抱いていてくれ・・。」
思い悩んでいたキャロルは突然の言葉に驚いて声も出なかったが、王子が自分の胸に顔を寄せてきたので
恐る恐る細く華奢な腕を王子のがっしりした首に回した。
様々な思いを抱きながらしばらくイズミル王子とキャロルは互いの温もりを感じあっていた。

540 :名無し草:02/04/15 15:07
憂鬱な雨の月曜日に、こんなに佳き作品群が・・・
真面目に仕事してて(ホントか?)よかった〜
両作家様、ありがとうございます。

541 :ライアン×キャロル:02/04/15 15:35
26
「姫?どうしたのだ?」
暗闇の中で優しくキャロルに触れる大きな暖かい手。
「あ・・・王子?・・・夢を・・・見ていたの。哀しい夢」
キャロルは身震いして答えた。王子と引き離され、他の誰かのものにならなければいけない夢。妙に生々しい夢。
「大丈夫だ。ただの夢だ。さぁ、もう少しこちらへ。冷え切っているぞ」
キャロルは王子に身を寄せた。肌と肌が直接触れ、王子の肌の匂いと体温、そして鼓動がキャロルを安心させる。
「う・・・ん」
キャロルは甘えて、馴染んだ匂いを吸い込んだ。暗闇の中、声は優しく言う。

「・・・もう大丈夫だ」

ぼんやりと目を開ける。暖かく居心地の良い場所。守られて安心できる。
「・・・兄さん・・・?」
「気がついたか?もう大丈夫だ、キャロル!」
キャロルはライアンの膝の中に赤ん坊のように抱かれていた。しかも・・・。
「きゃあっ!」
キャロルが悲鳴をあげたのも無理はない。キャロルは一糸纏わぬ姿でライアンに抱かれていたのだ。ライアンもまた・・・下着しかつけていない。
「キャロル、キャロル。落ち着きなさい。お前は雪に濡れて芯まで冷え切っていたんだよ。揺さぶっても意識は戻らないし・・・。とりあえず手近な場所でお前を暖めてやらなければいけなかったんだ。
さぁ、気付けのブランデーだ。ゆっくり飲みなさい。暖まる」
ライアンが口元にクリスタルのグラスを持ってきてくれた。まだぼんやりしているキャロルは口を近づけ、強い酒の匂いに顔をしかめ、首を振った。
「頼む、少し口に入れてくれ。だいぶ楽になる」
ライアンはしばらく手こずっていたが、やがて強い酒を自分の口に含み、キャロルの唇に口づけた。
(兄さん!)
キャロルの身体が燃えた。自分は今、何をしているのだろう?だが答えもでないままに強い酒はキャロルの喉を下っていった。

542 :ライアン×キャロル:02/04/15 15:38
書き忘れましたが、二人はモチロン毛布にくるまっておりまする。
すみません。

543 :暗闇の中で・・。11:02/04/15 16:13
翌日人払いした王妃の居間へイズミル王子はキャロルを連れていった。
とはいえ、慣れぬ場所だとキャロルに言い聞かせ有無を言わさずに抱き上げていったのだ。
居間にはヒッタイト王、王妃、ムーラ、ミラなどしか残らなかった。
キャロルに目深にかぶせたベールをあげると目を布で覆った顔が現れ、待ち構えていたものは息を呑んだ。
キャロルが見苦しさをご容赦してくれるよう優雅に挨拶し、それを見るものは皆優雅さと清潔な可憐さに心奪われそうである。
豪快なヒッタイト王がバビロニアの話をすると、持ち前の好奇心が刺激されたのか
キャロルはごく自然に会話をはじめた。
「そういえば、バベルの塔もご覧になったのですか?」
「塔か、なにやら巨大な建造物を作っているとは聞いたな、なんでも天にも届くほどのものをという話じゃ。」
「まあ、やっぱり本当だったのですね、見てみたいわ。」
「まだ当分は完成には程遠いようだったが・・。」
「この後建築と破壊を繰り返して600年後くらいに完成するのですわ。見てみたかったわ。」
その時ミラ意外の者はキャロルの発言の重大さに気が付き、驚愕した表情を見せた。
ほんのりと頬を薔薇色に染めた黄金の髪を持つ姫はいま予言をして見せたのだ。
調べてみれば世に比類なき英知を持つ、エジプトでは母なるナイルの娘だとか・・・。
ミラのかもし出す殺気に恐れ戦いたキャロルに気付き、イズミル王子はさっと抱き上げると詫びを述べ
王妃の居間を後にした。
後に残るヒッタイト王はキャロルの存在の価値ににやりと笑い、王妃はひとまずキャロルの人柄を知ったために安堵し、
ミラはますますキャロルに殺意ににも似た激しい嫉妬を抑えきれなかった。

544 :名無し草:02/04/15 16:43
作家さま方!すばらしいです。まるで競い合うように(?)2回もアップしてくださるなんて〜!
嬉しいです!
ライアン兄さんの恋は佳境ですよね。王子の生まれ変わりがライアンだったんですか〜
頑張れ、ライアン、一気に押し倒せ!
既成事実で勝ち抜くんだ!

545 :名無し草:02/04/15 23:37
ミラちゃん私だけはアナタの見方よ〜

546 :名無し草:02/04/15 23:51
王子が前世ナのカー!!
他の人が関わらずライアン兄さん個人の気持ちでキャロルを好きになってほしかった。
王子が前世だからとかじゃなく。

でも王子が好きなのでこれはこれで大満足な私。w

547 :名無し草:02/04/16 00:33
>546
?

548 :生への帰還2:02/04/16 00:34
>533様ご助言ありがとうございました。
>>532
王宮はひそやかな緊張と喧騒に包まれた。キャロルが運び込まれた建物はエジプト・ヒッタイト両国の兵士が詰める場となった。
骨折と打撲傷から来る発熱で彼女の意識は混濁していた。
ヒッタイトとしては王女の死の真相を知る証人の口をふさがれるのを懸念し、エジプトからは都合のいい証言だけ取られるのを避けなければならなかった。
イズミルはキャロルを連れまわしていた間にひそかに見つけていた王女の額飾りを売りに来た牢の下働きが黒焦げの何かを始末した後酔漢の喧嘩で殺されているところまで調査していた。
そしてキャロルを目立たないよう王宮に送り返したとき彼女と自分の接触をさりげなく後押しした侍女がアイシスの乳母であり侍女頭のアリであることを確認していた。
状況証拠は煮詰まっている。大国の王女の従者を皆殺しにし、王女も殺害した人間をかばうことなど並大抵では出来ない。証拠隠滅のためには大きな権力も必要だ。
だがアイシスに動きを気取られないことはありえない少ない証拠は隠滅されるだろう。王子はひそかにアイシスに面会を求めカマを掛けた。
キャロルをミタムン王女殺害の犯人として処刑を要求すると。アイシスは内心の安堵とキャロルを抹殺できる喜びで迂闊な一言を滑り出させてしまった。
「焼死させられた王女は気の毒に」と。だが王子は「殺され」たとは言ったが焼死したとは言っていなかったのである。
そこから詰問が始められ、キャロルに罪を着せようとした発言が却って女王の罪を暴き立てた。
王女への嫉妬はメンフィスから逃げ回っていたキャロルにあるはずもなく、証拠を隠滅するような権力も彼女にはない。
エジプト側に大きな失点をもたらした女王の所業はその名声を地に墜とし口封じに殺された者達の遺族の怨嗟を買った。

549 :名無し草:02/04/16 01:03
「ライアン×キャロル」作家様
キャロルは古代では王子と、そして現代ではライアン兄さんと
結ばれるんですね。ああ、なんて理想的な展開。

550 :名無し草:02/04/16 01:07
>546
そんなことより546様は新作は発表なさらないんですか。

551 :546:02/04/16 01:34
そんな事といわれてしまったw

文才ないのでSSはちょっと・・・。
見るに絶えないものが出来あがるかと思われ。
イラストとかじゃ・・・だ、だめですよね・・・。

552 :名無し草:02/04/16 01:44
>551
546さん、イラストレーターなの?
わ〜い、見せて見せて(ワクワク

553 :名無し草:02/04/16 02:00
532さーん!
運び込まれて、その後どうなったんですかー?
気になるぅー!

554 :534:02/04/16 02:01
>535
そうか〜。確かに「兄妹じゃないって知っているけど、だからこそ」という
確率も高そうですね。しかしさすがにそろそろライアンも目を覚まして
くれたみたいでうれしいです。まだまだ安心できないけど、とりあえず今は
いいシーンだ・・・(嬉

555 :名無し草:02/04/16 02:11
>553
私も心配で548を目を皿のようにして見たんだけど
ないのよ〜、肝心のキャロルのケガの経過とかが。
無事の回復を信じて続きを待ちましょう。

556 :ライアン×キャロル:02/04/16 18:49
27

ライアンはキャロルに口移しでブランデーを飲ませた。
キャロルの全身が薔薇色に染まったのは、ライアンの体が燃えるように熱くなったのは、果たして強い酒のせいだけだったのか。
やがて。
強い酒はキャロルの中に消えていったが、ライアンは唇を離さなかった。優しく遠慮がちな口づけはいつしか、情熱を押し隠した接吻となり、キャロルを貪った。
ライアンの情熱が、押さえてきた恋情が唇から直接キャロルに流れ込んでくる。逞しい腕はしっかりとキャロルを抱きしめ、胸に押しつけた。キャロルは何も考えられず、ただただこの夢のような状況に酔っていた。
いけないことだ、とキャロルの理性が声をあげた。早くライアンから離れて、家に戻って皆に謝らなくては、と。
いいえ、このままで、とキャロルの感情は叫んだ。ずっとずっとこうしていたい。大好きな人と。もしや・・・もしや・・・兄さんは私が兄さんを好きだって知っていてくれているんだろうか?
(私・・・兄さんが好き。大好き。ずっとずっと側に・・・兄さんの妹じゃなく、恋人になりたかった。でも・・・でも・・・)
「う・・・。嫌っ」
キャロルはライアンの胸をを押しのけた。夢から覚めたような顔でキャロルを見おろすライアン。今の接吻で・・・キャロルはもうライアンの妹ではなくなっていた。

557 :ライアン×キャロル:02/04/16 18:51
28
キャロルはライアンを見つめた。でもすぐ溢れる涙を隠すように下を向いてしまった。
「何故、泣く?」
「兄さん、ごめんなさい、ごめんなさい。迷惑かけてごめんなさい」
「何故、謝るんだ?」
「迷惑かけてごめんなさい。早く・・・帰らなきゃ。ママが心配している。ママは・・・いつも私のこと考えてくれているのに。私・・・ママを悲しませてしまった。ジミーも・・・迷惑を・・・。兄さん、ごめん・・・なさ・・・」
ライアンはとりとめのないキャロルの言葉に驚き、続いて苛立ちを感じた。
「キャロル!謝ったりするな。誰もお前を責めていない。お前は悪くない。ジミーとの婚約はお前の心を無視した悪趣味な茶番だ。お前は悪くない。皆がお前に謝るべきなんだよ」
ライアンの苛立ちを敏感に感じたのかキャロルはしゃくり上げ泣き出した。
「だって・・・だって。どうすればいいの?どうすれば?ママは私を・・・私の本当のママの代わりに幸せにしてくれようとしたのよ。ママはいつも死んだ私のママのことで自分を責めていた。
私はママの心を楽にしてあげなきゃ。私の恩返し・・・ママの望みを叶える」
ライアンは義理の妹が自分を追いつめていくのを黙って見ているしかなかった。甘えん坊の末っ子と思っていたキャロルが・・・。
しばらく泣いていたキャロルはやがて感情を爆発させた。
「でもっ!でもっ!ジミーと結婚するのも嫌っ!どうしたらいいの、どうしたらいいのよぉ・・・誰か・・・助けて・・・もう嫌・・・」

558 :名無し草:02/04/16 20:07
>ライアン×キャロル作家さま
兄さんは王子の生まれ変わり?(きゃー、萌え〜)
2人ともキレ者なのにキャロルにだけは弱い・・
なかなか押し倒せなくて読者をヤキモキさせるところも似てる〜(ワラ)

559 :名無し草:02/04/17 01:10
558さんに詰めが甘いといわれてるぞ(笑
さあ、ライアン、キャロルにせまるなら今だ!

560 :名無し草:02/04/17 01:39
>558
兄さんがひときわ恋しいときにさりげなく夢に現れる王子…。
「ライアン×キャロル」は、ひと粒で2度おいしいですよね。

561 :名無し草:02/04/17 03:37
>530様
ふたりさんにんよにん・・・に思わずなごんじゃいました。
本当にここでは境遇も性格も違う何人ものキャロルちゃんに
会えてうれしいです。作品が充実しているときは、全体的に
活気も出てきてにぎにぎしくなってよいですね。

562 :ライアン×キャロル:02/04/17 14:09
29
取り乱して泣くキャロルをライアンはただ抱きしめることしかできなかった。
「結婚は嫌。でもしなきゃ・・・ママが悲しむ。ママ、ごめんなさい、ごめんなさい。育てて貰ったのに恩返しできない。結婚はできない・・・怖い、嫌」
(この子は今までずっとずっと・・・遠慮してきたのか?お母さんに、家族に。自分を育ててくれたお母さんのためにジミーと結婚・・・するだと?馬鹿な子だ・・・可哀想な子だ。無邪気な子供だとばっかり思って、その苦しみや引け目を分かってやれなかった)
「キャロル・・・。泣くな。もう泣くな。泣かないでくれ。お前が泣いたら僕はどうしていいか分からない」
ライアンはキャロルの顎に手を添え、上向かせた。怯えて、でも一途にライアンを見つめる青い瞳。
「お前は何も心配しなくていいんだ。誰がジミーなんぞと結婚させるものか。
お前が無事で僕のところにいる。今はこれだけでいいんだ。僕がお前を守ってやる。お前は僕だけを信じて頼っておいで」
ベージュの毛布の下の身体の頼りなさがライアンを切なくさせる。世間知らずの娘が夜の街に飛び出したと聞いたとき、ライアンは最悪の事態をも予想し、心臓が凍り付く思いだった。もう二度と味わいたくない。
「もうどこにも行くな。ずっとずっと僕の側にいるんだ。そうすればもうお前を傷つけ泣かせるような輩は誓って近づけない。僕がお前を守ってやる。
だからもうどこにも行くな。お前がいなくなったと聞いたとき、僕は・・・」

563 :ライアン×キャロル:02/04/17 14:10
30
ライアンの瞳は燃えるような真摯な思いを湛え、口から出る言葉は紛れもなく愛の言葉だった。
―僕がお前を守ってやる。だからもうどこにも行くな―
キャロルは自分を抱きしめる兄から―ライアンから―目が離せなかった。耳に大きく響くのは自分の鼓動。燃えるように熱いのは自分の頬。押しつぶされそうな大きな期待、息苦しいほどの予感そしてうち震えるような畏れが全身を駆けめぐった。
(兄さん、兄さん・・・。もしやもしや・・・私・・・兄さんに・・・言ってもいいの・・・?
いえ、まさか!兄さんにはミラがいるわ。兄さんは貰われっ子の私に同情してくれているだけ。昔からいつも私を甘やかしてくれた兄さん。
だめよ、だめよ。いいえ、でも!ああ!)
「キャロル・・・お前を離したくないんだよ、僕は。お前をどこにもやりたくない。誰にもやりたくないんだ!キャロル、僕はお前を・・・!」
「兄さん、だって・・・でも私は」
「何だ?言ってくれ」
「私は・・・兄さんの妹で・・・ママに家族に育てて貰って、幸せで。でも兄さんにはふさわしくないの、私では。同情してくれなくていいの。私はちゃんと自分のすべきことを・・・あっ・・・!」
ライアンは心にもないことを譫言のように喋る薔薇の唇を強引に奪った。

564 :ライアン×キャロル:02/04/17 14:11
31
「お前が僕にふさわしいかを決めるのは僕だ!そしてお前以上に僕にふさわしい娘
はいないっ!どうしてそこまで自分を卑下するんだ?いいか、僕はお前を愛してい
る。お前のことが大好きだ。だから誰にもやりたくないし、お前が僕以外の誰かの
花嫁になる姿なんて考えたくもないんだ。
・・・キャロル、キャロル。お前を愛している。すぐに答えてくれなくてもいい。
でもお願いだ。ママへの引け目から自分の未来をめちゃくちゃにするような真似は
しないでくれ。お前は自分で考え、自分で決めた未来へ行くんだ。
時間はたくさんある。僕はいくらでも待つ。キャロル、キャロル・・・」
冷静沈着・優秀な青年の愛の告白は何とも散文的・高圧的だった。何とも喜劇的な
恋の虜の青年の姿。
毛布の中で想う相手と抱き合っていてそれはあるまい、と後年、ライアンが苦笑混
じりに思い出すことになる風景。
「兄さん・・・本当に・・・?」
キャロルは小さく小さく言った。吐息がライアンの体を熱くした。
「本当に・・・いいの?ジミーと結婚しなくても。ママのことをだって・・・本当
にいいの?私・・・私・・・いいの?兄さんが・・・私も兄さんのこと・・・」
ここでキャロルは言葉を切った。もうこれ以上は言えないとでもいうように。
ライアンは優しくその先を待ってやる。幸せな予感に戦きながら。
「・・・好き・・・大好き・・・愛して・・・います・・・」

565 :ライアン×キャロル:02/04/17 14:12
32
ライアンはキャロルを抱きしめ、改めて口づけた。貪るような接吻、鋼鉄のような腕、逞しい胸板。キャロルは逃れられない。
「愛している・・・心から愛している。妹としてじゃない、従姉妹としてじゃない、一人の女性として心から愛している」
いつの間にか毛布は滑り落ち、キャロルは戸惑いながらライアンの体に腕を回した。幸せで・・・ただ幸せで・・・夢のようで。
「お前を花嫁にしてしまいたい。もう誰にも取られないように。・・・嫌かい?」
キャロルの心を確かめたライアンはさっそく存外、現実的なことを言った。ホテルの一室は心地よく上品で暖かだった。キャロルは夢見心地でライアンの言葉に頷いた。
キャロルを軽々と抱き上げて寝台に運ぶライアン。キャロルは小さく震えている。
切ない重み、震え。愛しい・・・愛しい・・・。
ライアンはキャロルを抱きしめ、幾度も幾度も接吻した。
大きな手は優しく、でも有無を言わさぬ調子で柔らかな身体を確かめた。聖なるものに触れるように。
途切れることなく囁かれる愛の言葉、熱い吐息。キャロルの身体からゆっくりと力が抜けていく。
(どうしよう・・・どうしよう。いいのかしら?本当にこんな・・・。私が兄さんの花嫁に・・・なるなんて。怖い・・・でも・・・ああ、やめない・・・で)
「キャロル・・・愛おしい」

566 :暗闇の中で・・。12:02/04/17 14:46
短い謁見であったがヒッタイト王も王妃もキャロルの存在が
ヒッタイトに益をもたらすことを認識し、丁重に未来の皇太子妃として扱うように命じた。
謁見が失敗に終わることを目論んでいたミラにとっては怒りが収まらない。
確かに見目麗しい姫なのだが、まだ子供ではないか。
おまけに目も見えず何をするにでも手助けがいる足手まといな女。
自分ならイズミル王子のためなら何でもしてみせよう、どんなことでも。
キャロルに会ってめちゃくちゃに傷つけてやりたくてたまらないミラはキャロルの部屋へ向かった。
侍女がミラの来訪を告げるとキャロルは以前会った時の恐ろしい気配を思い出して身震いした。
丁度イズミル王子がその様子を見、続き部屋へ身を隠し、ルカには警護を厳しく言い渡した後、
ミラは独りキャロルの部屋へと入ってきた。
ルカが見張っているのが気に入らず、「女同士で話がしたい」とルカに場をはずすようにミラが言う。
キャロルは表面上愛想良く振舞っているミラの真意が恐ろしいものであることを感じ取り
ミラと二人きりにはなりたくなかったが、ミラの口上にルカは断ることもならず、
仕方なく部屋の外へ追いやられてしまった。
案の定、ミラは自分がいかに今まで王子を恋い慕い、王妃の後押しもあって許婚も同然の間柄であることや
キャロルの存在そのもが目障りなことなどをちくりちくりと語りだした。
またその目が見えない身では王子の足手まといにしかならないのだから、早く自分から身を引くようにと言い切った。
王子は物珍しさから貴女を構っているだけ、すぐ飽きるに決まっている等々。
「違うわ、王子は確かに私を愛してくれている、私だって・・」とキャロルが言うが早いか
その言葉にミラはまた怒りを覚え、隠し持っていた短剣を振りかざした。

567 :名無し草:02/04/17 14:54
きゃあああああ〜
ステキよ〜、ライアン兄さ〜ん!!!

568 :暗闇の中で・・。13:02/04/17 15:11
キャロルの悲鳴が部屋中に響き渡り、その声でイズミル王子やルカは部屋へと飛び込んできた。
ミラはキャロルにの圧し掛かり黄金の髪が短剣で切れたのであろう、幾筋も周りに散らばっていた。
キャロルの左肩には血がにじみ、ミラの殺気に戦いて動くことも出来ないようである。
「ミラ!やめぬか!そなたらしくもない。早く姫から離れるのだ。」
ミラの握る短剣の先がキャロルの首に押し当てられているのでルカも王子も動くことはならない。
「私らしくないなんて、これが私ですわ、王子様だけをずっと想って参りましたのに、
 こんな女を妃にするだなんて。王妃様にもずっと王子様の妃には私をと申されてましたのに・・。」
ミラには分かっていた、この姫だけはいままで王子の周りにいた女たちとは違う、
本当に王子は愛しているのだ、私には向けたことの無い愛情深い目で見つめていた。
いつも女に向けるどこか冷めたような怜悧な様子がこの姫にはまったく無かった。
ならば、私の愛は?
王子の手にかかって死ぬならそれもいい。
わざとミラは大きく振りかぶり、その隙に王子はミラを切り捨てた。
「姫!しっかりいたせ!今、医師を呼ぶ!」
キャロルは王子に抱き起こされ、やっとのことで安堵のため息を一つついた。
肩は痛むがそう大怪我でもなさそうである。
「・・・・じさま・・あい・・し・・て・・。」
かすかな呟きをキャロルは聞いた。そしてミラの気配が消えていくのを王子の腕の中で感じていた。

569 :暗闇の中で・・。14:02/04/17 15:42
キャロルは傷のせいか少し熱を出した。
イズミル王子はキャロルの寝台の側に座りキャロルの様子を見守っていた。
「・・王子・・いるの?」
少し苦しげにキャロルは王子を呼んだ。
「側にいる、さあ、安心して休むが良い。」
「・・私・・もう死んでしまった方がいいって・・ずっと思ってたわ。あの人が言ったとおり、
 王子の足手まといにしかならない・・。でも、本当に殺されるって思ったら、あなたの事しか・・頭に思い浮かばなかったの・・。」
熱のせいなのかキャロルの青い瞳は潤み、見えないまま王子に向けられる。
「・・王子と離れたくないって、王子の事が好きなんだって・・やっと言える・・。」
「姫。。それは私を許してくれるということか?私を愛しているということか?
 イシュタルよ、感謝します!」
王子はキャロルを抱きしめた、ずっとずっと我慢していた激情が迸るままに力強く。
「そなたがいるだけでよい、そなたが私を嫌っていても側にいてくれさえすればと・・。」
「・愛してるわ・・。こんな私でよければあなたの側に・・。」
キャロルの柔らかい唇が王子の頬にあてられた。
「私を恐れないでくれ、姫、そなたを愛している・・。」
イズミル王子の唇がキャロルの熱い唇に重なった。

570 :名無し草:02/04/17 17:38
きゃあぁぁぁっ!
ライアン兄さんっ、イズミル王子様っ!
いけいけゴーゴーですわー。お二人とも一気に押し倒して本懐とげてくださいませぇ!
全国王族乙女があなた方の行動全てを熱ーく見守っておりマス(爆期待)。
作家様、ありがとう(滝涙)。
ミラ、あなたもヨソで幸せに・・・誰か幸せなミラさま書いてみませんか?

571 :ライアン×キャロル:02/04/17 18:47
33
ライアンの手はもう労りと慈しみに満ちた兄のそれではなくなっていた。
最初で最後の恋の相手に、優しく手ほどきしてやる男の手だった。
「兄さん、怖い。こんなこと・・・いいのかしら?」
「怖がらないで・・・お前を愛している。どれだけお前に焦がれたか・・・。お前がジミーのものになると思うと耐えきれなかった。自分の心が分からなくてお前をずいぶん苦しめた」
「兄さん・・・。私、ずっと兄さんが・・・好きだった・・・」
「うん・・・あまりに近くに居すぎて安心して・・・自分の心を確かめるのを怠っていた」
普段のキャロルなら考えることすら恥ずかしく厭うような男女のこと。でも今はもっともっと知りたかった。ライアンを感じたかった。慎みも遠慮も畏れもなくただライアンのことしか考えられない・・・。
ライアンの愛撫は手慣れたものだった。急ぐことなく優しく大切に初めての身体に教えてやる。それは慈しみ包み込むような触れかたで、キャロルは優しい吐息でライアンに歓びを伝えるのだった。
「熱い・・・っ!」
ライアン自身が自分の器官に押し当てられた時、キャロルは驚きの悲鳴をあげた。
「怖い・・・兄さん、やっぱり・・・怖い・・・」
幼い身体は成熟しきったライアンをまだ受け入れられない。
ライアンはキャロルを宥めるように接吻した。そしてそのまま激しく脈打つマグマのような情熱のたぎりをキャロルの未熟な蕾の上に振りかけたのだった。
―ライアンは最愛の娘を貫き、苦しめることはしなかったのだ。

572 :ライアン×キャロル:02/04/17 18:47
34
「兄さ・・・ん・・・」
キャロルは、夢見るような視線を恋人に投げかけた。初めての行為に疲労困憊した様子がまたライアンの恋情をかき立てる。
「私・・・あの・・・よく分からないのだけれど、まだ・・・」
ライアンは優しくかつては妹であった花嫁に微笑みかけた。
「もうこれでお前は僕の大事な花嫁だよ。今はこれで充分だ。まだ幼い僕の花嫁。お前が大人になって、本当に僕を受け入れてくれる日が待ち遠しい」
「兄さん・・・大好きよ・・・大好き・・・」
「ああ・・・愛しているよ。僕がずっとお前を守ってやる」
キャロルは引き込まれるように眠ってしまった。その頬に一滴の涙が伝う。ライアンは唇でそっと涙を拭い、自分もまた眠りに落ちたのだった。
幸せな閨の闇は柔らかく優しい。逞しいライアンの胸に幼子のように顔を埋めて眠るキャロル。ライアンの腕は二度と放さないというようにしっかりとキャロルの身体にまわされていた。

573 :名無し草:02/04/17 23:48
あああ、ついに……! ろまんちっくですわ〜

574 :生への帰還3:02/04/18 01:18
遅くなりました
>>548
キャロルは一命は取り留めたものの骨折と裂傷から発熱し意識不明だった。やってくるのは悪夢ばかり。
メンフィスとイズミルが身体を玩具にする。振り払えない。繰り返される母への救いを求める言葉。
伸ばされた手は届かない。
看護についていたナフテラは少女の変わり果てた姿に涙ぐんでいた。
かって生気に満ちころころと表情を変えた顔はやつれはて絶望だけに覆われている。
主君とヒッタイトの王子とこの少女との間で何が起こったかは察しがついた。
少女が伸ばした手をそっと包んでやる。そんなときだけ少し安らいだ表情が戻る。
だが、彼女もいつでも少女に付いているというわけには行かないのだ。
女王アイシスのミタムン王女暗殺が明らかになった後自分の知っていることを宰相イムホテップに伝え対策を相談している。ことを明らかにしてしまったのはキャロルだがそうさせてしまったのはメンフィスだ。事態の悪化を呪いながら誰を恨むことも出来ない。
交渉は進み、アイシスの王族としての記録と存在の抹殺、国境近くの小神殿へのヒッタイトの監視つきでの生涯の幽閉、多額の賠償金で政治決着がつこうとしていた。
キャロルが覚醒したのは交渉が圧倒的に不利な状態で終わろうとしていたときだった。

575 :名無し草:02/04/18 01:39
いいぞライアン、2度とキャロルを放すんじゃないぞ!!!!!

576 :名無し草:02/04/18 01:55
>574
原作でも結構痛そうな目にあってるけど、やはり
重傷のキャロルは痛々しい。。。早く治ってね〜。

577 :名無し草:02/04/18 09:19
王族乙女の皆さんにもお知らせを。
今開催中の2ch全板人気トーナメントで、難民板は30日に予選出場します。
看板もトーナメントバージョンに変更されるなど、「【4/30予選】全板トーナメント
難民板対策本部」スレを中心に準備が進んでいますので、興味のある方は
ご参加ください。
 【4/30予選】全板トーナメント難民板対策本部
  http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1018792664/l50

私たちが今マターリできているのも、快く迎えてくれた難民板住人の方々のお蔭。
30日には投票をお忘れなく!
投票の仕方など、詳しい情報はこちらをどうぞ。
 http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1018792664/1-9

ちなみに、少女漫画板の予選出場は19日です。

578 :暗闇の中で・・。14:02/04/18 11:26
キャロルの心を我が物としたイズミル王子は躊躇うことなく婚儀の用意をさせた。
ヒタイト王にも王妃にもキャロルが正式に皇太子妃となれば
エジプトへの脅威になることも言い含め、肩の傷が癒えるや否や婚儀という運びとなった。
キャロルは未だ目が回復していないことを理由に盛大な式典などを嫌がったが
王子が祝賀の宴などの出席などをしなくてもよいと説得したので
キャロルも承諾するしかなかった。
「もう待てぬのだ、そなたの身も心も我が物とせねば落ち着かぬ。」
イズミル王子はそう言ってキャロルを膝の上に乗せ細い腰に手を回し、白い首筋に口付けした。
「王子ったら、皆が周りにいるのに、恥ずかしいわ。」
視力が戻らないことさえ除けばキャロルは幸福の絶頂にあった。
初々しく頬を薔薇色に染めてはにかんだように表情に、イズミル王子はまた口付ける。
「誰もおらぬ、それに皆心得ておる、心配はいらぬ。」
王子が自分を怖がらせないように充分自制しているのをキャロルは感じ取っていた。
自分を抱きしめる時もいたわりと優しさを忘れることなく、性的な触れ合いなどはしなかったから。
かえってキャロルから王子に触れてくるのを喜び、恥ずかしげに王子の頬に口付けする様を心から喜んでいるようだった。
「婚儀が終わればもう私の腕の中からどこにもいかさぬぞ。」
王子の鼓動を聞きながら、王子の言葉にキャロルは自分の頬が紅潮するのを抑えきれなかった。
明日には嵐の神殿婚儀を行うのだ、と改めて緊張と期待がキャロルの胸のうちに湧き上がってきた。

579 :ライアン×キャロル:02/04/18 15:11
35
短く深い眠りのあと、ライアンは目覚めた。時間は午前5時。ライアンは傍らで昏々と眠るキャロルを起こさないように寝台を降りると、そっと隣室に移り、携帯電話のボタンを押した。短い呼び出し音のあと、切羽詰まったロディの声。
「兄さんっ?! 今どこにいるんだ?キャロルはっ?」
「ロディ、心配かけてすまない。キャロルは無事だ。今眠っている。こちらは全く大丈夫だ。それよりそっちは?お母さんはどうしてる?糞パーティはどうなった?」
「どうしたもこうしたも・・・」
ロディは手短に話した。リード夫人とその義姉は寝込んでいる。ミラはヒステリー。ジミーはひどくショックを受け落ち込んでネジが切れたようだ。パーティはブラウン教授の機転でどうにかこうにかお開き。ジミーの婚約パーティは余興の茶番ということにされたらしい。
「上等だ、ロディ。騒ぎは最小限に押さえてくれ。お母さん達はしばらく放って置け。いい薬さ。
・・・うん、午前中には帰るようにするよ。すまんがそれまで事後処理を頼む」
「待って、兄さん。あの・・・直裁に聞くけど兄さんはキャロルが好きなのかい?つまり・・・いや、その・・・」
ライアンは当然のように言い切った。
「キャロルはお前の義理の姉になるということさ」
すぐ安心したロディの明るい声がライアンに帰ってきた。
「おめでとうを言わせて貰うよ。やっぱりね。お母さんのことは僕に任せて。花嫁さんを大事にね!」
参謀タイプの次男はずいぶん以前から兄と妹の危うい絆に気付いていたらしい。寡目で立たないがなかなか鋭いところもあるのだ。

580 :暗闇の中で・・。15:02/04/18 16:44
随分と距離があるにも関らず、祝賀の宴の喧騒は小さくキャロルの耳にも入ってきた。
ヒッタイトの誇る沈着冷静で美丈夫の皇太子の婚儀が行われたのだ。
きっと国中で祝い酒が振舞われ、一晩中騒ぎが続くのだろう。
婚儀は嵐の神殿で厳かに行われ、無事に終わったことにキャロルは安堵した。
まだ養生の身と言って、キャロルは早々に引き下がったが、イズミル王子は宴に出席している。
甘い期待と不安に自分の胸の鼓動が体中に響いてるようだ。
ムーラや侍女達が手際よく寝仕度をしつつ、祝いの言葉を述べる。
キャロルは湯浴みさせられよい香りのする香油などを肌に刷り込まれ、柔らかな感触の夜着を身に付けさせられた。
やがて皆が退出してそして独り部屋に残っている。
落ち着くように何度も深呼吸したり、色々なことを考えてみたりするのに、胸の鼓動は収まらない。
静かにイズミル王子が部屋に入ってくる気配がしたが、キャロルは恥ずかしくなってそちらを向くことなど出来なかった。
「遅くなったな・・。」
王子の暖かな胸に抱き寄せられ、キャロルの顔はますます紅潮する。
「私が怖くは無いのか?」
王子の手がキャロルの体の線をなぞっていく感触にびくりと震えが走ったが、
それは決して嫌なものではなく、むしろ体の奥の方から喜んでいるようなものだった。
「怖くない、といえば嘘になるけど・・。でももう決めたの、私をあ、愛して・・。」
胸がどきどきとして言いづらかったが、キャロルは勇気を振り絞って言った。
「このときを待っていた、私がどれほどそなたを愛しているか分からせようぞ。」
初めこそ優しげな口付けだったが、すぐに激情のこもったものに変わり、それだけでキャロルは何がなんだかわからないような
足元すら覚束無いような心地にさせられ、気が付けば寝台の上に横になっていた。

581 :名無し草:02/04/18 17:48
きゃあああああああ・・・!!!
ライアン×キャロルに負けじと王子×キャロルも大接近!ですね。
すっすばらしいです、作家様!!

582 :ライアン×キャロル:02/04/18 18:43
36
ライアンは再びキャロルの側に横たわり、目覚めるまで添い寝してその寝顔を見守っていた。
(これから・・・ちょっとした騒ぎが起こるだろうな。僕がキャロルを娶るのだから。でも何があっても僕はキャロルを手放さない。何があっても全て受け止めてキャロルを守ってみせる)
キャロルさえ居てくれればどんなこともできる、と思った。愛しい愛しい娘。
やがて目覚めて、羞じらい抗うような素振りを見せたキャロルにライアンは素早く接吻した。
「おはよう、花嫁さん」
「兄さん・・・」
ライアンは愛しい女性を得た男性特有の馴れ馴れしさで、キャロルの耳元に囁きかけた。
「何をそんなに恥ずかしがる?ずいぶん長く僕らは隔たった間柄だったね。でももう違う。お前はもう僕のものだよ」
そしてそれ以上、キャロルが羞じらう暇を与えないようにわざと磊落に言った。
「もっとお前と一緒に抱き合っていたいけれど、今日は忙しい一日になる。さぁ、起きようか」
そしてキャロルが恥ずかしがる暇を与えぬように巧みに浴室に連れていき、小さい頃してやったようにその白い小さな身体を暖かい湯で清めてやった。

583 :ライアン×キャロル:02/04/18 18:44
37
ライアンがキャロルを屋敷に連れ帰ったのは正午近くだった。
途中、濡れてダメになったドレスの代わりの洋服を選んでやり、着替えさせて―ライアンもこういうことをしたのは初めてだ―軽く食事して帰ってきたというわけだ。
これから起こるだろう諸々のやっかいごとを前にしたデートというわけ。緊張しているキャロルの心を少しでもほぐそうと・・・。

その日のリード邸の混乱は相当のものだった。細々と書き記すのは省くが、結局は丸く収まったようだ。
リード夫人は、帰ってきたキャロルを抱きしめ泣きに泣いた。勝手に夜の街に消えた時、どれほど心配したかかき口説き、キャロルに黙って婚約を整えたことを(ライアンにきつく言い渡されたので)深く詫び、そして大事な娘が無事だったということを心から喜んだ。
「キャロル、キャロル・・・。もういなくなったりしないで。あなたまで失うことになったら私は一生自分を許せない・・・お願いよ」
キャロルの伯母も義妹マデラインと一緒になって泣き、喜んだ。ただこの人はライアンに対して義妹よりは強気に出られる人だったので、一晩中、若い娘を家に連れ帰らないでいるとは何事です、と果敢に甥に説教した。
ジミーも一晩中リード邸に詰めていたのだが、どうも自分は夢を見ていたようだということで婚約騒ぎを忘れざるをえない立場にあることは悟ったようだ。
ライアンはずっとキャロルを守るように寄り添っていて、そこには紛れもない相愛の者同士の空気が流れていたのだから。
その空気を嫌と言うほど感じたミラ。彼女はカンカンに腹を立てて一人帰宅した。とはいえ完全に諦めたわけではなかった。彼女はライアン略奪の可能性を信じていた。

584 :名無し草:02/04/18 23:51
>ロディ兄さんは、もののわかったよい若者じゃのー(ホレボレ

585 :名無し草:02/04/19 00:33
ついにママも落ちたのね・・・ミラちゃん、がんばれ〜
情けないジミーの分までもうひと暴れしてやるのよ〜

586 :名無し草:02/04/19 02:35
王族乙女の源流・少女漫画板の投票が始まりました。
マターリお話中に現世的なお話で申し訳ありませぬが、
もし良ければ投票をお願いいたします。
 
投票のルールなどは、南平スレさんのテンプレを拝借。
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1019139667/22n
 
投票スレへのリンクもここに載っていますが、
950越えると新スレになるらしいので、ご注意を。

587 :名無し草:02/04/19 02:38
もうすでに他の人たちが何回も叫んでるけど私にも言わせて下さい。

”キャ〜! ライアン兄さん萌え〜!!”

588 :ライアン×キャロル:02/04/19 14:59
38
ミラがライアンの秘書として再びキャロルの前に現れたのは2年後のことだった。飛び級で大学に進学したキャロルは人より遙かに早い卒業試験に向けて多忙な日々を送っていた。
ライアンとキャロルは様々に噂になりながら婚約していた。とはいえキャロルはまだライアンの「妹」のまま。「兄」のほうが彼女を「女」にしてやれる日をやきもきと待っているという有様だった。

ライアンの前に現れたミラは楚々として有能な秘書になりきっていた。細々とライアンの世話を焼き、リード家の人々にもさりげなく自分を売り込むことを忘れなかったが、肝心のライアンはガードが堅くて手に負えなかった。
だから。
ミラはある週末、賭に出た。キャロルがライアンの会社に顔を出し、一緒に帰宅する約束をしていた日に。
いつもならライアンを訪ねてくれば誰かがキャロルを案内してくれるのにその日は誰もいなかった。キャロルは勝手知ったる社長室フロアに上がり、重厚なドアを開けようとした。
何か切羽詰まったような熱っぽい雰囲気が伝わってくる。
「兄さん・・・?どうしたの?入りますよ・・・?・・・!!!」
キャロルの目に飛び込んできたのはライアンに抱きついて熱烈なキスをするミラの姿だった。

589 :名無し草:02/04/19 16:02
やるじゃん、ミラ。
玉砕できる強さを持ったアナタに脱帽。
ところで作家様、オナカが空きました〜。

590 :名無し草@某所から貰ってきました:02/04/19 18:51
>589
粗茶ですが……(アリポーズで)
 .   ζ
 .   曰
 . ┳━┳
(ノ・ω・)ノ

え?こういう意味じゃない?(笑)

591 :名無し草:02/04/20 00:59
>588・作家様
ををっ、ミラちゃんが加速!
古代のミラと現代のミラは、キャラは激しく違うが境遇は同じかも。
花嫁最良候補になっても、好きな人は他の女性を思っている・・

592 :名無し草:02/04/20 01:03
>590
ごちそうさま〜。
ここにはよき作家様方とイラストレーター様が
いて下さって本当に心なごみますわ〜。

593 :名無し草:02/04/20 02:19
うっわー、ライアン大ピーンチ!!(死語?)
でもこれを乗り越えればやっと二人は結ばれるのね。。。

594 :生への帰還4:02/04/20 02:55
>>574
キャロルは自分が何処に居るのかがわからなかった。身体中が痛み、熱のせいで意識が朦朧としている。
身を捩るたび妙な感触がするのはどうやら骨折箇所に蜂蜜と脂肪を練り合わせたものが塗られて固定されているかららしい。どうやら動かせるのは右腕だけだ。
自分に起こったことを思い出して涙がこぼれる。どうして死ねなかったのだろう?
誰かに頼る弱さに漬け込まれたといわれればそれまでだが何故自分だけがこんな辛い目に?静かに涙を流しながら彼女は死への情熱に囚われてゆく。意識を取り戻したのに気付いた医師が誰かを呼びにいったのを察しながら再び意識を闇の中に落とし込んだ。
「気付いたか?」
目を開けると信頼を裏切った男がしれっとした顔で横に居た。
「何?私にもう用はないでしょう?あなたの顔なんて見たくもない!」
「つれないことをアイシスの処分が決定したので次はそなただ。ことを明らかにするためとはいえ、そなたが他の男に抱かれるのは嫌だったのだぞ。ヒッタイトに連れてゆき私の寵妃として・・・」
「私はあなたたちの玩具じゃない!聞こえなかったの?あなたの顔なんて見たくもない!声も聞きたくない!」
「私の腕の中で花開き声をあげていたそなたが何を言う!動けぬというのも一興。思い出させてやろう。」
身動きすれば激痛が走る状態で探られる体。必死に抵抗するが男は気に掛けない。
「自分の心に気付かない振りをしていた。そなたが愛しいのだ。妃として大事に・・・」
欺瞞と自己完結で形作られた睦言への応酬は行為と自分に対する嫌悪から来る嘔吐だった。
「こやつ無礼な!」
手加減なく刎ね飛ばされ激痛が襲う。自分をさらに責めようとする手を誰か止めてくれたことを認識しながら再び意識を手放した。

595 :名無し草:02/04/20 14:24
ライアン兄さん、早くキャロルを「女」にしてやって!!

596 :名無し草:02/04/20 22:46
王子とキャロルの婚儀まであと10日のお話って続きは無いの?
気になるゥ!

597 :名無し草:02/04/20 23:31
久しぶりに全部読み返してみた。

>>453
>必殺口説き文句「今宵からは・・・」の続きもきぼーん。

598 :名無し草:02/04/21 01:31
本編でのミラってどういう身分の娘さんなんだろ?

599 :名無し草:02/04/21 01:31
エロゲー作家様、誰も呼んでくれないからって
自分で自分呼んでどうするんです?

600 :名無し草:02/04/21 01:37
>599

???

601 :名無し草:02/04/21 02:21
>596
ありません。

602 :名無し草:02/04/21 02:23
>597
エロゲー作家様は自らの罪におののいて
ここを出ていかれたのでもう続きは書けません。

603 :名無し草:02/04/21 04:56
>600
今さらどのツラ下げて帰って来れると思ってんの?(藁

604 :600:02/04/21 06:27
なんだか粘着君がいますね・・・。
しかも私ただのROMなんだけどなw

605 :名無し草:02/04/21 06:33
王族乙女ではないな。
っったく、どこにでもにも困ったヤツはいる・・・

606 :名無し草:02/04/21 07:13
>604
いやいや、ここの者はまだ未熟者でして
あなた様には遠く及びませぬ。

607 :597:02/04/21 08:50
>>602

???  
どういう事???

608 :名無し草:02/04/21 12:12
598よ、ミラってのはヒッタイト王国の王妃の、お気に入りの貴族の娘。
王妃的にはイズミルの花嫁にどうかなって思われてる女さ。
そして多分イズミル王子としては、ミラの事は視界に入ってないかな。
ミラの性格はね、言いたい事半分も言えなさそうな控えめな女ってとこだよ。
だから、「ライアン×キャロル」のお話の中のミランダに頑張れって言いたくなる人も居るわけよ。

と、わたくしめは考えております.

609 :名無し草:02/04/21 12:43
でもミランダちゃんに、にっくき茂利雄ねーのふてぶてしさが垣間見れて…
アタシ的には素直にミランダちゃんを応援できない…。

ミランダちゃんFANよ、すまぬ。

610 :名無し草:02/04/21 14:09
でもここで返り咲いてよかったね、ミラ。
本編では日陰の女すぎて、哀れだ。

反対にキャロルが悪女役になってる作品って、過去に一度もないね。
面白いと思うが、それだけは無いか・・・・・・
今度書いてみようかなあ。
でも刺されそう。

611 :名無し草:02/04/21 16:43
>610
いや〜ん私も読んでみたい!
でも表スレやここの住人で狂信的な人がいるから怖いな・・・
せいぜい『シルバー』タイプの悪女でどうだろう?
刺されるかな?

612 :名無し草:02/04/21 17:58
>607
昔々あるところにエロゲー作家がおりました。エロゲー作家は別の人気作家を
妬んで作品を書くなと言ったり人気作家になりすまして勝手にみにくいスレを
たてたりそれはそれは悪いことをしましたのでついには住人の怒りを買い追い
出されてしまいましたとさ。

613 :名無し草:02/04/21 20:13
この板に移動してから急にスレの雰囲気悪くなったと思うのは私だけか?

614 :名無し草:02/04/21 20:32
>613
荒らすのが好きな人がいるみたいだね。
気にせずマターリいきましょ。

615 :名無し草:02/04/21 20:35
>613
たとえ相手が誰だろうと不快な言葉で批判するのは論外ですが、
問題はその作家様のことを、誰も信用できなくなってるということなんです。
たとえばその人は自分が荒らしておいて「スレが荒れた」とか「荒らし対策がなってない」
とか平気で書かれる方なのです(613さんがそうだと言ってるんじゃないですよ)。

616 :名無し草:02/04/21 21:26
そうそう614さんの言うとおり。
この話題は今に始まった事じゃないし、
気にしない。気にしない。マターリとね。

ところで「シルバー」と言う漫画があるのは知ってるんだけど、
どんな悪女なのかしら?
キャロルにもなれる?
スレ違いでごめんなさい。

617 :名無し草:02/04/21 22:07
>616
アメリカの小説の王道、捨てられた純真無垢な女が美しく、悪女に変身して復習するハナシ
ヒロイン自ら復習するのは作者が女性だからかな
シドニィ・シェルダンも復習する女の話が多いけど、大抵が権力もった男に取り入って
復習する所が男の作者だなぁと思うの
キャロルだったら・・・う〜ん・・・後者のシェルダン系悪女でどうだろうか

618 :名無し草:02/04/21 22:16
イズミル王子に頼んで古代に引っ張り込んだアイシスをただ殺すのではなく惨殺させるとか
メンフィスに頼んで酒くっさいヒッタイト王を拷問の上、殺させるとか
アルゴン王に頼んでジャマリを人豚の刑にさせるとか
リビアのカーフラ王女は誰に頼んで始末させましょうかね
ネタはたっぷりありますぜ〜

619 :名無し草:02/04/21 22:27
映画「西太后」思い出してしまった……

620 :名無し草:02/04/21 23:14
悪女じゃないけど、
リード家が吸血一族だったというネタは?
でもこれじゃ、SFかファンタジーかホラーだね。スマソ

それにしても場つなぎ雑談だけなので、(楽しんじゃってるけど)
実は作品の続きが読みたくてうずうずしてるのさ。
ロディ兄さんの出番を増やして欲しい、と言ってみるテスト。
ロディ〜〜、カムバァク!

621 :名無し草:02/04/22 00:52
「生への帰還」さっかさま、なんだかイズミル王子がメンフィス的暴君に思えます.
自分は続きを期待しております.

622 :名無し草:02/04/22 03:22
ひとり上手がおいたわしいです、エロ作家さま。。。

623 :名無し草:02/04/22 10:45
↑非難する方もされる方も大した違いはないように見えるのは何故?(笑)
こういうレスばかりだと何故か作家様がいらっしゃらなくなるのが
困りものですよね〜〜。
ナフテラ様飛んできて換気してくださいませ〜〜。

624 :名無し草:02/04/22 12:27


                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< エロだなんてまぁ…ワタクシも好きなのに(ぽっ)あっ、換気しましょうね…
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
                      (____)        .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+            ∪∪
                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  

625 :名無し草:02/04/22 14:38
>623
それはやっぱりたいした違いはないからじゃない?(笑
(まさか両者が同じ人だったりしないよね。)
こんな雰囲気の中では作家様も書く気になれないよね。
みんなでナフテラ様とともにナフテラの素を広めましょう。

626 :ライアン×キャロル:02/04/22 15:34
ナフテラさまに救われて・・・

39
(勝った!)
遠ざかる足音を聞きながら心密かに快哉を叫んだミラの視線の先にあったのはライアンの冷たい瞳だった。
「ミラ、せめて君を軽蔑せずにいたかったよ。ずいぶん下らない真似をしたものだ」
それまでだらりと体側に垂らされていたライアンの腕が乱暴にミラをもぎ離した。それはミラに敗北を悟らせるには十分すぎるほどの痛みを伴っていた。

車寄せに車が滑り込み、ドアが乱暴に開け閉てされる音が聞こえてきた。
(兄さんだわ)
キャロルは重い頭をもたげた。ライアンとミラのラブシーンを見て、どうやって家までたどり着いたものやら。ライアンを愛して信じていたけれど、どす黒い嫉妬が胸中に拡がるのは止められなかった。
せっかちなノックの音に続いていきなりドアが開けられた。不作法の主はもちろんライアンだ。
キャロルとライアンはしばらく見つめ合った。ライアンが狼狽え、ひょっとしたらいきなり許しを請うと思ったキャロルは内心驚いてライアンを見つめていた。
だがにらめっこはいつまでも続かなかった。ライアンが一歩踏みだし、キャロルを抱きしめたのだ。
「キャロル、何故、僕に黙って勝手に帰った?僕がどんな気持ちか分かるか?」
「や・・・っ、兄さん。兄さんはミラと・・・ミラと・・・」
キャロルの唇は唐突にライアンに奪われた。

627 :ライアン×キャロル:02/04/22 15:34
40
ライアンはキャロルの唇を貪りながら問うた。
「お前が見たのはミラに抱きつかれてキスさせていた僕だろう?でもその時、僕はどんなふうだった?こんなふうにミラの唇に応えていたか?こんなふうにミラを抱き寄せていたか?お前にするようにしていたか?」
熱烈で巧みな接吻でキャロルの気勢を削いでしまうと、ライアンは彼女を抱きかかえてベッドに座った。
「あれはお前が来るのを知ったミラが仕掛けた芝居だよ。唐突に僕にキスしてきた・・・。僕はお前が来るのを知らされていなかったから、ミラに好きにさせて置いた。
・・・気のない女にそのことを知らせるのには、行為に応えてやらないのが一番だからね。ミラはかかしのような僕に抱きついていたというわけさ・・・」
キャロルは顔を赤らめた。
「あ・・・で、でも、もっと他のやり方があったんじゃないかしら?私、私・・・」
「褒められたやり方じゃないのは分かっているがね・・・・。とにかく男は本当に大事な女以外にはずいぶん残酷になれるということだよ」
キャロルはライアンの胸に顔を埋めた。
「私・・・兄さんを失ってしまうかも・・・って怖かった。兄さんのことが大好き。でも・・・でも・・・怖かった。兄さんのまわりには魅力的な人がたくさんいるもの」
少しむっとしたようなライアンの声がした。
「それは僕が・・・信じられないということか?辛抱強くお前が大人になるのを待っていたあげくに・・・!」
はっと顔を上げるキャロル。ライアンの瞳の奥の炎に気付く。それはいつか・・・2年前、初めて心を確かめあった日に見た瞳の奥にあったのと同じ。
(兄さん・・・私・・・もう・・・)
キャロルはミラがしていたようにライアンに接吻した。
「私は・・・もう子供じゃないわ・・・!」

628 :名無し草:02/04/22 15:40
なんか騒いでる人って、嵐チャンと化してない?
嵐チャンは無視と決まってるよね。
そういったレスは、透明人間の如く無いものとして・・・・・。

ナフテラ様が換気してくださいましたので、
空気もすがすがしく、作家様をお迎えいたしましょう。

629 :名無し草:02/04/22 16:51
作家様、キャロルはついに女になるのでしょうか(キャッ

630 :名無し草:02/04/22 19:45
>628
禿同!誰がどれを書いたかわからない状況だからこそ、
嵐は無視するしかない。ひとことだけいわせてもらうと
いつか作家様がここをのぞいてくれたときに、楽しい気分に
なってくれるようなことを書くのが真のファンとオレは思うぞ。

631 :名無し草:02/04/23 00:13
かわいそうなミラは仕事もクビだよね、やっぱし。
ミラちゃん、あなたも他の誰かとシアワセになってね。
まだジミーもロディもフリーなのよ〜(たぶん)

632 :名無し草:02/04/23 00:51
ライアン兄さん、なんて素敵なの!
と、とうとうあの時がやってくるのねええええ!

633 :嵐チャン@悪党のおともだち:02/04/23 02:51
おひとよしもたいがいにしれ。
悪党に善人のことばは通じん。

634 :暗闇の中で・・。16:02/04/23 11:27
何も見えない、けれど体中の神経がまるで剥き出しになったように
鋭敏な自分の感覚にキャロルは驚いた。
肌をなぞる大きくて暖かな手、触れ合う肌と肌、余すところなく繰り返される口付け。
何も考えられず、イズミル王子によって与えられる感覚を必死に追い求めるだけのキャロル。
王子の手が、唇がゆっくりとキャロルの体を成熟させ、開花させていく。
キャロルの甘い悲鳴が途切れることなく零れ落ちる。
息を切らし涙をうっすらと溜めている表情は清らかでありながら艶やかだ。
「辛いのか?」と王子が問うとキャロルは頭を振った。
「・・違うの、ちゃんと最後まで・・愛して欲しいの、王子」
「分かっている、そなたの全ては私のものだ、姫。」
ゆっくりと被さってくる王子に、キャロルの体は反射的に硬くなった。
「いい子だ、力を抜いて・・そう・・それでよい」
自分の体が味わう初めての衝撃に悲鳴をあげそうになったが、唇を噛んで我慢するキャロル。
体の中に王子がいる、受け入れることのできた喜びとがまたまた涙を誘う。
「愛してる、そなただけざ、我が妃よ」
愛情のこもった深い口付けの後、王子の激情のままキャロルは愛の闇へを誘われていった。

635 :暗闇の中で・・。17:02/04/23 11:48
心地のよい眠りからキャロルは目覚めた。
こんなに安心して眠れたのは何時以来なのだろうか?
「目覚めたか?体はどうだ?辛くはないのか?」
目の前にイズミル王子がいる、茶色の瞳で心配そうにキャロルを見つめていた。
「冷えているではないか、もっとこちらへ・・。」
イズミル王子がたくましい胸に自分を抱き寄せ上掛けをかけようとする。
「・・心配そうに見なくてもいいわ、私は大丈夫よ。」
くすっとキャロルが微笑むと王子は嬉しそうに微笑み、それから何か気がついたように
もう一度キャロルの顔を見つめなおした。
「・・・見えるのか?まことに見えるのか?」
キャロルは自分から王子に腕を回して抱きついた。
「ええ、見えるわ、あなたの顔も明るい髪の色も、ちゃんと見えるわ!
「おおっ。イシュタルよ、感謝します!もう二度と放さぬ!」
力強くキャロルを抱きしめるイズミル王子。
キャロルには目に映る全てが何もかもが美しく輝いているように見えた。
王子の端整で凛々しい顔に触れながら、キャロルも幸福の涙で頬を濡らして

636 :名無し草:02/04/23 11:53
暗闇作家です。
最後うまく書き込みできませんでした。
「濡らしていた」としといていただけたなら、ありがたいです。
稚拙な文を書き込みしましたこと、お詫びいたします。
皆様のお目汚しになったこともお詫びいたします。
とりあえず最後まで書いてみたかったので、これでまた名無しに戻ります。
レス下さった方、読んでくださった方、ありがとうございました。

637 :名無し草:02/04/23 12:19
「暗闇の中で・・・」作家様、連載ありがとうございました!
包容力溢れる大人の王子がままならぬ恋に苦悩する姿に惚れました。
またいつか次回作を・・・。

638 :名無し草:02/04/23 14:33
>暗闇作家様
お疲れさまでした。
次回作もまた、是非発表して下さいね。

639 :ライアン×キャロル:02/04/23 14:55
41
「私・・・私は・・・ライアン兄さんのつ、妻になるのよ?あんな光景を見せられてどうして穏やかでいられて?私はずっとずっと兄さんにふさわしいレディになるんだって一生懸命・・・」
ライアンは無言でキャロルを抱く腕に力をこめた。
「私だけを・・・見ていてほしいの。私以外の人とあんなことをするのは・・・嫌・・・。私だけ・・・」
「本当に・・・」
ライアンの声は少しかすれているようにも聞こえた。
「お前を本当に妻にしてしまうぞ?僕は男だから・・・この場でお前を妻にして・・・もう離さない・・・。それでも・・・?」
ライアンにしてみればまだ年若い妹を―12才も下なのだ―どうこうするのは可哀想な気もしていたのだ。勉強に、友人とのつきあいに充実した青春の日々を送るキャロル。
一度、自分のものにしてしまえばきっといつも手許に置いておきたくなる。もっと色々なことを経験し、様々な人とふれ合い、花開く若い娘を自分の腕の中に閉じこめるのはどうだろう?
ライアンはにわかに臆病になった。これまでいつも欲望を苦しく抑えて「妹」に接してきた自分が待ち望んだ瞬間だというのに?
キャロルはライアンの耳朶に囁きかけた。
「愛しているの、兄さん。私・・・ずっと一緒にいたいの。お願い・・・」
「・・・僕も、だ」

640 :ライアン×キャロル:02/04/23 14:55
42 最終回
ライアンはキャロルを寝台に押し倒し、唇を改めて貪った。手慣れた手はキャロルを優しく生まれたままの姿にしてゆく。
「愛している・・・。ずっとずっとお前が僕を受け入れられるようになる日を待っていたよ」
ライアンは、緊張し小さく震えるキャロルを大切に大切に慈しんだ。ライアンが触れるたびに、びくりと震える不慣れな身体。
「怖がらなくていいから。・・・お前が嫌がることは誓ってしない。嫌だったらいつでもそうお言い・・・」
キャロルは無言でライアンの首を抱き、許諾の接吻を与えた。
ワタシハ アナタダケノ モノ
激しい苦痛と目眩く快感が、抱き合う二人にそれぞれ襲いかかり、恋人達は結ばれた。

ライアンとキャロルは小さな寝台の上で抱き合って眠った。お互いの体温と鼓動に心地よく包まれて。
翌朝、先に目覚めたライアンは恥ずかしがるキャロルに優しく言い聞かせた。
「もう無闇に恥ずかしがるのはやめておくれ。僕らは夫婦になったのだからね。お前を愛しているよ。お前はもう僕の妹じゃない。かけがえのない妻だ」
キャロルは赤くなって頷いた。
「ええ・・・兄さん。いいえ、ライアン・・・」
二人は仲良く抱き合って家族の許に降りていった。ライアンがぬけぬけとキャロルとの結婚の報告をするとロディは大笑いして祝福し、さすがにリード夫人は顔を赤らめたということである。
そしてキャロルの卒業を待って、ライアンは晴れやかな結婚披露パーティを開いた。兄と妹は晴れて夫婦になったのである。
―――HAPPY BIGINNING―――

641 :ライアン×キャロル:02/04/23 15:04
長すぎる話に今までおつきあいくださいましてありがとうございました。
長編はこの板の趣旨にそぐわない、と不快に思われた方もおいでだと思います。すみませんでした。
目障りと思われた方、すみませんでした。
そして拙い文章ではありますが、好意的な書き込みをくださった方にお礼を申し上げます。
本当に今まで書かせていただきありがとうございました。

>「暗闇の中で・・・」作家様
 いつも大変、楽しみにしていました。おこがましい言い方ですが「こんなふうな話が書きたい!」と勝手に目標にさせていただいてました。
またいつか新しい作品を読ませてくださいね。

642 :名無し草:02/04/23 15:10
>ライアンXキャロル作家様
暗闇作家です。
私の貴女の作品をいつも心待ちにしておりました。
私の堅苦しい文章よりも、なんて表現力がのびのびとしていてうらやましく読ませて頂いておりました。
ずうずうしいお願いかもしれませんが、また是非貴女の作品を読みたいと願っています。
こちらにレス下さってて感激です。
ありがとうございました。

643 :名無し草:02/04/23 17:51
「暗闇・・・」作家様、「ライアン・・・」作家様、連載お疲れさまでしたー!
両方揃って最終回なんて寂しすぎます。お二方ともまた書いてください!

作家様同士の対話っていうのもいいですね〜、何かナフテラ風味で。

644 :名無し草:02/04/24 00:04
長編でも全然長く感じなかったですよ〜!
終わっちゃった〜って気分です。
ハッピーエンドでよかったあぁぁぁぁ・・・(TT▽TT)ダァー

645 :名無し草:02/04/24 01:34
>644
うんうん、夢中でどんどん読んでしまうから
まだ物足りないくらい。

646 :名無し草:02/04/24 14:49
ミラはジミーと紆余曲折の末、結婚っていうのはどうですか?
ライアン×キャロルの結婚披露宴の夜、二人はバーでやけ酒あおって意気投合。
ミラはジミーの考古学に対する一途な情熱と、不器用な学者気質に惚れて。
ジミーはミラの大人っぽさと少女っぽさの同居する危なさに惹かれて。
年の差なんてなんのその結婚。ミラは金持ちなのでジミーは経済的なことを気にせず考古学に没頭。
んで考古学史上の金字塔!みたいな大発見をする。
「ここまで来れたのも全て妻のおかげです」「夫の学問に対する情熱を尊敬します」
んでミラは考古学の世界的権威の妻としてライアン×キャロル夫妻を心密かに見返してやる・・・と。

・・・・・妄想です。作家様、ごめなさい。また書いてくださいね!

647 :名無し草:02/04/24 17:50
>646
うーん、ミラとジミーじゃ相当、年離れてない?
それならロディ×ミラのほーがいいかも。
「ミラ、ずっと君が好きだった。ライアンだけが男じゃないよ」
「そんな・・・私はライアンに軽蔑された女よ」
「ライアンなんてどうでもいい。君は僕に愛された女だ」

ちょっと無理ありすぎか(爆)

648 :名無し草:02/04/24 17:52
>646
なんか在庫一掃セールみたいだが、万事丸く収まって皆幸せならイイや〜。

649 :名無し草:02/04/24 21:15
楽しみにしていた大作が2作とも終わってしまって、悲しいです。
作家様方、お疲れ様でした。
新作、お待ちしています。

650 :暗闇の外では・・。:02/04/25 12:23
ヒッタイトのイズミル王子の王宮では軽やかで華やかな笑い声が絶えない。
皇太子妃のキャロルがいるとその場は華やかに集う人々皆が笑顔になる。
視力が元通りになったキャロルは持ち前の好奇心や探究心、思いやりのある優しい性格で
会う人全てを自分の虜とした。
視力が戻り、自分を手助けしてくれたムーラやルカや侍女達に心からの感謝の言葉を述べ、
今まで見せなかった麗しく優美な笑顔で報いたのだ。
くるくると変わる愛らしい表情を見せるたびにイズミル王子は楽しげに微笑んでいる。
見たいものや知りたいことが沢山ありすぎて少しもじっとしていないキャロルに、
世話をしているムーラは王子にキャロルに注意するよう進言したが、
それを聞いても王子は面白がって笑って「まあ、よいではないか、私から注意いたそう」と言うばかり。
丁度その時華奢な腕一杯に書物を抱えたキャロルが部屋へ入ってきた。
「またこのようにされて!姫君、少しは落ち着かれなさいませ!」
ムーラが少し厳しい口調で言うとキャロルはバツの悪そうな顔をして王子を見た。
「折角回復なさったばかりだというのに、少しはお目を労わらなければなりませんよ!」
ムーラがキャロルにお説教をしているのをイズミル王子はさも愛しそうに微笑んで見ている。
「・・ごめんなさい、ムーラ、私のことを心配してくれてるのはわかってるの、
 ただずっと見えなかったからその分沢山見たくて仕方ないの、これから気をつけるから。」
キャロルが心底済まなそうな顔をして言うのでムーラも折れないわけがない。
何より、キャロルの目のことを心配した言葉なのだから。
「もう許してやれ、ムーラ、姫にもちゃんとそなたの言う意味はわかっているのだから」
笑いながら王子が止めに入り、キャロルの腕から書物を取り上げる。
「本当にもう、王子は姫君に甘くていらっしゃるから・・。」
何やら不平をぶつぶつ言いながらムーラは退散してしまった。
「・・怒らせちゃったかしら?」と首を傾げて問うキャロルと
「さてな・・。」と相変わらず笑いが収まらないイズミル王子。
イズミル王子の王宮での平凡な日々である。

651 :名無し草:02/04/25 12:26
暗闇作家です。
名無しに戻ると言いつつ、頭の中にふっと場面が浮かんだので書いてみました。
お目汚し、お詫びいたします。

652 :名無し草:02/04/25 12:55
創作板で見失って、ようやくここを発見!
また皆様の作品が読めて感激!

暗闇の外では・・・
いいですね〜。ほのぼの、しみじみ。
平凡だけど、これを願ってしまう私は王子ファン。

653 :sage:02/04/25 12:56
すみません、あげてしまいました。

654 :名無し草:02/04/25 13:37
ほのぼの、和気藹々・・・。
本誌連載ではしばらくご無沙汰になりそうな雰囲気。
好きです、こういう幸せ日常物語。
(アト、エチィなお話も・・・作家様、いかがですか?)

655 :名無し草:02/04/25 14:15
>652, 653, 654
いらっしゃい。無理にというわけじゃないけど、もしまだでしたら
このスレを最初からよく読んで状況を把握なさることをおすすめします。

656 :嵐ちゃん@騒いでる人:02/04/25 16:38
クマが出没しています。
みなさんご注意下さい!

657 :名無し草:02/04/25 17:38
クマさんが出てもナフテラさまが換気してくださるから平気ですね。

作家様、ナフテラさまもお好きなようですので
久しぶりにえっち系のお話をお願いします。

658 :名無し草:02/04/25 18:20
>655
作家様複数でも、作家様同士が妬んだり厨な行動をするとは思えないです。
前スレで一時他の方と一緒に書かせていただく機会がありましたが、「あ、この人すごい」と思いこそすれ、
やっかむなんてとてもとても・・・。
作家様の競演状態熱烈キボンヌです。
もちろん655さまのおっしゃるように過去の撤を踏まないようにすることは大事ですよね!
ナフテラさまばかりに頼らずに皆で爽やかな場所を作りたいモノですねー。

659 :名無し草:02/04/25 19:02
まーた嵐本家と嵐ちゃんのバトルか・・・他の人たちのことも考えてくれ。
いったいここは何のスレなんだ。それとも作者不在の間の余興のつもりか?

660 :名無し草:02/04/25 19:18
このスレ、煽り耐性が低いよね。
これだけあからさまで低レベルな煽りは、
他の板なら言葉が通じない「不思議チャン」として相手にされないものなのに、
相手をしてしまう人がいるから荒らしが楽しんで居着いちゃう。
ちょっとしたことにも過剰反応するし・・・

661 :名無し草:02/04/25 19:30
>658
もう一度よく注意して思い出した方がいいですよ。「作家様同士」が互いに妬んだり厨な行動をしたのではありません。一方的なものだったんです。

662 :名無し草:02/04/25 21:02
荒れると作家さんが書き込みにくくなるから止めようよ。
みんな、いい大人なんだからさ。
厨房は無視!
黙ってられないのは分かるけど、雰囲気悪くなったら、サイテーじゃない。
マターリマターリ・・・・

663 :名無し草:02/04/25 21:46

                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< マターリマターリ…
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
                      (____)        .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
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                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  

664 :名無し草:02/04/25 23:04
嵐の煽り文句に踊らされるのはもうヤダ

\(゚∀゚)/ナフテラ風味がウマー!!

665 :名無し草:02/04/25 23:26
>662
>みんな、いい大人なんだからさ
友人の14歳の娘がここの住人です。
本家・分家で素朴な疑問をカキコしただけでコテンパンにされて凹んでます。
大人ばかりじゃないよ。って別に皆さんには関係ないけどさ・・・

666 :名無し草:02/04/25 23:33
ファン暦の長い気合の入った人も多いからねえ・・・。
あまり気にしないように言ってあげてください。>665
実はうちの娘と同じ年なんだよ・・・。
親子で楽しめる稀有な漫画っちゅうことで慰めてあげておくんなせえ。
優しい人も多いと思うよ。

667 :名無し草:02/04/26 00:35
>暗闇作家様
中も外も素晴らしいです〜
王子の「さてな・・」は、笑顔が浮かんでくるようです。
ぜひとも次回作を読ませて下さいね。

668 :名無し草:02/04/26 01:20
667さん、便乗させてね。
私は「暗闇の中」でルカがキャロルの笑顔をとても楽しみにしてたので
「暗闇の外」書いていただいて感激です!!

669 :名無し草:02/04/26 11:35
>>666
>親子で楽しめる稀有な漫画
イイコト言いますなぁ…

670 :小鳥の巣:02/04/26 16:18
>>342作家様の前日物語です。作家様、書かせていただきました。

イズミル王子とキャロル妃のために整えられた居間。
午後の日差しが目映いその部屋でキャロルは侍女達と縫い物に精を出していた。じき産まれてくる初子のための産着を。
丁寧に縫われる小さな小さな肌着。布団。お襁褓。子供を持ったことのない若い王子妃や侍女達に、細々としたことを教えるのはムーラの役目だった。
「そこは伏せ縫いです。和子様のお肌に縫い目が当たらぬように・・・。
「ここには魔除けの縫い取りを遊ばしませ。和子様の魂が良からぬモノに魅入られるのを防ぎまする」

「おお、皆、精の出ることだな」
「ま、王子!このようなお時間に・・・。散らかっておりますのに・・・」
ムーラが言うのを王子は制した。
「何、謁見が早く済んだのだ。姫、これは何だ?」
「上着とそれに合わせる帽子、よだれかけ。かわいいでしょ?」
「ふーん・・・。小さいな・・・」
王子は完成した産着類の入った櫃を無造作にかき回した。最近のキャロルは暇さえあれば裁縫に没頭している。王子にしてみれば、もっと自分との時間を持って欲しいのだけれど・・・。膨らんだお腹を羞じてかキャロルは以前のように無邪気にまつわりついてくることもない。
「・・・姫、根を詰めすぎるのは良くないぞ!久しぶりに外に連れていってやろうほどに!」
王子はそう言うと軽々とキャロルを抱き上げ、細心の注意を払って屋上に連れ出した。気持ちの良い風が二人の髪を弄ぶ。

「そなたは和子の母である前に我が妃ぞ。私を一番に考えよ・・・!」
珍しく理不尽で子供っぽい嫉妬を剥き出しにする夫君の首にキャロルはそっと抱きよせた。
「分かっているわ。あなたが一番よ。そして赤ちゃんも一番よ。二人とも私の一番の宝物なのよ・・・。私と赤ちゃんが一番愛しているのはあなたなのよ・・・」
母となったキャロルの暖かさに、王子は不覚にも涙ぐみそうになるのだった。

671 :名無し草:02/04/26 19:03
するとこれからお生まれになるのはアレクとオスマンなのですね。
ほのぼの・・・・

672 :名無し草:02/04/26 20:41
小鳥の巣様、ほのぼのとして良いですね〜〜〜
不覚にも涙ぐむ王子がなんとも・・・・・(ハート)

あの〜、素朴な疑問なのですが、未成年の方に18禁はよろしいのでしょうか?
ですぎたおばばでスミマセン。

673 :名無し草:02/04/27 01:05
>672
いえいえ、未来を担うべき若い方々の心配をするのはわたくしたち年長の者の務めでございます。
一般論でいえば未成年に18禁は望ましくはないのでしょうが、いわゆる「有害図書」を一度も
目にすることなく大人になるというのも現実的なことではありませんし、たとえば今現在のここの
ようなものでしたら14才くらいのお嬢様に見ていただくのはさして問題ないのでは思われますが…。
(少々放任過ぎますでしょうか。)

674 :665だけど:02/04/27 01:30
>673様にあぐりーです
以前はエロ小説のような内容も多うございましたが
花びらが・・・真珠が・・・膨らみの上の宝石が・・・などの表現だったから
いまいち分かっているような分かっていないような感じですしキレイ所ばかりでなく
裏事情もぼんやり見せておかねばとも思います。ここでとやかく言っても
お子様が簡単にエロサイト見れる時代なんだからどうにもならんわ
ただ、分かりきった質問を書いてきても無視するか丁重に答えてプリーズ
新しいファンを増やすためにも分かりきった事聞くなみたいな事は書いてくれるな
王家の乙女達よ

675 :名無し草:02/04/27 12:02
>674
そうですね。私も以前のようなエロ小説の復活はよくないと思います。
ジャンルはもちろん自由ですが、王家のファンの中には若い人もいるの
ですから、今のような状態が維持されるのを望みます。

676 :嵐ちゃんだけど:02/04/27 14:11
>673様にあぐりーです
以前はエロ小説のような内容も多うございましたが
花びらが・・・真珠が・・・膨らみの上の宝石が・・・などの表現だったのに
あまりのことに開いた口がふさがらないような感じですしキタナイ所ばかりでなく
キレイな作品もはっきり見せておかねばとも思います。ここでとやかく言っても
お子様が簡単にエロサイト見れる時代なんだからどうにもならんわ
ただ、他人に説教するより自分の頭の上の蠅を追ってくれプリーズ
新しいファンを増やすためにもここにはもう何も書いてくれるな
エロの小説家よ

677 :名無し草:02/04/27 14:23
わたしゃエロでもそこそこ楽しめたから文句はない。
けど、今の2ちゃんねるは小学生も来るよぷになっちゃったからねぇ。
表現を柔らかめにするとかすればいいんでない?

678 :名無し草:02/04/27 14:28
ジャンルはもちろん自由… ならエロ小説だって自由なはず。
嫌なら読まなければいいだけ。
逆にほのぼのした話をつまらないと思う人も多分いるかもしれないけど
その不満をわざわざここに書くわけでもなくただ読んでないんだと思う。
みんな何か勘違いしてるよ。

679 :名無し草:02/04/27 14:35
小学生も来るようになったとしてもそれは本人の意思で来たワケで
別にいいじゃん。
学校の帰り、道端にエロ本が落ちてました。見たけど気持ちワルくてショック
でした。−なんてよくあることで。

てことで私もエロがあってもぜんぜん構わない。かえって面白い!

680 :名無し草:02/04/27 15:32
>678
たしかにそうだね。「エロは嫌だ」というのは「長編は嫌だ」というのと
同じように、その作品を書いた人や楽しみに読んでいる人に非常に失礼な発言だと思う。
しかし正直なところ今は「大胆な作品を書ける人は大胆な行動に出られる人なのか」
という気持ちのあるのも事実だ。いや自分の気持ちなんか関係なかった スマソ。

681 :名無し草:02/04/27 19:12
エロに反対してる人ってエロそのものに反対してるんじゃないんじゃないかなあ。
だって昔はここまで風当たり強くなかった気がするし…。

682 :名無し草:02/04/27 22:45
                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< 作家様は好きなものを自由に書いて 読み手は好きな作品を自由に選んで読むのですよ
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\_______________________________________
                      (____)        .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+            ∪∪
                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  

683 :名無し草:02/04/28 00:38
エロ画像があるわけでもないしいいのでは

作家様は好きな物を書いて欲しい。
お子様なんかどうせ表現理解できてないって

684 :名無し草:02/04/28 01:31
>682
女官長様、毎度ナフテラ風味の素、まことにありがたきことでございます。
ところで僭越ながら申し上げますが、本日のありがたきみことばは
まさか昨日や今日特定のジャンル批判を始めたヒヨッコどもに
おっしゃっているのではありますまいな。最初に作品の
より好みをしてムーラ風味をまき散らしたのが誰だったのか
よもやお忘れではありますまい。

685 :嵐チャン@元祖:02/04/28 03:15
>684
おいこら矛先を間違えるんじゃない、無礼者(ニガワラ
ようするにアレだな。みんなが嫌がってるのは
「エロ」じゃないんですよ、ナフテラ様。

686 :キャロルママ:02/04/28 13:31
キャロル・・・無事かどうかだけでも知らせて頂戴・・・
私は心療内科通いの毎日です・・・・うう・・・・
この親不孝者・・・・・・
早く帰ってきて・・・・ママの所に・・・・!

687 :キャロルちん:02/04/28 18:03
ママ…ママが呼んでる…ママ…!
ああ、なんとかして知らせたい、せめてわたしが無事でいることだけでも…
作家様、わたしは今どこで何をしているの?

688 :名無し草:02/04/28 20:19
キャロル、お母さんは心労のあまり寝込んでしまったよ。
いったいどこにいるんだ、キャロルー

689 :ばあや:02/04/28 23:15
私も臨終寸前です・・・
死ぬ前にもう一度キャロルお嬢様にお会いしたい・・・ううっ

690 :ライアン兄:02/04/29 00:04
キャロルーーーーーーーーーっっ!

691 :テティ:02/04/29 01:22
姫さま、どうかお早くお戻りになってくださいませ。
メンフィスさまに知れたらわたくしたちが叱られてしまいます。

692 :イズミル:02/04/29 02:10
なに、姫が行方知れずと! ルカは何をしている!?

693 :フェネックギツネ:02/04/29 03:40
ケーン、ケーン・・・

694 :行方不明者捜索用ヘリコプター:02/04/29 05:59
バラバラバラバラ…

695 :カイロ学園アンチキャロル派:02/04/29 10:13
どうせ男の所にでもいってるんじゃないの?
子作りに励んでいるのよきっと!

696 :マリア:02/04/29 10:14
そんな事言うと許さないわよ!!

697 :イムホテップ:02/04/29 14:18
民の間にはしだいに不安が広がり始めておるようです。
ナイルの姫、どうかわれらのもとにお戻り下され。

698 :アフマド:02/04/29 17:10
キリスト教徒のキャロルとは結婚しても第一婦人には
出来ないよ。第一夫人は同族の女って決まっているからね
第四夫人くらいでよければ僕の妻になってくれ
ところで一体何処にいるんだい?

699 :アイシス:02/04/29 17:13
また現代へ戻ったのか?
このまま戻ってこなければ良いものをホホホホホ

700 :エレニー:02/04/29 17:56
まあナイルの姫が行方不明に?
青の王子にお知らせしなくては。

701 :ウナス:02/04/29 18:27
ああ!!
キャロル様!一体何処へ行かれたのです?!
アナタ様がいないとエジプトは・・・

702 :キャロルママ:02/04/29 18:32
キャロル・・・あなたが行方不明になってからあなたの事で色々と親身になって
相談に乗ってくださった素敵な男性がいるの。
それでね、ママとしてはこの方と再婚したいのだけれどどうかしら?
早くママの所に戻ってきてね。相談はそれからよ

703 :ロディ:02/04/29 18:34
そ・・・そんな!!母さん
キャロルがまだ行方不明なのに母さんは男に溺れていたのかい?
ボッ・・・・ボクは認めないよ!!

704 :ライアン:02/04/29 18:38
バシーン!!(ロディを殴った手文字擬音)
ロディ、口を慎め!
母さんだって女性なんだ、キャロルの事で神経をすり減らした時に優しくしてくれた
男性にほだされるのを攻めてはいけない。

母さん、再婚するのは母さんの自由です僕は祝福しますよ、ただ!
その男性に仕事の事で口出しは絶対させません。再婚するならリードの名を捨ててください
おめでとう母さん

705 :リード家劇場:02/04/29 18:41
>702-704
以上自作自演でした

706 :名無し草:02/04/29 19:29
>リード家劇場

新たな手法に笑わせていただきました。

707 :名無し草:02/04/29 19:36
>リード家劇場作家様
またまた新境地開拓ですね。これは連載ものでしょうか。
キャロルがママの再婚話にどう反応するのか見てみたいです。

708 :名無し草:02/04/29 23:38
ロディが「ボク」と使用するのに対し
ライアンが「僕」と使用するのになんとなく納得
当然しっかり者のライアン兄さんはリード・コンツェルンを守るために
一切ビジネスに口出しさせないでしょう。
なんだかジャクリーン・ケネディみたいだな

709 :名無し草:02/04/29 23:49
キャロママ推定46歳
女盛り人生これからもう一花咲かせましょう

710 :名無し草:02/04/30 00:15
ええっ、キャロルママ再婚しちゃうの??
作家様〜、続きが気になりますです〜

711 :盗作劇場 (1):02/04/30 01:08
その日、リード家の夕食の席は気まずい雰囲気に包まれた。
キャロルの母親マデラインが、再婚を考えている相手がいることを
ライアンとロディの二人に初めて明らかにしたからだった。
「そ・・・そんな!!母さん
 キャロルがまだ行方不明なのに母さんは男に溺れていたのかい?
 ボッ・・・・ボクは認めないよ!!」
ロディの言葉は辛辣だった。
一方ライアンは一応大人びたところを見せ表面上は穏やかに
「おめでとう母さん」
と口にはしたものの、行方不明の娘を心配するあまり憔悴しきった
マデラインがいかがわしい男につけこまれたのでは、と思っているのが
ありありだった。
「ひどいわっっ。男に溺れただの、ほだされただのって…。
 ふたりとも母さんのことをそんな女だと思ってたのね。
 神様、わたしほど不幸な母親がいるかしら。
 ああ、キャロル…キャロルがいてくれたら…!」
マデラインはわあっと泣き出したと同時に荒々しく席を立ち、
バタバタと食堂から駆け出して行った。

712 :名無し草:02/04/30 20:55
>711
笑てしもた

713 :ヒッタイト王王妃:02/04/30 21:00
イズミルよ、そなたナイルの姫以外に子を産ませぬと言ったそうですが
そなたはアナトリアを支配する王位継承者。
このまま子が設けられぬようなら王にもお考えがあると私に申してきました

714 :ヒッタイト王:02/04/30 21:02
さよう!
このまま子を設けないならワシが別の女に王子を産ませ
その王子にヒッタイトの王位を継がそうと思うがどうじゃ?
そなたも王族であるなら義務を心得よ!!
期限は2年じゃ!!

715 :イズミル王子:02/04/30 21:03
姫のためなら王位継承権など捨てても構わぬ・・・
しかし!これ以上母上を悲しませる事は・・・・・

(つづく?)

716 :お家騒動-ヒッタイト編-:02/04/30 21:04
>713-715
こんなんどうよ?

717 :ただのネタ職人:02/04/30 21:07
盗作お家騒動-ヒッタイト編-
後よろしく(はぁと)

718 :名無し草:02/04/30 21:18
王様のおっしゃりようも十分理解できますな。
王妃様、アイシス様より
おいたわしや〜〜〜

719 :名無し草:02/04/30 23:23
最近は原作作家様と盗作(あっ失礼)作家様がおられるのですか。
「お家騒動ヒッタイト編」面白そうなので、ぜひよろしくお願い致します。

720 :考えられる続きは:02/04/30 23:41
1.諦めて適当な女相手に子作りに励む
2.キャロル早急強奪大作戦
3.王位継承権放棄キャロルゆっくり強奪大作戦20年計画

ぜひよろしくお願い致します。

721 :盗作劇場:02/05/01 01:09
↓原作者様のイメージと違ってしまうかもしれません。
 嫌な人は無視して下さい。

722 :盗作劇場 (2):02/05/01 01:13
いつもと違う様子に気づいたばあやがあわててとんできた。
「あのう、奥様は一体どうなされたのです。
 めったに声を荒げたりなさらない方なのに。
 もしやキャロル様のことで何か…?」
「いや、そうじゃないよ。お前は心配しなくていいから」
ライアンはおろおろするばあやをなだめてからロディの方に向き直り
「ロディ、お前のせいだぞ。母さんだって、心の支えに
 なってくれる相手が欲しいときもあるだろう。それを
 話も聞かずに頭ごなしに怒鳴りつけるなんて」
「兄さん!じゃ兄さんは母さんの結婚を認めるって
 いうのかい?」
「認めるにしろ反対するにしろ、まずどんな相手と
 どの程度まで話が進んでるのか確かめなきゃならんだろう。
 話はそれからだ。明日僕が聞き出してみるから」
ロディはそれには答えずに黙って席を立った。

723 :盗作劇場 (3):02/05/01 01:14
その夜、リード家の面々はそれぞれに眠れぬ夜を過ごした。
マデラインの部屋からは夜更けまで、か細いすすり泣きが聞こえていた。
良家のお嬢様がそのまま大人になったようなマデラインにとって
息子たちの反対は衝撃だった。
ことに普段はライアンよりもずっと温和で、きっと
自分の味方になってくれると思っていたロディの反対が
ことさらこたえたのだった。
ロディもまた悶々と後悔の念にさいなまれていた。
「どうしてあんなひどいことを口走ってしまったんだろう。
 ボクが母さんを泣かせてしまった。
 子供の頃から母さんを悲しませるようなことは
 決してするまいと思っていたのに。
 ああ、でも母さんが誰かと結婚するかもしれないなんて
 母さんにボクたちよりも大事な人ができるかもしれないなんて
 嫌だ、嫌だ、ボクは絶対に認めたくない」
幼い頃から自信家で行動派の兄とは違い、ロディは
どちらかといえば物静かで思慮深い子供だった。
その目立つ容姿と正義感の強さのためにたびたび周囲と
摩擦を起こしていたライアンや、体の弱かったキャロルが
母親にいつも心配をかけていたのとは違い、ロディはほとんど
手のかからない子供だった。
しかし、あえて表面には出さなかったが母親との距離が遠い分だけ
一層ロディの母親を慕う気持ちは強かった。

724 :名無し草:02/05/01 03:23
>「考えられる続き」作家様
すでにめっちゃおもろいで(笑える〜

725 :名無し草:02/05/01 06:43
ををっ作家様、もしやロディってマザコン少年だったんですか。

726 :名無し草:02/05/01 19:00
どなたでもいいのでお家騒動の小説化きぼんぬ〜

727 :名無し草:02/05/01 20:12
盗作劇場様
最初はコメディっぽく笑ちゃったけど、なかなかどうして
地味ーより影の薄いロディ君のひととなりがなんとなく見えてきて
想像が膨らんで参りました。ホホ・・・

お家騒動-ヒッタイト編-
私としては王位継承権もキャロルも嫡男も王子様には勝ち取っていただきたいのですが・・・
小説化きぼんぬ〜

728 :名無し草:02/05/01 21:11
こんばんは
702 703 704 705 713 714 715 716 717 720
なんですけども私はネタ職人ではあるんだけど、文才が皆無なので
文才のある方小説にしちゃってください

盗作劇場様
イイよ!!イイ!!

お家騒動-ヒッタイト編-
どなたか小説化きぼんぬ

729 :名無し草:02/05/01 23:37
倒錯劇場に(w
↑すごい変換されちゃったけど、そのままにしておきますね。(さらにw
ぜひ、ヒッタイト編も読みたいな〜。

730 :盗作お家騒動:02/05/02 00:35
↓原作者様、どうかお許し下さい。

731 :お家騒動-ヒッタイト編 (1):02/05/02 00:36
イズミル王子は苦悩していた。
英知と美貌を兼ね備えたエジプトの神の娘を妃に迎えることは
国の将来のために不可欠なことと国王夫妻も納得していたが、
しびれを切らした短気な王が、まず先に側室を迎えてはどうかと
言い出したのだ。
「イズミルよ、そなたナイルの姫以外に子を産ませぬと言ったそうですが
 そなたはアナトリアを支配する王位継承者。
 このまま子が設けられぬようなら王にもお考えがあると私に申してきました」
「母上!それはわたしにナイルの姫以外の娘を娶れと
 いうことですか!ただ世継ぎを産ませるために・・・」
「さよう!
 このまま子を設けないならワシが別の女に王子を産ませ
 その王子にヒッタイトの王位を継がそうと思うがどうじゃ?」
「ち、父上、どうかそれだけはおとどまりください。
 これ以上母上を悲しませる事は・・・・・」
「イズミル、そなたも王族であるなら義務を心得よ!!
 期限は2年じゃ!!」

国王夫妻のもとを辞して長い廊下を歩く王子の足どりは重かった。
「姫のためなら王位継承権など捨てても構わぬ・・・
 しかし!これ以上母上を悲しませる事はできぬ。
 姫がわたしのもとに来てさえくれたなら・・・」
王にすすめられて口にした珍しい酒のせいか頭まで重い気がした。
居室へ戻るとムーラが困った顔で出迎えた。
「王子、実は先程ミラさまがいらっしゃいまして・・・」
「なに、ミラが?まだ何か母上からの伝言でもあったか」
「いえそれが、今宵は国王様のご命令だとかで、奥の間で
 王子をお待ちするとおっしゃって・・・」
奥の間では、いつもよりも美しく着飾ってきれいに化粧も
施したミラが王子を待っていた。

732 :お家騒動-ヒッタイト編 (2):02/05/02 00:39
「父上もお気の早いことだ」
王のたくらみを悟り、内心腹立たしくはあったが王子は
つとめて冷静に口を開いた。
「もう夜も遅い。父上の用件を伝えたらすぐに戻るがよいぞ」
「いえ、わたくしは国王様のご命令でまいりましたゆえ」
「父上は何とおっしゃったのだ?」
「あの、国王様からはわたくしのことは何も・・・?
 国王様はわたくしに今宵から王子様の愛を受けよと申されました」
言うが早いかミラは衣装を脱ぎ捨て、王子にすがった。
「王子様、どうかお情けをいただきとうございます。
 王子様のお心がわたくしにはないのは承知しております。
 ナイルの姫の身代わりでも構いませぬ。どうかどうか・・・」
「早まるでない、ミラ。そなたは王家の遠戚の血筋の娘だ。
 母上が申し分ない嫁入り先をいくらでも見つけて下さるだろう」
感極まって涙声になっているミラをなんとか落ち着かせようと
語りかけながら、王子は不思議なめまいに襲われた。 
心臓の鼓動が速くなり、体が熱くなってくる。いったいこれは・・・?
それに気づいたミラが、まだ自分の体を被っていた薄い紗をさっと脱ぎ捨てた。
「・・・国王様の媚薬の利き目はたしかなようでございますわね。
 どうか王子様、わたくしをよくご覧になってくださいませ。
 わたくしに触れてわたくしのすべてを確かめてくださいませ・・・」
ミラは王子の手を取って、自らの胸元へと導いた。

733 :名無し草:02/05/02 19:30
ミラちゃん・・・
薬を使うなんて卑怯者〜〜〜!!

734 :名無し草:02/05/02 20:20
あぁ・・・次の展開が気になる・・・

735 :名無し草:02/05/02 21:26
お家騒動-エジプト王家編-
お家騒動-バビロニア編-
女騒動-アッシリア編-
ブラウン家劇場
カイロ学園劇場
あぁ・・・・ネタは尽きない・・・

しかし、ミラってすんごい度胸の持ち主だね恥も外聞も捨て去っている・・・
そうまでして王子に頂戴されたいか・・・がんばれミラ

736 :生への帰還4:02/05/02 22:04
733様
>ミラちゃん・・・
>薬を使うなんて卑怯者〜〜〜!!
これは王子には言える台詞ではありません。

737 :名無し草:02/05/02 23:00
>736様
ヒッタイトのお家芸と言う事ですな
国王の後ろにキルケーが・・・!

738 :盗作お家騒動:02/05/03 00:34
↓読む人をがっかり地獄に陥れる悪いお話です。
 では、レッツゴー。

739 :お家騒動 (3):02/05/03 00:35
朦朧としてくる意識に逆らうように王子はつぶやいた。
「なら・・・ぬ・・・わたしは姫を・・・姫だけを・・・」
王子の言葉に激しい嫉妬を覚えたミラは、王子をぐっと抱き寄せ
激しく濃厚な口づけを何度も何度も繰り返した。
王子の意識がしだいに混乱してくるのをミラは見逃さなかった。
「王子・・・わたくしをよくご覧になって・・・
 わたくしです・・・ナイルの姫です・・・
 愛しています、王子・・・」
「姫だと・・・そのような・・・おお、姫・・・」
自分の意志に関係なく突き上げてくる衝動に耐え切れず
王子はついに荒々しくミラを寝台に押し倒した。

740 :お家騒動 (4):02/05/03 00:36
そのとき突然侍女たちの悲鳴がミラの耳に届いた。
「キャ〜!ネズミが〜!
 ムーラ様、大変です!ネズミが、ネズミが王子様のお部屋の方に!」
「ネズミですって!?」
まさかと思いながらもミラがあわてて身を起こしたとたん、
数匹のネズミたちとそれを追う侍女たちがわらわらと走り込んで来た。
「きっ、きゃあああ〜」
大のネズミ嫌いのミラはあたふたと衣装をはおり、
侍女たちに少し遅れてやってきたムーラを叱りつけた。
「こっこれはどういうことです、ムーラ!
 王子様の寝室にネズミの侵入を許すなど、
 そなたの監督不行き届きではありませぬか」
「お詫びは幾重にも致します。しかし今はまずこの場を収拾せねば
 なりませぬ。取りあえず今宵はお引き取り下さいませ」
「・・・このことは王妃様にご報告しますからね!」
すっかり出鼻をくじかれたミラは憮然とした表情で引き上げて行った。

741 :お家騒動 (5):02/05/03 00:37
侍女たちは果敢にもネズミたちを巧みに大きな麻袋に追い込み
ことなきを得た。
王子はムーラに気つけ薬を飲まされ、すぐに正気を取り戻した。
「大騒ぎになったが、かえって助かったぞ、ムーラ」
「ほんにようございました。なんといってもミラさまには
 王妃様の後ろ楯がございますし、ひとたび割りない仲になりますれば
 そのままというわけにもまいりませぬ。ナイルの姫君がお輿入れあそばすときに
 すでに側室様がおられたのでは、必ずやお気を悪くなさいましょう」
「そうだな。そのことは父上にもはっきり申しておこう。それにしても
 よくあのように都合良くネズミが現れたものだが、あれは・・・」
「もちろん、わたくしが侍女に命じて放したのですわ。
 ミラさまがいらっしゃってすぐ、このようなときのためにと
 取りに行かせたのです。馬の世話をしております少年が物好きにも
 飼っているものですが、人にもよく慣れているそうですわ」
「・・・そなたにはますます頭が上がらなくなったぞ、ムーラ」
王子とムーラは顔を見合わせて、さも楽しそうに笑ったが
ムーラは最後にひとことつけ加えるのを忘れなかった。
「ご成婚までにはまだまだ幾多の困難を乗り越えなくてはなりませぬ。
 心なされませ、王子」

742 :名無し草:02/05/03 02:19
>お家騒動
どわ〜、いろんな手法があるもんですね。残念なようなほっとしたような(藁

>736
「生への帰還」作家様もそんなとこにお隠れにならず、出て来ておくんなせえ。

743 :名無し草:02/05/03 03:49
>残念なようなほっとしたような (742)
奸計成就せず、だね。実に教訓的だ。

744 :名無し草:02/05/03 13:09
>「お家騒動」作家様
ムーラの最後の言葉が心にしみます(涙
王子、しっかり〜

745 :名無し草:02/05/04 00:46
>763様
「生への帰還4」の続き、お待ちしてます。
はやくキャロルを幸せにしてあげて下さいね。

746 :745:02/05/04 00:51
>745
何かヘンだと思ったら763様じゃなくて736様でした。
失礼致しました。

747 :生への帰還5:02/05/04 23:32

遅くなりました。今更ですが続きです。
》594
娘が意識を取り戻したと知らされたのは協議が終わった後だった。部屋に入ったときヒッタイトの王子は重傷の娘を更に打ち据えようとしていた。
宮殿に閉じ込めても身体を手に入れても決して自分に靡こうとしなかった娘。欺かれたことへの報復は熾烈だった。
彼を苦しめているのは姉と金髪の娘のこと。かけがえ無く愛する存在ではあったが姉の行動とその結果は彼女の責任だ。だが愛しい娘は? 自分をウアジェトの毒から救いながら何の要求もしなかった娘。鉄剣の鍛え方を教唆した娘。その娘を自分はどう扱った?
イズミル王子がひそかにエジプト王宮に連れ戻したとき安堵と嫉妬と自分勝手な怒りをない交ぜにし、他の誰かと思い込んでいるのを承知で抱いた。快楽を受け入れる少女の声と表情に彼は嫉妬と怒りと欲望の赴くままに扱い自分のものにした。
結果娘は自分もあの王子も拒否しているのだ。
あの時自分がすべきだったのは謝罪することだったのか?自分を肯定する女としか接触したことの無かった少年は初めて自省しようとしていた。
王子としばらく言い争った後、この一件を楯にして娘の告白は拉致されていた間の体に跡の残らない拷問によるものかと問い詰め、それ以上の言質を取らせまいとした相手が引き下がった。
医師を呼び、手当ての後側についておく。目覚めたとき謝罪すべく。そしてどんなことがあってもお前が愛しいのだと告げるために。
しかし次に目覚めたとき少女はその心を他の世界に飛ばしてしまっていた。

748 :名無し草:02/05/05 02:49
>747
ああ、重傷のキャロルに、骨つぎ名人のルカちんを
派遣してあげたい・・・

749 :名無し草:02/05/05 04:40
>748
そして鬱の解消用にテティと小動物を。

750 :キャロルママ:02/05/05 16:04
キャロル、無事だったのね、キャロル。
ああでもなんていたいたしいんでしょう。
ママがかわってあげたいわ、ううっ…。
メンフィス様、キャロルをどうか救ってあげて。

751 :キャロル:02/05/06 01:36
心配かけてごめんなさい、ママ。でも今度こそきっとメンフィスも
死ぬ程反省して、優しくしてくれるんじゃないかと思うの。ねっ、作家様。

752 :ロディ:02/05/06 23:17
盗作劇場作家へ警告だっ
ボッ・・・ボクを不幸にしたら許さないYO!!
母さんは誰にも渡すもんか!!


盗作劇場作家様、ロディ坊やの頼みを聞いてやっておくんなまし

753 :ライアン:02/05/06 23:20
盗作劇場作家様
ロディの兄でございます
この度は弟がこの様な・・・・(以下略)

754 :名無し草:02/05/06 23:40
何故、こんなに上がってる?

>>3
でよろしく〜〜。

755 :キャロル:02/05/07 20:53
ママ!!
再婚するですって?!
ゆ・・・許さないわYO!!
ママはパパの事を忘れたの!?
もうパパの事は愛していないのNE!!

756 :ママ:02/05/07 20:55
キャ・・・キャロル・・・
あなたまでそんな事を言うなんて!!
パパの事は忘れたりなんかしないWA!
ママが女性として幸せになるのがそんなにいけない事なの?
あなた達の母親として残りの人生を終えろって言うのっ?!

757 :ロディ:02/05/07 20:56
そ・・・そんな事は言わないけれど
パパが無くなってまだ一年も経ってないじゃないかママ!!

758 :富豪一家のお家騒動-時空地獄-:02/05/07 20:58
一年すら経過していないのか・・・・はぁぁ
キャロルよ、パパの一周忌くらい顔出してやれよ

759 :ママ:02/05/07 22:41
キャロル、もうすぐパパの一周忌だから
アメリカに帰るわよ

760 :キャロル:02/05/07 22:42
ええっ!?
アメリカに帰るのっ!?
いやいや!!
エジプトを離れたくない!!
いやーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

761 :ロディ:02/05/07 22:44
キャロル・・・
パパは祖国で眠っているんだよ
エジプトを離れたくないなんてそんなワガママを・・・
パパの一周忌なんだよ?

762 :ライアン:02/05/07 22:45
そうだよキャロル
それにビザの関係で一度アメリカに戻らなくてはならないんだ。
場合によってはリードコンツェルンも石油ビジネスから撤退するかもしれない

763 :リード家劇場-滞在ビザ問題-:02/05/07 22:47
実際あの人達ってオーナーズビザか何かかね?

764 :名無し草:02/05/07 22:48
どっちにしてもアラブ諸国における米国人は危険にさらされるし
一旦米国へ帰ったほうが・・・・
テロられるよライアン君の会社

765 :名無し草:02/05/07 22:52
我ながらの自作自演に欝・・・

766 :名無し草:02/05/07 23:30
やっぱ一周忌はさ、カプター大神官に執り行ってもらえ!
お布施はキャロルの金髪人房で。
それはそれは立派に取りしきてっくれるだろうよ.

767 :名無し草:02/05/08 00:56
>戯曲作家様
セリフだけでこんなに面白いなんてすごいです。
最初っからずっと反対されっぱなしでママの再婚は難しそうですね。

768 :ばあや:02/05/08 02:54
キャロルお嬢様、お戻りでしたか。ご無事で何よりでございました。
それはもう心配いたしましたよ。やはりリード家劇場にはお嬢様がいてくださらなくては。

769 :リード家おせっかい親戚:02/05/08 16:17
なんだと、本家では未亡人の再婚問題が持ち上がってるのか
娘の行方不明問題などゴタゴタが多すぎる。やはりライアンには本家家長は荷が重いようだ。
ここはひとつ親族会議を開かねば!

770 :ライアン:02/05/08 23:37
母さん、ロディ、そしてキャロル・・・
実は僕も結婚したい女性がいるんだよ
彼女は現在MITの学生で今年卒業予定なんだけど
アラブ諸国への理解もあるし僕の妻として申し分ない人なんだ

771 :ママ:02/05/08 23:38
まぁ!
ライアンおめでとう!!
ママは早くその方にお会いしたいわ

772 :ロディ:02/05/08 23:39
に・・・兄さんまで!!
パパが亡くなってからまだ一年も経ってないのに・・・!

773 :キャロル:02/05/08 23:41
ライアン兄さん!!
兄さんの結婚も、ママの再婚も
いやいやいやぁーーーーーーーーーーー!!!!!

バタン!ダダダダダ・・・(ドアを閉めて出てゆく手文字擬音)

774 :リード家劇場-問題山積み編-:02/05/08 23:42
さぁ〜
どうなるんでしょうねぇ

775 :名無し草:02/05/08 23:48
う・・・ここは難民板だったのだな
キャラ板だと思い込んでしもてた・・・
大変申し訳あります。皆様

776 :名無し草:02/05/09 01:30
>775
はい。小説、お笑い、なりきりなど、なんでもありの難民です。
ロディ坊やはマザコンの上にファザコンのかわいいヤツですね(笑

777 :戯れの・・・:02/05/09 19:42

「姫、疲れてはおらぬか?」
婚儀のための豪華な衣装をつけたキャロルと王子は着替えのために居間に戻ってきていた。婚儀は無事に終了し,夕方からは披露のための宴が開かれる。
「大丈夫よ。」
キャロルは頬を赤らめながら言った。目の前の美しく凛々しい青年が自分の夫なのだ。王子もまたキャロルを愛おしくてたまらないというふうに見つめた。
「王子、姫君。お召し替えのお手伝いを・・」
ムーラがドアの外から声をかけたが王子はそれを断ってさがらせた。
怪訝そうな顔のキャロルに王子は囁きかける。
「そなたが欲しいのだ・・・」
キャロルの言葉は王子の唇に封じられた。王子の舌が中に入ってくるとキャロルは逃れようとしたが、王子の腕はそれを許さない。王子は唇をキャロルの首筋に移動させ、いつの間にか彼女を垂れ幕の後ろの寝台に連れていった。
「いや、だめよ。恥ずかしい・・・。誰かに見られたら・・・それに宴・・・」
「分かっている。だが今はそなたが欲しいのだ。抗うことは許さぬ・・・ぞ」
王子の接吻の魔力にキャロルは絡め取られ、間もなく息が荒くなってきた。
王子は手慣れた仕草でキャロルの衣装を取り去った。

778 :戯れの・・・:02/05/09 19:43

「恥じることはない。私はそなたの夫だ。そなたと同じようにその体を知らねばならぬ。そなたにも私の体を知って欲しい」
王子はキャロルの体を深く折り曲げ、じっくりと観察しながら言った。王子の舌がキャロルを舐めあげた。キャロルは眉をひそめて初めての感覚に耐えている。
キャロルの歓びは王子の舌を悦ばせた。
王子はやがて口を離し、キャロルの白い小さな手を熱く張りつめた自身に導いた。
「怖がらないで・・・これが・・・そなたの中に入る・・・」
キャロルは恐る恐る王子に触れた。王子もまたキャロルを励ますように、キャロルの秘密の場所を愛撫した。

779 :戯れの・・・:02/05/09 19:44

お互いの手が溢れる蜜で濡れそぼち、生々しい甘い匂いが立ちこめた。
いつの間にか王子は指を乙女の狭い場所に潜り込ませている。
「い、痛いっ・・・!」
キャロルの内側をゆっくりと擦りあげる王子。痛みを紛らわせるためにぬるぬるの真珠をきつく弄ってやりながら。
「・・・っ・・・・は・・・うっ・・・!」
キャロルの身体は強ばり、激しく震えた。王子も耐えかねて少女の肌に激情をぶちまけてしまった。
(まいったな・・・)
苦笑する王子。

王子は汗と蜜と王子に濡れたキャロルの身体を拭き清めると、ムーラを呼び着替えを命じた。ムーラはまだ明るい寝所に濃く立ちこめる匂いに素知らぬ風を装いながら、のぼせ上がったキャロルを着替えさせるのだった。

780 :キャロル:02/05/09 23:33
ね、ママ
昨夜はごめんなさい、それで・・・・・あの・・・・
ママが再婚した言って言う男の人って・・・あの・・・一体どういう

781 :ママ:02/05/09 23:34
彼はね、12年前に奥様を亡くされて今は一人身なの。
彼も石油会社を経営しているんだけれど最近経営が上手くいってないみたいなの

782 :ロディ:02/05/09 23:34
母さん!!!
そんなのバレバレじゃん!!!

783 :リード家劇場-中年お嬢様母編-:02/05/09 23:36
ママ目を覚ませ!!

784 :名無し草:02/05/09 23:50
「戯れの・・・」作家様、"垂れ幕の後ろ"話久々に読めてドキドキです!
やっぱり王子っていいわぁ〜。続きを楽しみにしています。

785 :生への帰還6:02/05/10 00:28
>>747遅くてすみません。
痛み止めと安眠のために飲まされた芥子入りの薬湯の効果が切れて少女が目覚めたのは夜明け近くだった。
ずっと付いていた少年はほっとして少し充血した目をほころばせながら
「もう、大丈夫だ・・・。安心して・・・」
と声を掛けようとしたが少女が微笑みをくれたので狂喜し口付けようとしたとした。だが次の瞬間、少女の唇から漏れた言葉で硬直する。
「兄さん、おはよう。学校に行かなくちゃ。急ぎのレポートの資料もらってこなきゃいけないの。」
「キャロル?」
「帰りは迎えをよこさなくていいわ。だってジミーに送ってもらうから。」
「キャロル!?」
様子がおかしい、目の焦点が微妙に合っていない。
「キャロル、私だ!」
「いつまでも子供扱いしないで。私もう16なんだから!」
「キャロル、ここにいるのは私だ。メンフィスだ!誰か、イムホテップと侍医を呼べ!」
イムホテップと侍医が下した診断は少女の心は此処には無いということだった。精神に受けた衝撃が強すぎて心を閉ざしており、元に戻るとは限らない。
これらが王に報告され終わったころヒッタイトの王子が再び病室を訪たが、キャロルの態度に立腹し頬を張った。痛みに目を見張る娘に一方的に宣言する。
「ふざけていないでちゃんと返事をしろ!ヒッタイト首都ハットウシャに私と来るといったであろう。」
「ヒッタイト?ハットウシャ?何千年も前に滅んだ国にどうして行けるの?ハットウシャはもうボアズキョイに焼け焦げた後のある礎石が残っているだけ。効率のよいふいごが完成され鉄の製法が他国でも確立されたとき、異民族の侵入や内部事情でヒッタイトは滅んだ。」
王子は蒼白になった。この娘は並々ならぬ知識の持ち主だというのは連れまわしていたときに会話の端々から実証されている。物事に対する後代の評価もなぜか知っていた。
「答えよ!どうすれば滅びを止められる?」
つかみかかった彼に怯えた彼女は身体を動かそうとして痛みで気を気を失い、彼は衛兵達に室外に連れ出された。これ以後、彼は滅びの予言を背負うものとして国内でも冷視されることとなる。
凶器の中でのキャロルの復讐はイズミルには滅びの予言、メンフィスには姉の喪失、アイシスには王族としての地位と誇り、最愛の弟の喪失として完成された。

786 :名無し草:02/05/10 09:56
>>お家騒動-ヒッタイト編-
もう終わってしまったのでしょうか?
続ききぽんぬ。

787 :名無し草:02/05/10 15:52
新作が2つも!雨の日なのに幸せです。
「戯れの・・・」系の話も「生への帰還」系の話も萌えなので続き楽しみです。
2つの作品で王子の性格設定が反対なのも面白いです。

788 :名無し草:02/05/11 00:07
>「生への帰還」作家様
すごい迫力ですね〜。キャロルの復習の完成度の高さがこわいぐらいです。
さあ、おそるべきキャラ総不幸地獄から脱出できるのは誰だ?乞う続き!

789 :名無し草:02/05/14 20:43
なんだか淋しいなー

790 :花園  1:02/05/15 09:30
ルカは先ごろ主君であるヒッタイトのイズミル王子の妃となったナイルの姫が
宮殿の花園で花を愛で手折る様を近くから見守っていた。
陽射しに見事に輝く黄金の髪と澄んだ空と同じ色の瞳を持つ華奢な姫は
ルカがかつて知っていた少女と同じように口許に笑みを浮かべている。
もうあの少女はこの庭に立つことはないのだ・・・。
ルカの頭の中に過去の時間が思い出されてる。

ルカは自分が初めてイズミル王子に会った時の事を思い出した。
両親と一緒にヒッタイトの山中を越えようと旅していた時、盗賊に襲われ両親も仕えていた者も殺され
まだ幼い妹の手を握り必死に逃げ、行き倒れ寸前になっていたところを
ラバルナ師の下に身を隠していたイズミル王子が王宮への帰路についていた折、
ルカと妹に情けをかけ一緒に連れ帰ってくれたのである。
そしてルカは王子に仕えることとなり、妹は王子の乳母ムーラの指図により
ミタムン王女に仕えるようになっていった。

791 :花園  2:02/05/15 09:52
自分の両親が何をしていたのかははっきりとは覚えてはいない。
ただ旅に出ることも多かったことなどを考えると商業を営んでいたようには思える。
キャラバンを組み大勢の召使と共にあちらこちらと移動していたのではないのか?
人はあまりにも辛いことが起こった時など、記憶をなくすことがあると聞く。
恐ろしい怒号と悲鳴のうちに妹の手を引いて木陰や岩などに震えながら隠れたことからしかの
記憶からルカの思い出は始まっているから。
それからしばらくはハットウシャの王宮に馴染むのに必死だったこと、
賢く何事にも秀でる王子のために自分も努力せざるを得なかったこと、
自分の身内は妹シャリアだけなのだから、自分が守ってやらなければならぬと決意を固めていたこと、
そして自分を救って下さったイズミル王子に報いる為に過ごしてきたのだ。
同じ王宮に仕えていてもシャリアとはなかなか会う事もままならず寂しく想うこともあったが
ミタムン王女に仕える女官達からは重宝されていると聞き安堵したものだった。

792 :花園  3:02/05/15 10:20
「お兄さん!久しぶりね!」
宮殿の庭を通りかかったルカにシャリアが声を掛けてきた。
花を抱いたシャリアは少し前に見た時よりも大人びてルカは驚いた。
「そうだな、このところ王子について査察旅行に行くことが多いからなあ。
 あまりここにはいないんだよ、元気にしてるのか、シャリア」
ルカもシャリアもよく似た容貌で、このところ青年らしくなり女官たちに言い寄られることも増えたルカと
やはりその年頃にふさわしく美しくなったシャリアは、端整な顔立ちをしていた。
「いくつになったんだ?シャリア」
「いやあね、お兄さんたら、さっきから質問ばかりよ」とクスクス笑いながらシャリアが答える。
「もうすぐ16よ、忘れちゃったの?」
「もう結婚の話が出てもおかしくないんだな、好きな男ができたらちゃんと私に紹介するんだぞ
 兄さんがどんな奴か見極めないとな」
「結婚なんてしないわ、私はここでお仕えできるだけで幸せなの。」
ルカは幼かった頃はシャリアがイズミル王子に淡い憧れを抱いているのを知っていた。
そして多分今も変わらずイズミオル王子と同じ王宮に仕えるだけで幸せと感じていることも。
時折イズミル王子とミタムン王女と自分とシャリアで過ごした時間が
今では遥か彼方のほうへ行ってしまったように思えた。
「そうだわ、この王子様のお部屋に飾ってくるわね、お花があると気持ちが和むでしょう?」
「ああ、そうだな、王子もきっとお喜びになろう。」
シャリアの言葉にルカも微笑んでこたえるとシャリアも嬉しそうに笑った。
「私この時間ならここにいるのよ、もしお兄さんに時間があれば来てね、また会いましょう」
楽しそうに宮殿に入っていくシャリアの背中をルカは見送った。

793 :花園  4:02/05/15 10:43
「なんだ、ここにいたのか、ルカ」
宮殿の庭でシャリアと話をしていたルカは不意にイズミル王子の声がしたので
慌ててそちらへ配下の礼を取った。
「お呼びでございましたか、王子」
「いや、そうでは・・・。そなた、シャリアか?久しいな、息災か?」
王子に声を掛けられ頬を紅く染めながらもシャリアも傅く。
「・・ありがとうございます、王子様。」
「ミタムンは気が強いゆえ、そなたも大変だろうが頼むぞ、シャリア」
「そんなことございませんわ、ミタムン様はよくして下さいます!私のほうこそ至らない事ばかりで・・・。」
「最近この時間になるとルカの姿が見えぬゆえ、何事かと思うておったのだ。
 私の部屋に飾ってある花を見ながら物思いに耽っていたりな、原因はそなたであったのか。」
幼い頃からの気を許した付き合いゆえに、王子の言葉にも気取りがなく、表情も柔らかい。
沈着冷静で隙がないように見えるイズミル王子も、幼馴染の二人には気が抜けるのであろう、
一時3人は昔に戻ったようだった。
遠くで王子を呼ぶ声がし、ルカが気付き王子を促す。
「将軍がもどったようだな、協議せねばならん。」と言いながら王子が立ち去ろうとする際
「シャリア、花がいつも部屋に飾ってあるのはいいものだな、また頼むぞ。」と言うと
シャリアははにかみながらも嬉しそうに「はい。」と答えた。
王子のさりげない気遣いにルカも感謝しつつ、シャリアをその場に残し、王子の後についていった。

794 :花園  5:02/05/15 11:14
それからずっとイズミル王子の部屋に花を飾るのはシャリアの役目となった。
ミタムン王女に仕えながら時間を作り、王子の部屋に花を飾るのはシャリアの大きな喜びとなり
どれほど感謝してるかルカにはよくわかっていた。
ヒッタイト王の指図に従いながら、世継ぎの王子としてあちこちの国々に出かけ
盟約を結んだり、戦の指揮をとったりとイズミル王子は忙しい身であり、
また仕えるルカも落ち着く暇などないに等しいが、王宮に戻り、
王子の部屋にひっそりとかざってある花々を見るにつけ、ひと時の安らぎを感じていた。
主君イズミル王子はヒッタイトの誇る賢王子であり、ルカも自分の仕えるただ一人の主君と決めている、
到底シャリアなど及びもつかぬことは明白だ。
だが花を飾るだけのつながりでもどれほどありがたく、またいじらしく王子を慕っている妹に
何もしてやれず、見てるのみの自分。
なんと言っても世継ぎの王子、王妃様から後押しのあるミラ様もいらっしゃる、
また自分の娘を使って取り入ろうとする大臣や貴族や商人等など、シャリアの入る隙などなく、
却って自分はそういった野望を持つ者から王子をお守りせねばならぬ立場である。
何もできずルカは苦い溜め息を幾度となくもらした。

795 :花園  6:02/05/15 16:21
「・・・ねえ、お兄さん・・いえ、なんでもないの・・。」
宮殿の庭でいつものように花を摘もうとしていたシャリアは急に口篭もった。
それまで生返事を返していたルカはその様子に気付き、口調を変えた。
「何か心配事でもあるのか?」
「そんなことないわ、ただ、ね、ジダンタシュ様ってどなたのことかしら?」
ルカはその名を聞き心臓を掴まれたような衝撃を感じ、表情を強張らせた。
その昔イズミル王子を失脚させようとしたヒッタイト王の姉ウリアとその息子は
幼いながらも怜悧なイズミル王子によってその陰謀を暴かれ処分された。
そしてその名は人々の記憶から封印されてきたのである。
ましてや今ではウリアとジダンタシュの名はこの王宮では禁句のようになっているのである。
「何故その名を知っているのだ、シャリア」
ルカは王子について様々なことを学び、王宮での事柄から星を読むことまで精通しているが
シャリアはまだ幼く、ミタムン王女の遊び相手くらいにしかならなかったはずで知っているわけもない。
「北の宮殿の裏庭にいたら、結構年をとった女官二人が小さな声で話していたのよ。
 ジダンタシュ様が生きておられたらって。」
話しつづけるシャリアの表情が次第に曇っていくのをルカは見逃さなかった。
「・・・川に突き落としてやったのだから当然死ぬだろうと思っていたのに、悪運の強い奴だと・・。
 イズミル王子があの時死んでさえいればって、ジダンタシュ様がヒッタイトの世継ぎだったのにって。
 お兄さん、王子様は・・・。」
あの時処分されたはずのウリア一派の生き残りがまた王子を狙っているということか、とルカは察した。
「シャリア、見慣れぬ女官などはいなかったか?そなたのほうがこういったことは詳しいはずだ」
「ミタムン様付きの女官なら顔は知っていても、この広い宮殿の女官なんて人数が多すぎてわからないわ。
 ただ、お花をいけようと王子様のお部屋へ伺った時に・・・。」
「わかるのか?」
「ううん、そうじゃないけど、ほら、王子様の口にされるものはほとんどムーラ様がお持ちになるのに
 ムーラ様くらいのお年の女官が女官が水差しを持って王子の部屋から出て行くのをさっき見たわ。」
「そなたも私と共に来い!」
シャリアの手を掴むとルカは王子の部屋へと駆け出した。

796 :花園  7:02/05/15 16:51
医術にも薬草や毒にも詳しいイズミル王子は水を飲もうとした時
かすかに異臭がしたのあって、口にすることなどせず、騒ぎにならぬよう取り調べようとする矢先だった。
「ご無事で何よりでございます、王子」と安堵しつつルカも警戒を怠るわけにはいかない。
息を切らして走ってきたシャリアは不振に周りを覗う女官に気付きルカを呼び
逃げようとする女官を捕まえようともみ合いになったところを取り押さえられた。
調べに対しその女官は自分ではないと言い張り、あろうことかシャリアこそがあやしいと言い出し
周りは騒然となった。
イズミル王子の部屋まわりではシャリアは確かに見慣れぬ者でもあったし、またルカの妹であるなどとも誰も知らなかったのだ。
「違います!私は王子様にそのようなことなどいたしません!」
シャリアが当然否定するのだが、のらりくらりと言い交し、巧みにシャリアを追い詰めていく女官に騒ぎは一向におさまる気配もない。
「では何故その水があやしいと思うのだ?飲んで証明して見せるがよいわ。」
女官の言葉に回りのものも黙ってしまうしかない。
飲んでみてただの水ならば冤罪をかけたこととなり、もしや毒が入っているならば死ぬしかないのだ。
「戯けた事を申すでない!」とイズミル王子が一喝したその時、シャリアはその水を一息に飲み干したのである。

797 :名無し草:02/05/15 17:15
ああっ、久しぶりの新作!
読み応えアリの佳品ですねー。
続きが楽しみです。

798 :ママ:02/05/15 22:44
みんな私の再婚に反対なのね。
もういいわ、みんなに祝福してもらおうとは思わない
ママは勝手に彼と結婚するわ。
だってママのお腹には彼の子が・・・

799 :キャロル:02/05/15 22:45
ええっ??!(手文字)
ママ!!赤ちゃんがいるの?

800 :ロディ:02/05/15 22:46
母さん・・・・!!
なんて早まった事を!!
キャロルといい母さんといい・・・妊娠なんてっ!!

801 :ライアン:02/05/15 22:50
バシーーーン★!!(手文字、フォントはかなり数値が高い)

黙れ!ロディ!!
こうなったら子供を産むか産まないかは母さん次第です。
前にも言った通り再婚するのは母さんの自由です。
しかし、お腹の子の父親に仕事の事では口出しは絶対に!いいですか
絶対にですよ!!口出しはさせません!!!!

802 :リード家劇場-母娘そろって・・・-:02/05/15 22:52
ママ、デキ婚か?

803 :ヒッタイト王妃:02/05/15 23:17
イズミル・・・父上が寵姫に子を産ませるという話が私の耳に入って参りました
期限は2年と申しておりましたが王は約束を反故にするおつもりじゃ・・・・

804 :ルカ:02/05/15 23:18
王子、その件は私が調査済みでございます。
王妃様のおっしゃる通り、王は寵姫に子を産めと、その子に全てを継がせると
おっしゃったそうです。

805 :イズミル:02/05/15 23:20
な・・・なんと!!
父上は息子の私との約束を反故にするのか!!
何処まで母上を悲しませれば気が済むのだっ!!
かくなる上は・・・・・・

806 :お家騒動-ヒッタイト編謀反-:02/05/15 23:21
とうとうあのオヤジに半旗を翻すのですね王子様!

807 :名無し草:02/05/15 23:25
世代交代祭りだワッショイ!
謀反だワッショイ!
歴史にはありがちな話だワッショイ!
ワッショイワッショイワッショイワッショイ♪
そ〜れそれそれ血祭りだぁ♪

808 :名無し草:02/05/16 00:32
「花園」作家様、ご来臨ありがとうございます。
はやくも陰謀のにおいのたちこめるスケールの大きいお話ですね。
シャリアは助かるのでしょうか!?

809 :名無し草:02/05/16 01:00
>808
え〜っ、そんな簡単に死なないでシャリア〜!
でもルカちんにはなぜか悲しい過去が似合うだけに心配です〜。

810 :名無し草:02/05/16 07:30
>「花園」作家様
素敵なお話ありがとうございます!ルカ萌え〜〜っ!
ヒッタイトは人材難がうわさされてるけど王子とルカが
万能すぎるからかもしれませんね。

811 :花園  8:02/05/16 15:19
水を飲み干したシャリアはその後苦しむ様子を見せ始め、床に倒れこんでしまった。
「シャリア!シャリア!」と必死に呼びかけるルカ。
「ムーラ!早く医師を!」
「誰か!早く薬水を!」
ムーラやルカがシャリアを介抱しようとしたその時、女官は隠し持っていた短剣をイズミル王子に振りかざした。
「我等が恨み、思い知るがいい!」
しかしルカが王子の前に立ちふさがり短剣を振り払い、剣で女官を斬りつけ、女官は夥しい血を流しながら倒れた。
「王子!大事ありませぬか?」とのルカの問いに王子は「ああ」と平然と答えた。
「・・・これで終わりと思うな・・今ごろは手引きしたキズワトナの手の者が・・王を・・。
 私の・・勇敢なジダンタシュ様の仇を・・・私の・・・ジダンタ・・・。」
断末魔の最後の言葉にイズミル王子も顔色を変えた。
切り立った崖の上にある王宮は、橋を境にして侵入者を拒む造りとなっている。
外敵の攻撃から避けやすいが、その分中に入られると脆いのである。
「父上が危ない!行くぞ!」
イズミル王子はそう叫ぶとヒッタイト王のいる表の宮殿へと向かった。
倒れこんだまま苦しげなシャリアを横目でちらとルカが見ると、シャリアは苦しみながらも頷いたので、ルカも王子の後を追った。
その昔ヒッタイト王に征服された恨みを持ったキズワトナの者は数名で襲い掛かっていた。
しかし勇猛で戦上手の名を持つヒッタイト王や兵達には敵わず皆殺しとなっていた。
ヒッタイト王やイズミル王子に恨みを持つキズワトナの者とウリア一派の生き残りが
敵わぬまでも恨みを晴らすために手を組んでいたのだった。

812 :花園  9:02/05/16 15:41
シャリアは死の床にあった。
ヒッタイトでの毒消しの薬水を飲ませてみるのに一向に効かず
ルカは戦場で死んでいった者達と同じように死の影が刻一刻とシャリアに忍び寄ってくるのを
シャリアの手を握ったまま見てるしかなかった。
医師は自分が役に立たぬことを悟り、女官達と共に姿を消した。
「シャリア、シャリア、しっかりしてくれ!お願いだ!兄さんの声が聞こえるか?シャリア!」
イズミル王子もシャリアの傍を離れない。
「・・王子様・・・シャリアは・・潔白で・・ございます・・・。」
苦しそうな息をしながら弱弱しい声であっても、それだけは言わなければならぬと決めたように
シャリアは王子に言った。
「勿論だとも!私がそなたを疑うはずがなかろう?シャリア。そなたが身を挺して私を守ったのだからな。
 礼を言うぞ。だから、しっかりいたせ!」
王子も必死に死に行くシャリアを引きとめようと声をかけ、細くすんなりしたシャリアの手を握る。
「・・・なんて勿体無いお言葉・・・。お兄さん・・シャリアの分も・どうか・・王子様に・・・お仕え・・し・・。」
かすかに微笑んだかのように見えたシャリアは最後まで言う事は叶わなかった。
血の気も失せ、眠っているかの如くに横たわっている体から、王子とルカが握っている手から力が抜けていった。
「シャリア?・・シャリア!目を開けてくれ!頼む!シャリア!」
ルカのシャリアを呼ぶ声を部屋の外で待機しているムーラや女官達は涙に暮れながら聞いた。

813 :花園  10:02/05/16 16:15
シャリアが死んだ後も、ルカは普段と変わらないようにイズミル王子に仕えているかのように見えた。
王子の身の回りの事から細かなことまで気のつくルカ。
いや、以前よりももっと王子の為に用をこなしていった。
イズミル王子が一日の政務などを片付け、寝仕度するのをルカは手伝い、下がろうとすると王子は引きとめた。
「私の前だ、許す。泣いてもよい、このままではそなたもシャリアの元へ逝ってしまう。
 私ならシャリアのこともそなたと話せよう、許す」
「王子・・何か不手際でもございましたでしょうか?」
「いや、不手際などない、だからこそだ。」
イズミル王子が寝台の上に半身を起しながら、茶色の瞳で真直ぐにルカを見た。
「私ならばご心配に及びませぬ。」
王子の視線をルカは避けるように見慣れた王子の部屋を見渡した。
世継ぎの王子ならばもっと豪華な部屋に設えてもよいのに、王子は実に簡素に整えるように申し付けていた。
勉学のための山ほどの書物、粘土板などが整理され積み重ねられ、使い込んだ武具なども並べられている。
その一角にいつもシャリアが花器を置き、花を生けていた空間がいつになくぽっかりと口を開けているように感じた。
王子はシャリア以外の者がそこに花を飾るのを許さないよう、ムーラに言いつけていたのである。
その一角を見た時、唐突にルカの目から涙が零れ落ちた。
シャリアが死んだ後、ルカは泣くこともなく平常と変わらないよう過ごしていた。
そして今まで流すことのなかった分、一挙にシャリアをなくした哀しみが押し寄せ、息をするのも苦しいくらいとなり、
立っていた膝からも力が抜け、床にへたり込んだ。
「そなたはシャリアの分も私に仕えるのであろう?そうだな?
 私にとってもシャリアをなくしたことは辛いことなのだ。そなたしかシャリアのことが話せぬと言うのに、私に我慢しろというのか?」
王子の言葉に涙も止まらぬルカが肩を震わせて頷く。
その夜から王子とルカの信頼はよりいっそう深くなったのである。

814 :名無し草:02/05/16 16:57
ああ、ルカちんにこんな哀しい思い出があったなんて・・・
いつまでもライアン兄さんを恋しがるキャロルがルカを頼りに
しているのは、ルカが妹思いのお兄さんだったからなんだね。

815 :名無し草:02/05/16 17:02
ううっ、ヒッタイトの主従には悲劇が似合う。
美しい物語をありがとうございました!

816 :花園  11:02/05/16 17:16
「ねえ、ルカ!こっちへ来て!お花を摘みすぎちゃったの、手伝って!」
物思いに耽っていたルカをナイルの姫の声が現実に引き戻した。
華奢な両腕一杯に花を抱いたナイルの姫は優しげな姿をしている。
「はい、姫君、私めがお持ちいたしましょう」とルカは花を受け取った。
「綺麗だわ、そうだわ、王子の部屋に飾るわね、お花があると気持ちが和むでしょう?」
どこかで聞いたような言葉をナイルの姫は楽しげに言った。
「もうそろそろお戻り下さいませ、姫君、王子も戻られましょう」
「そうね、戻りましょう」
ナイルの姫の後を花を抱きながらルカは歩いていく。
花盛りの花園は美しく、見る者の感嘆を誘う。
かつてそこで花を摘んでいた少女の面影を胸に抱きながら、ルカは花園を一瞥した。
「お兄さん」と自分を呼んだ儚く死んでいった愛しい少女の幻を見たような気がした。

817 :名無し草:02/05/16 17:33
「花園」作家です。
稚拙な文章でお目汚しいたしましたこと、お詫びいたします。
主役はやはりイズミル王子のお話が多いので、趣向を変えて書いてみました。
書かせていただきましたこと、感謝いたします。

818 :名無し草:02/05/16 21:16
うぅ・・・切ない。
でもこんな影のあるルカが私は好きさ。
花園作家さま、ありがとうございました。

819 :名無し草:02/05/16 23:42
>817
すばらしい作品に感動、さらに作家様の謙虚さにさらに感動です。
現実の生活においてはもちろんですが、ネット上でも、本当に
有能な方々は謙虚でいらっしゃるなあとあらためて実感しています。
(ちょっとおこがましい言い方ですね、すみません。)

820 :名無し草:02/05/17 00:07
>「花園」作家様
哀しいけれど、とても美しいです…。
今はキャロルがいて、王子もルカも幸せなのが救いです。
ああ、でも哀しいです。ああ、でも美しい…(エンドレス

821 :名無し草:02/05/17 02:46
これからはキャロルが王子の部屋に花を飾ってくれるのかな。
それにしても王子×ルカの絆はうつくしい。
似たような主従関係でもメンフィス×ウナスとは全く趣が異なるね。

822 :名無し草:02/05/17 06:36
>821
「キャロルが王子の部屋に花を・・・」はもしかして催促でわっ?
王子×キャロルの近況も知りたいよね!

823 :知恵なし名無し:02/05/17 18:46
>821
無実の罪から2回も救れてるんだから関係も違ってくるでしょう。
誰か王様*c嬢やってください。

824 :名無し草:02/05/17 23:58
>821
主従といへば、ラガシュ×オムリにはどんな過去があるのでせうね?
(あら、お邪魔でしたかしら。失礼します〜)

825 :名無し草:02/05/18 02:02
>824
団結力の強さなら「アイシス×アリ」にかなう主従はいないのでは。

826 :生への帰還7:02/05/19 01:56
>>785
すいません暗くて長い話になりそうです。PCは修理に出さなきゃいけないみたいだし。
アイシスの処分から8ヵ月後再び大河の氾濫の時が巡ってきた。だが民衆の間には不安が広がりつつあった。
増水が例年より随分少ないのだ。今年の作物はどうなるのか?ヒッタイトへの賠償は国庫にかなりの負担を強いており、この事態を招いた王への不満が交わされる。
どんなに口止めをしていても秘密は漏れる、ヒッタイトの王子とエジプト王に娘を傷付けられた事への河神の怒りを囁くものもいる。だが、遅れてではあるが増水が始まると民衆は安定していった。
だが、王宮ではメンフィスが懊悩を深くしていた。
心身ともに傷ついたキャロルをかしましい官僚達から遠ざけるため、またアイシスのことで恨みを持つ下エジプト勢力から暗殺されかけたこともあり、療養場所に移した。
王宮から徒歩でも30分ほどの館に少数の護衛と奴隷身分から解放したセチとか言う男とその母を付け時々ナフテラに様子を見に行かせていたのだが、この世界のことは拒否し続けたままの状態であり、4ヵ月後に身篭っていると告げられた。
ただ1度のこととはいえ、キャロルが少女のままでいた以上自分の子なのは確実だ。だが周囲は納得するだろうか?生まれてきた子は王に生き写しで左目だけが青かった。
ミヌーエ以下ごく少数の者達の前で抱き上げ、認知を示す。
出産のショックで或いは正気を取り戻すかもと思われたキャロルだが骨折が完治するまでの間ほとんど動けず、体力が落ちてしまっていたので生死をさまよい、外界からの刺激に何の反応も無い死んでいないだけの本当の人形と成り果てた。

827 :メンフィスファン:02/05/21 19:39
1
「ふうっ、この時を待ちかねたぞ」
メンフィスは腕の中に抱きすくめたキャロルの顔を見おろしながら微笑した。
新婚二日目の夜。祝賀行事に、政務に、そしてアイシス女王とラガシュ王の婚約にと沸き立った日もようやく終わった。
太股に押しつけられるメンフィスの熱感におののいて震えるキャロルにメンフィスは接吻した。
「ふふ、恥ずかしいのか?何と初々しい有様よ・・・。もはや私の妻であるのに」
メンフィスは抱き上げたキャロルをそっと寝台に降ろし、引き剥くように薄衣を取り去った。昨夜激しく愛した跡も生々しい白い身体。たまらずメンフィスが覆い被されば、恐ろしそうに肌を粟立たせて身を固くするキャロル。
「そのように恐ろしがってくれるな・・・」
メンフィスは労るように白い肌に口づけながら囁いた。
「大丈夫・・・。今宵はもう昨日のようなことはない。そなたが痛みなど感じぬように私が愛してやろう」
メンフィスの熱い口に乳房の先端を含まれたキャロルは仰け反って快楽に抗う。
「いや・・・恥ずかしいの。怖いの。お願い、どうして抱き合って静かに眠るだけではいけない・・・の・・・あっ・・・!」
「私はそなたの夫ぞ。妻を求めて何が悪い・・・妻の身体を改めて何が悪い?
・・・動くでない。昨夜の場所を・・・診てやろうほどに。傷がついていては一大事・・・」

828 :メンフィスファン:02/05/21 19:39
2
メンフィスの指が脚を拡げ、複雑な襞を解いて亀裂の中を調べた。薔薇色のそこ。恐ろしがって痙攣するように震える珊瑚色の宝珠。
「可哀想に・・・そんなに怖がってくれるな。身体を楽にいたせ。ほら・・・」
(メンフィスが私の中を・・・見てる・・・!メンフィスの指が中・・・に!ああ・・・っ!いや、そんな場所に口をつけては・・・!メンフィス、メンフィス・・・っ!)
メンフィスの舌が薔薇を舐めあげ綻ばせ、胎内に入り込んだ。長い指が蜜に濡れる秘孔の壁を自在に探り、押し広げた。
昨夜の詫びとも、嗜虐的な調査ともつかない長い長い愛撫の末、ちゅっと音をたててメンフィスが宝珠を吸い上げるとキャロルは意識を手放し、白い光に呑み込まれた。
「キャロル・・・」
荒い息を吐き、胎内の痙攣に耐えかねるように身を固くする新妻をメンフィスは愛おしげに見つめた。
「一つずつでよい、覚えよ。これが・・・快楽ぞ」
メンフィスはすっかり脱力したキャロルの身体を難なく押し開くと、痛いほどに怒張した自身をねじ入れた。
それは半ば意識を失ったキャロルが思わず起き上がり逃れようとしたほど荒々しく熱かった。メンフィスはキャロルの片脚を肩に担ぎ上げると、無遠慮に狭い場所を穿った。

829 :メンフィスファン:02/05/21 19:40
3
「あ・・・う・・・ん。あ・・・っ・・・ひぃっ・・・ああっ・・・!」
意味のない言葉が甘い苦悶の吐息と共にあふれ出る。
メンフィスは激しく痙攣し締め上げる狭いそこに耐え、なおも激しくキャロルを押し開き、やがて果てた。
メンフィスは今宵もうっすらと血を流す薔薇を心ゆくまで愛で、先ほどとはうって代わった優しさでキャロルを包むように抱いた。
「愛している。愛している。私だけがそなたを愛し、男女のことを教えてやる。そなたは全てを私に任せて花開いていけばいい・・・」
「・・・でも恥ずかしいのは・・・いや・・・」
メンフィスは柔らかく微笑するとキャロルの耳朶に囁いた。
「そなたが私を求めるようにするぞ。羞じらいも何も忘れてただ私だけを求めるように」
メンフィスはそう言って再度、キャロルに覆い被さった。夜明けはまだ遠い。

830 :メンフィスファン:02/05/21 19:42
今までの作家さまの作品を参考に。
メンフィスさまに幸せになっていただきました。
お嫌いな方はごめんなさい。

831 :名無し草:02/05/21 22:26
>827-830様
メンフィス様のお話ですね!!
王子とのお話が多かったのでメンフィスとのお話が
とても嬉しいです〜?
どうか、もっとお書きくださいませ。お願いしますわ。

832 :名無し草:02/05/22 05:56
>826
「生への帰還」作家様、PCの具合はいかがでしょうか。(読者にとっても困った事態です!)
キャロルますますかわいそうで目が離せません。赤ちゃんも慰めにはならないのでしょうか。

833 :名無し草:02/05/22 23:47
3巻あたりでミラがキャロルに牢の鍵を渡してウナスと供に逃がすシーンがございましたが
どうやってキャロルが抜け出せたのか王子は気付いてらっしゃらないのか?
ミラがやったとばれてたらミラはどういう処罰を受けたのだろう?
王子様じきじき鞭打ちの刑に処せられたのか?
皆さんの妄想は如何でしょうか?
幼い頃から気になって気になって・・・

834 :お約束なんですか?:02/05/22 23:57
801板で見たんだけど

150 :風と木の名無しさん :02/05/21 23:46 ID:QEZLAkXc
『王家の紋章』で801なんてどうよ?


151 :風と木の名無しさん :02/05/22 01:27 ID:1EPQOfNN
>150
有るゴン×イズ見る。お約束すぎか。
ていうかコレ少女まんがスレ逝きのネタじゃない?
食いついといていうのもアレだが。

835 :名無し草:02/05/24 01:17
在るとしたら・・・・・
やっぱルカと王子だね。


生への帰還作家様カモンデス。
いいぞ、もっとリアルな話が読みたいぞ。
出来れば萌えとは真反対な、萎え系が良いかな。
キャロルがメンフィス達と変らない良いガタイであるとか。
こう、なんですかね、『まことに得がたき存在』とか言われるより、
むしろ『女のくせに生意気な』とか言われてる話。
誰か書いてみません?(居ないと思うけど。)

836 :名無し草:02/05/25 00:20
>835
お約束でなくて正直嬉しい

ここではミラの性格がやや悪目に書かれてるけど
ミラも身の程をわきまえて、それこそ明石の御方のように
なっても読み応えあるかも。
誰か書いてみません?(居ないと思うけど。)

837 :名無し草:02/05/25 01:43
王子に幸せになって欲しいためにキャロルをすっきり忘れて
適当な女性と幸せになる話。
高嶺の花を追い求めても、結局最後は見慣れた幼馴染と一緒になる。
そういうパターンってドラマや実生活でもありますよね。
キャロルを忘れる事が王子様の幸せに思えてならない今日この頃・・・
誰か書いてみません?(居ないと思うけど。)

838 :名無し草:02/05/25 08:40
キャロル=カイヤ川崎のイメージで。
これならアイシスであろうが、カーフラ、メクメクなんて蹴散らすだろうな。

浮気されてナイル川に身を沈めるのではなく、
エジプトの政権を掌握するぐらいの強い女に。

↑原作どうりのキャロルだと、それはそれで萌えパターン。
 其処を敢えて、カイヤ川崎イメージにすると、萎え系だな。

839 :名無し草:02/05/25 11:58
元々キャロルって気の強い性格だったはず。
呂太皇のようなキャロルにも萌え〜
ってそれはアイシス様のはまり役か
スマソ

840 :名無し草:02/05/25 17:20
↓ミラちゃん×ヒッタイト王です。
 嘔吐にそなえてビニール袋を用意してね。
 ではレッツゴー!

841 :名無し草:02/05/25 17:23
ミラちゃんまんせー(1)

「まだイズミルを陥落させることはできぬのか」
ヒッタイト王はそう言い放つと、ひざまづきうなだれたミラに近づいて
立ち上がらせ、いきなり背後からミラの体を抱きすくめた。
「なっ何をなさいます、陛下!」
ミラは驚いて王の手をふりほどこうとしたが、かえって
強い力によって身動きできなくされてしまった。
王はミラの耳もとに息をふきかけささやいた。
「おとなしくわしの言うことをきけ、ミラ。さすればそなたが
 イズミルの側室になれるよう、大臣たちにも進言してやろう」
王は慣れた手つきでミラの胸元の飾りひもをとき、あらわになった胸を
ゆっくりと揉みしだいた。
「ああっ・・・お・・・お戯れはおやめ下さい」
言葉では拒否しながらもミラは王の手管から逃れられなくなりそうな予感がした。
うす紅色の二つの突起をそっとつまんでやるとミラは思わず可愛らしい吐息をもらした。
「あ・・・ん・・・」
そのまま一方の手で胸をもてあそんでやりながら、もう一方の手で
腰の線をゆっくりとなぞっていく。ミラはぞくりとした快感におそわれた。

842 :名無し草:02/05/25 17:23
ミラちゃんまんせー(2)

王は衣のすそから手を差し入れ、ミラの最も敏感な箇所にあてがった。
「あ・・・いや・・・やめて・・・」
ミラは思わず身をよじったが、王はかまわずぐっと指を差し入れた。
「ふふ・・・まるで生娘とは思えぬ濡れ方ぞ。
 わしにはそなたの本性はわかっておる。おとなしそうな顔をしていても・・・」
「いや・・・やめて・・・お願い・・・」
怖れと罪悪感で胸がはりさけそうになりながら、ミラの体は無意識に
王の愛撫を求め、王の手に自分から腰を押しつけてしまうのだった。
「イズミルは何もわかってはおらぬのだ。そなたのように
 そそる腰つきをした女子はめったにおらぬというにな」
王の指は繊細に大胆にミラの中で動き続け、ミラはその動きに
あわせるかのようにときおりビクリを体を震わせた。
「あ・・・あん・・・ああん・・・」
王の愛撫はしだいに激しさを増し、やがてミラは背後から抱きすくめられたまま
長い吐息とともにがくりをひざを折った。

843 :名無し草:02/05/25 21:28
ミラこそが男の心をとろかす卑しい遊び女だったのですね
ま、ミラちゃんが王の息子を産みまいらせば王子&王妃と戦って
わが息子を王位につけようと尽力し、人生を捧げるのでは
いいねいいね

844 :名無し草:02/05/25 23:48
「ミラちゃんまんせー」作家様ようこそ!
最近ではもう官能小説解禁なのでしょうか?
『魚の目』作家様、他の皆様、ご来臨お待ち致しております。

845 :名無し草:02/05/26 00:49
>844
同士よ!!
解禁もなにもここにはもともと規制はないと思ってるよー。
なのについこの間まで読めなくて寂しかったぁ。
「魚の目」作家様〜私もお待ちしております。

846 :名無し草:02/05/26 01:34
>845
作家様達も勝手に自主規制されていたと思われ

847 :名無し草:02/05/26 01:56
>846
すばやいなあ。本当にいつもヲチしてるの?(笑)
ついでに何かおひとつ書いてって下さいね。

848 :名無し草:02/05/26 03:28
晒し

849 :名無し草:02/05/26 12:44
規制なんて誰もしてなかったけどここのムードで作者の方々が自主規制なさったんでしょう

850 :名無し草:02/05/27 20:50
ヒマだったから前スレを読み返してみたよ。
名作ぞろいだね・・・作家様の光臨渇望。

851 :名無し草:02/05/28 14:38
私も作家様に来て欲しい・・・。
ジャンルは問いません、娯楽名作に飢えています〜(涙)

852 :名無し草:02/05/28 17:09
ミラちゃん×キャロルです。
皆様のお怒りがこわいです。
キャロルファンの方は絶対に読まないで下さいね。
↓ではレッツゴー!

853 :名無し草:02/05/28 17:10
もてもてミラちゃん(1)

「うれしいわ、ミラ様。本当に来て下さるなんて」
王子が視察のため留守をする間、キャロルの話し相手として
招かれたミラを、キャロルは上機嫌で出迎えた。
「王子はね、いいこにして待っていたらおみやげを
たくさん持って帰ってくださるっておっしゃったの。
だからわたくしミラさまとおそろいの衣装を作らせるための
反物をお願いしましたのよ。ねえ、ミラさま、
わたくしたち、いいおともだちになりましょうね」
キャロルのたっての願いということで、王子に説得された
とはいえ、王子に愛され幸せの絶頂にあるキャロルの相手を
しなくてはならないのはミラにはつらいことだった。
(姫君はわたしが王子への報われぬ恋に苦しんでいる
ことをご存じないのだわ。それともそれをご承知だからこそ
こんな意地悪をなさるのかしら・・・)
キャロルはいかにも楽しげにたわいのない話を続けていたが
ミラは表面上だけ調子を合わせつつ、侍女たちが次々に
運んでくる菓子や果実酒に手を伸ばし気をまぎらわせた。

854 :名無し草:02/05/28 17:10
もてもてミラちゃん(2)

ひとしきり話終えて満足したのかキャロルは侍女たちに
声をかけた。
「ありがとう。あなたたち、今日はもうお下がりなさい。
ミラさまは今日はこちらでお休みになるけれど、お世話は
わたくしとムーラとでしますからね」
(えっ?)
とんでもない、と思ったが遅かった。
「女同士、つもる話もありますし。ね、よろしいでしょう、ミラ様」
「は・・・あの・・・」
キャロルの言葉にはどこか逆らえない迫力があった。
先程までとはうってかわった、自分を真剣に見つめるキャロルの
眼差しに耐え切れなくなり、ミラは口を開いた。
「あの、わたくしにお話って・・・」
「そんなのは口実ですわ。わたくしただミラ様にお会いしたかったの」
「・・・こ、光栄でございます。でもなぜわたくしなどに?」
「それはね・・・」
いつのまにかキャロルの顔がすぐ目の前に迫っている。驚く間もなく、
両頬を手ではさむようにして唇を重ねられてしまった。

855 :名無し草:02/05/28 17:11
もてもてミラちゃん(3)

「いやっ!何をするの」
気がつくとミラはキャロルを突き飛ばしてしまっていた。
次の瞬間、大変なことをしてしまったことに気づき
床に倒れ込んだキャロルを助けおこしにかかる。
「お、お許し下さい、姫君。わたくし・・・」
「ミラ様、わたくしがお嫌いなのですか」
キャロルはじわりと目に涙を浮かべている。
ミラはますますわけがわからなくなる。
(この方はきっとどこかおかしいのだわ。
と、とにかくこの場から離れなくては・・・)
「わっわたくし、もうおいとまさせていただきます」
そういって部屋を出ていこうとしたとたん
隣室にいたらしいルカに押しとどめられた。
「ミラ様、おとどまりください。王子のご命令です」
「わたくしはただ姫君のお話相手として参っただけです。
それ以上の義務はありません。そこをどきなさい、ルカ。」
キャロルがルカに目配せするとルカはミラをひょいと抱き上げ
もう一度椅子にすわらせ、逃れようと暴れる体を押さえつけて
用意していた縄で後ろ手にして椅子にくくりつけてしまった。

856 ::02/05/28 19:25

夢うつつでまどろんでいる金髪の少女を王子は黙って見おろした。
「妖かしの婚儀」
母王妃の言葉が脳裏から去らない。そう、道ならぬ恋に狂った自分は今、長年の想いを成就する。眠りの中に正気を失った娘を抱き、我がものとするのだ。
(私は姫の心が欲しいのに・・・。心得られぬまま今、白い身体を得ようとしている。厭わしい欲望、汚らわしき業。愛しい姫・・・を欺いて・・・)
王子はぞくりとした寒気に襲われた。こんなことをしてはいけない!と王子の心が叫んだ。姫のためにも、自分のためにも決してしてはならないことだ、と。
(だがそれでも・・・。姫が眠りの中にあるならそれで良い。生涯、夢の中に置いてやろう。我が腕の中で覚めぬ夢に生きるがよい。そなたを不幸にするためにそなたを娶るのではない。そなたを愛し、幸せにするために娶るのだ・・・!)

「姫・・・」
王子はゆっくりとキャロルに覆い被さった。答えぬ薔薇の唇を貪り、耳朶を甘く噛みながら愛を囁く。
「愛している・・・愛している・・・愛しているのだ・・・」
美しい新床の花嫁衣装は剥ぎ取られ、白い身体がすっかり露わになった。王子は唾を呑み込むと神聖な身体をそっと愛していった。
意識はないながら触れられれば分かるのか、キャロルは時折、悩ましげな吐息を漏らした。胸元を飾る薄紅の宝珠を口に含まれた時。敏感な肌のそこここに口づけられた時。淡い茂みの奥の珊瑚珠を無遠慮に舐めあげられた時。
それでも眠りの中にある身体は王子が望むほどには濡れない。
意識がないのに自分を拒絶しているようにも思われて、王子は性急にキャロルに押し入った。

857 ::02/05/28 19:26

「うっ・・・・!ひ・・・ぃ・・・ああ・・・!」
眠っていたはずのキャロルは一瞬目を見開き、自分を穿つ王子の顔を見た。
現実の強烈な拒絶、絶望と哀しみと狂気じみた拒絶が・・・宿る青い瞳。瞳はすぐに閉じられた・・・。
王子は闇雲に腰を動かした。王子を咎めるように、拒否するように、そこはきつく狭く、でもその窮屈さがかえって王子の中の獣を悦ばせた。
やがて激しい痙攣と共に王子はキャロルの中で果てた。

薄明かりの中、王子は黙ってキャロルを見おろしていた。行為の後はひたすら重苦しく、期待していた喜びも満足感もなかった。
(じき・・・夜が明ける・・・。目覚めれば・・・姫は・・・どうするであろう。先ほど、あのような瞳で私を見た姫は・・・)
王子は沈黙と絶望の中で夜明けを待っている。自分の罪が断罪されるその時を。



858 :名無し草:02/05/28 22:11
新作が2つも!今日は何ていい日なんだ…
えっ?!「罪」作家様、終わりなんておっしゃらずにぜひぜひ続きををを!

「もてもてミラちゃん」作家様、今までにないキャロルに驚きました。
でもミラがこの後どうなるのか気になるゥ。

859 :名無し草:02/05/29 03:32
「ミラちゃん」作家様、「罪」作家様、ご来臨ありがとうございます。
「罪」作家様、「終」の文字が涙にかすみます。妖かし婚その後、もっと読みたいです。

860 :名無し草:02/05/29 03:37
「生への帰還」作家様、キャロルちゃんの近況お知らせ下さい。

861 :名無し草:02/05/29 17:15
ああ、キャロルがますます変な人に・・・。
ファンの方はご注意下さい。
↓ではレッツゴー!

862 :名無し草:02/05/29 17:15
「罪」作家様、王子には悲劇が似合いますがせめて番外スレでだけでも幸せにしてあげてください〜(滝涙)

863 :名無し草:02/05/29 17:16
もてもてミラちゃん(4)

「どういうつもりです、ルカ!この縄を解きなさい」
「ミラ様、どうかご無礼お許しください」
ひたすら気が動転しているミラに、ルカは
事務的な言葉をかけただけで下がっていった。
「何も心配なさることはありませんわ、ミラ様。
ご用がすんだらすぐに解いて差し上げますから」
キャロルはにっこりと微笑みながら懐から小刀を取り出すと
ミラの胸元に刃を当てた。
「なっ、何をするつもり?」
「おとなしくなさらないと怪我をしますわよ」
「やめてっ、ひ・・・っ!」
キャロルはいきなりミラの衣を切り裂いた。
ミラの瑞々しい体があらわになる。
豊かで愛らしい胸元も細くくびれた腰も。
刃先はミラを傷つけはしなかったが、肌に触れた冷たい感触は
ミラに恐怖心を与え抵抗を封じるには十分だった。
「素敵よ、ミラ様・・・なんてきれいな肌・・・」
キャロルは感嘆の声を上げ、首筋を胸元を白い指先でなでまわした。
ミラは恐怖と屈辱のあまり涙をぽろぽろこぼしながら訴えた。
「なぜ・・・なぜこんなことをなさるの?わたくしがいったい
何をしたっていうの?」

864 :名無し草:02/05/29 17:16
もてもてミラちゃん(5)

「泣かないでミラ様、お願いよ・・・」
キャロルはなだめるようにミラの頬に何度もやさしく口づける。
「わたくし、あなたが好きなのよ。この国に来て
あなたを初めてお見かけしたときからずっと・・・。
それなのにあなたはわたくしの気持ちに気づいてくださらないし
王妃様はあなたを他所に嫁がせるかもしれないっておっしゃるから
わたくし悲しくて・・・」
「ひ・・・姫君、どうか落ち着いて。こんなことなさっては・・・」
しかしキャロルはミラの言葉など聞いてはいなかった。
ミラの首筋から胸元へと唇を這わせ、薄紅色の実を舌でもてあそぶ。
「や・・・やめ・・・て・・・」
心では厭わしいと思うのに、ミラの体は初めて知る快感に打ち震える。
その可愛らしい実を吸われるとミラの口から心ならずもつぶやきがもれた。
「あ・・・ふ・・・」
「ふふっ・・・感じているの?可愛いわ・・・ミラ様」
そういうとキャロルはいきなりミラの両足に手をかけた。
「あっ、そんなっ・・・」
ぐっと足を開かせようとするキャロルにミラは抗った。
「だめよ、いいこにしなくては。ルカに足まで縛られたくはないでしょう?」

865 :名無し草:02/05/29 17:18
もてもてミラちゃん(6)

「ほら・・・もっと腰を前に突き出すようにするのよ・・・」
大きく足を開かされたミラにキャロルはさらに追いうちをかける。
「きれいな色・・・まだ誰にも踏み荒らされていない美しい花園のよう・・・」
ミラはあまりの恥ずかしさに顔をそむけた。
キャロルの声はからかいの調子を帯びる。
「うふふっ・・・いつもしとやかで慎ましやかなミラ様に憧れている者たちが
こんなお姿を見たらなんて言うかしらね」
「お願い・・・もう・・・もう、お許しください・・・」
「あら、まだまだこれからなのに」
キャロルは喜びに震えながら茂みに顔をうずめ、そっと舌を差し入れた。
「あ・・・っ・・・」
「まあ、ミラ様ったら、もうこんなになって・・・本当はお好きなのね」
「ちっ違います!」
ミラはたまらず叫んだ。
「こ・・・こんなこと、いけませんわ、やめてっ」
「なぜ?王子はいつもこうやって愛してくださるわよ」
(なっ・・・!)
キャロルのあまりにあっけらかんとした言葉に
ミラは体から力が抜けていく気がした。
「だからね、心配なさらないで。ミラ様はわたくしが
愛してあげる。大好きよ、ミラ様・・・」
そしてキャロルは舌先で器用にミラの敏感な場所を探り当て、激しく衝いた。
押し寄せる快感にミラは瑞々しい体をのけぞらせ、必死に耐えている。
「はっ・・・ん・・・あ・・・あん・・・」
静けさの中に、密やかな水音と可愛らしい喘ぎ声だけが響き渡っていく・・・。

866 :名無し草:02/05/30 02:21
>862
禿同〜!あれだけ眠りが深ければ、前の晩に何をされたかなんてすっかり忘れて
翌朝はまた「ここはどこ?あなたは誰?」状態で目覚める可能性大だから、
適当に丸め込んでまたかりそめのシアワセを満喫することもできるよね。
というわけで続編希望です〜。

867 :名無し草:02/05/30 23:29
ズーレもなかなか新鮮で良いね
キャロルが手練なのか

868 :名無し草:02/05/31 23:30
キャロル×ミラ!
いやん、素敵ぃ

869 :名無し草:02/06/01 16:50
「罪」作家様、続きお待ちしております。

870 :名無し草:02/06/01 20:33
↓キャロルファンをおこらせる
悪い作家さんの作品です。

871 :名無し草:02/06/01 20:34
王子はオニ(1)

「ナイルの娘、ただいま王子がこちらへおいでになります」
ムーラは部屋に入るなりそう告げた。
(王子が来る・・・)
キャロルはおそろしさに身がすくんだ。
侍女の姿に変装して逃げ出そうとしたところを兵に見つかり、
つい今しがた部屋に連れ戻されたばかりなのだ。
「これ以上王子に逆らってはなりませぬ。よろしいですね」
だがキャロルは無言のまま唇をきゅっと結んだ。
あわただしく人の気配が近づいてきたと思ったとたん、
王子が奥の部屋まで足音荒く踏み込んで来た。
「ムーラ!ナイルの娘は・・・」
「ご心配には及びませぬ、王子。もうすっかり
おとなしくなさっておりますよ」
珍しく気色ばんでいる様子の王子を落ち着かせようと
ムーラはつとめて穏やかにいった。
「あの、王子、どうかおとがめはなきように・・・
婚儀を目前に控えた娘というものは、心乱れて不可解な
行動に走ることもございますし・・・」
「そんなことはわかっている。そなたはさがっておれ!」
ムーラは心配そうに様子を伺いながら部屋を出ていった。

872 :名無し草:02/06/01 20:34
王子はオニ(2)

怯えた表情で黙りこくっているキャロルを王子はやさしく抱きよせた。
「わたしを怒らせるなと何度も申したはずぞ、忘れたのか」
王子の声はいつもと同じように静かなものだったが
それがかえっておそろしく感じられた。
「婚儀まではあと10日ほどだ。逃がしはせぬぞ」
「・・・お願いよ、王子、わたしをアッシリアに行かせて」
キャロルは意を決して口を開いた。
「メンフィスが無事にエジプトへ戻ったのを確かめたら、
そのあとは婚儀でも何でもいうとおりにします。
だからだから、どうかお願い・・・」
「ふ・・・愚かなことを。アルゴンがメンフィスを捕らえしは
まさにそなたをおびきよせるためぞ。
そなたはわたしのものだ、アッシリアへもどこへもやらぬ。
今後メンフィスの名を口にすることも許さぬ」
そしてキャロルの唇は強引にふさがれた。これまでとは違う
情熱的な口づけ。王子の舌が無理矢理割り入ってくる。
「い・・・いやっ!」
キャロルは王子の腕から逃れようともがいた。
「離してっ、離してよ。わたしはメンフィスを愛しているのよ。
あなたなんか・・・あなたなんか、大嫌い!」
(・・・それほどまでにわたしを嫌うのか、ナイルの娘よ)
王子の声はぞっとするほど冷酷なものになった。
「ならば2度とメンフィスのもとには戻れぬようにしてやろう」

873 :名無し草:02/06/01 21:31
おぉ!新作
今後の展開が気になりますね

874 :名無し草:02/06/01 23:21
>870
ご心配は無用と思いますよ(笑

875 :生への帰還8:02/06/02 01:09
>>826
パソは復旧してたけど話はなかなか出てこなくて遅くなりました。主人公交代です。
彼は5歳にして父からの簒奪・その男から与えられた名前を捨てることを決意していた。
それまで彼はずっと王宮の一角で密やかに育てられていた。
面倒を見てくれる口の堅さを見込まれた侍女達、武術の師範役兼護衛役のウナス。
剣の稽古や学問は3・4歳年上の子供にも引けをとらなかったのだが比較対照は彼の近辺にはいなかった。
平坦で幸福も不幸も無い日々。時々背の高い居丈高な男の訪れる以外は。その最初のはっきりした記憶は男がやってきてウナスたちが跪くのをまねたときから始まる。
「そこまではせずともよい、顔を上げよ。」
こんな口の訊き方をする人間は他にいないと思いながら顔を上げた。
「父は今度妃を娶ることとなった。今迄ほど会えぬ。そなたには母もおらぬが寂しがるなよ。」
特に「寂しい」思いなどしたことは無かったし、その男ともそう何回も会った記憶は無かった。第一その男は顔を上げろといっておいて微妙に視線をはずしている。この男の言葉には頷くように以前ウナスたちに言われていたので肯首して下がった。だが男が帰った後ウナスに問うてみた。
「なあ、ウナス、あの男が言っていたチチとハハとは何だ?寂しいとは?」
穏やかな武官は絶句し、涙ぐんだようだ。
「貴方をこの世に送り出した存在です、ラージヘテプ王子様。」
「私の父はウナスではないのか?母はテティでは?」
「滅相もありません。貴方の父上はこの国の王メンフィス様にてあられます。」
「では、母は?誰なんだ?」
「それは・・・」
「身体の弱い方なのでずっと療養されているのですよ。王子様」
王からの下賜品である。新しい剣を持ってきていたミヌーエ将軍が如才無く補助した。だがそれは普段すべてに無関心な王子をあおった。
「何処にいるんだ?会いたいぞ。」
この一言が彼の激動の始まりとなった。
>870様
どうせだから最後に王子がこっぴどく出し抜かれた上、キャロルに突き落とされる話をリクしてかまいませんか?

876 :名無し草:02/06/02 01:54
「生への帰還」作家様、お待ちしてました。
ラージヘテプ王子様とはキャロルの産んだ赤ちゃんですか?

877 :名無し草:02/06/02 13:20
王子はオニ作家様、やっぱり冷酷な王子はステキ!
続きを楽しみにしてます。

878 :名無し草:02/06/02 17:26
王子はオニ(3)

王子はキャロルを抱き上げ寝台の上に無造作に降ろすと
もどかしげに衣を引き裂き、暴れる体を組みしいた。
「やめてえ、王子!」
どんなに激しく叩いても爪をたてても、
王子の鍛えられた厚い胸板はびくともしない。
「おとなしくせぬか」
王子がキャロルの白い首筋に唇をはわせると
キャロルは一層悲痛な声をあげた。
「いやよ、助けて!メンフィス、メンフィス・・・!」
「その名を口にするなと申したであろう」
王子は嫉妬のあまり我を忘れ、まだ幼さの残る胸を
荒々しくつかむと薄紅色の実をぎゅっとねじり上げた。
「きゃあ、痛いっ!」
「無駄な抗いをするでない、ナイルの娘よ。
おとなしくわたしに従うならばやさしくしてやろうぞ。
だがあくまでも抗おうとするならば容赦はせぬ」
王子は泣き叫ぶキャロルの両腕を押さえつけ、
胸元に口づけると、その可愛らしい実を吸い上げる。
「い・・・いやあっ」
「そのように暴れるでない」
王子は無造作にキャロルの足を開かせた。
茂みの奥に隠された場所に触れられたとき、キャロルは
おそろしさに声も出なかった。王子は茂みに顔をうずめるようにして
キャロルのまだ固い蕾を愛でた。キャロルは泣きじゃくりながら
ただ必死にかすれた声を絞り出す。
「・・・やめて、王子、お願い・・・!」

879 :名無し草:02/06/02 17:27
王子はオニ(4)

「・・・まことに強情な娘だな、そなたは」
王子はそういって顔を上げた。
キャロルの体が全く王子を受け入れようとしないことに
王子は少なからず驚いていた。
(初めは嫌がってみせる女ほど、すぐに甘い蜜を滴らせて
わたしにすり寄ってきたものだが・・・。わたしはよほど
嫌われているらしい。あるいはあまりの幼さゆえのことであろうか)
王子はキャロルがときおり見せる、年齢の割には幼すぎる仕種や言葉を
思い出し、おかしくなった。
(ふっ、わたしには童女趣味はないが・・・。これもまた一興か)
「ナイルの娘よ、そなたが2度とわたしのもとから逃げぬと
誓うならば、婚儀の日までそなたを許してやってもよいぞ」
「うっ・・・く・・・」
キャロルはまだしゃくり上げている。
「どうした、誓わぬのか?」
「わっわたしはどうしてもアッシリアへ行かなくては
ならないのよ。誰に止められたって行くわ、ぜっ絶対によ」
「みすみすアルゴンの餌食になるような真似をわたしが許すとでも思うのか」
「そんなことにはならないわ。メンフィスがいてくれるもの」
そういってしまったあとでキャロルははっと王子の顔を
見上げたが、王子は憮然とした表情のまま何もいわず、
複雑な感情のこもったためいきを深くつくと、ムーラに
キャロルの世話をするよう声をかけ、政務に戻っていった。
この数日後、キャロルはハサンとカレブの助けで王宮を脱出し、
王子はこの日の自分の詰めの甘さを死ぬ程後悔することになる。

880 :名無し草:02/06/02 19:24
冷酷な王子、いいな〜

881 :名無し草:02/06/02 22:54
河のふちで捕まってたらどうなってたんだろう・・フゥ〜〜〜

882 :名無し草:02/06/02 23:29
せめてここでは後悔しない王子であって欲しいよぉ。(涙)

883 :名無し草:02/06/03 00:02
>>882
そうだよね、せめて番外スレでだけでも幸せに...。

書いてて(涙)

884 :名無し草:02/06/03 00:03
ちっ、おしいな。

885 :名無し草:02/06/03 00:22
>883, 884
同感です〜。成就しなければもちろん不幸(『オニ』)、
成就してもやっぱり不幸(『罪』)、王子に幸せは訪れるのか?

886 :知恵なし名無し:02/06/03 00:44
>882〜885
王子って世界一不幸が似合う男なんだから不幸でいいじゃないですか。
そのほうが美しいと思う。
成就しちゃった王様なんて・・・。
王様のほうが好きなんですけどね。

887 :妄想@王子の幸せ:02/06/03 14:25

昼下がりの居間に王子が入ってくるのを見てキャロルはびくっと身を震わせた。
「そのように怯えてくれるな。私がそなたに何をした?」
苦笑しながら王子は言い、真っ赤になって身を固くするキャロルを軽く抱きしめた。
「だって・・・何だか恥ずかしい」
キャロルは口ごもった。エジプトのメンフィスの許から駆け落ち同然にこのヒッタイトに来て、政治がらみのごたごたも解決して後は7日後の婚儀を待つばかり・・・なのだが。
いざ、婚儀の日程が決まるとキャロルはただただ恥ずかしくて王子を頑なに避けてしまう。以前は何も考えずに王子にまとわりついていたのだが。
「王子は私よりはるかに大人だし、立派すぎて何だか面はゆい。私なんかが釣り合うのかしら・・・」 あまりに恥ずかしがるキャロルの口からこれだけを何とか聞き出したムーラが王子に報告していなければ、王子だってキャロルの心を疑っただろう。
とはいえ、王子とてあの父国王の子。エジプトで出会ったばかりの頃、キャロルが無邪気に笑い、喋り、王子の胸に縋って泣いたり微笑んだりしてくれたのを覚えているだけに、今の状況はちと辛い。

888 :妄想@王子の幸せ:02/06/03 14:25

王子はしばらくキャロルを抱きしめていたが、やがて形のいい顎をそっと上向かせ、口づけた。
「・・・・!・・・・んっ・・・!」
キャロルは驚いて目を見開いたまま硬直している。決して初めての接吻ではないのだが・・・。
王子は啄むようにキャロルの唇を味わい、舌を軽く差し入れたりして巧みにキャロルの緊張を解いていった。
「そのように私を避けてくれるな。何が怖いのだ?過日・・・エジプトで出会ったそなたは素直に私に懐いてくれたのに」
唇を離さぬまま口説く王子の呼気がキャロルを陶然とさせた。やがて王子の手はキャロルの背を滑り、少年じみた固さを残す臀部に届いた。
その青い果実めいた弾力を愉しむ男の手慣れた手。
(こんなこと・・・!)
だが王子はあまりに巧みでキャロルはただ息を荒くして、男の指が自分に食い込む快感に酔うばかりだ。
「私が嫌いか?」
「そんな・・・そんなこと・・・ない」
王子は手の位置を変えぬままキャロルを引き寄せた。興奮し弾力を増した胸の双丘が王子の固い胸に押しつけられ・・・そしてキャロルには王子自身が強く押し当てられる。
「いやっ・・・!」
王子の欲望を感じたキャロルは唐突に身をもぎ離し、部屋を出ていってしまった。王子は自分を見おろしながら、キャロルの子供っぽさが何やら嬉しくて微笑を浮かべてしまうのだった。

889 :名無し草:02/06/04 15:06
王子ファンのみなさん、なんだか急に静かに・・・(笑)
今度こそぬか喜びにならずにすむのか、固唾を飲んで
見守ってる様子が目に浮かびます。

890 :名無し草:02/06/04 15:42
妄想@王子の幸せ作家様、ステキな作品をありがとうございます。
王子を思いっきりシアワセにしてあげてください!

大好きな王子を悩ませ続けたキャロルを少し懲らしめてやって欲しい気もする…
王子を想って想って泣いちゃうような(w

891 :切ないキャロル:02/06/05 15:16
>890さまのアイデアを頂きました!

1
王子とキャロルの婚儀の準備は着々と進められていた。キャロルは花嫁の支度に忙しい日々を送り、王子もまたキャロルを娶る準備に、常の政務にと多忙な日々であった。
「王子はまだ戻らないの?」
夕食を運び始めるムーラにキャロルは訊ねた。卓の上にはどう見ても一人分の食事しか載せられていない。
「今宵はお一人でお召し上がり下さい、ナイルの姫。国王様と王子はシリアの大使とのご会談中でございます」
「じゃあ、待っているわ。だって昨日も一昨日も一人だったのですもの。ね、いいでしょ?」
「なりませぬよ、ナイルの姫。王子のお戻りは何時になるか分かりませぬ。お食事も国王様たちとご一緒にお摂りになります。
さぁ、お召し上がりくださいな。膳部のものが心を込めて作りましたのよ。それにあなた様が召し上がらねば、いつまでたっても片づきませぬ。下々の者のこともお考え遊ばせ」
ムーラはぴしぴしとキャロルに言った。厳しい王子の乳母は、年の割に子供っぽいキャロルを徹底的に鍛えるつもりだった。王子はキャロルの子供っぽい所がまた愛おしいようだったがとんでもない!頼りない妃では王子が寵愛した女性の溢れる後宮中に示しがつかない。

892 :切ないキャロル:02/06/05 15:18

ムーラに叱られて真っ赤になったキャロルは黙々と食事をした。人前で我が儘な子供にするように叱られた恥ずかしさで食事はろくに喉を通らなかったけれど、残すようなことがあればまたムーラの容赦ない叱責が飛ぶのだ。
ようやく食事も終わり、湯浴みも済ませ。夜もだいぶ更けたけれど王子はまだ戻らない。
キャロルは高い場所にある窓から背伸びして、表宮殿のほうを窺った。明るい燈火、ほのかに聞こえるざわめき。
(王子・・・早く帰ってきて欲しい。寂しくて・・・)
「ナイルの姫?そのようなところで!お姿が表から見えますよ。早くこちらへおいで遊ばせ。
明日もお忙しゅうございます。お休みなさいませ」
ムーラが声をかけた。
「王子が帰ってくるまで起きていたいわ」
「いつお戻りか分かりませぬよ。先にお身体を休ませられませ。ご自分で思っておいでな以上にお疲れなのです。今日も貧血を起こされたではありませんか」
ムーラはキャロルを嫌っているわけではない。王子の愛した女性として尊敬していたし、その素直に優しい心映えを好ましくも思っていた。だがその好意と愛情はきつい物言いに隠れてキャロルには伝わらない。
キャロルにしてみれば自分のいたらなさがムーラの苛立ちと嘲笑をかっているような気がしてならない。
「・・・そうね。あなたの言うとおりにするわ。でないとまた皆に迷惑をかけるわね」
うっすらと涙ぐみながらキャロルはムーラに付き添われて寝室に入った。
(王子・・・。ハットウシャに来てから何だかあなたが遠くなってしまったような気がする。ろくに話もできなくて私は叱られたり注意されたりばかり。
私はあなたが好きなのに、あなたには相応しくないの?あなたが王子なんかじゃなくて,私だけのただの人ならば良かったのに・・・)

893 :切ないキャロル:02/06/05 15:19

広すぎる寝室の闇がキャロルの涙を誘う。
王子の皮肉めかした余裕に紛らせた強引な口説や、唐突に与えられる接吻や、露骨すぎる愛撫を厭わしく思ったこともあったのに。
(今ではこんなにも王子が恋しい・・・。ただあなたに甘えたい。いつか砂漠の旅路の途中の嵐の晩のように、一晩中抱きついていたい)
婚儀の準備やお妃教育、ムーラの厳しい教育的指導にキャロルはほとほと参っていたのかも知れない。
涙には何時しか押さえきれない嗚咽が混ざり、孤独で押しつぶされそうな心地がする。
キャロルは自己嫌悪と抑鬱の涙の中で中途半端に微睡んでいった。

それからしばらくして。
「王子、お帰りなさいませ。ずいぶん長くかかりましたのね。姫君がずいぶんとお待ちでございました」
夜更けにキャロルの部屋を尋ねてきた王子をムーラは嬉しそうに出迎えた。
「姫は、もう休んだのか?」
「はい。お待ちになりたいと仰せでしたが、ここしばらくお疲れがたまっておいでのようでよく貧血を起こされますので、先にお休みいただきました」
「何?聞いておらぬぞ」
王子はむっとしたように言った。
「はい・・・あの姫君が王子には知らせずとも良いと。それに侍医も若い女性にはよくあることと・・・あっ・・・王子!」
王子はキャロルの寝室に入っていってしまった。



894 :名無し草:02/06/05 16:18
きゃあー、早く続きが読みたいー!

895 :890:02/06/05 16:33
「切ないキャロル」作家様、アイデアだなんてとんでもない〜。
私の些細な願望を作品に取り入れてくださるなんて!
有難すぎて滝涙でございます。続きを読むのが楽しみで仕方ないですー。

896 :名無し草:02/06/05 16:48
あああ 立場逆転のキャロル…最高だ…スッキリするよ!

もちろん最後は幸せになって欲しいけど王子、キャロルの寝室に入っても今は甘やかしちゃダメだぞーーー。
今まで苦しんだんだから少々イジワルして思い知らせてやるのだ!

というのはひとりごとですが切ないキャロル作家さま、ツボに入りました!!

897 :名無し草:02/06/05 18:13
『飴鞭王子』復活の予感(はぁと)

898 :名無し草:02/06/05 18:25
「切ないキャロル」 新しいテイストの作品で個人的に超ツボです!
作家様のレスポンスの速さに感動!
そうだよねー、キャロルってマイペースの甘えっ子さんのとこあるもんねーと納得してました。
ムーラの愛の鞭に気付いてね、キャロルちん。王子はどうするのかなー(はぁと)

ところでこのスレもそろそろ新しいの立てねば。
作家様の連載一段落したら☆☆☆王家の紋章番外編3☆☆☆を難民板に立てて良いですか?

899 :名無し草:02/06/05 18:43
>898さま 
ありがとうございます。
でもここ長文多いし、書き込みが1000になる前に見られなくなりそうです。
900越えたあたりで新スレのほうがよくないでしょうか?
何なら建てますよ。


900 :名無し草 :02/06/06 01:04
>「切ないキャロル」作家様
キャロルには幼な妻のイメージがぴったりですね。
「続」の文字が超うれしいです。

901 :名無し草:02/06/06 01:52
>893
「砂漠の旅路の途中の嵐の晩のように、一晩中抱きついて」
おや、ふたりにはすでにそんなステキなエピソードが?(w

902 :名無し草:02/06/06 19:14
王子×キャロルの組み合わせって、何だか子守のイメージ強いな〜。
王子、せっかくの嵐の晩だから子作り(爆)でもしてればよかったのに・・・。

903 :切ないキャロル:02/06/07 14:19

「姫・・・?眠っているのか?」
王子は常夜灯の火を大きくしてキャロルを覗き込んだ。泣き寝入りでもしたのか頬や目元は少し赤くなっている。
(どうしたというのだ?)
王子はそっと汗と涙で額に張り付いた髪を掻き上げてやりながら考え込んだ。
(疲れているのか?それともエジプトが恋しくなったか。母上が言っておられたように婚儀を前に心が高ぶり、落ち着きが無くなっているのか・・・?
喜びの婚儀が目前だというのに泣き寝入りとは気に入らぬな)
人並みはずれて賢く優れた若者と賞されるこのヒッタイトの王子も、キャロルの気持ちは測りかねた。
キャロルをこの上もなく愛しく大切に思っていたけれど、彼は王国の世継ぎ、国王の片腕。キャロルが望むように、いつも側にいて優しくしてやる夢の恋人など演じられるわけでもなく。
恋の駆け引きに長じた女人とのゲームのような遊びには慣れていたし、拒絶のオブラートにくるんだ求愛の媚びのあしらいにも慣れっこだった。王子にとって恋とはそういうものだったのだから。そしてお互いの気心が知れれば恋の場所を夜の寝所に移すだけ・・・。
キャロルのように自分の心を全て露わにして、子供のように全身で甘え、懐き、あるいは泣いてみせるような相手はいなかったのだ。いくら愛しく大切な相手でも慣れない相手には王子だって戸惑う。

904 :切ないキャロル:02/06/07 14:19

「う・・・ん・・・?ムーラ、もう朝?起きるわ。王子にご挨拶を・・・」
常夜灯のまぶしさに顔を顰めながらキャロルは目を開けた。
「ふ・・・。姫、まだ朝ではないぞ。私だ」
「王子っ!」
キャロルは真っ赤になったが何かを考えるより早く、王子の首に抱きついた。あれほど恋しかった相手が来てくれた。夜更けだというのに!キャロルは嬉しくてたまらない。
「王子・・・王子・・・!寂しかったの。忙しいから我が儘を言ってはいけないって分かっていても、ずっと話せなくて寂しかったの。だから嬉しい」
キャロルが抱きついた拍子に寝台に倒れ込んでしまった王子もまた思いがけない嬉しさを感じていた。接吻一つ、愛撫一つするにも何やら手の掛かる子供っぽいキャロルがいきなり自分を寝台に引き倒した=I
「姫・・・どうしたのだ。私が眠っているそなたを起こしてしまったのに嬉しいなどとは・・・可愛いことを言ってくれる」
王子は少し宴席での酒気が残ってはいたけれど、キャロルが自分を誘うような相手ではないと言うことくらい分かり切っていた。
でも・・・。
「よしよし・・・寂しかったのか?」
王子は寝台にうまく滑り込み、薄い夜衣を着たキャロルを抱きしめた。
「だって今日も昨日も一昨日も、ろくに王子と話ができなくて・・・寂しくて少しで良いから声が聞きたいと思ったの。この頃、慣れないことで失敗ばかりで落ち込んで・・・王子に・・・王子にこういうふうに甘えたかったの」
キャロルはぎゅっと王子に身を寄せた。小さい子が親に甘えてみせるのと同じであるのだが・・・。
「困った姫だ。まるで小さい子供のように。そなたは私の妃となる身。もう大人ではないか。まるで自覚がない。
・・・自覚してもらわねば、な。そうすれば子供のように寂しがることもない」
王子はキャロルに接吻して囁いた。


905 :名無し草:02/06/07 16:42
王子っ!
甘ったれの小娘にしっかり自覚をたたき込んでやってくださいませっっ!

906 :1ROM人:02/06/07 18:32
ダイジェスト作ってイイ?
あると便利かなーとか思うのさ。

907 :名無し草:02/06/07 23:21
切ないキャロル、ますます目が離せません!王子がキャロルをどう躾けるのか楽しみ!!

908 :名無し草:02/06/08 01:07
>906
作って作って!

909 :生への帰還9:02/06/08 02:10
>>875
長くなるのでかなりダイジェストです。
王子は初めて自分の左目と同じ色の目を持つ人間を見た。
此処まで来るのは5歳にもならない子供には並大抵では無い努力をした。渋るウナスたちに駄々をこねまくり最後はハンストまでやったのだ。
母の存在を知らされて数週間後王がリビアよりの妃を出迎えるため王宮を離れたのを機に王子は母の療養する館を訪れた。
「美しい」という言葉の意味を脳裏に焼き付けるような存在。それが彼の、母だった。
金の髪、空色の目、雪花石膏のように白い肌。だが、そこ此処にかなりの傷痕が残る。
話しかけても反応が無く、癇癪を起こしかけたとき執事役のセチと介護担当のルカ(実は滅びの予言を回避する手段を聞きだすためイズミル王子から差し向けられた間者なのだ)が彼女は外界に反応を示さないのだと口添えした。
それからの数日間彼は少しずつ自分には反応をし始めた母と過ごした。
ウナスが迎えにきて王宮に帰らなければならなくなったとき彼は初めて残念・寂しいという感情を知った。
その後半年ほど彼は自分で王宮を抜け出しては母に会いに行くことを繰り返した。
わが子だと認識しないままようやく名前を訊いてきた彼女に対しこのころ既に自分の立場が微妙なことを感じ、名前を言うと相手が黙り込むことがあるのを経験したので「ラー・・・イアンだよ」本名を言いかけてありふれた名前を答える。
自分の兄ライアンと同じ名前だと微笑む母になんとなく貴女なら何と名付けるかと問うと「ムスタファ・ガマル」と答が返る。実はこの国とヒッタイトがある土地で約3000年後に国王を追放する英雄達の名なのだが彼はその名を心に刻み付ける。


910 :生への帰還10:02/06/08 02:11
幸福は突然あっさりと崩壊した。王子の脱走がばれ、ウナスの口からキャロルが回復しつつあることをしったメンフィスは子供は自分達の間に生まれた子だと告げて、キャロルを強引にかき口説こうとし、彼女の精神を再び闇に沈めてしまう。
リビアから来た妃は思うような寵愛を受けれず、懐妊してもそれが変わらない上、彼女自身の人格的な問題もあってエジプトの臣下達から軽視されることに不満を持ちキャロルたちのことを調べ上げ抹殺を決意する。
王子はカーフラ妃に流れてきた女が産んだ誰の子かわからぬ存在と中傷され、自分の出生に関する秘密をセチとルカから聞き出し、復讐を決意した。
この件に関しては王からカーフラ妃に叱責がなされたのだが、彼女は世継ぎは自分の産む子だと主張する。だが生まれたのは王女でその上、身体を損ねてこれ以上の出産はないと診断された。
手のひらを反したようにラージへテプへの態度を変えるカーフラ。王子はそんなものに騙されなかったが表面上は和解する。
12の歳、王子の慣習として遠征にでたラージへテプは王の異母弟を名乗るネバメンが王女と結婚して王位を継ぐという水面下での工作の支持者達から送られた刺客を倒した後、自分も殺されたように見せかけ姿を消した。


911 :1ROM人:02/06/08 03:27
準備中>ダイジェスト
行方不明中の番外編1スレのログ保存してある方いらっしゃいませんか?
見つけられなかった…。

912 :名無し草:02/06/08 03:29
「生への帰還」作家様、今回は大増ページの上に、ますます壮大な
ストーリー展開でうれしいです。

913 :名無し草:02/06/08 03:38
>911様
これ↓の事でしょうか?
http://cheese.2ch.net/bun/kako/984/984524407.html

因みに、最初に番外編が登場したのはこのスレ↓だと思います。
http://salad.2ch.net/gcomic/kako/975/975782896.html

914 :1ROM人:02/06/08 03:50
>913殿
おお、かたじけのうございます。有難うございまする。
ただ今、ウェブスペースのアカウント発行待ちでございます。
とりあえずは過去ログが参照出来る様に保存の後、
作品編集に入りたいと存じまする。

915 :名無し草:02/06/09 01:07
>914さん、がんがれ〜!

916 :名無し早:02/06/09 14:37
実はわたすもログ集作ろうかと思案しておりましたが・・・。
1ROM人さんにお任せいたしました!(w
がんがって!

917 :1ROM人:02/06/09 23:01
サイトの準備は一日目に出来ていたのですが(w
未だにウェブスペースのアカウント発行のお知らせが来ないのでございます。
もう少し待って来ませんでしたら、別のとこでアカウント取る事に致しまする。
「王家の紋章ファンに100の質問」も今作っております。
一緒に公開した後、皆様からのご意見も頂いて、手直ししようかと存じまする。

918 :名無し草:02/06/09 23:43
>917さん、ファイト〜!

919 :名無し草 918 :名無し草:02/06/10 02:07
いろいろ準備して下さってる方、ありがとうございます。
ところで番外編スレはいずれは一本化されるのでしょうか。

920 :1ROM人:02/06/10 02:46
http://members.tripod.co.jp/ouke2ch/
↑王家の紋章スレダイジェスト
とりあえず完成致しました。
今後は皆様からのご意見を元に変えて行きとう御座います。
掲示板はまだつけておりませんが必要でしょうか?

>ところで番外編スレはいずれは一本化されるのでしょうか。
整理中でございますが、いずれは番外編に連載された作品を
編集しまとめたいと思っております。

100の質問は、90問近くまで完成致しました。
載せた方が宜しいでしょうか?ご意見お待ちしております。

921 :名無し早:02/06/10 10:23
ナフテラ様ずれているよ〜。
ログ集お疲れ様です

922 :1ROM人:02/06/10 11:32
>921
ご指摘有難う御座います。直すのを忘れておりました(w
とりあえず「キャロル2年後」作品を1から10まで編集、UPさせて頂きました。
今日中か明日中にはまた続きを編集してUPしたいと思っております。

923 :名無し草:02/06/10 12:47
>920
せっかく貼り付けていただいたのに
行く事ができません〜。(しくしく
読みたい〜!!!

924 :名無し草:02/06/10 20:35
>920さん、乙華麗〜
さんきゅ〜!

925 :名無し草:02/06/11 00:46
>1ROM人様
すばらしいサイトをありがとうございます。
数々の解説がとても親切でわかりやすいです。
「キャロル2年後」も読みやすくなってうれしいです。
第2部以降も読めるといいなあ(などと言ってはいけないのかな?)。

926 :名無し草:02/06/11 01:44
>925
いやいや、心の中で思っている人は多いぞ。(たぶん)
>1ROM人様
二人の妃もうpして下され。

927 :1ROM人:02/06/11 02:52
「キャロル二年後」を最後まで、と思いましたが、
「星☆ほんわか系」作品をUPさせて致しました。
その次はリクエストで「二人の妃」作品の編集にかかりとう御座います。
そしてその次こそ「二年後」を最後まで。
その他の細かい更新はダイジェスト版の方の掲示板に
随時書き込みますので、そちらをご覧になって下さいませ。

最後になりましたが、作者様方、
このような素晴らしい作品を残して頂き、誠に有難う御座います。
勝手に編集、掲載する旨をどうぞお許し下さい。
そこの改行は違う、そこの台詞はこう変えてほしい、等と言った
ご意見、ご要望もお待ちしております>作者様方

928 :名無し草:02/06/11 03:27
>927
「星☆ほんわか系」!? さっそく読みにいくぞ!
1ROM人様、ありがとおおおおお〜!!

929 :ナフテラ ◆rBscQDAo :02/06/11 08:26
                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< 1ROM人様、わたくしのことも覚えていてくださってありがとうございます〜
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\_______________________________________
                      (____)        .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+            ∪∪
                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  


930 :1ROM人:02/06/11 08:42
皆様、早速来て頂いていらっしゃるようで、有難う御座います。
いえ、私の個人サイトではなく、あくまで2ch出張版なので
皆様全員で作り上げたサイトと言っても過言では無く、
この様なお礼の仕方はおかしいのですが、少しでも皆様のお役に立てればと存じます。

931 :名無し草:02/06/11 11:03
>>930
掲示板はあまり必要ないのでは?



932 :1ROM人:02/06/11 12:25
>931様
私も最初、掲示板はこちらがあるのだし必要無いなとも思ったのですが、
「文字が小さいんじゃゴルァ」
「こっちの方を先にうpしる!」
「リンク切れてると思われ」
などのご意見をこちらで頂くと、
「この板に直接関係無いレスでスレッド消費させるんじゃねえ、このヴォケが」
と言ったご批判を頂いてしまうのではと思い、念のため設置致しました。

と言う訳で、連載されていた小説を編集する順番は決まっていないので、
お前ら!うpリクエストはダイジェスト掲示板にお願い致します。

と言う感じで宜しくお願い致します。
ではそろそろ、名無しに戻ります。

933 :切ないキャロル:02/06/11 14:36

続く王子の動作は当然ながら男の欲求を色濃く反映した性急なそれで・・・。
王子の胸に顔を埋め、好きな人の肌の暖かさと匂いにうっとりとしていたキャロルは驚いて身をもぎ離そうとした。
「姫、姫。そなたはもう子供ではないぞ。私の妃と万人が認める存在ぞ。さぁ・・・いつまでも子供っぽく、世間の色々なことに知らん顔をしていてはならぬ。
そなたは大人となり醜いことも美しいことも全てを知り・・・なお凛と美しく楚々とした女人でいてくれねばならぬ。そなたは私と共に長い道を共に歩むただ一人の女人となる・・・!」
キャロルは泣きながら抗った。でも心の底では分かっていた。何も知らぬまま、夢の恋人に守られた永遠のお姫様でいることなど許されないことくらい。
王子は、初めての相手の身体が自身を認め、受け入れる準備ができるまで待つことはできなかった。キャロルを組み敷き、接吻を浴びせ、ろくにその身体を改める間もないままに我がものとした。
キャロルは身を裂くような長い激痛の中で、初めて「何も知らない夢のお姫様」の仮装を捨て、自分の力で生きていかなければならないことを知った。


934 :切ないキャロル:02/06/11 14:38

「姫・・・許しは請わぬ。そなたは私の妻だ。今はまだ私を恨み、我が身を哀れむ
だけであろう。しかし・・・私はいつもいつもそなたの側にだけいるわけにはいか
ぬ。寂しいこともあろう。切ないこともあろう。だが・・・耐えてくれ。私はそな
たを守る。だがそなたもまた・・・自分一人で立ち、歩いていかねばならぬ」
行為のあと、王子は後悔と哀愁の入り交じった顔でキャロルに言った。
「・・・そなたを傷つけたくはなかった。でも・・・そなたに強くなっても欲しか
った。私の楔を打ち込んで・・・大人にしてやりたかった。
そなたは私の娘でも妹でもない。私と共に歩む妻なのだ・・・」
キャロルは痛みとだるさで重い身体を持て余しながら王子を見つめた。
彼の言いたいことは分かった。これまでの自分の甘えと傲りもまた。
(私が・・・王子に甘えるばかりでなかったら・・・もっと違った風に私たちは結
ばれていたわね。私も・・・王子もこんなに哀しまなくてよかったのに)
キャロルは王子に手を差し伸べた。
「お願い・・・側にいて。今夜だけでいいの。明日からは一人で大丈夫。今日だけ
甘えたいの。
・・・明日からは・・・もう大丈夫だから。今日だけは・・・兄さんに甘えたいの」
自分を兄と呼び、子供のように抱きついてきたキャロルに少々の違和感を覚えながら
も王子は新妻を抱き寄せた。それは詫びと、許された喜びであった。
キャロルは自分の過去全てに永訣し、今こそ古代に帰化した自分に涙しながら、
ひたすら王子に縋った・・・。



935 :切ないキャロル:02/06/11 14:41
残り少ない容量を使い、このような妄想話を書かせていただきました。
読み苦しいと思われた方、ごめんなさい。
おつきあい下さった方、どうもありがとうございました。

936 :名無し草:02/06/11 17:59
うーん、王子深いぞ。
>そなたは私の娘でも妹でもない。私と共に歩む妻なのだ
キャロル、わかったかぁっ!!

作家様、お疲れさまでした。

937 :名無し草:02/06/11 18:36
新スレを立てようかと思うのですが、1ROM人さまが立ててくださった「王家の紋章スレダイジェスト」もリンク先として公表して良いですか?
1に書いても良いけれど、下手に嵐を呼ぶとあれなので2以下にしたほうがいいでしょうか?

938 :新スレお願いします:02/06/11 19:02
>937さん
頼みます。
ダイジェストへのリンクは2以降が良いと思われ。

939 :名無し草:02/06/11 23:13
切ないキャロル作家様、お疲れ様でした。
立場の弱いキャロルがとても新鮮で楽しませていただきました。
やはり王子はこうでなくちゃ!

王子の次の目標はキャロルに「あなたになら何されてもいい」って
くらい惚れさせておきながらキャロルの方から「抱いて」と言うまで
一切手を出さない…でも毎晩同じベッドで眠る…言い出せないキャロル&
見透かしてニヤリの王子、かしら。
いや、これは私がきのう見た夢だった!

スマソ、逝ってきます。

940 :名無し草:02/06/12 00:05
>939
同志よ!なかなか良い夢だねー。私たち、王子を愛するあまり王子が不幸なのをキャロルのせいに
しちゃってる?!(詰めの甘さは棚に上げて)
私が王子で939さんの状況ならキャロルがやっとの思いで抱いてって言ったとしてもすぐに素直に言えなかった
からとか何かと理由つけてはお仕置きしてやろうと思うよ。
愛が憎しみに変わるよりはそうやって消化したほうがイイ!

私も逝きます(w


941 :しつこい人:02/06/12 00:46
>939
もしやあなたさまはかの有名な幻の作家様ではござりませぬか。
さあ、その「ニヤリの王子」をぜひわれらのもとにお届け下され。

942 :名無し草:02/06/12 02:13
939さんも940さんもすばらしい!あらすじだけでくらくらしちゃいます。
このネタをほっておくのはもったいない。ぜひぜひ小説化お願いします。

943 :名無し草:02/06/12 03:22
>939さん
カキコ、楽しみにしてます。

944 :939:02/06/12 08:43
ちょこっと覗きに来てしまいました!
私ごときが見てしまった夢を気に入ってくださるとは感激です。
(目覚めたときは得した気分で次の日も続きを見ようと欲張ってみたりもしましたが)
残念ながら私には文才が無いもので小説化はムリです。
ここには素晴らしい作家様がたくさんいらっしゃるし、実はまだ続きが気に
なってるので何方か小説化してくださるととても嬉しいです。

945 :名無し草:02/06/12 15:00
新スレ立てようかと思ったのですが、スレの数が規定数に達していない(?)ためかまだ立てられませんでした。
そろそろだと思ったのですが。
950を踏まれた方、すみませんが新しく立てられるか試してみていただけませんか?

946 :名無し草:02/06/12 15:01
すみませぬ。サゲ忘れました。
王家の谷に逝ってきます。

947 :名無し草:02/06/12 17:03
>942
940です。939さんの話に妄想をくっつけてみただけで同じく私も小説は書けませんー。
お願いします、作家さま〜〜〜!

948 :名無し草:02/06/12 17:55
939さまのアイデア、そそられました!
片思い(?)キャロル、海千山千&女は惚れさせてナンボのニヤリイズミル王子書かせてください!
・・・・と思わず身の程知らずに言ってしまいました。

でもでも新スレが立ったら是非!

949 :名無し草:02/06/12 20:40
うわー。

950 :名無し草:02/06/12 21:53
>939さん、いい!

951 :939:02/06/12 22:22
>948様
私の夢の中では間違いなく王子もキャロルを愛しているけど
昔拒み続けられた日々の苦しみをもっと理解させたいという思いを
少し歪んだカタチで表現してる様子でおそろしくイジワルでした。
キャロルも全然素直にになれないし、で延々∞でその先を見れずに目が覚めて
それっきりです。

嬉しいお言葉ありがとうございます。是非書いてください!


952 :新スレ作った方が良いんでない?:02/06/13 10:28
>950さん
おながいします

953 :名無し草:02/06/13 15:55
950じゃないですけれど立てられるかと試してみたら「スレッド立てすぎです」表示。
規定量の問題かも知れないけれど、どなたか立てるのを試してみていただけませんか?


954 :952:02/06/13 16:04
>953さん
試してくれたんですね。ありがとうございます。
でも立てられないのはやばいですね。もうそろそろ無駄な発言出来ない感じ。

955 :名無し草:02/06/13 16:30
>953さま
試してくださってありがとうございました。
ホストの問題?とかかもしれません。
私も試してみます。アナタ任せじゃなく我こそはと思われる方、チャレンジしてみてください!
無駄な発言できなーい、新スレ立つまで待つわーでわちょっと・

956 :ナフテラ ◆rBscQDAo :02/06/13 17:45

                    .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
                    (\(\_/)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      .          〜  (\ヽ( ゚Д゚)′< みなさま、新スレ立てて来ましたよ〜
.    ∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+  〜 (\ (ナフテラ)つ .\__________
                      (____)        .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
.∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+            ∪∪
                             .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+
            .∴・.゚ ゚.・∴..*.☆+


☆☆☆王家の紋章番外編 Part3☆☆☆
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1023957614/

957 :生への帰還11:02/06/14 00:02
>>910
結局遅筆と文章力不足でダイジェスト次のスレッドまで引きずるのは確実のようです。
王子が姿を消して3年政権はやや不安定となっていた。
王子が失踪したその翌年サントリーニ島の爆発・沈没により巻き上げられた火山灰で飢饉が続いた。
それまでの備蓄やラージへテプの領地で補給の準備として余分に食糧を備蓄していた物を放出して何とか乗り切ったのだがラージへテプ王子の生まれた年の氾濫の遅れを持ち出して王は神々の不興をかっているのではないかという風評が流れる。
それはネバメンが自分が政治の実権を握るために王を蹴落とそうとして密かに後押ししている部分もあったのだが王子やその母親に起こった災難と自然災害が奇妙に一致していたため信憑性が付いてしまった。
ヒッタイトでも滅びの予言によって皇位継承にからんだ内紛が頻発しているのはエジプトにとって幸いだった。
国境付近でも小競り合いが続いていたが両国ともに政情不安定さから有能な軍人は政争に巻き込まれていた。そのことにより頭角を現した隻眼の若い軍人がいた。
一兵卒として入隊しながらその判断・指揮能力悪運強さで下級兵士達の注目を集めた。
大神官と共にネバメンを見出したものの彼に諫言を受け入れられず辺境に飛ばされていたネケトに目を掛けられホルス将軍に推挙されることとなった彼は戦術だけでなく兵站にも才能を発揮し表舞台で活躍するようになった。


958 :生への帰還12:02/06/14 00:05
>>957
小競り合いとは言え、エジプト側に連勝され面目を保つため大軍と有力軍人を送ったヒッタイトはやはり撃破され、切り札的な存在としてイズミル王子を送り出した。
だが、かって賢明な王子といわれていた男も長年の政争と滅びの予言の回避方法が見出せないことで少し荒んでいた。
隻眼の軍人は左目が酷く傷付いているということで眼帯をしていたがセト神にそれを刳り貫かれたという神話にちなみホルスの使いと呼ばれた。
当人はいたってそのような謂いを嫌い本名である風変わりな名を呼ばれたがったが兵士の噂を止めることは負けることだからあきらめるしかないとホルス将軍に助言された。
出世するにつれ眼帯はただの布から刺繍を施したもの、ホルスの目を模した金属製のものへと代わっていった。
王子と彼の決戦は最初ヒッタイトがわが優勢であったが補給線が伸びたところで叩くという姑息ぎりぎりの戦法と後世言うところのゲリラ戦で消耗を強いられたヒッタイト側に援軍を受けたエジプト側が攻勢をかけ味方の戦死者一人に対し敵側6人という圧勝で王子を捕虜にした


959 :名無し:02/06/17 22:20
「生への帰還」作者様
面白そうな展開なのにダイジェストではいかにも惜しい
それに全部説明調で済ませられてはあなたはよくても読み手の当方にはキツイ
あなたはなぜこれを書きたいのです?


960 :名無し草:02/06/18 00:57
>「生への帰還」作家様
いつもながら「これからどうなるんだろう」という緊張感や悲愴感が
たまりません。私はテンポの速いダイジェストも結構好きです。
ところでこちらはまだ書き込んでても大丈夫なんでしょうか。
いずれは新スレの方にお引っ越しされるんですよね。

961 :生への帰還13:02/06/28 00:41
>>958
960様しばらく此処でカキコします。
その隻眼の軍人は一瞬捕虜になった王子を焼き尽くすような、凍りつくような眼差しで見ていた。
無理も無いだろう何度も小競り合いを繰り返した敵国の王子。エジプト側が優勢だったとはいえ犠牲者も出たのだから。
少し時間を遡る。
王子を捕虜にしたと聞かされたそのやや童顔の青年(自称18だが14・5場合によっては12ぐらいにしか見えない)は王子を捕虜にしたと聞いた途端舌打ちをした。
「その部隊の指揮官誰だよ?戦死させちゃうのが敵さんにもこちらにも一番よかったはずだぜ。」
随分年上の部下がたしなめるように答えた
「あなたも尊敬なさっているネケト隊長です。」
「あの方ね。人格者だけど良くも悪くも狡賢さがまったく無い。」
「宰相とミヌーエ将軍の意向でホルス将軍も政治交渉の伝手を探してるんじゃないかといっていたのは隊長もでしょ?」
「だからってあの「滅びの」王子じゃ面倒が増えるだけだぜ。特にライバル達にとっては俺達に卑劣な方法で殺されたことにして国内の世論国民を煽る格好の材料だ。」
「昔は問題なくあの王子が後継者だったらしいですけどね。」
「後継の問題はこちらの王の方が若い分だけましかな。けど勝ち残りが国をまとめたらまずいな。
俺達の出世の機会が増えるのはいいけど給料払ってもらえないほどがたがこられちゃ嫌だしな。」
「口が過ぎますよ。ま、あなたも協議には呼ばれるでしょうからその辺さり気なに提案してみては。」
そう、彼は若いくせに人間の心理を読むのに長けて敵を欺く狡猾さに満ちいると評判だった。
そこに入隊したばかりの少年兵が風変わりな名をもつ彼を呼びに来た。
「イアン・ムスタファ・ガマル隊長、ホルス将軍が本隊に合流後協議に加われとのことです。」



962 :名無し草:02/07/25 01:52
>「生への帰還」作者様
前から思っていたのですけど、「生への帰還」作者様の意見と作品本文の間に
一行改行を入れていただけないでしょうか。少々区切りが悪いように見えます。
それと、一行がとても長いために見づらくなっています。
30文字程度のところで改行していただけませんでしょうか。
私的にとても好みな文章なのですが、最初はその見づらさのために読むのを
ためらっていましたし、今でもためらうことが多々あります。
過去にも似たような提案をなさった方がいたと思うのですが(そのために、
私は書き込みませんでしたので)
良い作品なのに、そのために読み手を減らすのはもったいないことです。

963 :ささ ◆qXAQxUxI :02/09/18 01:36
tata

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